2008年9月12日金曜日

今日の対人運

占いサイトで、今日の「対人運」を読んでいたら、
こんなことが書いてあった。

「(前略)
また、じゃっかんオタク気味なところが出やすいので、
周りに引かれないように気をつけてください
(後略)」

あぁ、やはり最近の鉄道シリーズは考えたほうが・・・。

2008年9月5日金曜日

二戸ブーム到来

先月28日に、さわの生誕36年記念の一環として、
いわて銀河鉄道バースデーパスツアーを敢行し、
二戸に行ってきた、我々(私とてくりの高橋さん)であったが、

なんと、次の日に「二戸の大崩崖、一部崩壊」のニュース。

先日の山田線&岩泉線・炎の弾丸ツアーでは、
行く途中に、山田線の線路に小石が落ちていて緊急停止など、
行く先々で事件が起こるので、
そのうちここのブログを知った県内観光団体から、

「頼むから、うちには来てくれるな」

と言われるような、縁起の悪い人間と
世間から認定されるのではないかとしばし落ち込んでいたのだが、
今日、昼休憩時にケータイで「ほぼ日」のサイトを読んでいたら、
なんと、短期新連載が、

「雑穀の人。
 ~岩手県二戸、高村英世さんの畑で。~」
(↓ 下記サイト参照)
http://www.1101.com/store/zakkoku/index.html

マジっすか?! ほぼ日で!?

速攻で、てくりの高橋さんに「二戸ブーム到来」と、
メールしたのはいうまでもない。

もうですね、私のとっての「ほぼ日」はですね、
オシャレな女性が、
「流行通信」や「フィガロ」や「ELLE」なんかで、
最新の流行情報をチェックして信仰するのに匹敵する、
さわの的流行最先端サイトですよ!

「ほぼ日」で、二戸の雑穀文化が扱われるって事はですね、
さわの眼鏡を通して見れば、
『フィガロ』で、「南プロヴァンス地方のスローフード特集」
くらいなオシャレな域に、
二戸の雑穀が扱われてるって事なんですよ!

さわの、ただ今流行の最先端を邁進中!

(話は変わりますが、日本人のこの
欧米コンプレックスっちゅうか、
「なんでもヨーロッパのものはかっちょいい」
っていう意識は、いつになったら薄まるんでしょうねぇ。
コーカサス地方のケフィア食わなくても、
湯田や葛巻や田野畑の飲むヨーグルトでもいいじゃん。
て思うのは私だけ? 私だけっすね)

いやぁ、雑穀がオシャレに取り扱われる時代ですねぇ。
雑草も芋も、食っとくもんですねぇ。
農業が、アグリビジネスとかって、
カタカナになっちゃう時代っすねぇ。

これだけ毎日、食の危機が叫ばれる時代、
地味で愚直で、馬鹿正直で宣伝下手といわれる岩手が、
もしかしたら、一番トップに立てる時代なのかもしれませんねぇ。
長生きはするもんだ。

そうそう、てくりの高橋さんも、
私たちの二戸紀行をブログにアップされています。
こちらのてくりさんのサイトの ↓、

http://www.tekuri.net/

「スタッフ日記」の「9月1日」をご覧ください。
同じことを別の人が書くと、こうも印象が違うのかという、
模範的な例です。

ていうか、私の二戸紀行文では、
ぜんぜん、二戸の良さが伝わってなかった!
ということが、高橋さんのブログを読むと
一目瞭然です。

2008年9月3日水曜日

ラッキーアイテムは演歌

占いサイトに
「年下の異性に縁が」
「ラッキーアイテム:演歌」とあった。


・・・・・ジェロ?


などと思いつつ、夜に劇団ゼミナールの公演のちらし折込に、
cartaさん主催のアン・サリーコンサートのちらしをもって、
風のスタジオに向かう。
(※コンサートの詳細はこちらをどうぞ。↓
http://carta.blog.shinobi.jp/

その日、一緒に折込作業を行ったメンバーには、
風スタのスタッフ・稲邊くん、
ゼミナールの村松さん、
TCTの菅野くん、
遅れて到着の劇団・勿忘草の古屋くん。

折込作業前には、東山堂で鳥瞰図作家の中田さんに、
その後、もりげきに向かう途中、
現代時報の高村くん、
もりげきに到着してから、マーブル局のごうくん
と遭遇。


今日街で遭遇した男性陣、みな年下。


しまった。
ここはやはり、演歌を歌いながら歩くべきだった。
(あ。もりげき事務室のおじさんは年上か)

2008年9月1日月曜日

可愛いサンダルをはいた少女

岩手という地域は(他の東北地方もそうだと思うが)、
自分たち自身が「田舎者」という
差別(?)をずっとされてきているので、私をはじめ、
「差別問題」というものの深さについては
よく知らない人が多いような気がする。
(無知というのはまたそれはそれで問題があるのだろうが)
また、私の中では、

え、プエルトリコ出身なんですか?!
も、
え、スウェーデン出身なんですか?!
も、
え、カンボジア出身なんですか?!
も、
え、礼文島出身なんですか?!
も、
え、中国出身なんですか?!
も、
え、ギリシャ出身なんですか?!
も、
え、鳥取出身なんですか?!
も、
え、アラスカ出身なんですか?!
も、

「そんな遠いところから、岩手に?!」
という驚きのテンションにおいては
まったく同系列の反応なのだが、
日本とアジアの長い歴史において、
そうともいっていられない反応の気遣いを
しなければいけないらしい国もある、
ということは、なんとなく頭での理解はしていた。

先日、バイト先で終日
こどもまみれになって仕事をしていたのだが、
その中の一人の小学校低学年の女の子が、
なぜか私によくなついてくれていて、
ポッキーをくれたり、カウンターの受付に来て、
おしゃべりをしていたりとそばに寄ってきていた。

もうすぐお母さんが迎えに来る時間がせまり、
ちょうどたまたま、二人っきりになった時、
その女の子が、とてもさりげない風を装いながら
意を決したような顔をして、私にこう言った。

「あのね、あたし、中国人なんだよ」

あー、そうなんだー。
オリンピックは、中国応援したの?
メダルたくさんとってすごかったよねー。

こちらもそんな、さりげない会話を返しつつ、
頭の中では、
「うわ、私、今日なんか知らず知らずのうちに、
世間話で周囲の大人と、中国批判とか
この子が聞こえるようなところでしてなかったよな?!
大丈夫だよな? 大丈夫なはずだ!・・・と思う。たぶん」
と、必死にその日の記憶を総動員して冷や汗をかいた。

もしかしたら彼女は、ふだんの生活の中において、
「中国人」であるということで、
周囲から、とても哀しい思いを受けているのかもしれない。
そうではなくても、毎日のニュースからも、
周囲の何気ない世間話からも、
たくさんのネガティブな中国の話が流れている。
それをきっと、彼女は子供ながらに理解をしている。

あのとき私は、もしかしたら「そうなんだー」と、
軽く返すべきではなかったのか?
もしかしたら、もっと暖かい言葉を彼女は求めていたのか?
いまだに答えはわからない。

たぶんこれからも私は、無自覚か自覚的かにかかわらず、
知らない人も大事な人も、傷つけることもあるだろうし、
すべての人を傷つけないで生きていくことは可能だ
と思っているほど傲慢でもない。
もともとが口の悪い人間である。もう、どうしようもない。

人を傷つけてしまった自分が一番傷ついている
なんてことは、口が腐ってもいうつもりはない。
(もしどこかでそんな発言をしていた過去があったらスミマセン)
願わくは、自分が他人を傷つけてしまった言葉には
覚悟と責任を持つ人間になりたい。

そのような前提を踏まえたうえで、
それでも、できることなら可能な範囲で、
あまり人を深く傷つける人間にはなりたくないなぁと思う。

きっと私はこれからも、
中国という国家それ自体においては、
あまり好きにはなれないような気がする。
だってチベット好きだし。
批判的な気持ちも、
そう簡単には拭い去ることはできないと思う。

それでも、このことを考えるときは、
あのときの彼女の、
大事な秘密を他人に打ち明けるときの、
ものすごい覚悟を決めたような、
それでいて必死になにげなさを装った表情と、

「あのね、あたし、中国人なんだよ」

という言葉を思い返していきたいと、
ここ最近なにかにつけ思い返して考えている。