2010年10月31日日曜日

さわの的一週間

月曜日は依頼原稿仕上げ~
ついでにブログもアップした~

火曜日はcartaの蚤の市に行って~
木村衣有子さんの出品した本を2冊買ってきた~

水曜日はレディースデーなので~
アートフォーラムに「トイレット」を見に行ってきた~
(好きです、「トイレット」!)

木曜日はおでってリージョナル劇場を見に行って~
大森さんや霜月さんや江幡さんや伴さんの
役者姿を見てきた~
(あ! 劇評執筆依頼、誰にしよう・・・)

土曜日はコントワークショップに行って~
斎藤さんの講師姿を楽しんできた~

金曜日は糸巻きもせず~
日曜日はおしゃべりもせず~
(さっ、寂しい・・・)

友だちよこれが私の~
一週間の仕事(?)ですぅぅぅ~

トゥリャトゥリャトゥリャトゥリャトゥリャトゥリャリャ~
トゥリャトゥリャトゥリャトゥリャリャ~~~!


・・・なんか遊んでばっかだな(そうなんだけど)。

2010年10月30日土曜日

妄想ワークショップ

「都市生活カタログ」キャストでお世話になった、
劇団ゼミナールの斎藤さんが、
初めての一般向けのワークショップ講師
をするということで、
面白そうだったので見学させてもらった。

********************

岩手芸術祭戯曲大会ワークショップ
「斎藤英樹と劇団ゼミナール的コントを作ろう!」

日時:2010年10月30日(土)14:00~17:00
会場:盛岡劇場タウンホール
参加費:500円

********************

特に見学可と明記されていたものではなかったが、
ちらしができあがってきた時に見て、
試しに担当のくらもちさんに「見たい!」
と言ったら「いいよ」と、あっさり許可してくれた。

当日は、受講者、見学者、事務局合わせて20人。
まあ、受講生は今回くらいの
10数人程度がちょうどいい
(それ以上いると逆に収拾つかないと思う)けど、
これはどんどん見学オッケーにして、
ギャラリーの方は多くてもいいような催事だった。

(特に受講生がコントを演じる
というタイプの講座ではなかったが(基本は座学))
やっぱ、コントは舞台にしろワークショップにしろ、
人に見られてナンボの世界ですね。

で、「60分の芝居の戯曲を書きましょう」
というテーマだと、
受講するほうも覚悟が要りそうだけど、
今回みたいに、

「コントの面白い設定を考えましょう」
「そこに出てくる登場人物(物や動物でも可)を考えましょう」
「登場人物の細かい設定を考えましょう」
「流れとオチ(起承転結)を考えましょう」

ということを面白がりながらやってくのは、
初めて脚本を書く導入としてとてもいいと思った。
高校生の戯曲ワークショップとしてもアリだと思う。

残念ながら今回は、コント台本そのものを
作って仕上げるところまでは
いかなかったのだけれど、
「きっかけ」づくりとしては面白い。

しかし、前半は妙に硬かった。
おそらく受講者も、「コントワークショップ」だし、
発言を求められたら、面白いことを言わないと・・・
みたいな緊張感が全体に漂っていたせいもある。
受講者の緊張感が解けてきたのは、
後半、みんなで設定を考え始めたあたりからだ。

休憩中には、斎藤さんの劇団員の
菜穂ちゃんや八木さんが見学にやってきた。
(遅れて睦さんも登場)

「ヒデキのやってることに巻き込まれて
火傷するのは嫌なんでー」
「最近の女子高生たちには「キャー!」って
もう言われないですよー」
「えー、「面白い」設定考えてって、
それ、生徒に全部丸投げじゃーん! なにそれー」
「(ホワイトボードの板書を見て)
あー、あれはヒデキの字だねー。
がんばってきれいに書こうとしてる字だねー」

などと、一回りほど年下の美人女優たちに
ヒデキ呼ばわりされて、いないところで
受講者の前でボロクソ言われる斎藤さん。
不憫だ。

きっと、生なかなワークショップ講師なら、
家に帰って布団にもぐりこんで、
「悲しくって涙が出ちゃう。ひとりっこだもん」
と、枕を涙で濡らしかねない扱いだが、

斎藤さんはわかっているのである。
彼女たちが、わざわざ大事な休日に、
自分の様子を見に来てくれたことを。
私は思った。


なんてリアルなツンデレ女子たちだろう。


「べっ、別にヒデキの事が心配で来たんじゃ
ないんだからねっ。勘違いしないでよねっ」


斎藤さん、愛されてるね劇団員に。


そんな愛あふれる見学者たちに見守られながら、
「面白い設定」が受講者たちから
どんどん発表されていった。

ちなみに、最近はあまりニアミスしないで
直接会う事も意外に多い
「元ニアミス同盟(仮)」の、
ALBiLEOの那須さんと清水くんも参加していた。


清水 「コント講座の講師が、生徒に熱心に
    手取り足取りコントを教えるんだけど、
    生徒が全てその技を上回ってて、
    どんどん講師よりうまくなっていく
    という設定を考えたんですけど」
斎藤 「その設定は講師権限で却下します」


個人的には、盛岡一高演劇部の女の子の考えた
「インターハイを目指す卵焼き部のレギュラー争い」
がツボだった
(この子は、他の設定での発言も色々面白かった)。

斎藤さんにはぜひ、このコントを作って、
ゼミナールのコントライブでやってほしい。
ていうか、ここに出てきたネタで
全部コント作って、
「岩手芸術祭戯曲大会コラボ」というテーマで
ゼミナールのコントライブを一つ完成させてほしい。

受講生が言った言葉だけでは「?」な設定も、
斎藤さんが「それはこういうことだね」と、
その場ですぐに面白く演じてみせてくれ、
背後では見学者たちがうひゃうひゃ笑っているので、
受講生ものってきて自発的な発言が増え、
ホワイトボード2台の板書が間に合わない位だった。

自らが舞台に立つ
お笑い芸人を育成するというより、
往年の欽ちゃんの
放送作家集団「パジャマ党」みたいだ。
深夜ラジオのハガキ職人とか。
(↑ 例えが古すぎる)

今のシチュエーションとしては、ケータイ大喜利か。
「こんな看護師は嫌だ」
をテーマに募集、みたいな。

最終的には
「トイレに行きたいのを我慢して
診察している泌尿器科医」
という設定で、みんなで
作り始め(発言し)ていったのだが、
背後の見学者たちは、
このキャラクターは、ゼミナールの役者だと、
誰が向いてるだろうね?と盛り上がっていた。

「この掃除のおばさんは八木さんでしょう」
「老人の付き添いの、よくしゃべる娘は睦さんだね」
「患者のおじいさんは、客演でこんさんで(笑)」
「このおっちょこちょいのトラブルメーカーな、
耳の遠い看護師は、章義さんなんてのは?
(↑ 劇団ゼミナール代表、
  別名「盛岡のドラえもん俳優」)」
「それ、絶対見たいーーー!!」

その時点で私たちは、主人公の泌尿器科医は、
斎藤さんであることに、
何の疑問も持っていなかった。

その間にも、コント講座は進んでおり、
医者は、患者(老人)の付き添いの
48歳独身女に言い寄られ、
看護師とは恋仲で、掃除のおばさんにも
言い寄られる超モテモテな設定となっていた。
(しかし、どうしてもトイレには行くことができない)


もうこれはコントワークショップではない。
妄想ワークショップだ。


斎藤 「医者、モテモテですね。
    さて、この医者は何歳だと思いますか」
受講 「35歳くらい!」


ああ、受講生たちにとっては、
このモテモテ泌尿器科医の妄想対象は、
斎藤さん(=あとひと月でバカボンのパパと同い年)
ではなかったのだな。


斎藤 「(最年少の中学生受講者に)ねぇ、
    キミの考える「おじさん」って、何歳以上?」
受講 「・・・・・(言葉に詰まる)」
斎藤 「いいっ! その答えは言わなくていいっ!」


そんな盛り上がったワークショップ終了後、
ホワイトボードの前で今日の成果を話し合っていた
斎藤さんと、担当のくらもちさんの前に、
一人の女子高生が「写真撮ってもいいですか?」
とやって来た。

斎藤さん、まだまだ女子高生にモテモテじゃーん、
と思って見ていたら、
斎藤さんは何のためらいもなく
邪魔にならないようにとホワイトボードから離れ、
女子高生は何のためらいもなく、
板書されたホワイトボードを撮影していた。


それでいいのか、斎藤英樹!


あんなに女子高生にキャーキャー
言われてたあの、斎藤英樹が!

私にとっての、モテモテ泌尿器科医イメージは、
まだまだ斎藤さんですからね。

2010年10月25日月曜日

おさんぽ考

先日、北山散策路を歩く話を書いたが、
けっこうここ10日ばかり、よく散策路などを歩いている。
もう少しでこの辺も全体が紅葉に染まって綺麗になる。

今日は、歩いていると全くの日常的なモノなのに、
「これは、野外展示の芸術作品です」
といわれたら、うっかり信じられそうなモノを発見し、


「いかにもそれっぽい作品タイトルを命名する」


という一人ごっこ遊びをしながら歩いてみた。
(↑ ウォーキングに集中できないダメな大人)
よくつちざわ@アートとかを見に行くと、

「・・・これは、展示作品なんだろうか?
それとも、元々ここにあったもの???」

と、時々悩ましいモノに遭遇するので、えーと、
「現代美術に対するアンチテーゼの一考察」
としてですね、嘘ですけどね。
まあ、そういう事を言っておくと、
少しはただのヒマ人ぽくなく聞こえませんか?
聞こえませんね。

で、大きな岩が無造作に積み重ねられて、
表面がコケや枯葉に覆われているのを、
「バベルの終息」とか、

数ヶ所支えを受けながら立っている枯木に、
「天への慟哭」とか、

広い木と木の間に作られた、でっかいクモの巣に、
「空間に関する考察#34」とか、

いかにもなんかワケありっぽいネーミングをして
周囲を見渡してみました。
すると、あら不思議!
あなたの街が、野外アート場に!
写真つきでなくて申し訳ありません。

やってる本人は非常に面白かったんですが、
ここに書いてるうちに、
伝わってるかどうか不安になってきました。
(ていうか、おちょくってるみたいで怒られそうだ)
こういうセンスは、pmiの平川くんとかがありそう。
(シュールな笑い専門で)
全くのプロデューサー的なカンですけど。


そんなこんなでよく街を歩いていて気になること。

柿の木に実が生っても、今、誰も取らないですよね?
あれ、どうにかなんないもんなんでしょうか。

「干し柿制作プロジェクト
~あなたの家の柿の実、
   干し柿にして差し上げます!~」

みたいな。
今の時期は柿なんですけど、
(あと、人の手入れのされなくなった果樹園のリンゴとか)
季節によって、桑の実とか、ナツメ?かなんかが、
生りっぱなしで下に落ちてしまってるのが、
歩いていて気になって気になってしょうがない。

「すいません、お宅の桑の実、
摘ませていただけませんか?」

と、直談判したくて、いつもモヤモヤしている。
勝手に摘んだら窃盗罪だし、
かといって、わざわざ家に相談に行っても、
このご時世、新手のセールスと勘違いされ、
胡散臭がられそうだ。


私はただ、あなたの庭のナツメが
収穫したいだけなの。信じて。


あ。でも今年の初夏、
ギャラリー彩園子Ⅱの入り口近くにある、
小ぶりだけどたわわに実っていた枇杷の実、
こっそり一個だけもいで、
その場で食べちゃいました。


オーナー、すみませんでした!!


瑞々しくて美味しかった。
あの後、あの枇杷の実はちゃんと収穫されて、
皆さんのお腹におさまったのだろうか。
気になる。

収穫した実は、持ち主に9割は差し上げるので、
摘ませてもらって、ほんのちょっとだけ、
おすそわけさせてくんないかなぁ。
(わたし的メインは、食べるほうじゃなく収穫)

とにかくね、柿がね、気になるの。今の季節は。
ものすごい勢いで、そこかしこで
木に残ってますよ。見てみてください。

庭の柿の木をこっそりもいで、カミナリ親父に
「コラッ!」って怒られるのは、
もう、磯野カツオくらいしかいません(見張りは中島くん)。

渋柿を大量に消費できる食べ方はないのかなぁ。
(子供心に、あの渋抜きの焼酎漬けの柿は
あまり好きではなかったので)

2010年10月22日金曜日

鶴女房、特売品を買う姿を目撃される。

午前中は医大定期外来。
相変わらず「高い検査料払ってそれだけ?!」な、


A孫子 「結果はマイナス(陰性)ね」


という簡単なお言葉をいただき、
無事、輸血による肝炎など罹ってないお墨付きが出る。
ああ、もう全て病気のせいにできる有効期限は終わった。

ということで、相変わらず、
「ところでジェネリック医薬品って、どうなんすかね?」
などの世間話をして健康体な今日の診察終了。
(先生、「もし俺が患者なら、
この薬はジェネリック使わないなぁ。
こっちの薬なら代えてもまあ、いいかな」という、
ぶっちゃけトークをありがとう)

ま、どれも使う気ないすけどね、ジェネリック。
ごめんね一人で医療費上げてて。


夕方からは、数日前に頼まれていた、
とある真面目な原稿を書くために、
「my書斎・carta」に。
(すいません、ほんといつもいつも長居して・・・)

ほら、家にいるとつい、
「ミヤネ屋」とか「5きげんテレビ」とか見ちゃうから、
集中できないのよね(←そりゃ自己責任だろう)。
で、頼まれた原稿のご要望が、


「短く端的で、インパクトがあって、
ハートにじいぃ~んと、
「沢野さんらしい!」のがいいなぁ・・・。」


・・・って、ハードル高すぎ!!


私がよく、鶴の恩返しのように、
弱った身体から羽を抜き取りながら、
お店で機を織っている姿は、
cartaのお二人だけは知っている。

そんなわけで、
原稿に一区切りをつけてお店を出ても、
スーパーに寄りながらも心ここにあらずで、
「なんか、文章がしっくりこないんだよなぁ・・・」
「なんか違うんだよなぁ・・・」
と思いながら、全く頭が回らないので
パンが選べず、パンコーナーを
長時間かけて数往復。

とりあえず、と、幾つかかごに入れ、
後ろの惣菜コーナーを振り向くと、
ギョウザ販売のバイトのコに声をかけられた。
先日、イベントで知り合った学生の女の子だった。

「ああ、こないだ知り合った人だ、
惣菜コーナーに来たら声かけよう」と思ってたら、
なかなかこっちに寄って来ないぞと、
ずっと声をかけるタイミングを待っていたらしい。


・・・てことはですよ。


今、私がこのやっすいパン数個買うのに、
長時間コーナーをうろうろして熟考した挙句、
新発売のイチノベパンの菓子パンを選んだ
一部始終をキミは見ていたんだね。


はっ、恥ずかしいっっっ!!!


しかも、カナン牧場のパンとか、
横澤パンとかのちょい高級志向のパンじゃなくて、
セール品のイチノベパンとシライシパンを
長時間かけた末に、手にした姿を! 一部始終!


女の子 「ハロウィーンのパンの所で動かないんで
     そのパンが気になってんのかな
     と思ってました」


いや、全然セレクト対象外でした。
ていうか、全くパンのことを考えずに
その場で考え事をしていたようです。
そんなところまで見られていたんですね。
かなり本気で恥ずかしかった瞬間だった。

というか、正気に戻った。

医薬品は高級志向(命が大事)でも、
買ったパンは特売品な自分基準って一体。

2010年10月20日水曜日

恐るべし、ほぼ日のテキスト中継

ずっとブログに書きそびれていたんですけど、

8月24日のブログで、他人のツイッターに登場し、
ガセネタ仕込んで「さわのさん恋多き女伝説」を作って
世間を混乱させるってのはどうだろう?
という内容の話を書いたのですが(↓)

http://morioka-zsk.blogspot.com/2010_08_01_archive.html#4380294735149855669

さすが「ほぼ日」、最高の技術と遊び心で、
これ、10月6日にやってます!(↓)

http://www.1101.com/cgi-bin/kichijoji/photolive.cgi?p=101006kichijoji&dt=20101006122702

「突然、吉祥寺テキスト中継祭り!
吉祥寺からお伝えいたします!」の、
「吉祥寺をぶらぶらする乗組員でも見てやるか」

というコンテンツです。
最新から順には見れるんですが、
最初から順には見れないみたいなので、
とりあえず一番古いページを上には載せました。

これを、下から順に見ていって、
上まで見終わったら、また一番下に戻って、
「次へ→」をクリックするのを繰り返してみてください。
いやー、当日携帯から見てたんだけど、笑ったわー。
すごいなー。ほんと、これ、やりたいわー。

で、これはこれとして、このテキスト中継、
盛岡の商店街のイベント当日の紹介なんかでも
応用ができそうですよね。

でもこれ、想像以上に大変だと思う。
昔、仕事で演劇公演の稽古場日記を担当していて、
公演直前の仕込みやリハーサルの様子を
リアルタイムに載せようとしたんだけど、
めちゃくちゃ大変でした。
(当時の私の苦労がしのばれるブログはこちら。↓)

http://yaplog.jp/odetteseisaku/category_1/

しかも、公演準備で忙しいときに、一人で
携帯で写真とっては事務室に戻って、
パソコンに向かってるわけですから(2005年当時)、
周囲の理解がなければ、ほんと、
ただ遊んでるかさぼってるようにしか思われない。

これは一人、テキスト中継に専念できる担当をつけて、
真剣に「遊ぶ」必要があります。
いやぁ、さすがだなぁ、ほぼ日と思いました。
こういうのはやっぱ、ツイッターでもUstreamでもなく
テキスト中継が面白いなぁと思いました。
ドキュメンタリー要素より、バラエティー追求みたいな。

小さい秋そろそろ終了

先日のブログで、
「三ツ割からは北山散策路より、
芝水園コースがオススメ」
って書きましたが、こないだ改めて
北山散策路通ったんですけどね、


やっぱ、北山散策路の方がハイキング向きだわ。


すみませんワタクシ、
曖昧な記憶のまま書いてました。
半端な知識で物を書いてはいけませんな。

なんか、ヒトん家の敷地の中(果樹園)
通ってくようなちょっと後ろめたさとか、
リアルに住宅街の中(三ツ割町内)を
住民じゃない人間が一人で
ウロウロしてる気まずさとかばかり
強く記憶に残ってましたが、改めて歩いてみたら、
いやー、他は素晴らしい散策路ですよ。
(ま、果樹園の中歩く機会も滅多にないから、
ハイキングを大義名分に堂々と歩けていいんですけど)
ということでオススメは、


中央公民館裏の自転車道路

「北山散策路」の看板の所から上り坂

盛岡グランドホテルを左手に

愛宕山展望台

散策コースを通って、三ツ割住宅街

小本街道横断(信号無し。しかもけっこう交通量多し)

果樹園の中

北山あたりの住宅街

正統的な北山散策路

高松の池入口


を、往路に。
復路で、芝水園-三ツ割コースで戻ってくる
というのでどうでしょう。
今時期はりんごの無人販売がいくつかあります。
それもまたお楽しみな感じ(まだ買ったことはないけど)。

(大丈夫、ちゃんと
「・・・ここは本当に散策路なんだろうか?」
と、不安になるポイントポイントに、
「北山散策路」という矢印が立っています)


なんてことを書いてる間に、
もう冬っぽい空気になってきましたね。


おととい、「盛岡はちょうどいい秋の気候です」
なんてハガキを出したばかりなのに、
昨日いきなりの寒い朝です。
まるで私がウソツキみたいじゃないですか!!

でもって、今日は高松の池には白鳥が来てました。
取材の記者っぽい若い人が、
公園のベンチでカメラをぶら下げて
どっかに電話で白鳥の問い合わせを
してるのが通りすがりに聞こえてきました。
そんな季節なんだなぁ・・・。


小さい秋、あっという間だったなぁ・・・(遠い目)。


そうそう、先日漠然とした情報をお届けしておりました、
岩手公園でのネイチャーゲームイベントなんですが、
早速、情報をいただきまして(I川さん、ありがとう!)、

http://iwatemoricco.seesaa.net/article/162805153.html

に、「公園の森たんけん」という情報が載ってます。
(社)岩手県緑化推進委員会と、
いわて森林インストラクター会主催で、
ネイチャーアートゲリラは11月3日(水・祝)
岩手公園広場集合で12:00~15:00まで、
いつでもどうぞ、だそうです。

いつでもどうぞ、ってことは、
一人で行ったら、
一人でアートゲリラしなきゃないのだろうか。
不安だ。
ということで、一緒に参加するヒト募集中。


あ、ザリガニ釣り参加も引き続き募集中。


(芝水園は水曜休園、
今年の開園は11月末日までらしいです)。

2010年10月14日木曜日

貧乏生活における身近なアート

先日のつちざわのアートフリーマーケットには、
結局、行くことができなかった。
というのも、9日に飲み会があったのだが、
当日午前中に幹事から来たメールに、


今日の予算は6000円


という連絡が。
(結局、終わってから1000円キャッシュバックがあったけど)。
今の私に、一回の飲み会6000円は痛手だ。
いやまあ、めでたい祝いの席なんで、
ほんとにほんっとに、
心からの祝福をしておりますが、でも、


6000円。

うぉっ・・・・・。


ということで、10日の午前中に携帯で
土沢駅までの電車の時刻を調べがてら、
「片道820円」の文字に動揺。

片道820円ってことは、往復1640円なんだよな。
でもって、昼ごはんは現地で食べるよな。
せっかく行ったんだから八丁土蔵でお茶も飲むよな。
萬鉄五郎美術館にも入っちゃうかもな。
ていうか、フリマなんだから何か買うっしょ。
いや、私の場合、産直でつい野菜とか味噌とか米まで
買っちゃうんだよなー。
確実に散財する予感がするなー。

などと悩んでいる間に、発車時刻までに
盛岡駅に行ける時間ではなくなってしまった。
つちざわ参加の皆さんごめんなさい。


アートより、生活費を選んだワタクシをお許しください。


でも、ふと思ったら、一昨日はマリオス4Fの展示ホールに
「北斎の富士展」800円に行ってるし、
今日はネットカフェで1000円くらい使う予定。
自分の判断基準はどこにあるのだ?

県美の百瀬寿展と、石神の丘美術館の現代アート展と、
県博の漆の企画展もまだ行ってないし、
16日は、てどらんごのRYUDENライブもあるしなー。
県の芸術祭の受賞作品の
写真・デザイン・現代美術の展示は
今日から17日までかぁ・・・(岩手県民会館展示室)。


芸術の秋だなぁ・・・(遠い目)。


ま、それはそれとして、
そんなわけで日々、
金のかからない娯楽を模索しておるのですよ。
ということで今日は、黙々と歩いてみました。
歩きながらモノを考えるタイプなので。
今日の「さわの的哲学の道」は、


北山トンネル・中央病院口

トンネル縦断

三ツ割の頂上(お米の自販機のところ)

果樹園脇の道路から高松芝水園に向かうコース

高松芝水園から、盛岡女子高経由で高松の池半周

市立図書館そばの北山散策路口

北山散策路

盛岡かいうん神社(榊山稲荷神社)脇の聖壽禅寺

北山トンネル


というルートを回ったんですが、
いやー、気持ちよかった! これぞ秋!!って感じ。
ほんとに今日はいい天気だった。
何を私は今ここで、ブログなんか書いているんだ。
日が落ちるまであと少し、歩けよ、ったくもう。
で、通常、散歩通の間で(?)一般的なコースは、

中央公民館裏口→愛宕山展望台→北山散策路
→三ツ割住宅街→果樹園の中(!)
→おそらく北山住宅街→北山散策路
→高松の池入口

私もこちらのルートは何度か歩いているんですが、
今日のこの、三ツ割から芝水園コースは初めてでした。
こっちの方が、ハイキングっぽいコースな気がする。
中央公民館裏口から愛宕山展望台、
北山散策路を通ったら、
三ツ割から高松芝水園コースで高松の池が、
今の季節、オススメのルートです。

ああ、サンドイッチとビスケットと紅茶持って、
このコース歩きたい!
(でもきっと、現実はシャケおにぎりと卵焼きに違いない私)
誰か私と、どんぐり拾いときれいな落ち葉拾いと、
芝水園で、ざりがに釣りという、


いい歳したオトナが、決してやらない娯楽ツアー


をしませんか?
(ざりがに釣り、いつも芝水園の看板が気になってるけど、
さすがに一人ではできない・・・)
ちなみに、2008年10月21日に、てくりの高橋さんと、
どんぐり拾いに夢中になったときの様子は
当時ブログに書いてますので、よろしければお読みください。
(なんか今日、アドレスをコピー&ペーストできない・・・)

今日のルートは、
一ヵ所から大量にススキが放射状に生えていて、
半球体を形成していたり、
手に取れるほどの距離に生ってるリンゴが、
一つ一つ微妙に違う色をしていたり、
人の手が入らなくなって、野生化したリンゴの木に、
小さなリンゴがモシャモシャと実っていたり、
刈り取った稲をかけてある(はせ?ほにお?)様子
などなど、本当に美しいインスタレーションでした。
歩きながらの美術鑑賞のような。

そういえば、ネイチャーゲームイベントで、
岩手公園で、子どもたちと大量に落ち葉を拾い集めて、
落ち葉の色別に一面に広げて、
落ち葉の色別グラデーションを作る
っていう事をするのが面白いらしいと、
2年にわたりお誘いをいただいているのだが、
2年連続で、イベント当日にどしゃぶりの大雨。
果たして今年もやるんでしょうか。
確か、11月初めの連休あたりだったような。


Y田さん、I川さん、情報お待ちしております。


今日はそんな感じで、歩きながら、
2002年(かな?)に岩手県美の企画展に来た、
「ニルス=ウド展」を思い出しました。

なんかアドレス貼り付けられないんで、
気になる人は自力で検索お願いいたします(笑)。
あ。直で入力すればいいのか?

http://labellavitaet.blog40.fc2.com/blog-entry-1273.html

さて、うまく見れますかどうか。
企画展自体は面白くなかったんだけど、
(だって、本物のインスタレーション展示じゃなく、
これまでの作品の写真展示と解説だったから)
やってることはもう、乙女ゴコロを
ものすごく刺激する作品でした。
ああ、コレ、私もやりたい! みたいな。

あと、どれくらいこういうキモチのいい天候が続くかなぁ。
また歩かねば。
市内の紅葉はもう少し先かな。

2010年10月6日水曜日

ドラマ「深夜食堂」とキャスティングごっこ

2年くらい前にブログにも面白いと書いていた、
マンガ「深夜食堂」がドラマになって、
とっくの昔に大きな都市では放送されていたのだが、
やっと、ここ岩手では先週からの放送である。
(IBC岩手放送、毎週水曜25:00からかな?)

ドラマの公式サイトはこちら。↓

http://www.meshiya.tv/

で、こっちが「ほぼ日」で連載された、
主役の小林薫の対談。↓

http://www.1101.com/iijima_shokudo/kobayashi/index.html

こう考えるとね、
よくネットで、人気ドラマが東京での放送から
週遅れで放送される地域の人が、
「ネタバレすんな!! まだ見れないんだぞ、こっちは!」
って怒ってるけど、こっちの人間にとっては、
そういう議論の対象にすらなってないよね。
そういう意味では、「ネタバレ」というものに対して
寛大な土地柄ともいえるかも。

いやー、もうね、この「深夜食堂」のマスターが、
小林薫って公開される前から
(ていうか、ドラマ化の前から)私は、
マスター役は小林薫だな、わたし的には。
と思っていたので、この配役が発表される前に、
ブログに書いときゃ良かったなぁと、
当時ちょっと後悔した(←なんの闘いなんだ、それは)。

ちなみにキャスティング好きとして、
私が一番「やられた!」と思ったのは、
CMで「キャッツ・アイ」のキャスティングを、
森三中でやっていたときだ。

こういう発想はいいなー。
「レレレのレオパレスのおじさん」を
松平健がやってるのより、
個人的にはやられた感があった。

ま、そういう方向じゃなく(笑)、
王道なキャスティング好きとして、
今回の「深夜食堂」がとても好きだ。
なんか、みんないい役者さんが
ほんとうに揃っているなぁ。
どのキャスティングも好きだ。

岩手の皆さん、水曜深夜よろしければご一緒に。
その他の地域の皆さんは、
DVDが出てますのでそちらを。
まあ、今更なんて言わないでください。

久しぶりにまたなんか、キャスティングごっこしようかなー。
意外と地味に反応されるんですよね、あの手のネタ。

最近このキャスティングで観たい(聴きたい)
と思ったのが、村上春樹の小説、
「風の歌を聴け」に出てくる、
“犬の漫才師”のようなラジオDJに、
山寺宏一はどうっすか(声だけの出演で)。

誰に訊いてるのかわかんないけど。

そういや、この小説が映画化されたときの、
主人公の「僕」って、小林薫だったんだなぁ。

2010年10月2日土曜日

久々のコンテンポラリーダンス

シネマストリートプロジェクト現代表のじゅんくんが、
中央通の盛久ギャラリーでインスタレーションの展示と、
コンテンポラリーダンスを行うということで足を運ぶ。

********************

紙とさじ 展

薄衣希代子/古舘順一

会期:2010年10月1日(金)~10月3日(日)
会場:盛久ギャラリー 応接サロン

関連イベント
古舘順一の身体表現的な何か:「溶ける風」
2日/15:00~、3日/14:00~

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最近は、久しく盛岡でコンテンポラリーダンスの、
身近に感じるような公演がなくなってしまったが、
数年前までは、コンテンポラリーダンサーの
安達香澄さんが精力的に、
とても刺激的で面白い企画を開催したり、

県立美術館の担当者の方がダンス好きで、
美術館で有名なダンサーの公演が
よく行われていたので見る機会があったのだが、
最近は盛岡では一時期のコンテンポラリーダンスの
気軽に観に行けるイベントの勢いが無くなってしまった。

今はどちらかというと、北上市のさくらホールの方が、
ダンス公演を積極的に招聘している印象だが、
なかなか、盛岡からは行く機会が無い。
コンドルズ、行きたかったなー。
金森穣のnoizmは観に行った。もう何年前だろう?

県立美術館では、伊藤キム+輝く未来、
珍しいキノコ舞踊団
(↑ 映画『めがね』のメルシー体操の振り付けを考えた人)
なんてすごいあたりも来ている。
もう、こういう予算はつかないんだろうなー、県美。

プラザおでってのおでってホールには、
ダンス01(東京の劇団・黒テントにゆかりのあるところ)
が来て、担当スタッフをしたことがある。

しかし、それもこれも私が
コンテンポラリーダンスに興味を持ったのは、
盛岡の柴内啓子現代舞踊研究所出身のダンサーの
安達香澄さんが企画したダンス公演を見てからだった。
(2001年か2002年のおでって市民企画採択企画)

あのときのワクワク感と高揚感といったら、
初めて面白い舞台に遭遇した
中学時代の衝撃にも似ている。

盛岡は、前述の柴内先生のところの研究所や、
金田尚子舞踊研究所など、
全国コンクールで第一位の生徒さんを
毎年のように多数排出している研究所があり、
香澄さんのように、文化庁の研修生として、
海外に派遣される生徒さんが何人もいるくらい、
モダンダンス、コンテンポラリーダンス
に対する理解の土壌がある。

(おそらく、これらの研究所の定期的な
発表会なんてのも、
いわゆる“発表会”のレベルでは
ないんであろうと想像される)

ただ、やはりそれだけの実力の生徒さんともなると、
若いうちは東京や海外に行ってしまうので、
なかなか地元で、ちょっとした公演というのが
観る機会も限られるし、

ダンサーは女性が多いので結婚や出産で、
盛岡であったり、ダンスそのものから
離れてしまう人もいる。
ちなみに香澄さんは今、秋田市在住である。

そんなところに今年、大学を卒業して
盛岡に帰ってきたじゅんくん。

ダンスは大学に入ってから始めたので、
その辺の盛岡の繋がりとは全く違うところから、
ふらりと降り立った感がある。
そして、帰ってきての舞台として選んだのは、
劇場ではなく、盛久ギャラリーの玄関前。

ある意味、いろいろなしがらみやらなにやらから
解き放たれた立ち位置にいるので、
何でも出来るし、どうとでもできる気がする。
可能性の宝庫だ。
どうか、これからも続けていって欲しい。


ていうか、これからよね。じゅんくん。


ちなみに、香澄さんが参加している中馬芳子さんの
The School of Hard Knocks Japan ( ↓ )

http://www.yoshikochuma.org/jp/index.html

を、香澄さんが盛岡に呼んできて公演した
(「リバースサイコロジープロジェクト Ie[家]」)ときは、
南昌荘 → 肴町商店街 → おでってホール
というコースを踊って
(観客もそれに合わせて移動して歩く)
半日かけて1つのイベントでした。
今思えば、かなり大きなイベントだったなぁ、あれ。

かと思えば香澄さん、ギャラリーLa vie(当時)
みたいなとても小さなギャラリー内で、
20人くらいの小さなシークレットライブ的な
展示作品とのコラボのダンス公演をしたり、
市民文化ホール小ホールで、
パイプオルガンコンサートとジョイントしたり、
何でもやってる人です。

じゅんくん、コンテンポラリーダンスで、
盛岡でやれることは、無限にあるよ。