2010年9月27日月曜日

さて、そろそろスーパーにでも寄って帰るかな。

今日のYAHOO占いによると、おとめ座は


「大恋愛の兆しがあります。
今日は食事や合コンのお誘いなど
積極的に受けてみましょう。
出合った瞬間、恋に落ちるというのではありませんが、
この人かも、という異性に出会えそうです。
勘に狂いはなさそうです」


とのことですが、こんな時間に、
ネットカフェでブログ書いてる自分でも、
当てはまるんでしょうか。

「残景」は23日に見てきました

愛宕町のtentで開催されている、
石川優太さんと及川有沙さんの絵画展、
「残景」を、きちんと時間を書けた内容で
お勧めしたいのですが、
ネットカフェでブログ書き生活の私には
時間がないの~。

みなさん、下記のcartaさんのブログで
内容をご確認くださいね。

http://carta.blog.shinobi.jp/Entry/539/

10月3日(日)まで(9月29日は休館)です。
岩手日報の学芸欄には、
9月25日に掲載されてます。

ふだん、絵画展に足を運ばない人、しかも、
縁もゆかりもない美術家の展覧会を
見てみたいと思わせるには、
(しかも、街なかでたまたまふらっと、
という場所でない時に)
どんな方法で紹介するのがいいのだろう、
というようなことを考えていたのですが。

時間切れで会期が終了してしまいそうなので、
まずは、情報を載せないとね!という。
cartaさんの文章がすばらしいので、
そちらをぜひ、お読み下さい。

あと、project ALBiREOのもう片方の、
homesickdesignくんのデザインした
今回の絵画展のカードが素敵です。
(↑ 入力するのに綴りがめんどくさいよ!
  名字出してもよいかしら)
まだ残ってるかどうかわかりませんが、
ぜひ、手に入れてみてください。

2010年9月25日土曜日

9月の色は

最近、「ニアミス同盟(仮)」として、
このブログに登場頻度の高い(←無許可)
project ALBiREOの一人、
美術ワークショッププランナーのpropさんが、
初めて盛岡で自らが主催する
「あそびのびじゅつ」
というワークショップの初回が、
なかなか人を集められなくて・・・との事だったので、
枯れ木も山の賑わいとして遊びに行ってきた。
(サイトはこちら。 ↓)

http://play-prop.com/

とはいえ、特に地縁や血縁のない盛岡に
6月に三重からやって来て、4ヶ月弱。
そうそう最初から簡単に
人が集まるものでもないでしょう。
ゆっくりと時間をかけていいんじゃないかと。
人集めの苦労も覚えないとね!

とも思うのですがこれがまた、
ツイッターでは知り合いの皆さんの、
リツイートやお勧めラッシュ。
みんな、すごい優しいね。
午後の大人の部は、主催側と取材者も含めて、
定員の10人にちゃんとなってました。

でまた、ふだんツイッターでは
「結石になった」とつぶやいては心配され、
「寒いー」とつぶやいては同情されているpropさん。

盛岡の兄さん姉さんたちに
とても可愛がられているのが、
外側からツイッターを眺めていると楽しい。
4ヶ月弱でこの馴染みようはなんなんだ。
これはアレだ、「末っ子キャラ」だな。
キャッチフレーズは、


「みんなの末っ子」


ということでどうだろう。
かくいう私も知り合いの
演劇ワークショップ講師経験者や、
舞台美術、小道具、
ちらしデザインなどをしている人、
面白そうなイベントにはよく足を運ぶ人や
そういう興味のあるご家族がいそうな方々など、
何かしらアンテナに引っかかりそうな人たちに
メールをしてみた。

が、反応がなかなか薄い。
(行ってみたいけど仕事で行けないとかも多かったけど)

で、後から自分のメールを見返してみたのだが、
「美術」のワークショップで「色鉛筆」って書き方だと、
サイトアドレスまでちゃんと飛んでいかない限り、
パッと見、色鉛筆で静物画やイラスト描く
ワークショップのご案内みたいでしたね。

「・・・なんで俺に、この情報を流すか、さわの」
と、各方面に思われたかもしれない。
いやー、そんなねぇ、私が
静物画を一枚描くワークショップに、


参加するわけないじゃないですか。


ちなみに、高校の選択教科は
美術じゃなく書道でした。
私のブログを読むと、
よく美術展に行ってるように
思うかもしれませんが、
私自身は自分で何かを描いたり
製作したりということはまずないですから。
美術学的素養は何一つ学んでおりません。

そしてきっと、そういう人たちがやっても楽しい
(むしろ、そういう人向けな)
ワークショップでした。

でも、一般の人にとってはサイトまで眺めない限り、
ちらしを見ただけではちょっと、
どういう人がやってるのかわかんなくて
不安だろうと思いますね。

うっかり、行ったが最後、どこかの美術団体に
勧誘されるんじゃないかとか、
実はバックに大きなカルト教団
がいるんじゃないかとか、
時間の無駄な内容なんじゃないかとか。

ちらしに講師プロフィールや、
これまでにやったワークショップ内容を
紹介するとかいう方が、
一般向けには親切かと。

ちらしにそこまで載せるのは
重くなって嫌だという場合は、
サイトを見たいなと思わせる惹句や
検索ワード、ツイッターアドレスを載せておくとか。
ということをちょっと思いました。


ということで本題。今回のテーマは「色鉛筆」。

10cm四方くらいの厚い画用紙に、
与えられたテーマで2色ないし3色の
色を塗り重ねていくという
シンプルなものだったのだが、
いい歳したオトナが黙々と真剣に色鉛筆で、
小さな紙に塗っている様子というのも面白かった。
(そのうちpropさんのサイトに内容が載るんではないかと)

で、「9月」というお題が出された時のこと。

個人的には、秋・・・紅葉かなと思って
黄色をぬり進めるうち、
・・・あれ、今ってまだ、紅葉してないよな・・・
ということに薄々気づき、
稲穂の色づきかな、とイメージ転換。
次にオレンジ色を重ねてみたが、
どっちかってーと、これじゃ10月っぽいかな、
黄緑くらいの方が、9月の稲穂っぽいかな
と思いながら周囲を見回すと、







などの色を使ってる皆さん。
え?!
秋って、紅葉や収穫を感じるのは珍しいの?!
と、密かに動揺。
いやー、イメージってこんなにみんな違うのね。

(逆に周囲からは、なんでさわのさん、
そんな夏の日差しみたいな色が9月?
と思われていたかも)

出来あがってから、参加者全員が、
みんなにイメージの説明をしたのだが、
隣で一緒にやっていたmipoさん(2つ歳上)が、
「さわのさんならわかってくれると思う」
と言って、私の目を見てこう言った。


mipo 「私にとって9月といえば『すみれSeptember Love』」


そうきましたか!
ていうか、私限定の訴え?!
あとでよくよく考えてみましたが、
シャズナがカヴァーして、再ヒットしてますから、
私以外でも理解できますって。


ま、私たちの中ではもちろん、一風堂ですけどね。えぇ。


で、そうかぁ、色と歌ってのも、
結びつきの強いものだったんだなぁと思った。
「イナズマ」といったら「青」とか、
「モーツァルト」のイメージは「ピンク」
とかってのも、アリなんだな。

あと、9月のイメージには、
「ぶどう」とか、「月夜」とか、
「今年のいしがきミュージックフェスティバル」とか、
様々なイメージが展開されてました。
なるほどなぁ。

他にも4点ほど作って、予定の1時間30分が、
1時間50分くらい熱中していた
今回の色鉛筆ワークショップでした。

次は、10月の9日~11日にかけて、
わらばんし、鉛筆、セロハンテープをテーマに、
行われるみたいなので、
参加してみたい方は、
上記のサイトにアクセスしてみてくださいね。

「みんなの末っ子」があなたをお待ちしています。

2010年9月20日月曜日

あいかわらず、パワフルな。

家に帰って、ふと、ついていたテレビを見ていたら、
なんかでかい声の、でかい人が映っている。
ん? どっかで見たことあるぞ、この迫力ある人。
確実に知ってる人だぞ。


と、思ったらハタサワさんだった。
http://www.nhk.or.jp/sendai/top/wond/20100924.html


思わず勢いでメールしちゃいましたよ。
お元気ですか、ハタサワさん!
東北にお住まいの方は、
24日はNHK「ワンダフル東北」を。
あー誰か、録画してくんないかなー。
忘れないようにしなきゃ。

2010年9月19日日曜日

早池峰神楽盛岡公演

「神楽見てみたい」と、ブログに書いてから、
意外と神楽の案内をもらうようになった。
求めよ、さらば与えられん。
あー、とりあえずなんか欲しいもの書いとこ。


なんかバイトないっすか?


さてそれはおいといて、今日は
ユネスコ無形文化遺産登録一周年記念
早池峰神楽盛岡公演
(大償神楽保存会、岳神楽保存会)
を見に、県民会館大ホールへ。

チケットを予約したときは知らなかったが、
開演13:30、終演17:30(予定)
と、新聞広告で目にしたときは、
気が遠くなるかと思った。


4時間て!!
(そして、実際は休憩込みで4時間20分だった)


長い長いと言われる、井上ひさしさんの芝居でさえ、
3時間半くらいですよ?
ちょっともう、想像つかないわ。神楽4時間。
客席について、とりあえず省エネ鑑賞モードに。
開演10分前が、一番睡魔に襲われた。
がしかし、


ちょー、カッコよかった!!


ごめん、なめてたよユネスコ。
ユネスコさん、あんたのセレクトすごいよ!


見るまでは、
ユネスコ登録されてない神楽でも、
すごいものは沢山あるっていう人
けっこう周りに多いしなー。

それに神楽って、その土地で、
祭りで見るもんなんでしょ?
やっぱさぁ、ホールで澄まして
見るもんじゃないんじゃないの?
別モンになっちゃうんじゃないのー?
なんて、知りもしないのに
わかったようなことを想像しておりました。
頭でっかちじゃ、いかんよねー。

ちなみに、数日前に秋祭りで
盛岡八幡宮の境内で行われた
大償神楽も見に行きました。
で、生まれて初めて見た神楽は、
市民文化ホール小ホールで行われた
八木巻神楽だったんだけど、
この時は自分の中にまだ劇場鑑賞と
地場鑑賞の違いの評価基準がなかったので。

でも、私の中での結論としては
劇場は劇場の良さがあるね、と思いました。

まあ、きっと色々そぎ落とされちゃうものは
あるのかもしれないですけどね。
良くも悪くも洗練されてきちゃって。

あと、3列目の真ん中で見ていたので、
大ホールの後ろのほうの客席で見ていた人とも、
感じた臨場感はちがうかもしれないですけど。

でも、そういうサマザマな事をおいといて、
全くのシロウト目で、初心者目線で
早池峰神楽、めちゃくちゃカッコ良かった。

岳神楽の荒舞「諷誦」(ふうしょう)の、
ぐるぐる回りながら激しくステップを踏む様なんて、
あれ1作品を盛岡劇場のタウンホールで、
客席80席くらいのスペースで、
ナマ明かりじゃなく、ダンス向きな照明組んで
コンテンポラリーダンスのような公演にしたら、
ダンス、演劇、音楽、美術をやってる若いコたちは、
ちょっと、衝撃をうけちゃうんじゃないかな。

いや、しきたりとか伝統とかタブーとか
いろいろあるでしょうから、
そういう舞台の組み方が許されるものなのか
どうなのかわかんないですけどね。
もしかしたら、失礼な話かもしれません。
すいません、不勉強なので。

でもなー、これきっと、今でこそ神楽って
「保存すべきもの」「大事な遺産」みたいな扱いで、
鑑賞態度としても、ちょっとスノッブの嗜み的な
客層だけど、神楽が娯楽だった頃は、
演者は、めちゃくちゃモテただろうなー。

ダンサーとか、ドラマーと同じですよ。
太鼓の5拍子のリズムなんて、
ジャズライブのドラムのソロアクトくらい
やられちゃいますよ。

アタシのカレシがぁー、神楽やってんだけどぉー、
センパイに今度「笹割の舞」
踊っていいって認められてぇー。
えー、マジすごいじゃん!
あの舞、ちょーヤバイよねー。
うちのカレシはぁ、今度前座で太鼓叩くんだけどぉ、
いつも「権現舞のリズム、マジ、ハンパねぇ」
とか言ってぇー、昨日もあたしとデートしてても
ずっと太鼓の話しかしなくてぇー。

的なニュアンスのやりとりが、
おそらく800年前の村娘たちの間で
繰り広げられていたのではないかと(←ねーよ!)。

うーん、でも県民会館大ホールは大きいかなぁ。
もうちょっと小さなホールでいいなぁ。
あと、10000円くらいする歌舞伎が、
けっこう早いうちに完売とかしちゃうのに、
地元の2000円の神楽がチケット販売に苦戦って、
なんかちょっともったいないなぁと思った。

文化振興事業団の鑑賞事業で、
盛劇メインホール(キャパ500人)なんて、
ちょうどよさそうなのになぁ。
上演4時間はひるむけど。
その辺はちょっと、演目減らしてもらうとか。

2010年9月18日土曜日

オクヤマ教信者

ただ今、喫茶carta、クラムボン、六分儀の、
3軒の喫茶店では、てくりさんプレゼンツで、
奥山淳志さんと木村衣有子さんが撮影した、
盛岡の喫茶店の写真展が開催されている。
(詳しくはこちらでね。↓)
http://www.tekuri.net/

その関連イベントとして、
奥山淳志さんと木村衣有子さんのトークセッションが、
六分儀で開催され、その受付スタッフとして、
お手伝いさせていただいた。
(というほどのことは何も出来ませんでしたが・・・)

先日、ブログにも書いた、奥山さんの
「しずくいしの小さな伝記」(800円)と、
http://blog.iwatesan.com/fudo/
(↑ 奥山さんのブログはこちら)
木村さんのリトルプレス「味見はるあき」(500円)、
http://mitake75.petit.cc/
(↑ 木村さんのサイトはこちら)
お二人それぞれの、これから行われる東京での
写真展のフライヤー等、
六分儀さんのコーヒーもしくは紅茶1杯(400円)
がついて、2000円。


実質トーク代、300円。


300円て!
でまた、奥山さんが「奥山淳志のすべらない話」を
たくさん持ってますからね。
いやー、ゼイタクだったわー。面白かった。

奥山さんは、
「お客さんに2000円も払ってもらうんだから」
って言ってたけど、
奥山さん、300円でしたよトーク代。
気づいてなくて本当によかった。
2000円内容のトークを聴かせていただきました。

その後、軽く打ち上げが中の橋の九十九草であり、
ここでもやはり奥山さんのお父さんの
「すべらない話」が展開される。
大阪人は、面白くないと生きていけないのだろうか。
北東北人に生まれて本当によかった。
たとえ話がつまらなくても、
とりあえず温かく構ってもらえる。

ここでさっきのトークセッションの話になったのだが、
お客さんで、奥山さんの話を
熱心にメモを取っている人が何人かいたのが、
あれは、何をメモしていたのだろうかと話題に上る。

さわの 「奥山さん、オクヤマ教つくったら、信者できますよ」
由美子 「壺売れるよ、奥山さん!
      いや、むしろここは壺の写真?」

ちなみに会場では、
高額な壺の写真は売ってませんが、
展示写真は販売してるようです。
あなたの心のよすがに、
奥山さんの写真はいかがですか。

2010年9月17日金曜日

やる気スイッチ暴発・その後

ヤル気スイッチが見つかったので、
とりあえず12日のブログは書きました。
いしがきミュージックフェスについては、
もう書き直す気力体力を失いました。

えーと、新生RYUDENライブの他に、
EL SKUNK DI YAWDIEっていう
地元ミュージシャンのライブがすごく良かった。
(地元では有名なんですか?知らなかったわー)
これだけ、とりあえず記録しておこう。

では、下のほうへもお進みください。

2010年9月16日木曜日

帰る前に。

下にも書いたとおり、
今、ものすごくやる気を失ったので、
ふと、目に付いたブログの「統計」ってところをのぞいてみた。
すると、検索ワードに、


「ホステス 出戻り」

「ちらしを置かせてもらうことをなんというのですか」

「盛岡 マニアック 夜」


・・・何かのお役に立てたでしょうか。
まあ、ある意味盛岡で
マニアックな夜をすごしておりますが。
神楽鑑賞とか。

つぶやき

今、一時間半かけて書いた11日の
いしがきミュージックフェスに行ったときのブログが
なぞの消失を遂げ、
保存もかかってなくて脱力してしまいました。


ので、今日はもう終わりにするぞ。


あぁっ・・・・・・

2010年9月12日日曜日

今日はニアミスしなかった。

cartaさんのイベントスペースtentで開催の
「食卓四景」が、今日が最終日ということで(↓)
http://carta.blog.shinobi.jp/Entry/533/

午後から会場に出向くと、ものすごいタイミングで、
「ニアミス同盟」(←勝手に命名)のALBiLEOの二人が、
tentの玄関を出て帰るところだった。
(ニアミスな私たちの経緯はこちら。↓)
http://morioka-zsk.blogspot.com/2010_07_01_archive.html#5128396062903707743
http://morioka-zsk.blogspot.com/2010_08_01_archive.html#27403316404714668

さわの   「危なくまた、ニアミスになるところだった!」
       (↑ ていうか、この確率ってどうなのよ)
ALBiLEO 「さっきまで、木村さんもいたんですよ」
さわの   「あー、木村さんは昨日バッタリ会ったから、まあいいや」

いないところでは対応がぞんざいな後輩。

その前に、この遭遇率を驚け、私。
昨日もバッタリ会ったって、
どんだけてくりの木村さんと遭遇してんだって話だ。

ALBiLEO 「さわのさん、美術選奨受賞作家展は行きました?」
さわの   「いや、ここ見た後に行こうと思ってた」
ALBiLEO  「僕たち、これから行くんですよ」
さわの   「あぁっ・・・また芳名帳の記帳で先を越される(泣)」


それは一体、なんの競争なんですか。


謎の競争でまた先を越されると、
さめざめ泣いていた私を不憫に思ってくれた二人は、
私のtentの展示鑑賞を待って、
車で美術選奨受賞作家展(肴町・風のアトリエ)に
連れてってくれた。
どっちが年上なんだか地元民なんだかわかりゃしない。


今回の岩手県美術選奨受賞作家には、
なんと我らが黒澤さんが受賞している。

私がお世話になったのは、舞台「動物哀歌」と、
「モノ・オペラ 声」の時の同時企画写真展、
及び「モノ・オペラ 声」のちらしに
写真を使わせてもらったことだが、
黒澤さんは、版画家として
県の芸術祭賞なども取ってる
美術家さんとしても有名である。

しかし、最初に黒澤さんに会ったのが、
当時、大学1年か2年位のときだったので、
私としては、非常に感慨深いものがある。
あれから4、5年くらいしかまだ経ってないので、
本当に若い受賞者だ。
そうかー。黒澤さんもとうとう受賞作家なんだー!

ちなみに、舞台美術家・彫刻家の長内先生や、
「動物哀歌」でお世話になった書家の沢村澄子さんも
これまでに受賞している、岩手のとても大きな賞である。
おめでとうございます、黒澤さん。

会場では、黒澤さんが在廊していたので、
もう一人、受賞作家の八重樫さんとの二人に、
ギャラリートークをしてもらってきた。
作った本人に、作品の前でその作品の解説や
まつわる話をしてもらえるのは、本当に贅沢だ。
これがあるかないかでも、鑑賞の面白さが全然違う。

その後、tentと風のギャラリーの両方で遭遇した
ayaさん夫妻(今日入籍!おめでとう!)と、
ALBiLEOの二人と六分儀でお茶を飲んだ後、
CSPのじゅんくんと合流して、6人で桜山で飲んだ。

黒澤さんたちも含めて今日は、
たくさんの若い美術・デザイン関係者の
美術にまつわる熱い思いに触れて、
面白い一日を過ごした日だった。

(tentでALBiLEOやayaさんたちと会ったのが
15時過ぎで、飲んで解散したのが23時半くらい。
よくそれだけ話すことあったよね)
最近、演劇を熱く語る人たちと
飲む機会もあまりないんで、私。

しかしきっと、彼らの中での私の記憶は、
「『食わず嫌い王決定戦』に出演が決まったら、
なんの料理で対決するかを真剣に考えている人」
であったり、
「落語『目黒のさんま』のあらすじを知っている人」
であったり、
「『キテレツ大百科』の豆知識がある人」
という覚えられ方をしているに違いない。


こんな大人に成長しちゃったよ、私。
どうしたものか。
ワカモノたちよ、君たちに盛岡はまかせた。

2010年9月8日水曜日

報告書提出

やっと、八芝の6月の報告書を提出しました。
(遅くてスミマセン・・・)
アンケート集計がね、けっこうめんどくさいんですよね。
仕事でやってたときは好きな作業だったんだけど。

ということで、私自身は公演アンケートって、
よっぽどのことが無いと書かないんですけど、
こうして公的資料に残ることを考えると、
年齢、性別、居住地、来場動機とかだけでも、
記入して出してくるといいかもね、と思いました。

なぜ、アンケートを出してこないかというと、
自分自身の、見た直後の感想に自信が無いからです。
ものすごく感動したコンサートにも関わらず、
二度目(か三度目)のアンコール登場を
してくれなかったというクレームを
長々と書いて出してきた、
若かりし頃の苦い思い出があることも一因です。

ああ、今からでもいいからこっそり、
「良かった! すっごく感動した!」
ということを書き直したい!!!

若い頃って、やたら重箱の隅をつつくような感想書いて、
いい気になってたりとかね。
若い頃の自分を正座させて説教してやりたい。

特に、自分で芝居を作る側になって、
そうそう簡単に切って捨てるような感想は
書けなくなりました
(友達同士で感想言うときはボロクソ言ってたりもするけども)。

アンケートでも、そんなにひどいことを
感想に書いてくる人は、
今、盛岡ではあまりいないですね。

逆に、強制的にアンケートを書かせるような
空気に持っていこうとするのはきらいです。
むしろ、意地でも書かない(笑)。
感想は、人に強制させるものではない。
いいたきゃ言うし、言いたくなきゃ言わないし。

まあ、そんなわけで、私自身がこうなので、
私自身はアンケートの感想そのものだけを
重要視はしてなくて、自分の関わる芝居は、
いつも、客席の緊張感や集中力、反応、
終演後の拍手の長さ、終わってからの客席の空気
といった、言葉として表に出てこないものを、
真剣にホールの隅でリサーチしています。


そういった意味では、
一番舞台を真剣に見ていない観客です。


でまあ、終わった直後は書いていただいたアンケートは
アンケートの満足度や感想を、
酒の肴に楽しんでいるわけなので、
年齢分布とか、観劇頻度分布とかまで、
気が回らないんで、改めて、

「回収枚数、20代以下が30枚で、40代は1枚?!」
とか、
「『誘われて、勧められて』
が観劇動機ダントツトップなんだなぁ。
『作品に興味があったから』『時間があったから』
が理由で来る人はほんとに少ないんだなぁ~」

なんてことを、しみじみ思ったりもしてしまいました。
やっぱり、なんの縁もゆかりもない人たちの芝居を、
時間があるからちょいと、見てみるか、
って気にさせるのは、相当難しいんだなぁ。

ああ、他の八芝のアンケート集計による客層も知りたい。

古本の中心で愛を叫ぶ「・・・誰か助けて下さい!」

日々増殖する本に、ふと、恐怖感を持ち始めた。

物置代わりにしている部屋に、
どんどん平積みにしてかたっぱしから
置きっぱなしにしていた本が、埃をかぶって
散らかり放題の古本屋の臭いを発している。
どうにかしなければ。

これまでにも、てくりさんのbook cafeイベントで売ったり、
人に大量にあげたり、図書館を併設している施設に、
テーマに向いてそうな本を寄贈したりはしていたのだが、
焼け石に水である。

で、一昨日、手始めに大きな紙袋一つ分の本を、
古本屋に売りに行ったら、
一番近い新古書店がつぶれて無くなってて、
次に行った古本屋では、
「うちの客層の本ではない」と迷惑がられて断られ、
3軒目が、同情で400円ばかりで引き取ってくれた。

どっ、どうしよう、うちに残ってる大量の古本・・・。
もう、捨てるしか道は無いのか。

そして古本屋でイヤなのが、
持ち込んだ本を、じっくり見られるって事。

違うんだ。
それは、たまたま今手にとって紙袋に入れてきた
あくまで要らない本のごくごく一部であって、
それが私の所有する本のすべてじゃないんだ!
それが私の好みの全容ではないんだってば!!
むしろ、要らない本なんだってば!!!

と、店の人に訴えたい。
訴えたいけど訴えるすべが無い。
いろんな意味で敗北感を抱えて店を出る
あの感じがどうしても慣れない。
で、そうしてぐずぐず本を溜め込んでいるうちに、
古本屋がつぶれていく。
どうしたものか。

そして、かび臭い部屋でしみじみ思った。

私は世間から「演劇方面のひと」と思われているが、
演劇関係の本、あんまり持ってないね・・・。
むしろ、美術関連の本の方がやたら多いよね・・・。

でも、どうして私は、こんなに名画鑑賞の入門書とか、
美術関連の書物やマンガを持ってるのに
(↑ あくまで「持ってる」。「読んだ」かどうかは自信が無い)、
ブログに、


「モデルになるんだったら、ピカソはやだな」


しか書けないのか。
これまでに読んだ純文学や詩歌集の美しい文章は
何の役にも立っていないではないか。
大江健三郎も阿部公房も夏目漱石も読みぐされだ。
ていうか、覚えてないな。たぶん。

(こないだ、「それから」ってどんな小説だったっけ?
と思って、本屋であらすじマンガを
立ち読みしてしてみたら、そうとう忘れていた)

私のブログに多大な影響力を
もたらしてしまっているのは、
思い起こせば、
東海林さだおと原田宗典とさくらももこと、
宮沢章夫と、宮嶋茂樹あたりに違いないな。

あぁ、ブログに美しい品性をにじませたい。

ていうか、女性らしい文章が書きたい。

私のブログには、江國香織や向田邦子や
川上弘美や、よしもとばななや小川洋子や、
梨木香歩や俵万智を読んだ人間の形跡はどこにもない。
心血注いで書いている方々に土下座したいくらいだ。

哲学書や宗教書(の教養書とか入門書)なんてね、
買ったことすら覚えてなかったね。
(なのにそこそこあるのは何故なんだろう)

一番困るのがマンガなんですよ。
家に帰って酒飲みながらとか、
風呂入りながら読めるものをと思って
気軽に買ってると、
すごい勢いで増殖していく。

誰か、浦沢直樹の「MONSTER」、
細野不二彦の「ギャラリーフェイク」、
「美味しんぼアラカルト」「クッキングパパ」、
「三丁目の夕日」「総務課 山口六平太」
あたり、要らないっすか?
これが無くなるだけでも、相当減るな・・・。

「要りはしないけど、読んでみたいマンガもあるな」
という方も、お気軽にお申し付けください。
日常的に、無料の貸本屋みたいなことも、
てくりの木村さんや高橋さん等などにやっております。

人気どころのシリーズものマンガは、
「岳」「深夜食堂」「とりぱん」「リトルフォレスト」
「暴れん坊本屋さん」(他、久世番子作品)
「PLUTO」「鉄子の旅」
あたりかなぁ。
この辺は、けっこう時々借り手がいるので、
差し上げる事はできないので貸し出しになりますが。

まずは、自分で自分の持ってる本を読み直さなきゃな。
「・・・これ、読みたい」と思った本がいっぱいあった。
自分の店の一番のファンは、自分だ。