2009年9月20日日曜日

木村指令を遂行する

てくりの木村さんが、
「小岩井のCRAFT市に来てね。バスと電車で来れるから」
というので、ほんとにバスで小岩井農場まで行ってきた。

今日と明日、小岩井農場隣の
お店「どんぐりコロコロ」の隣の森で、
『森の暮らし たいまぐら便り』の著者・安部智穂さん
(※本はこちら ↓)

http://store.shopping.yahoo.co.jp/7andy/32091515.html

が主催するCRAFT市が開催され、
安部智穂さんからお声のかかった
全国各地のクラフト作家さんが、各々テント一区画分で
自分の作品を販売する、
ハイレベルなフリーマーケットみたいな?
(たとえが上手くできないのですが・・・)イベントである。
今年は80くらい集まったそうな。

その中に、てくりさんも一区画参加し、
「てくり」バックナンバーと、てくり別冊「てのて」、
てくり特製てぬぐい、
安部智穂さんの「森の暮らし たいまぐら便り」を販売。

・・・ということもそんなに詳しくわからないまま、
「木村指示」による催眠状態で小岩井に向かう。

アレですよ、ドラえもんの秘密道具でたまに、
「一回出した指示は、どんなことがあろうと
遂行し終えないととまらない道具」
とかがありますけど、あんな感じ。

「なぜ私は、たった一人で大混雑の観光地・
小岩井農場に公共交通機関で行かなければならないのだ」
と、思ったら負けである(←なんの勝負なんだ)。

田沢湖線で小岩井駅に行き、そこからバスに乗るか、
駅から小岩井農場までバス一本で行くかを検討するため、
盛岡駅に着いてから(!)調べたところ、
ちょうどいい時間で、盛岡駅から小岩井農場まで
直通のバスが出ていたので、それで行くことに決める。

出発10分前にバス停に着いたら、大行列。
イオンショッピングセンター行きも同じバス停だったので、
「イオンにも、けっこうバスで行く人多いんだなぁ~」
とのんきに思っていると、先に来た
イオン行きのバスには数人しか乗車せず。


えっ!?

あとみんなこの人たち、小岩井農場に行くの???


その後もあとからあとから行列に人は増え、
「・・・今から30分立って行くのか・・・。しかもきっと渋滞・・・」
と行く前からどんよりしていたら、
現れたのは大型観光バス。
全員ゆったりと椅子席で出発(でも、8、9割は埋まってたと思う)

そして、未だに謎なのだが、この直通バス、
全く渋滞に引っかからず、
めちゃめちゃスムーズに農場まで着いた。

てっきり
「そうかー、高速道路が安いから、
みんな高速道路使うような観光地に行ったんだなー。
意外と、小岩井農場すいてんのかなー」
などと勘違いな事を思うくらい、
ひと気の無いマニアックな道路を、
この直通バスは使っていた。
小岩井農場の入り口付近まで来て驚愕。

めちゃめちゃ大渋滞じゃないっすか!!!

なんでも、車で来た人情報によると、
小岩井農場入り口から3キロ強の渋滞だったそうな。
そして、とめるところが全く見当たらない、
大混雑の大駐車場。

みなさん、
意外とバスで小岩井農場、お薦めですよ。
(盛岡駅-小岩井農場ノンストップ、片道720円)
ちなみに今日は「バスの日」で、
小学生以下はバス料金無料だったそうな。

そんなこんなで、昼から何気に私も
「てくり」販売のお手伝いもちらっとしてました。

「てのて」を指さして、「買いましたよ!」
と言って下さったお客さま、大変申し訳ありませんでした。
「ありがとうございます!」と笑顔で返事をしたワタクシは、


「てのて」を一切作っておりません!


木村さんがたまたま席を外してた時に、
木村さんを差し置いて、
まるで自分一人で「てのて」を作ったかのような笑顔で
対応いたしましてただ今、とても心苦しく思っております。

それにしても、てくりの威力。
ここ数日、木村さんや高橋さんと一緒にいたため、
てくりファンの方々に、
「・・・あぁ、『あの』!」という反応をずっとされていた。

「金曜に、十一月さんにいらしてた時、私もいたんですよ!
・・・その後、ブログ見たけどまだ、書いてないみたいですね」



すみませんすみませんすみません!!!!!



今日、今日! 今日アップしましたから、ちゃんと!
最近ちょっとサボってましたっ!!

帰りに木村さん一家の車に乗せてもらって帰る事になり、
CRAFT市の出口で、木村さんたちと一緒に、
安部智穂さんに挨拶して出ようとしたら、
智穂さんに声をかけられた。

智穂 「・・・なんかどっかでお見かけしたことがあると
     思ってたんですが、
     あの「赤いスイートピー」の・・・!」

てくり、こわい。

2009年9月19日土曜日

わらしべアートツアー

昨日、スーパーでバッタリ会った、てくりの木村さんに
「どぉぉぉして今日、Holzに来なかったのよ!」
と、責められたので、菜園のHolzに出向く。

ただ今Holzさんでは、てくりさんの別冊「てのて」の
発行を記念して、

「「てのて」の展」

を昨日から開催中。
陶器、南部鉄器、ホームスパン、竹細工などなどの、
岩手の工房を取材した本で、
それらに掲載されている作品を販売している。
※詳しくはてくりさんとHolzさんのサイトで ↓

http://www.tekuri.net/

http://blog.livedoor.jp/holz/

木村 「あと、『岳』と『深夜食堂』(どちらもマンガです)の、
     まだ読んでないやつ、貸してね ♪」

と言うので、一緒に『暴れん坊本屋さん』全3巻と、
まだ返してなかった
『動物のお医者さん』(上記全てマンガです)全巻も併せて、
紙袋に2つ抱えて、オシャレなHolzさんに入店。
誓って、決してオタクではありません。
(アキバ系なおにーさん達が読むようなマンガは一つも無い)

昨日は、料理好きな高橋さんに、
『クッキングパパ』を大量に紙袋で渡したので、
気分は、貸本屋さん(いや、全部マンガだけど)。


ていうか、ジャイアンのご機嫌をとるスネ夫みたいだ。


そんなスネ夫・さわのの紙袋の物量に驚く
てくりの水野さんと談笑しつつ、
Holzさんとは、昨年のbook cafe以来ご挨拶してないし、
私のことは覚えてないだろうなぁと、
こっそり存在を消しながら作品を眺めていると、
逆にHolzさんからご挨拶されてしまった。

あああぁぁぁぁぁ!
そんな、先にご挨拶していただくような
大そうな人間じゃないのに私!
オトナなんだから、ちゃんと挨拶しようよなー、私。
(深く反省)

会場では、元(今も?)シネマストリートプロジェクトの
彩子さんにバッタリ会い、一緒に作品を眺めた後、
てくりの木村さんに、

木村  「明日は、小岩井のクラフト市にいるから来てね。
     大丈夫。バスと電車でちゃんと来れるから」

と、明日の指示を受けてから
(↑ まるで、体育会系の先輩と後輩の関係だ)、
肴町の風のギャラリーで行われている、
「いわてアート・バトル ~異種格闘展、五番勝負~」
を見に向かう。
※こちらは、盛岡市ブランド推進課のサイトより ↓

http://moriokabrand.com/modules/news/article.php?storyid=86

9月下旬からは、「モノ・オペラ 声」で
写真展でお世話になった黒澤さんが展示予定。
(おそらく、写真じゃなく版画の方かな?
黒澤さんは、今年も岩手芸術祭版画部門で受賞してます)
今日は、石川優太さんとコバヤシケンジ子さんのバトル展中。

すると、会場でバッタリまさやさんに会う。
まさやさんは、盛岡のフリーの役者さんであり、
プロのマンガ家さん(ユニット「にざかな」の「かな」さん)。
先日は、石神の丘美術館の
岩手の漫画家展にも作品が出ていた女の子である。

そのまさやさんが、
「今、肴町のフラッグアート展の
作品描き終わってきたところなんです~」
というので、せっかくなのでその足で
肴町アーケードのフラッグアート展に向かうと、
今回のこの一連のイベント(アートスクエアinいわて)の、
実行委員である舞台美術家の
長内先生(昨日のブログ参照)に、
バッタリ会う。
※フラッグアート展のサイト(肴町商店街)はこちら ↓

http://flagart.sakanacho.com/

ちょうど昨日、長内先生のとこの工房に行ってきたんですよ!
と、十一月さんのお店を熱く語ったりなどしつつ別れ、
アーケード内に展示している
フラッグアートを見上げながら歩いていると、

今度は、てくりの大関さんにバッタリ会う。
(大関さんは、肴町商店街の
青年会?実行委員会?の方でもある)
肴町商店街って、いつも賑わっててがんばってますよねー、
などと感心しつつお別れし、

その足で今度は、美術家のはまさんが展覧会をしている、
旧石井県令邸(盛岡市清水町7-51)を見に行くと、
ちょうど、はまさん本人に会うことができた。
花ヨメ・はまさんには、

さわの 「ちょっとー、披露宴にナニ着てけばいいのよー」
はま  「ほんと普通の格好でいいですよー。
     たぶんうちのお父さんはパーカーとジャージですよ」

と、大ウソを吹き込まれてくる。
なにはともあれ、はまさんご結婚おめでとう。

その後、岩手公園の
「盛岡彫刻シンポジウム野外彫刻展」を見てから、
内丸の喫茶店cartaさんへ。

cartaさんでは、
「Holzさんに行きましたか?」
と、まるで私の行動を見てきたかのような事を訊かれる。
(だって、昨日始まったばかりなのに!)

それにしても今日一日で私はいったい、
何人と偶然バッタリあって立ち話をしたのだろう。
つくづく、日常の身なりには気をつけないといけない、
ということを痛感する。
(そして忘れてまた痛い目に遭う)

2009年9月18日金曜日

高橋さん、木村さんもデートしたいって言ってましたよ。

午前中は、医大の定期外来。
猛威をふるっているらしいインフルエンザの影響で、
病院内が物々しい雰囲気に包まれている。

こんな所にいたら、
採血した傷口から菌が入り込んだりなんかして
よけいインフルエンザに罹っちまいそうだわと、
早々に退散し、外に出てから携帯に電源を入れると、

てくりの高橋さんから、
今日お休みなんだったら、
明日の午前中に行く予定にしていた
十一月さんのお店に午後から行きませんか?
というメールが入っていたので、
速攻OKの返信をする。

十一月さんというのは、
岩手山麓の長内工房内にある
クラフト作家さんのお店で、
土日はめちゃくちゃ混むらしい。
なので、明日より今日のほうが
まだゆっくりできるかもという高橋さん予想。

ちなみに、長内工房は、
彫刻家&舞台美術家
(今年の盛岡市民演劇賞舞台美術部門受賞)で、
盛岡の演劇人のその殆どといっていいほどが
なにかしらどこかでお世話になっている
であろう長内努さんの
奥様(陶芸作家さん)の工房である。

長内先生、いつもこんな遠いとこから
盛岡に来てたんですね・・・。
ていうか岩手、土地は広いが人のつながりは狭い・・・。

(ちなみに、次の日にたまたまバッタリ
長内先生に会って伺ったところ、
十一月さんのお店や、お店の前のベンチは
全て長内先生の手作りらしい。
がしかし、これまでの長内先生の
舞台美術の数々を知ってれば、
そう驚くことでもないかもしれない。ていうか
「ああ、やっぱり」と思った私)

車のない私には、これまで
全く行く機会のない場所だったのだが、
今、岩手山麓には、数多くの陶芸作家さんや、
木工作家さんやらなにやらのクラフト作家さんが
結構な人数住まわれていて、
よく工房まつりとか工房フェスタとかを開催し、
盛況なのだそうである。

十一月さんのお店にいらっしゃるA.O.さんは、
お作りになるバッグが大人気で、
岩井沢家ギャラリーや、
Holzさんで販売を兼ねたイベントをすると、
たくさんのファンが集まり、大混雑なのだそうな。
(全てが伝文体で申し訳ない。
だって、車がないと行けないイベントばかりなんだもん)

もう、こんな日にはインフルエンザウィルス払いに
岩手山麓に行くしかないでしょう。
マイナスイオンよ、マイナスイオン。
私にまとわりつくインフルエンザ菌を払っておくれ。

そんなこんなで、おもちゃみたいに可愛い
ちっちゃいお店でコーヒーをいただき、
トンボを指にとまらせたり、
昔はよく家の周りに咲いてたけど
最近見かけなくなったような草花を懐かしみ、
謎の赤い実を齧ってみたりと、
すっかりオトメゴコロ満喫。

それにしても、先月の松ぼっくりや風光舎といった、
小岩井周辺のお店の混み具合といい、
今日の十一月さんといい、
こういうところ
(下手すると過疎地になりかねないような土地)が
街からのお客さんで混むってすごいよなぁ、と、
改めてその底力に圧倒された。

その後、盛岡に戻ってきてから、
高橋さんに近所のスーパーで降ろしてもらって
買い物をしていたら、
今度はてくりの木村さんファミリーにバッタリ会ったので、
今日、高橋さんと岩手山麓に行ってきた話をする。

さわの 「あと、帰りにマイヤーリンクでケーキ食べて、
      カワトクの全国うまいもの市とキューブⅡも行きました」
木村  「ほんとにデートじゃん」


まったくですね。


木村  「いぃぃぃぃぃ~なぁぁぁぁぁ、さわのさんばっかり~。
      私だって、ヒトヅマとデートしたーい!」
さわの 「独身30代はダメですか? 私ならいつでも・・・」

辛気臭い30代独身女より、
いつも笑顔でカワユイ20代のヒトヅマがモテるのは、
決して、異性に限った話ではないことを、
夜のジョイスで痛感する。