2010年8月29日日曜日

岩井沢工務所の文化祭

いつもなにかとお世話になっている
岩井沢工務所さんから、
「岩井沢工務所の文化祭」の
ご案内のハガキをいただいた。(↓ 参照)
http://iwaizawa.exblog.jp/14485800/

工務所さんなのに、野菜やパンの販売、
cartaさんの出張喫茶、餅まき、ランチ、蚤の市、
ALBiREOのpropさんのアートワークショップなどなど、
この辺の建築会社ではみられないイベントが。
面白そうすぎるイベントじゃないですか。
そして、ハガキには由美子さんからこんなコメントが。


「木村さん家族もいらしてくれますよー!」


あぁ、それはきっとあとから木村さんに、
「なーんで、こないだの文化祭来なかったのよぉー!」
と叱られるに違いない。
先輩、行くっす! あたし、行くっす!
遠いけどなんとかします!いわて銀河鉄道とかで!
(会場の岩井沢家ギャラリーは、
盛岡市の隣、滝沢村の巣子駅の方面)

そんなところに、昔バイトでお世話になった、
現在はアートキャンドル作家でもあるHさんが、
先日の私のブログを見て、
「さわのさん、神楽に興味あるなら、
大迫の八木巻神楽があるので来ませんか?」
と、市民文化ホール小ホールで
27日の金曜日に行われた神楽公演に招待してくれた。


なんでも、ブログに書いとくもんだなぁ・・・。


ということで、お返しにHさんをこの文化祭に誘って、
二人で岩井沢家ギャラリーに行ってきた。
(といっても、私が車で連れてってもらったので、
お礼にはなっていない気が・・・)

面白かったのは、propさんのアートワークショップ
「イワイザワCUP ビー玉ころころハイザイレース」。

岩井沢工務所さんの建築などで出てくる、
大小さまざまな廃材などを大量に準備していて、
その廃材を使ってビー玉のコースを作り、
最も長い時間転がしていられたチームが優勝
(距離じゃなく時間で勝負)。
当日の様子は、こちらの8月29日の「prop日記」と、↓
http://play-prop.petit.cc/
岩井沢工務所さんの現場日記を。↓
http://iwaizawa.exblog.jp/14499285/

アレですよ、「ピタゴラスイッチ」のピタゴラ装置
を廃材だけで作る、みたいな。

午前と午後の2回あり、
午前は子供たちのみのチーム対抗
(3~4人ずつ5グループ)、
午後は家族対抗と、チームの一つに
「大人げない大人枠」があり、
チームリーダーはなんと岩井沢さん。
(これは確かに大人気ない(笑)。
だってある意味プロじゃん!)

そんな阿漕な(?)大人チームに参加を誘われたが、
そんなに参加者集めに困っているような
人数でもなかったので(ていうか、午前中は大盛況)、
黒澤さんと友達の女の子たち3人組に譲り、
(↑ 舟っコ流しに続き、再び遭遇の黒澤さん)
それぞれのチームを、全体から眺めさせてもらった。

「傍で見てると、ついやってみたくなっちゃいますよ」と、
propさん始め、オトナたちに言われたが、
その過程を見ているだけで十分、面白かった。

たぶんそれは、私が作家気質じゃなく、
プロデューサー気質だからだ。
あと、秘書気質と、参謀気質、裏方気質。
自分でやってみるのも確かに楽しいけど、
こうして、楽しそうに作っている人と
それぞれが出来上がっていく過程を
眺めるのが楽しい。

そしてこれは、出来上がったコースだけを見て、
そのタイムレースだけ参加しても、
(もしくは廃材を使ったオブジェとして鑑賞する)
決してそうは面白いものではない。
最初から見ていての、最後のタイムに意味がある。
そういう点で、ものすごく演劇にも近いものを感じた。

いやー、オトナは大変そうでしたけどね。
作る端から何度も子どもに
「あーーー!!!!!」って、
破壊され尽くしたりね。

ものすごくいい出来で進んでいたのに、
タイムアウト直前で大事なコースが壊れたりとか
(接着剤とか一切使わないので)。

全くのノーマーク(わたし的に)だったチームが、
黙々と、そして淡々と静かに作っていて、
気がつけば結果的に第一位だったりとか。

タイムよりも、面白い仕掛けに凝りだしたりとか。
(↑ 岩井沢さんと愉快な大人気ない大人チーム)


あぁ、まるで人生のようだ。


などと思ったりもしてしまったのでした。

2010年8月28日土曜日

私の誕生日は「0120 やずや やずや」で覚えて下さい

さて。
花も恥らう38歳になってしまった。

昨年の誕生日は、自宅で一人でひっそり赤ワインを飲んで、
「ドラえもん」全集2を読んで泥酔していた(↓参照)。
http://morioka-zsk.blogspot.com/2009_08_01_archive.html#8676443371858916027


今年こそは誰にも会わない誕生日は避けたい。


ということで、美術家のはまさんの笑顔に癒してもらおうと、
今日一日、はまさんが在廊しているらしい、
雫石にあるギャラリー、
YELLOW PLANT GALLERYに行くことにした。

今日が最終日で、はまさんがこのギャラリーで、
「Nスタジオライブ21
イワテミナダケ《SHIZUKUISHI会議》」
という美術展に呼ばれて参加しているのである。

もちろん、JR田沢湖線でGO!

遅い昼ご飯なんかとってて、はまさんがいなかったら
ちょっと心が折れるかもしんない(←メールしとけよ!)。
などと思いながら向かったのだがちゃんと
会場で笑顔で迎えてもらった。

そんなはまさんに、
「誕生日にはまさんに会いに来たんだよ!」
と恩着せがましく伝え、
無理やり「おめでとうございます!」と言わせる。

がしかし。

はまさんによると、Project ALBiLEOの二人が
さっき来て行ったというでは!
また、芳名帳記帳の私の数人前には、あの二人組が。
まさかの雫石で、ニアミス再び。(↓参照)
http://morioka-zsk.blogspot.com/2010_07_01_archive.html#5128396062903707743

きっと、彼らとはニアミスな運命なのに違いない。
そして、いつも私が追いかける側なのね。

そう思いながら盛岡に戻り、
今度は逆に、今日から開催の、
清水町の旧石井県令邸で行われる美術展
「print 2010 ―日本人の感性―」
(8月28日~9月11日、11:00~18:00、火曜定休)
に向かった。
芳名帳に記帳をしようとしたら、そこには、


てくりの木村さんの名前が。


ナゼ? どうしてみんなして私とニアミス?!
(もちろん、木村さんにメールしたのはいうまでもない)
ていうか、


私も誰かに追われたい!!


愛と夢と芳名帳を追いかけるばかりの女
でいるのは疲れたので(しかも一人っきりの誕生日)、
確実に、同じ時間で誰かしらに会えるに違いない、
肴町の風のスタジオに、愛の激情(仮)公演
「必殺制裁人―制裁編―」を観に行った(←不純な動機)。
http://aigeki.web.fc2.com/

受付には、盛岡のホンモノの
美人でピチピチの敏腕プロデューサーな
今公演プロデューサーである、
劇団TCTの幸代ちゃんと受付隊がいたので、

「皆さん、聞いてください。
・・・今日私・・・・・・・・・・誕生日なんです!!」

と言って、ここでもやはり、無理やり
「おめでとうございます~~~!!!」
という黄色い歓声を存分に味わいつくした。
そう、今年の私は誕生日に一人ぼっちじゃない。
(↑ 書いててサミシイ)

その後も、客席で知り合いに会う毎に、
「今日私、誕生日なんです」と言って、
無理やり祝福の言葉を強制して歩く。

「28日生まれ友の会 3月支部」
の架空の劇団のくらもちさんには、
「おう、38歳な!」と、
周囲の客席に年齢まで公表される
(いや、隠してないけど)。

ふっ、今年の私はいっぱい祝福してもらったぞ。
そう思いつつ、家に帰って一人で
スーパーで買ってきた缶チューハイをあけた。

よくよく考えたら、去年のボトルの赤ワインから、
酒がかなりランクダウンしていることには
今日だけは、気づかないことにする。

2010年8月24日火曜日

ある意味路上パフォーマンス的な

ということで思ったんですけどね
(と、唐突に始めてみる)。

twitterに登録する人が身近に
ちょこちょこ増えてから、
私個人は、ぜんぜんtwitterやってないのに、
たまにこうしてヒト様のツイートに、
会った直後に私の名前が
出てたりするわけなんですよ。
(↑主にてくりの木村さんなんですけどね。
 ていうか、お互い様なんですけどね)

でまあ、盛岡くらいの広さだと、
けっこう友人知人にバッタリ会う率も高いんですよ。
(友人知人だから行動範囲が似てる
ってのもあるけど)


これは、なんか遊ぶ方法はないのか。


ある一日を指定して、
この日、さわのを目撃した人はtwitterに

「さわのさん、よ市でベアレンビールなう。」

「さわのさん、大通を自転車に乗って鼻歌で通過」

「さわのさん、愛の激情(仮)観劇のため
肴町の風のスタジオに出没」

とかってツイートしてください、とお願いして、
twitterやってる友人知人に載せてもらったら、
私のその日一日がリアルタイムに、
記録されていくんじゃないかと。


しかも、twitter登録してない私の。


で、私を知らない人たちの間で、
「この、さわのって人は誰だ?」
と話題になり、
一躍、覆面ネットアイドルに!
(ゴシップ誌を逆に利用する無名タレントみたいだ。
もしくは「嵐の○○君、番宣で
フジテレビ一日放映ジャック」みたいな)

そうか。
せっかくだから、ガセネタ仕込んで
世間を混乱という手が。

今週、はちしば公演「熱狂坊や」がある、
プロデューサーの剛くんを、芝居が終わってから
「ちょっと、こないだのはちしばで言いたいことが」
と、脅して呼びつけて喫茶店で会って、


「さわのさん、15歳年下の演出家とラブラブデート」


とかね。
カワトクに行って、仕事中で忙しい
劇団ゼミナールの斎藤さんの周りを
意味もなくうろついて邪魔をして、


「さわのさん、盛岡のイケメン人気劇団主宰者と
デパートで不倫密会。洋服を選んでもらう仲」


(いや、斎藤さん、それ本業の仕事だからね)、
なんてのはどうっすかね?
たった一日のうちに・・・もう、さわのさんてば
実は恋多き女だったのね!みたいな。

あー、なんか私だけ楽しそうにしてる気配だな、今。
ついてきてますか、皆さん。

これを、丸一日分こちらでスケジューリングしといて
その日は一日、行動の事前予告しないで
(指定する日にちは予告して)、
その通りに行動するんですよ。

ツイートされるかどうかは、
その日twitterやってる知り合いに会えるか次第!
もしかしたら、全てが無駄な労力で
終わってしまう可能性大いにあり。

んー、もうちょっと周囲に
twitter人口が増えるようだったら、
何らかの形で考えてみようかな。


その前にまずは、品行方正な私生活を心がけよう。


あ、このアイデアあげますんで、
誰かやってみてもいいですよ。
(あー、アートパフォーマンス系の人とか
もう誰かやってんのかもな、もしかしたら)

2010年8月22日日曜日

さわの目撃情報流れる

こんにちは。
今日は、黒澤さんとてくりの木村さんの二人に、
出没場所をツイートされていたさわのです
(把握できてる範囲で)。

本人、ひとことも「なう」ってツイートしてないのに。
(ていうか、twitterに登録してないのに)

ちなみに今日は、舟っコ流しと花火を見に行っておりました。
(舟っコ流しについては、昨年の私のブログを参照ください。↓)
http://morioka-zsk.blogspot.com/2009_08_01_archive.html#8708945645037516584

これは、ほんとは送り盆行事なんですけど、
今年は16日は大雨で北上川が増水してたので、
一週間延期になったのですね。
ご先祖様、7日間延泊です。

あ、そうそう。
こないだ愛宕町のtentに行ったとき、
cartaご主人に、私と木村さんが二人で、
熱く説明してたのですが、ひと言、


「お二人が一生懸命説明してくれてるのは
とてもよくわかるんですが、
全くその絵が頭に浮かびません!」


と、言われてしまった(説明下手で申し訳ない・・・)、
舟っコ流し同時開催の「投げ松明(たいまつ)」、
画像を見つけましたよ、cartaさん!
わかりづらいけど! 
ていうか、載せてるとこ少なかったけど!(↓)
http://moriokabrand.com/modules/xeblog/?action_xeblog_details=1&blog_id=79

というわけで、来年の夏はぜひとも皆さま、
舟っコ流し→投げ松明→花火大会
の、「盛岡の終わりゆく夏コース」をお楽しみ下さい。

全体的に進行がユルユルなんで(←そこが好き)、
花見感覚で宴会用シートもしくは折りたたみいすと、
日傘(もしくは日焼け止め)、
その年によっては、終わる頃には肌寒いので、
薄手のカーディガンかなんかもあった方が。
(今年の暑さでは、さすがにいらなかったけど)
あとは、虫除けスプレー、ビール、おつまみ・軽食。

オシャレにいきたいなら、テーマは
「夏フェス参加の森ガール」ファッションかな。
(↑川原だから虫に刺されるので)

まあ、私は半袖にジーパン姿で
手に缶ビール1本程度ですけど。
プロだからね(←何のだ)。

でもまさかねぇ、なんの待ち合わせもしてないのに、
あの人ごみの中でまさか、黒澤さんに会えるとは。
思わず、この広い宇宙で君に会えたキセキ的な、
ビジュアル系バンドかなんかにありがちな歌詞が
脳裏をよぎった瞬間でした。

木村さん一家なんてね、
花火大会が終わってぞろぞろみんなが帰っていく、
暗闇の川原で私を発見するんですよ!


ありえなさすぎる!!!


こうして、行った先で誰かしらに会っちゃうから、
あんまりサミシイ気がしなくて、花火大会に
コンビニで買った缶ビール1本持って
一人で出かけちゃうような
37歳(あと数日で38歳)に
なっちゃうんだよなぁ~。

2010年8月20日金曜日

さわの的・夏色

♪ この長い長い上り坂を~
  一人っきりで 自転車押して
  ブレーキいっぱい握りしめるどころか
  ゆっくり~ ゆっくり~ 上ってく~~(熱唱) ♪

ということで、まだまだ夏色の空の下、
盛岡の地理がお分かりになる方は、
以下の私の二日間の自転車行程記を読んで、


「さわのさん、バカじゃね?」


と、あきれて下さい。
あ。一応こう見えても(?)
心肺機能障害3級保持者なんで、
上り坂は自転車立ち漕ぎじゃなく、
ゆるゆる自転車手押し徒歩ね。


【19日】

中央病院前

北山トンネル縦断(自転車手押し)

三ツ割・県営球場横(自転車手押し)

三ツ割・小鹿牧場横(自転車手押し・頂点!)

松園

西松園

岩手県立博物館(これが今日のメイン目的)
「第3回北東北三県共同展~境界に生きた人々」
鑑賞

黒石野(以下概ね下り坂)

緑ヶ丘

高松

上田通り

本町通

大通・ジュンク堂書店

帰宅


【20日】

本町通

大通

不来方橋

盛南大橋

本宮

岩手県立美術館(今日のメイン目的)
「黒田清輝展」
(※ミュージアムショップで「プリン展」のちらし発見)

本宮

盛南大橋

不来方橋

岩手女子高前道路

下の橋脇

岩手公園脇の中津川沿い道路

市役所前

与の字橋

紺屋町

喫茶店クラムボン「第9回 プリン展」鑑賞

上の橋

本町通・スーパーJOIS

帰宅


県立博物館への自転車壮行は、
2、3年前の夏に一度経験してて、
松園から市内への下り坂が魅力的で、
この下り坂自転車乗りを味わいたいがために、
この三ツ割の上り坂の苦行をがんばったのに、

「あれ? こんなんだったっけ?」

と、ちょっと拍子抜な感が。
もっとぎゅんぎゅんな坂道を味わいたかったのに。
でも、北山トンネルができて、ずいぶん
上り坂の労力が以前より軽減したなぁ。
(ていうか、博物館の企画展の感想は無いんか、私)


県立美術館の「黒田清輝展」は、
14:00から学芸員のギャラリートークがあって、
それに間に合わせていこうかと
最初は思ってたんだけど、
猛暑は過ぎたとはいえ
日中の暑さにちょっと弱気になり、
(先月もそんな感じで行くのを断念。
そして猛暑突入で今日まで来てしまった)
会場に入ったときは
ギャラリートーク終了の少し前っぽかった。

なので、平日の午後の美術館にしては
そこそこけっこうな人出。
鑑賞年齢層はやや高め。

個人的には、頭でっかちで理屈っぽいタイプの
よくわかんない現代アートよりかずっと、
この時代の、とにかく西洋画を学ぶんだ!
何でもかんでも吸収してやるんだ!という感じの
気迫のこもった作品群の方が好きだ。
(そして、明治時代の書生姿萌え傾向あり)

まあ、作品そのものが、というより、
時代や生き方、全体の物語を含めて
という感じの好み方であり、
その辺は、自分が演劇畑の人間だなあ
と思ってしまうところである。

いやー、でもモデルになるんだったら、
黒田清輝の木炭デッサンがいいよねぇ。
萬鉄五郎のモデルはやだな。

あ。裸婦像じゃなくて。

歌麿にいくら美人画だっていわれても、
あんな感じて描かれたらちょっとビミョーだ。
岸田劉生(「麗子像」の人)もなー、
モデルになってくれって言われたら悩むなー。
モディリアーニは、ギリでオッケーラインかな。
(↑ 超上から目線)

でもなー、シュルレアリスム時代のピカソに、
「見てくれ! どうだい、キミを描いたんだ!」
と言われてその作品を見せられたときに、
心が折れないでいられる自信が私には無い。

願わくは、舟越保武に、
現実のモデルを思いっきり無視してもらって
超理想形に想像し直してもらった彫刻に、
「いずみ像」と名づけてもらいたいね。

もしくは、青木繁の「海の幸」みたいに、
こっそり恋人の顔を、
作品の群像の中に紛れ込ませるってのも(↓ 参照)、
http://www.awa.or.jp/home/tomisakikan/aoki-sigeru.html
女性側としては「きゅん。」なポイント高いよねー。

そんなことを美術館の帰りに、
クラムボンで(←帰りに、という移動距離ではないけど)
プリン同盟の期間限定プリン食べながら
一人アンニュイに思ってたわけなんですけど。

次はどこに自転車で行こうかなー。
やっと動ける気温の時期到来。
でも昨日今日は、ちょっとまだ時期尚早だった・・・。
(でも、両展とも来週末終了だったので今のうちにと)
ビバ、スポーツドリンク。

2010年8月17日火曜日

だめな大人なので、

感劇地図の編集後記(〆切予定日・お盆前)と、
八芝6月事業報告を作成しなきゃないのに、

パソコンに向かうと、どうしても
頼まれてもいないブログの方を先に書いて、
そして時間がなくなることの
繰り返しな今日この頃。

2010年8月16日月曜日

ただ今、tentは沖縄になってます

こんにちは。てくりの木村さんのツイートに、
「沢野さんがアンニュイにジンジャーエール飲んでた」
と、書かれているさわのです。
これからは、私のことを
「アンニュイさわの」と呼んでください。

ていうか木村さんは、
絶対私の身体のどこかに
こっそり発信器を付けていると思う。

どうしてこうもよく、
待ち合わせしてるわけでもないのに
予想外のところでやたらと会うのだろう。
(会うたびにブログにはいちいち書いてないが
その場所と遭遇率がほんとにありえない)

というわけで、写真展「藍の花」を開催中の
愛宕町のイベントスペースtent(↓ 参照)で
http://carta.blog.shinobi.jp/Entry/525/
一人でジンジャーエールを飲んでいました。
ああ、飲んでいましたともさ。
アンニュイかどうかは別として。

いや、一人っきりで
愉快にジンジャーエールを飲む
方法があったらそっちを知りたい。
そんな人がいたら、
逆に周囲に心配されると思うけども。

そんなわけで、写真展「藍の花」なんですけども、
沖縄の小浜島(台湾のすぐ隣だそうです)の
おじぃ、おばぁがいっぱい写ってる写真展です。
ネットで「小浜島」を見てみたら、
「ちゅらさん」の舞台になった所らしいんですが、
個人的には、「沖縄」と「おじぃとおばぁ」
と言ったら、ここはやはり、


「ナビィの恋」でしょう!!
http://www.shirous.com/jp/films/f007.html


さわの的「ボロ泣き日本映画ベスト3」に入ります。
(あとの2つは、あとで考えます)。
その時あまりにボロ泣きしすぎて、
怖くてその後見てません(!)。
なのでもう、私の中ではもしかしたら
いろいろなシーンが、
美化されている恐れがあります。

がしかし!

「藍の花」を見に行く人はぜひ、
いい機会なので「ナビィの恋」も見てください。
たとえ美化を差し引いても、
この二つはセットにしてオススメいたします。
最後に、個人的な「ナビィの恋」の心の叫びを。


ナビィおばぁ、ほんとにその選択で良かったのか!?


私だったらその選択じゃないけどな。
いや、見た人それぞれ違うと思いますが。
もしかしたら、私の選択が少数派かもしれませんが。
そんなことをふと、思い出した写真展であります。

久しぶりに、「沖縄のジミヘン」登川誠仁の、
三線のアルバムが聴きたくなった。
http://www.respect-record.co.jp/artists/noborikawa.html
(「ナビィの恋」の恵達おじぃ役でも出演)
部屋のどこかにまだあるはずだ。

2010年8月15日日曜日

イベントがいっぱい

なんか、友人知人のイベント盛りだくさんです。
一つ一つ丁寧な紹介ができなくてごめんなさい。
可能な限り、リンクを貼ってるサイトでご確認くださいませ。
演劇公演にいたっては、載せきれないけど
まだまだあるんですけどねー。
これから観劇貧乏の予感大。


【展示】

◆「さつまもの」
 会期:8月11日(水)~8月22日(日)11:00~20:00
 会場:Holz(盛岡市菜園1-3-10)
 http://blog.livedoor.jp/holz/

 家具屋のHolzさんで、鹿児島にゆかりの食器や民芸品、
 食品などなどを展示・販売してます。
 私は、「げたんは」というお菓子と、奄美カレーを
 買ってきました(←家具屋さんなのに・・・)。
 あと、西郷さんの人形とかもありました(笑)。
 家具や食器以外でも楽しいものがたくさんです。
 お茶とかコーヒー豆とかも。


◆「青柳拓次写真展『藍の花』」
 会期:8月15日(日)~8月22日(日)11:00~18:00
 会場:tent(盛岡市愛宕町23)
 http://carta.blog.shinobi.jp/

 内丸の喫茶店cartaさんの企画。
 私は、明日か明後日行く予定です。
 感想は後日!
 「藍の島」といわれる沖縄・小浜島の結願祭を追った
 フォトドキュメンタリー(フライヤーより)だそうです。
 今回も、喫茶やってます。


◆「第16回 不来方会美術展」
 会期:8月14日(土)~8月21日(土)11:00~19:00
 会場:盛岡市民文化ホール(マリオス4階)
 http://koz-kai.com/#/top/
 
 てくり最新号にも出ている、石川優太さんが出品されてます。
 不来方高校(美術コースがある)の卒業生で
 毎年行っている展覧会です。
 月曜(16日)休館なのでご注意を。
 こちらも私は、明後日以降行く予定。


◆「岩手×東京 10人写真展 5:5」
 会期:8月25日(水)~9月11日(土)10:00~19:00
 会場:photo plus(盛岡市本町通1-7-8)

 私の演劇公演の同時企画写真展などで
 いつもお世話になってる宍戸宏至くんが参加してます。
 15日までは、ギャラリーおでってで開催。
 おでってとはまた違うバージョンの展示になるようです。
 (同じにする人もいれば、変える人もいれば、十人十色で)
 場所は、本町通の田口カメラさん。


【音楽】

◆「ミスターミュージック Vol.22」
 日時:8月20日(金)20:00 start
 会場:natmeg(盛岡市上田2-21-5)
 料金:1000円(1drink)
 出演:佐々木龍大、ガンボチローズ

 「都市生活カタログ」に出演いただいた、
 佐々木龍大さんのライフワーク的弾き語りライブです。
 NHK盛岡放送局から上田通りに入る
 ところにある、新しくできたカフェが会場。


【演劇】

◆「もりげき八時の芝居小屋公演『熱狂坊や』」
 日時:8月25日(水)~8月27日(金)各20:00開演
 会場:盛岡劇場タウンホール(盛岡市松尾町3-1)
 料金:前売1000円、当日1200円
 http://stage.corich.jp/simple/stage_detail.php?stage_main_id=16677

 『都市生活カタログ』に出演してもらった、
 中村剛造くんの初八芝プロデュース作品(最年少)です。
 テーマはB級ホラー。
 どういう仕上がりになってるのか、
 母としても気になるところであります。


◆「愛の激情(仮)第3弾 『必殺制裁人』」
 日時:8月27日(金)~8月29日(日)(制裁編)
     9月3日(金)~9月5日(日)(高砂屋編)
 会場:いわてアートサポートセンター・風のスタジオ
     (肴町パステル館斜め向かい。永卯ビル3階)
 料金:前売り1000円、当日1300円
 http://aigeki.web.fc2.com/

 今年度の盛岡市民演劇賞大賞を二年連続受賞の
 劇団トラブルカフェシアター代表の遠藤雄史くんが、
 高砂屋編の作・演出・出演です。
 「必殺仕事人」のオマージュ的作品、だと思う。
 内容盛りだくさんなので、ぜひとも上記サイトでご確認を。
 あと、ちらしも面白いので、
 盛岡劇場などでぜひ手に入れてみてください。

終戦記念日

4日に、NHK総合「歴史秘話ヒストリア『ぴあのすとおりぃ』」、
11日に、NHK総合「『わらわし隊』の戦争」、
14日に、TBSの終戦ドラマスペシャル「歸國」を見た。

いつもであればあまり見ないような作品である。
こういう番組に興味を持ち始める自分に、
年をとったなぁと(いい意味で)思う。

子供から学生時代にかけては、
反戦教育や思想というものに、及び腰というか、
一抹の反発を持っていたところがある。
世代も関係しているのかもしれない。

私より若い世代になると、
9.11だとか、オウム真理教のテロだとかいう、
戦争やテロが自分たちの身近な問題として、
子供のときからリアリティをもってたし、
小林よしのりの「戦争論」で描かれた内容は、
ある意味、私の中では大きな
太平洋戦争に対する印象の転換だったが、
そういう漫画も、私より年下世代は、
(自分の意思次第で)若いうちに読む機会がある。

ちょっとナナメな性格を生きてきた身からすると、
純粋で真っ直ぐな、有無を言わさぬ
「戦争反対!」の思想や政治
というのはちょっと苦手で、
そういうところを遠巻きに眺めながら、
自分の身の丈に合った太平洋戦争の記憶
に関する作品というものを見つけてきて
ゆっくりと、本当にゆっくりと自分なりに咀嚼してきた。

戦没農民兵士の手紙の朗読、
戦没画学生の絵の美術展、
シベリア抑留の記憶を語ろうとしないお年寄りたち、
こういったところに弱い。

10代、20代のほんとうにたくさんの青年たちの、
一人ひとりの物語というものに対する想像力が、
この年になってようやっと(遅いけど)、
皮膚感覚としてわかってきたのだと思う。

あと、音楽、美術、芸能(お笑いなど)などに
携わっていた人も、一人の兵士として、
戦地に散って将来を絶たれたり、
芸術や芸能が戦争に利用されたりというのが、
どういうことかというのに
リアリティを感じるようになった。
(冒頭に載せた3本の番組は、
そのあたりに焦点をあてている作品)

戦争は、女性と子供が一番の犠牲になる
といわれるが、男の人だって同じだよね、と思う。
あぁ、生きたかったろうなあ、と思う。
そして、生き残るのもまた、つらいだろうなあと、思う。

ちなみに、私がこれまでに一番心を揺さぶられた、
太平洋戦争にまつわる芝居は、
パルコ・プロデュース公演、
三谷幸喜の「笑の大学」です。
(映画じゃなく、西村雅彦と近藤芳正の二人芝居の方。
奇跡的にこの時、盛岡公演があって見れた)
DVDで見る機会がありましたら、
ぜひともお勧めいたします。

2010年8月13日金曜日

お盆も絶賛診察中

台風一過。過ごしやすい秋晴れの朝。
あぁ・・・、もう盛岡は夏が終わっちゃったんだなぁ。
岩手の夏はあっという間だなぁ。
お酢、もうひと瓶買ったばかりだったのになぁ(遠い目)。
と思っていたのに、徐々に上がる気温。


そうですか。やっぱり、今日も暑いんですね・・・。


そんなに甘くはなかったですね、今年の猛暑。
そんな酷暑なお盆の昼前に、
私は医大の定期外来にいかねばならない。
うちの近所は寺ばかり、もとい墓ばかりなので、
この時期は医大までの細い道路が大渋滞になる。

昔はここまで渋滞酷くなかった気がするんだけどなぁ。
そう思いながら、まったく動かない車の列を横目に、
自転車ですいすい車の間を縫っていく。
ちょっと、勝ち誇った気分。
(ていうか、心臓病で大学病院の定期外来にいくのに、
真夏の昼近くに自転車に乗って病院まで行くって、
全然病人ぽくないじゃん、私)

しかし、それにしても暑い。暑すぎる。

病院に着いたときは脳みそが溶けているので、
「あー、今、(昔の主治医の)T代先生が通ったなー」
「目の前で、A孫子先生がコピーとってんなー」
と、廊下や処置室でぼんやりと眺めていて、
いなくなってしばらく経ってから、


「・・・あ。挨拶するの忘れた」


というくらい、意識がない。
(ちなみに、どちらの先生も、昔の患者を見るなり
「やー! さわのさーん! どうだい調子は!」と、
あちらから寄ってきて元気に声をかけてくるような
「無駄に陽気な町のお医者さん」キャラではない。
代々主治医はシャイでツンデレな大学病院)
そんな脳みそ垂れ流し状態で診察を受けるので、


A孫子 「どう、調子はその後?」
さわの 「(いつもの血液検査の採血結果を見て)
      なんか特に数値に変化ないんですね。今回」


間。


A孫子 「・・・いや、貧血(退院後の体調)のその後が」
さわの 「あ! すっかり忘れてました」

大量輸血を受けるだけの入院をしていた過去も
思いっきり忘れ去るだけのこの暑さ。
みなさん、さわのはもう、この通り元気です。

そして暑いのは私だけではなかったようで、
次の診察予約日を決めるのに、
来月はどの日ももうすでに予約がぎっしりらしく、
パソコン画面の予約表を眺めていた先生に、

A孫子 「あー。もういいや、いつ来ても。
     好きな日に決めて」

と、なげやりに言われた。
お盆の外来は、人も少なくゆるゆるだ。
まあ、そんなゆるさが好きなので、
ここのところ、毎年お盆に予約を入れている。

そういえば、こんなゆるゆるな日こそ、
私の唯一の山形出身の知り合い(おそらく)である、
A孫子先生に(関連ブログはこちら ↓)、
http://morioka-zsk.blogspot.com/2009_04_01_archive.html#275640424976949639
こないだの「だし」について、
詳しく訊いてくれば良かった。
脳みそ溶けすぎて、すっかり忘れていた。残念だ。

2010年8月9日月曜日

よさこいのような、ブラックバスのような郷土料理

先日、ほぼ日の吉田戦車の連載
「逃避めし」に載ってた、
山形の郷土料理「だし」を読んでいたら(↓ 参照)、
http://www.1101.com/sensha_meshi/2010-08-05.html
無性に「だし」が食べたくなって、
暑い日が続くここ最近、二回ばかり連続して作った。

確か、初めてその存在を知ったのは、
「ヒミツのケンミンshow」だと思う。
同じ東北圏内にいながら、こないだ初めて知った。
近くて遠い県、山形。
(そういや、つれづれ団の団員も一人しかいないとか?)

吉田戦車のレシピともまた微妙に違う材料で作ったが、
ホンモノ(地元民の作ったモノ)を食べたことがないので、
果たしてこれでもいいのかどうなのか
よくわからないが、
確かにこれ、おいしかった。
ただ生の夏野菜みじん切りにしただけなのに。
ちなみに、私の作ったのは、


(1)
きゅうり、なす、ピーマン、大葉を
鬼のようにひたすら無心でみじん切りにする。
(なすと大葉は塩水に漬けてあくを抜く)

(2)
全部を一緒にして、すりおろしたしょうが、
塩こんぶ、かつお節、不足分の塩少々を入れ、

(3)
ひたすら混ぜる(→「だし」完成)

(4)
うちで余ってた、稲庭うどんの乾麺をゆでて、
冷水で洗い、水を切ってどんぶりに盛る

(5)
麺と同量かというほど大量の「だし」を
麺の上にのせる。


野菜は単に、うちにころがってた夏野菜を
入れただけである。
うちの母にも食べさせたら、
「しょうゆは入ってないの? これは塩味?」
「味噌漬け刻んでも美味しいんじゃ?」
「にんじんも入れたら彩りがいい」
「みょうがも入れたら」
「ごはんでも食べたい」

などと、料理研究家のようにアドバイスしだした。
たしかに、どんなものを入れても成り立ちそうだし、
なんか自分のコメント言いたくなる料理ではある。
そしてちょうどそのとき、CMで
携帯電話になってる(?)渡辺謙が、


「人は好き勝手言うから、言わせとけばいいんじゃないの?」


ものすごいタイミングだ。


ありがとう、謙さん。
うん、この「だし」でも旨かったよ!
負けないよ、あたし!

まあ、吉田戦車の言うとおり、
「無限のバリエーションを持つ」ので、
次に作るときはまた、
別のものになってるかもしれない。

で、それでも「これは、「だし」だ」
と断言していいのかも、
よくわからない。

山形の方、これも「だし」って言っていいんですか?
必ず何かが入ってないといけない野菜や
調味料があったりするんですか??
塩こんぶは邪道ですか???

つくづく謎な郷土料理「だし」。

きっと、よさこい踊りが、
ソーランとかさんさとかと融合して
日本各地に外来植物みたいに増殖していくように、
この「だし」も、繁殖料理になってくような気がする。

それにしても、改めて写真見ると、
吉田戦車、みじん切り上手いなぁ。

2010年8月5日木曜日

そういえば、

こないだここで紹介した、奥山さんの作った雫石町の本、(↓)
http://morioka-zsk.blogspot.com/2010_07_01_archive.html#9114653118100203901

うちの近所の本屋さんで売ってました。
どこどこで売ってるかまでは不明ですが。

調べろよ!

ってツッコミはとりあえずスルーして(!)。
だって私、雫石町に問い合わせて直接もう、
買っちゃったんだもーん。ふふん(←ちょっと勝利者)。

みなさん、探してみてねん。

冷え性とトマトと

基本的に、冷え性なので夏の暑さに弱いというより、
冷房に弱いというか、
冷房と外気の気温差にやられるタイプである。

例年、真夏でもジーンズを履いて、
ほぼ日ハラマキを肌身離さず、
夏でも熱いお茶を飲み、
冷たい飲み物やアイスは
あまりに暑すぎてもう耐えられない!
くらいな時じゃないと食べない
(なのでアイスは年に1、2度くらいしか食べない)し、
風呂は必ず湯船につかって身体を温める。

漢方(東洋医学?)では、
身体を冷やす食材、暖める食材
というのがあるらしい。

まあ、がっつり気にしているというわけではなく、
身体の調子が悪くなければ、コーヒーも飲むし、
玄米を食べてるわけでもない。
軽く頭の隅に大まかなところを
念頭に入れている程度である。
ちなみに
(※うろ覚えです。間違いがあったら教えてください)、


【身体を冷やす食材】
夏野菜、葉もの、南方系の野菜・果物、
生野菜、
精製された白砂糖、酢、牛乳、
うどん、そうめん、白米、
コーヒー、緑茶、ビール、白ワイン、日本酒など

【身体を温める食材】
冬野菜、根菜類、北国の野菜・果物、
火を通した野菜、
精製されない砂糖(黒砂糖、はちみつ等)、
塩、味噌、醤油、蕎麦、玄米、
紅茶、番茶、ウーロン茶、赤ワイン、蒸留酒など


夏の野菜や南国の野菜が身体を冷やし、
冬の野菜や北国の野菜が身体を温める、とか、
なんとなく納得する。

北国が塩分の多い食生活というのも、
実は理にかなっているのだそうな。
(高血圧は引き起こすけど、身体の調子は整える。
どっちをとるかみたいな事になってくる)

風邪をひいたときに、
しょうが(根菜)と番茶と梅干(塩分)で、
飲み物を作ったり、はちみつ大根つくったり、
りんご(北方果物)のすりおろしを食べたり。
わかりやすい。

冷え性の人には
「しょうが紅茶」というのが推奨されていて、
紅茶にしょうがの絞り汁と、黒砂糖のレシピが
一般的なのであるが、

私が普段飲んでいる「しょうが紅茶」は、
甘味一切なし、
水にしょうがを大量にすりおろして、
火にかけて沸騰させ、茶漉しで漉した熱湯を、
ティーパックの紅茶で淹れて飲むという、
人によってはバツゲームかよ!?
と言われかねないようなものを毎日飲んでいる。

しかし、昔は年中風邪ひきだったのだが、
飲み始めてからの3年間、
謎の入院はしても、風邪はひかない。
(↑ いいのか、悪いのか)

これらのことを総合すると、
冷房病で身体が冷えてものが食べられないときに、
なんかわかんないけど、夏バテだなあとか思って、
せめてなにか栄養のあるものをと、
プリン(牛乳と白砂糖含)とバナナ(南方果物)
なんか食べると、冷え体質で
しかも冷房にあたってばかりの環境の人は、
よけい症状をこじらせるのである。


なのであるが。


今年の私は、やたら生の夏野菜を食べ、
家では短パン、外出はスカートが多く、
水風呂(昨日の残り湯で行水)なんて生活をしている。
冷たいそうめんが旨い。

確かに、例年に比べても猛暑ではあるのだが、
それ以外の理由として、
今年は自宅にいることが多いので、
キツイ冷房にあたらないため、
身体が熱いというのが理由。
身体は正直だなあと思う。

考えてみれば、以前は、
そんなにまだ暑くない朝に家を出て
一日中冷房の効いた建物の中にいて、
夜に家に帰ってくれば、真夏なのに
(というか、真夏だからこそ)
身体が冷えているのである。

この季節、食欲が無くて身体の調子が悪いという人、
夏に風邪をひくという人、思い当たる人は、
熱中症よりも、冷房病に気をつけましょう。


でも私は今年は暑いんです。

ということで、最近のお気に入りの食べ物を。


実は私は普段、そんなに酢の物が好きでもなくて、
まあ、あったら食べるけど、
自分では酢の物作んないかなぁ、
というタイプなのですが(身体を冷やす食材だし)、
こないだ買ったお酢ひと瓶が、もうすぐ無くなります。
その全てが、
「凍らせたプチトマトの甘酢づけ」に消えました。
(あぁ、読んだだけでも冷え体質には凍る食材だらけ)
さぁ、れっつ、クッキング!


(1)
安いプチトマトを買ってきて
(高いのは生で食べないともったいない)
皮を湯剥きします。

(2)
冷凍庫用のビニール袋に入れて、
2、3日冷凍庫でガッチガチに凍らせます。
もう、真っ赤な丸い氷状態に。

(3)
砂糖と酢を1:1の割合、塩少々を合わせ、
通常より多少濃い目に水で希釈します。
(凍ったトマトの水分が溶けて薄くなるので)

(4)
冷凍庫で凍らせたプチトマトを、
表面の霜や氷を少し洗って落とし、
凍ってくっついてたらバラバラにして(2)に漬けます。

(5)
少しおいてプチトマトの食感が
シャーベット状になったら食べごろです。


完全にデザートです。シャーベットです。
プチトマトの小さなパック2つ分の量に対し、
酢と砂糖それぞれ大さじ2位(を水で希釈)が、
作る量としてはちょうどいいです。

料理上手な方は、りんご酢とかバルサミコ酢とか、
使ってもよろしいんじゃないでしょうか。
CMでやってる「やさしいお酢」だとどうなるのかな。
私の使用してる酢は、ガッツリふつうの酢です。

食感の好みによっては、一晩程度の冷凍で、
食材の柔らかさを残す方が美味しいかも。
私はとりあえずこれに落ち着きました。

個人的体質を考えるに、私は猛暑の
今の季節だけしか食べないと思いますが。

でも、うちの母がプランターで作ってるプチトマト、
今からが収穫期なんだよなぁ。

2010年8月4日水曜日

さわの、さんさ踊りを語る

今年もさんさ踊りの季節である。

若い頃はそんなに興味のある祭りではなかった。
今年で33年目の祭りということだが、
私の高校時代はまだ、
始まって10数年というところだったので
そんなに盛り上がりの
大きな祭りという記憶は無い。
ここ数年で、様変わりをしてきている気がする。

思い起こせば、
女子高だったので、高校野球にも縁が無く、
さんさ踊りの季節は、地区大会の一ヶ月前
(当時は8月末が高校演劇部の地区大会だった)
だったので、祭りの思い出もこれといってなく、
文化祭は隔年開催だったので1回しか当たらず、
しかも、部活の方がメインだったので、
クラスのイベントの方にはノータッチで、
文化祭の思い出も特に無く、青春時代は
夏のイベントとはことごとく縁の薄い人生であった。

社会人になってからも、
「混雑迷惑! おうち帰らんないし!」
(盛岡市中心部の超ど真ん中の道路でやってるので、
仕事場と家が道路を挟んでいる場合、
帰りがすごく困難)
などと思っていたくらいなのであるが、

3年前まで観光協会で勤務していたので、
(仕事は観光事業ではなかったけど、
自主事業で伝統さんさ踊りの芸能館とかがあって
見る機会も多かったので)
仕事で関わっているうちに興味を持つようになった。

とはいえ、協会に勤めていたからといって、
その時期に祭りの会場のスタッフをするとは限らず、
私は7年の勤務の全ては、ほぼ事務室番であった。
(あとは、市民文化ホールの競演会の物販係とか)
仕事が終わって帰るときには、既に会場は


祭りの後。


ちゃんと、パレードを見るようになったのは、
そこの仕事を退職してからである。
だいたいにして、18時から20時の平日って、
仕事で疲れてて、
「なに混雑しとんじゃ! うるさいわ!! じゃまじゃ!!」
ってささくれ立ってる時間帯ですよ。

ココロの余裕がないと、
自分の参加してない祭りなんてさみしくって、
とても見れるもんではありません。
きっと、「さんさなんて、つまんない」と言ってる人は、
祭りに参加できなかった


さびしんぼうです。


でまあ、さびしんぼうには変わりないワタクシですが、
今年は、1日目と3日目それぞれ後半3分の2くらいと、
4日目の全部のさんさパレードを鑑賞してみました。
(家から自転車で5分の距離だからなせる業)
2日目はちょっと挫折した・・・。

でも、4日目は冒頭の岩手の伝統芸能
(鹿踊りとか鬼剣舞とかやってた)も、
最後の伝統さんさの輪踊りも、歩き回って
全団体鑑賞しました(←ヒマ人と呼ばないで)
岩手の伝統芸能5団体はパレード形式じゃないので、
30分間、公会堂前から中央通3丁目までの距離を
小走りで二往復(←やっぱり、ヒマ人と呼んでいいや)。

で、思ったんですがこの行動、
祭りを楽しむっていうより、
郷土芸能や民俗学を楽しむ、って感じですね。
ビールも飲まず、串焼1本買わず、ほぼ立ち見で、


しらふで、一人!


個人的好みだったのは、
1日目の仙北小鷹さんさ踊り保存会、
3日目の三本柳さんさ踊り保存会、
4日目の盛岡さんさ踊り清流会の輪踊り。
そして、壮観な太鼓大パレード。

小鷹さんさと三本柳さんさは、
なんかすっっっごい妖しくって、
一人で逢う魔が時に、あんな集団に出会ったら、
異界にかどわかされるんじゃないか
っていうような踊りでした。
(↑ 褒めてるように見えませんが、すっごい褒めてます)
かっこ良かったなー。自然と拍手が起こっていた。
あれは、いわゆる「さんさ踊り」しか知らない人が見たら、
すっごく驚くと思う。

逆に清流会は、パレードのモデルとなった踊りの、
(パレードで踊られているさんさ踊りというのは、
各地域に伝わる様々な伝統さんさの
踊りの種類(礼踊りとか、キッキカッコとか、
雀追いとか、二拍子とか、踊りには名前がついていて
各団体によって様々ある)
の中から、踊りやすいように組み合わせて、
パレード用に作られたものです)
正統派のかっこ良さって感じでした。
なにより、人数がたくさんだから壮観。
パレードも良かったけど
やっぱ、さんさ踊りは輪踊りがいいなぁ。

一般団体では、3日目の盛岡大学・短期大学部のが
すっごい揃っててテンポがよくて、
見てて気持ちが良かった。

1日目は、「カワトクの斎藤さん」こと、
「都市生活カタログ」に出演いただいた、
劇団ゼミナールの斎藤さんが、
今年もカワトクキッズ
(カワトク友の会会員のお子さんたち)
を引き連れて、最前列に一人、
ハーメルンの笛吹き男(太鼓たたき男?)のように
通り過ぎていくのを見れて満足。
斎藤さん、あれもう何年目だろう?
もう、ずいぶん前からやっているなぁ。

テレビ局は、テレビ岩手とIBCとNHK盛岡放送局。
NHKの利根川アナウンサーが、
踊りだけの参加じゃなく、
真剣に太鼓をたたいて踊っていて、
(大きな太鼓を抱えてたたいて踊って歩く、って
すごい踊りなんですよ)
観客席に笑顔を振りまく余裕も無く、緊張感ある顔が、
本気で取り組んでる感があって個人的に高感度アップ。
(いや、視聴者に笑顔を振りまくほうがプロだ!
と言われるかもしれないが、あくまで個人的感想)

あとは、謎の加藤家を今年は二回
(1日目と4日目)見れたのが嬉しい。
でも、初めて見た時のあの衝撃はもうなかった。
初めて見た時の加藤家の衝撃っていったら・・・。
(↑ わかんない人にはわかんない話でどうもすみません)
グランドホテルの美白隊のバカ殿の踊りも、
久しぶりに見れてしみじみした。


なんのことかさっぱりわかんないという方は、
ぜひ、来年一度、パレードを最初から最後までご覧下さい。


企業などの一般団体のパレードというのは
基本的につまんないので
(↑ ヤバイ。知らないところに
  たくさん敵を増やしている気もする発言)、
普通に踊っているのより、有識者が眉をひそめる的な
おちゃらけパフォーマンスがけっこう好きである。

毎年、さんさの踊りの中に、その年のお笑いの動きを
織り交ぜてたりとかがあって、
あー、今年は
「そんなの関係ねぇ!」がはやってるなー、とか、
「ラララライ」「あるある探検隊」があるとか、
(↑ そういや、最近見ませんね)
ビリーズブートキャンプを取り入れていたりとか、
何かしら、その年の流行を感じるのだが、
今年はなんかそういうのが少なかった気がする。
イモトアヤコの扮装が唯一、今年っぽかった。

逆に、テッパンなのが加トちゃん、シムラのギャグ、
子供たちは、元ネタわかってやってんだろうか、あれ。

個人的予想としては、今年はヲタ芸が
あるんじゃないかと踏んでいたのだが、
「もしかしたらそうかもしれないかなぁ」
くらいのビミョーな振り付けが1つ2つという感じだった。
(ビミョーにエグザイルな踊りもあった。そういえば)


まあ、こんなに真剣に語る話じゃないですが。


あぁ、今週末の北上・みちのく芸能まつりも行きたい。
鬼剣舞の大群舞って! ちょー気になる。
http://www.kitakami.org/maturi/gaiyou/gaiyou.htm

鹿踊りも、一度ちゃんといろんな団体を見てみたいなぁ。
岩手の踊りって、まだまだ見たこと無いの
たくさんあるんですよね。神楽とか。
あぁ、早池峰神楽も見たいし。延年の舞も見たい。
意外と、郷土芸能好きな自分を自覚する季節である。