2008年12月30日火曜日

今年もありがとうございました。

今年も皆さま、大変お世話になりました。
2008年は、占いによると、

「12年に一度の大モテ期」

らしかったんですが、
どこがじゃあぁぁぁぁぁぁ!!!!!
・・・と、年末に浜ちゃん並みに暴力的な
ツッコミをかまそうかと思っていたのですが、

ふと、一年を振り返るにあたり、
ブックカフェのイベントに声をかけていただいたり、
ホタルウォッチングやどんぐり拾い、
岩泉線ツアーに誘っていただいたり、
誘いに喜んでのっていただいたり、

青森県美やいしがきミュージックフェスに
誘っていただいたり、
結婚を祝う会や、送別会にもお声がけいただいたり、
劇団さんの盛岡公演の地元のお手伝いや、
映画撮影隊の炊き出しの依頼を受けたり、


なんだかんだでかなりモテてたような気がしてきました。


こんなワタクシ如きをお誘いくださった皆さん、
楽しんでいただけたかどうか、
お役に立ててたかどうかはわかりませんが、
企画するときに私のことを思い出していただき
どうもありがとうございました。

で、12年に一度の・・・ってことは・・・

ただ今、非常にワタクシ、
来年は今年の反動で誰からも誘われない
のではないかと、ドキドキしている最中であります!!

12年に一度の大モテ期が、あと一日ちょっとで終わるっ・・・


あああぁぁぁっ!!!!!



えー、なにとぞ、ひとつ、どうか皆さま、
来年もさわのをよろしくね。
でも、一月の企画イベントが終わったら、
少し冬眠しようかなとも思ってます。

つーか、もっと生活費稼がないとな・・・。
あぁ、蟹工船がブームになる時代に生きるとは。

2008年12月23日火曜日

口内炎の理由は

すっかり、ブログに書くきっかけを失ってしまっていたが、
先日、燐光群盛岡公演制作協力と、
「モノ・オペラ 声」稽古、
感劇地図発送作業と会議などなど、
忙しいフリをしていたくせに、合間を縫って
とあるイベントに参加していた。


「盛岡で売られているハンバーガーを
全種類食べつくす集い 第一回」


こう書いた時点でもう、お笑いで言えば
「出オチ」みたいなもんで、
内容について書くことも特に無いのだが、
まあ、そんな事を企画するのは、
桃生くんくらいなものである。

と、いうことでこの企画は、
桃生くんの主宰する情報ML「つれづれ団」企画で、
参加者11名、
集めたハンバーガー35個。
鳥瞰図作家・中田さん宅の6畳一間に11人みっちみち。
とだけは、資料としてここに記しておきたい。

ちなみに、まだモスもロッテリアもケンタも
食べてないのだが(それでも35個!)、
果たして第2回は開催されるのであろうか。

もうすでに男子陣は、後半の
コンビニのテリヤキとチーズバーガー攻勢で
息も絶え絶えだったようだが。

こないだ久しぶりにできた口内炎を、
連日の燐光群さんとの飲み会のせい
だとばかり思っていたが、
こっちだったよ!・・・という事に最近やっと気づいた。

2008年12月22日月曜日

劇作家まみれ

一昨日からの3日間、岩手県民会館大ホールでは、
高校演劇の東北大会が開催された。

青森からは、青森中央高校演劇部が
渡辺源四郎商店のハタサワさん(日本劇作家協会会員)が
同校に書き下ろした
「ともことサマーキャンプ」で大会出場。

それにしても、平日月曜10時開演って!!

そして、予想外のべしゃ雪が積もった今朝。
あと数分の差で、開演に間に合わずに会場入りできず、
同じく遅れてやってきた、こんさん(日本劇作家協会会員である)
と並んで、ロビーのモニター観劇と相成る。無念。

終演後、ロビーで思いっきりへこんでいるところに、
ギリで入場が間に合ったらしい昌弘さん(「声」舞台監督)と、
「俺が今日、ここに来ていることは誰にもヒミツだ」
と言って顔を隠しているくせに、
通りすがる高校演劇部顧問の先生方に、
「あ。どーもー!」
と挨拶しているHタサワさん(←一応、仮名)と会う。

それにしても、岩手での大会でモニター観劇とは。
さわの一生の不覚。

さわの  「・・・全国大会って、次どこですか?」
ハTサワ 「こら!」
Y田先生 「三重です」
さわの  「三重かぁ。さすがに三重には観に行けんなー」
昌弘   「東京の自由劇場っていうテも・・・
       (ここで選ばれた作品が、春に東京で上演される)」
ハタSワ 「こらこら!!」
さわの  「東京かぁ。あ、その後で青森で凱旋公演すれば・・・」
ハタサW 「こらこらこら!!!」

結果どころか講評どころかまだ上演校も残っているのに、
好き勝手なことを言って、夢見る私たち。
(東北大会の13校から全国大会に出場できるのは
たった1校だけの狭き難関)

その後、最後の上演校のいわき総合高校の上演を観たが、
さすが有名な顧問・いしいみちこ先生の高校。
一度作品を観てみたいと思っていたのだが、
噂にたがわずレベルが高くて面白かった。
ふつうに盛劇のタウンホールとかで見てみたい。

残念ながら私はその後に、「モノ・オペラ 声」連動企画の
写真展の打ち合わせとDM校正が六分儀であったため、
講評まで聴いて、大会結果を聞けずに
後ろ髪を引かれる思いで会場を後にしたのだが、
打ち合わせ中に、見事、青森中央高校演劇部が
最優秀賞受賞とのメールが届く。

すげぇ。
好き勝手なことは言っとくもんだなぁ。

青森凱旋公演(←勝手に決定)には
ゼヒ、足を運びたい所存である。

夜には、東北大会の審査員を3日間されていた、
うさぎ庵の工藤さん(日本劇作家協会理事)
に召集された面々「工藤千夏とゆかいな仲間たち」
による飲み会が、
盛岡のベトナム料理の老舗「トラン」で開催される。

私の右隣にはくらもちさん(やっぱり日本劇作家協会会員)。
会に遅れてやって来た、
めんこいテレビの落合さん情報によると、
落合さんの大学時代の後輩が、
今年の日本劇作家協会新人戯曲賞を受賞したらしい。

なんか、先日の燐光群盛岡公演で、
坂手さん(日本劇作家協会会長)にお会いしてから、
やたらと劇作家協会員まみれな日々である。

2008年12月21日日曜日

盛岡風お好み焼き

八時の芝居小屋「モノ・オペラ 声」の
稽古が今日は日中だったため、
お昼にごはんを食べに、
くらもちさん、善子と3人で、
八幡町のお好み焼き屋・すずめに向かう。

よく考えたら私は外で
お好み焼きを食べたことがない。
(もんじゃ焼きは浅草で2度食べたことがある)
だいたいは、自宅でフライパンで作る。
(ホットプレートが無いので)

で、明らかに私の作るお好み焼きは、
他の二人と違うことに気がついた。

くらもちさんと善子の二人は、
いわゆるスタンダードな
大阪風お好み焼きを作っている。
ちょっと厚めで、上にかつお節を乗せ、
ソースとマヨネーズをかけるタイプね。

で、私はというと、お好み焼きのタネの、
3分の1くらいの量を、
薄くクレープみたいに鉄板の上に広げ、
両面を焼き、そのまま、
ソースもマヨネーズもかけずに、
クレープ状のまま皿に取り分けて食べていた。
(これを3枚作った)


明らかに、我が道を行っている。


何故だ。
私は基本的に料理はスタンダードで尚且つ、
柔軟性に富んでいる、つもりだ。

目玉焼きはしょう油、フライはソース。
だけどもなかったら別にマヨネーズでも
タルタルソースでもあるもので対応可よ、
別に強いこだわりみたいなものは無いわよ、
おにぎりは三角に握って、のりを巻くわよ、
鍋奉行の指示には素直に従うわよ、みたいな。

なのに何故、お好み焼きだけ、
こんな他人と違うモノを
私は作っているんだ???

そこではたと気づいた。
これは、「昔ながらの盛岡風お好み焼きである」と。

盛岡のお好み焼きは薄焼きタイプである。
今でも、八幡さまのお祭りの屋台は行列だし、
肴町アーケード内にも、
この薄焼き風お好み焼き屋がある。

でも、一般では確かになかなか見かけなくなったなぁ。
(韓国のチヂミの方がメジャーな気がする)
私の他にも誰か、お好み焼きを作るときは、
この「薄焼きタイプ」という人はいないだろうか。
きっとそんな盛岡人とは仲良くなれそうな気がする。

※岩手朝日テレビの番組サイトより、
 うす焼きお好み焼きを扱った回の記事を見つけました。
 ↓

http://www.iat.co.jp/raku/archive/070428/index.html

2008年12月19日金曜日

てくりさんのブログで紹介される

もりげき八時の芝居小屋「モノ・オペラ 声」の稽古に、
「どんぐり拾い友の会(仮)」会員でもある、
てくりスタッフの高橋さんが、昨日、
タルト・タタンのサブレを持って
遊びに来てくれました。
いやっほーい。

そればかりかなんと!
ただ今、てくりさんのブログに
この公演をご紹介いただいてます!!

個人的には、どんな大手の演劇情報サイトでの
情報掲載より心強いご紹介記事です。
(てくりさんも今や、全国的に有名ですもんねー)

そして、私のブログでさえ掲載してない、
「モノ・オペラ 声」のちらしがクリックして拡大で
ご覧いただけるという!
(ごめんね、パソコン音痴で)
ああ、なんて素晴らしい。

まだまだ稽古見学随時募集中です。
特に、演劇ともオペラともまったく関係ない方の、
ご訪問と反応をいただけますと嬉しいです。

もうね、こっちは演ってるうちに
だんだん感覚が麻痺しちゃいますからね。
新鮮な反応プリーズ!

http://www.tekuri.net/

↑ こちらの「ミニコミ誌 てくり」さんのサイトの
「スタッフ日記」の中の、

「12月19日 モノ・オペラ、来月上演。」

をゼヒご覧ください。
高橋さん、ありがとうございました。
また遊びに来てね。

2008年12月14日日曜日

燐光群盛岡公演終了

燐光群盛岡公演「戦争と市民」、
つつがなく終了いたしました。

観に来てくださった皆さま、
お世話になった皆さま、
盛岡にいらっしゃった燐光群の皆々さま、
ほんとうにありがとうございました。

そして制作協力隊の
睦さん、あやぞうさん、カシワギさん、
お手伝いしてくれたいなべくん、
あとでゆっくり飲もうね。

それからアニヤさん、
盛岡に来たら連絡ちょうだいね。
今度はもっとゆっくり飲みましょう。

ほんとは、盛岡劇場メインホールを、
満員御礼(500席強)で皆さまを
お迎えしたいところではありましたが、
(今、盛岡でそんなことが可能な舞台は、
「盛岡文士劇」くらいなものです)

まあ、一階席がいい感じでいっぱいになり、
舞台上から客席をご覧になっていた
キャストの皆さまから、
「たくさん入りましたね!」と
言っていただけたことだし、
及第点ってことにしていただけないっすかね!
30万人地方都市でよく集めましたよ、うん。

今はただ、自分で自分をほめたいと思います。
そのフレーズに敬意を表して、
有森さんと同じく銅メダルって感じですかね。

将来、燐光群さんの舞台で、
メインホールを2階席の最後列まで
満員御礼にした暁には、
坂手さんには、なんかの全国誌か新聞で、
「盛岡は本当にすばらしい街だ」
と、ノーギャラで絶賛宣伝していただきたい
と願っております。
できれば感劇地図にも薄謝で執筆希望。

そして今回の収穫は、なぜか秘密主義な
制作・古元さんの年齢判明ということで。

出演された女優・渡辺美佐子さんのそばについて、
バッグを持ってタクシーまでお見送りする
古元さんの姿を見ていたら、
「有能な執事」役が似合いそうだと、ふと思った。

そんな燐光群さんは、今月末28日まで、
まだまだ全国公演展開中です。
お近くで公演のある方は、ちょっと気にしてみてくださいね。
(九州に私のブログを読んでる人はいないと思いますが)

2008年12月13日土曜日

連日交流会

昨日から燐光群さんが盛岡入りし、
昨日と今日は、連日交流会(飲み会)である。

昨日は、10人程度の少人数の交流会。
燐光群主宰の坂手さんとか、
岩手演劇協会会長の坂田さんとかが目の前にいて、
社長や専務・常務と会食をする新人OLのような気分で、
存在をひっそり消しながら参加する。

そして今日は、公演関係者全員参加の大きな交流会。

なぜ、公演前日に交流会を開催するかというと、
燐光群の皆さんは、本番が終わったら
すぐに舞台を撤収し、その日の新幹線で、
東京に帰るというハードスケジュールのため、
前日の開催となったのである。

こういうプロの演劇人の皆さまと一緒に、
盛岡で交流会を持てる機会など、
そうそうあるものでもないので、
慌てて昨日の夜、坂手さんと坂田さんの目の前の席で
こっそりと(?)友人知人の演劇関係者に、
大量に「参加しませんか?」メールを送信したのだが、
冷静に考えてみればこれって、

「国政選挙の告示を間近に控えた時期に、
大規模な高校の同級会開催の案内が送られてくる」
(↑ 実話)

というシチュエーションによく似ている。
私にチケット売りつけられる・・・
と警戒された方がいましたら、

それは誤解ですから!!

もうね、純粋なキモチで、
いい機会だから
一緒に忘年会もしたかっただけなのよ。
ほんともう、酒の席で気もそぞろな状態で、
大量メールは出すものではない。

そんなこんなで、
若手の盛岡演劇人10数人から
20人弱くらい(←把握してない)
も合わせて総勢50人前後くらい?(おそらく)の、
大規模な飲み会を、黄金の魚で開催。

本気で及び腰モードの稽古帰りのごう君(マーブル局)を
拉致状態で連れて行ったのだが、
帰るときには、「・・・いや、意外と面白かったです」
という感想だったので一安心。

ごう君 「なんか、こういうのに参加するのって初めてなんで、
     もっと少人数で、酒飲みながら真面目に演劇論とか
     議論させられるのかと思ってました・・・」

あー、そういう誤解で来ない人もいたかもねー。

いろいろと、誤解を取り除きたい思いもあるが、
実際のところ私は、
劇団の重鎮・鴨川さんと川中さんの隣で、
シベリア抑留とか、満州とか地域格差とか、
飛行機事故の話とか政治家の話とかしていたので、
座った席次第、ともいえないこともない。
いや、私自身はこういう話題でも
そこそこ対応可能なので、楽しかったんですけど。

それにしても鴨川さんは、
飲み会の初めはすごく不機嫌で、
ものすごく帰りたいオーラを発していたので、
ちょっとドキドキしていたのだが、
会が進むにつれ、
南部藩が山梨から移ってきた藩だとか、
岩手の名の由来の三ツ石神社の伝説とか、
「壬生義士伝」とか、小沢一郎は水沢出身で、
水沢は伊達藩だとか、
もしかしたらそこらへんの岩手県民より
よっぽど岩手について詳しい話を披露してくれた。

もぉう、ほんとは岩手のこと、とっても好きなくせにぃ。

そんな私の横には、
すっかりへべれけ状態の超美人女優さんが、
フェロモンだだモレで
私にしなだれかかり身体に腕を回し、
これが男だったら、

「ホレてまうやろー!!!
 そんなんされたら、ホレてまうやろーーー!!!」
(↑ Wエンジン風)

な環境におかれていたのであった。
やばい。もし私が男だったら
かなり抑制が効かない状況だった。
いやー、ほんとの女優さんって、ほんとに女優さんだ。
(なんのことやら)
うん、なんだかすごい交流会でしたね。

個人的には、色々なタイプの盛岡の演劇人を
もっとたくさん呼びたかったのだが
(前日声掛けだったのでなかなか・・・)、
坂手さんのブログを読んだら、

「かなり大人数の盛岡の関係者との交流会」

と、書かれていて、
「あぁ、“かなり大人数”と思われていたんだ」
と、思った。
そんな坂手さんの自己紹介の言葉は、

「私は、盛岡が日本で一番
演劇が盛んな土地であると、
いろんなところでわりと言ってます!」

であったので、若い盛岡演劇人たちから、
「わりと、って!!」
と、小さくツッコまれていた。

2008年12月11日木曜日

燐光群盛岡公演間近

うーむ。
ネットカフェに来てる割にはブログの更新ができないなぁ。
面白いネタはたくさんあるんだけどなぁ。
あとで更新できればいいなぁ。

パソコンの前にいる割には
ぜんぜん作業がはかどらないのはなぜ?
先日、ネットカフェの受付で、スタッフのおねぇさんに、

「いつもご利用ありがとうございます」

って、言われてしまい、
カフェ難民気分でいっぱいになりました。

そして、そんな個室スペースで先日、
いただいた燐光群さんのDVD「屋根裏」を観てたら、
自分の環境が、臨場感ありすぎでもう!

(「屋根裏」がどんな芝居か知りたい方は、
検索して調べてみてね。
私はうまい具合に舞台写真が見つけられなかったけど、
検索してうまい具合に舞台写真が見つかったら
このキモチ(ネットカフェで「屋根裏」・・・っていう臨場感)
がとってもわかってもらえると思う・・・)

今日は同じく燐光群さんのDVD
「だるまさんがころんだ」
を観てました。
「戦争と市民」の台本は2度さらって、
キモチを作りあげてます。


今、キモチがとっても社会派演劇人です(←ほんとかよ)


あぁっ!!
八芝公演「声」の制作準備が進まないっ!!!
稽古ネタも面白いのにっ!!!!!

さて、そんな(?)燐光群さんの情報が、
岩手ではイロイロなところで目にできます。
ちょこっと、目に留めていただければ幸いです。

********************

12月4日(木) 岩手日報夕刊学芸欄
          「戦争と市民」公演情報記事掲載

12月6日(土) 盛岡タイムス
          「戦争と市民」公演情報記事掲載

12月10日(水) 岩手日報夕刊学芸欄「学芸余聞」
          坂手さん取材記事、写真掲載

12月12日(金) IBCニュースエコー
           坂手さんと渡辺美佐子さん録画出演

12月13日(土) IBC「じゃじゃじゃTV」
           渡辺美佐子さん生出演(10:00くらい)

********************

その他、ラヂオもりおかさん、IBCラジオさん
(もしかしたらエフエム岩手さんも、かも?)
が、告知宣伝にご協力いただいてるそうです。
みなさまどうもありがとうございました。

あと、全国紙では、読売とか朝日とか毎日とかでも、
劇評や渡辺美佐子さんインタビューなどが
載ってるみたいですので、
全国紙をお取りの方は、ここ2週間ばかりの
新聞の演劇記事をさらってみてください。
ネットでも、検索すると劇評がたくさん出てきます。

制作人がナニを言うかと言われそうですが、
ワタクシ、マスコミ情宣といわれるモノが大の苦手で、
むしろ、これまで売れなかったチケットが
新聞やテレビで急激に売り上げが伸びると、

「(おりこみとかの)今までの努力はなんだったんだよ!?」
「結局、日報学芸かよ・・・」(←日報さんスミマセン)

と、敗北感いっぱいで無気力になる(!)タイプなんですが、
(今回のマスコミ情宣活動は、
こちらで情報は適宜差し上げてましたが、
劇団さん自身の努力によるところもかなりを占めてます)

今回はね、市とか県とか文化振興事業団とか、
銀行とかマスコミとか、
大手イベンター主催とかの公演じゃなくて、
(連日のように新聞に広告が載ったり
テレビCMが流れたりするわけでもなく、
受け入れ側が全ての制作を引き受けるのではなく)

燐光群さんが「盛岡に来たい!」っていう情熱のみで、
劇団さんの意思で盛岡に公演にいらして、
(盛岡の他は、大都市ばかりです)
赤字覚悟の破格値チケットを
用意してまで下さってるわけで(盛岡・仙台公演のみです)、

どうか、テレビや新聞やラジオで知ったお客様が、
この芝居を観に来るきっかけとなってくれればいいなぁと、
そんな理由からもちょっと、思う次第であります。

がしかし、中身はほんとに硬派な芝居です。

太平洋戦争時における空襲の記憶の掘り起しとか、
捕鯨問題とか、現代の戦争問題とか、
首長選挙、日本の地方政治の事についてだとか、
中身の濃い、たっぷり2時間半強です。
(モチロン、物語の豊かさもハイクオリティです。
ただのお勉強芝居とは一線を画します
そこは強く言っておきます)。

なので、ふだん芝居を観ない友達にまで無理やり
チケット買ってもらって動員とかじゃなく、
(集客動員って、学徒動員とか「強制」なイメージがね・・・)
この盛岡(岩手)で、本当に
情報が伝わってほしい人、欲している人に、
うまく情報が伝わってくれればいいなぁと思っています。

これを機会に興味をもつ、
っていうことに繋げてくれるのも、
マスコミの大きな力だと思いますし。
んで、マスコミに記事が出てもらえると、
個人的なメールのご案内もし易くてありがたいんですよね。

あぁ、マスコミ情宣に、個人的な想いは乱れつつ・・・。
やっぱ、たくさんお客さんに入って欲しいし・・・。

明日夕方には皆さん、劇場に搬入に来られます。
明々後日には本番です。
6ヵ月半前にお話をいただいて、
メールや電話のやり取りを重ね、
とうとうこの日が来たかぁ・・・と、感慨深いものが。

新聞やテレビでちょっとでも興味を持った方、
ワタクシも当日は、ロビー周りを
ウロウロしてると思いますので、
よかったらいらしてね。

こんな値段で燐光群さんの芝居を
盛岡で観られる事は、
もうないかもしれないですよ。

********************

燐光群盛岡公演「戦争と市民」

作・演出:坂手洋二

日時:2008年12月14日(日)14:00開演
場所:盛岡劇場メインホール

料金:一般前売2700円(当日3000円)、
    大学・専門学校生、65歳以上1700円、
    高校生以下1200円
    (燐光群の公演としてははっきりいって、
     出血大サービスな破格値です。
     ちなみに東京では前売3600円、当日4000円)

プレイガイド:いわてアートサポートセンター、
     プラザおでって、喫茶てあとる、カワトク、
     大通佐々木電気(あと、私も持ってます)

ご予約・お問い合わせ:燐光群/(有)グッドフェローズ
TEL:03-3426-6294
http://www.alles.or.jp/~rinkogun/index.html

********************

2008年12月2日火曜日

制作つぶし

全然、ブログに書いてきてなかったが、
八時の芝居小屋1月「声」の稽古も粛々と行われている。

いや、なんというか稽古日記って
ネタバレさせる加減が難しい。
前にも書いてるが「ストーリーそのもの」は、
事前にオープンにするのは全く構わないのだがそれ以外の、
「それはぁ、見てのお・た・の・し・み♪」
な部分がなかなかねー。

でまあ、稽古してるわけだが、
稽古が進む毎に、主人公の女がどんどん、

「あいたたた」な感じの、ツッコミどころ満載なおねぃさん

・・・という感じになってきている。
いやね、制作としては宣伝の攻め方向として、

ジャン・コクトーの、おされなおフランス戯曲で、
難しいと思われるオペラだってほら、
ユーミンやドリカムっぽいイメージじゃん?
最大公約数的恋愛共感を得て、
ナウなヤングのハートをキャッチよ!(←オール死語)

な感じでいこうかなと模索していたのに、
ことごとく方向転換っすよ!

さわの 「・・・大丈夫なんですか、この方向性は?!
      私たちは今、疲労ピークの深夜の会議な
      テンションになってませんか?!」
くらもち 「だいじょーぶ、だいじょーぶだってばぁ~」
さわの 「なんて情宣(情報宣伝)つぶしな!」

まあ、本番まであと一月半あるので、
これからどう動いていくかもまだ未定ですが、

「うわ、なにそれ、すっげー気になる・・・」

という方は、稽古見学随時募集中なので、
よかったら遊びに来てください。
お知り合いにはそんなご案内メールも
そのうちお出しいたします。

で、さわのの連絡先を知らない方は、
どんな卑怯な手を使ってでもいいので、
さわのの連絡先を手に入れて、
コンタクトを取って下さい。
ここのブログではアドレス公開はしません。
リアル社会mixi(招待制)ですから、うちは。

さて、どういう方向性に情宣の舵を取り直すべきか。
テーマは「あいたたた」と「つっこみどころ満載」
(どんなオペラなんだよ、それは)

ていうか、このメンバーはたぶん自殺未遂どころか、
「大失恋しても、とりあえずメシは食う」
というタイプの集まりのような気がする。

2008年11月27日木曜日

ホン(脚本)も書いてる坂手さん

坂手さんが、今日、盛岡にいらっしゃるという。

坂手さんというのは、東京の劇団「燐光群」主宰の
著名な演劇人のお方である。

今度、12月14日に盛岡劇場メインホールで
公演「戦争と市民」があり、
その告知宣伝活動に、主宰自ら一人で
全国まわって歩いているのだそうな。

午前中に、制作の古元さんから届いた
メールのスケジュールによると、
お昼に到着し、(財)盛岡市文化振興事業団(後援)の
N沼さんと合流して、盛岡タイムスさんと、
岩手日報学芸部さんの取材、
ラヂオもりおかさんの番組生出演。
そして、そのまま東京へ日帰りの
強行スケジュールだという。

実はもう、東京では舞台が始まっていて公演中で、
盛岡のほかには、仙台、名古屋、福岡、伊丹
でもこの公演は行われる。
女優の渡辺美佐子さんなども出演される、
注目度の高い舞台である。

そして、盛岡の制作協力の一人として、
なぜか私がここに名を連ねているのである。

・・・の割には、これといってまだこれまでに
たいしたお手伝いもできていない。

燐光群さんからは、これまでの坂手さんの作品の
戯曲集が届いたり、
今まさに行われている芝居の台本が
どんっ、と送られてきたり、
今まさに行われている舞台の写真が送られてきたり、
いやなんか、私、ほんとあのー、
そんなモノいただいちゃっていいんですか?的な
恐縮している今日この頃だったりもしたのだが、
なんかねぇ、少しは「協力」したいじゃないっすか、
ちらしに名前が載ってるからには。
ていうかあのー、


「ナマ坂手さんにご挨拶したい」


というのが、正しい絶賛系的ミーハー道ですよ。
あたりまえじゃないですか。だってミーハーなんだもん。
40代半ばで日本劇作家協会会長っすよ?
日本演出者協会理事っすよ?

「これまでに岸田國士戯曲賞、鶴屋南北戯曲賞、
読売文学賞、紀伊国屋演劇賞、朝日舞台芸術賞、
読売演劇大賞最優秀演出家賞などを受賞(パンフより)」
なお方ですよ?

そんなお方に、おでって職員とか何とかの肩書きなしで
「さわのといいます」と、ご挨拶できるんですよ。
(実を言うと、昔、おでって職員だった頃、
ぺーぺーのいち職員としてのご挨拶はしているので、
わたし的には、一方的に知ってて初対面ではない)

いやー、ミーハーにもなるってもんですよ。

で、取材・公演宣伝ということであれば、
芝居を作っている本人の口から直接、
送られてきた脚本の舞台についてのお話が
そばで聴けるってことじゃないですか。
うわ、なんてゼイタクなシチュエーション。

と、いうわけで、古元さんとN沼さんにご了承をいただき、
この宣伝活動に同行させていただいたのである。


いやー、面白かった。


いや、何が面白かったって、もちろん坂手さんの
毒舌炸裂トークが面白かったのは言うまでも無いが、
それとはまた別に、
ラヂもりさんの番組出演の前にDJさんと
軽い打ち合わせがあったのだが、
宣伝資料を見ながらDJさんが、


「・・・・・ホン(脚本)もお書きになるんですねぇ~」


と、坂手さんに言ったのが、新鮮な反応で感動した。
演劇関係者や観客からは、
まず決して出ることはないだろう質問である。

例えて言うなら、
奥田民生に「作詞もされるんですねぇ」、
村上春樹に「小説もお書きになるんですねぇ」、
爆笑問題の二人に「漫才もやってらっしゃるんですねぇ」
と言ってるのを聞くくらいのインパクトがあって、
私とN沼さんはそばで見ていてものすごく感動していた。

いやー、やっぱね、宣伝というものは、
ふだんその環境に全くない人に質問させるのが、
一番視聴者や読者に伝わりますよ。うん。

が、ここに書いて、その面白さと感動がきっと、
演劇関係者にしか今、共有できていないかと思うと、
このときばかりはつくづく演劇のマイナーさ加減が
残念でならない。

舞台の内容については、また今度。
ここ数日中の岩手日報夕刊や
盛岡タイムスは要チェックです。
(皆さま、本当にどうもありがとうございました)

番組の最後に坂手さんは、キレイなDJさんに
「とても素敵な声ですね」
と言われて、ちょっと、照れていた。

********************

燐光群盛岡公演
「戦争と市民」

作・演出:坂手洋二

日時:2008年12月14日(日)14:00開演
場所:盛岡劇場メインホール

料金:一般前売2700円(当日3000円)、
    大学・専門学校生、65歳以上1700円、
    高校生以下1200円

    (燐光群の公演としてははっきりいって、
     出血大サービスな破格値です。
     ちなみに東京では前売3600円、当日4000円)

プレイガイド:いわてアートサポートセンター、
     プラザおでって、喫茶てあとる、カワトク、
     大通佐々木電気(あと、私も持ってます)

ご予約・お問い合わせ:燐光群/(有)グッドフェローズ
TEL:03-3426-6294
http://www.alles.or.jp/~rinkogun/sensoutoshimin.html#Anchormorioka

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2008年11月26日水曜日

健康的痩身希望

先日の循環器科の外来の時から、
どうも小骨が喉にひっかかってるような思いが残っていた。
それが、氷解した(ような気がする)。

トレッドミルの検査結果を見て、
「運動不足」と、一蹴したA孫子先生が、
心臓病だからって全く動かないのも身体に悪いんだから、
と言って、最近俺も自転車乗ってるんだけどね、
などと世間話をしながら、


A孫子 「運動して、もっとお腹を空かせて・・・」


・・・・・ん? 別に食欲不振じゃないんだけどな?
胃薬も昔ほどしょっちゅう飲まないし。
と、思いつつ、話の流れでそのまま聞き流してきた。
が、そんな発言の意図がふと閃く(←勝手な憶測)。


A孫子先生と二度目の入院で出会ったときが、
私の人生における体重のピークである!
(20代前半で入院した頃より10キロは確実に多かった)


だから、先生にしてみれば、
退院して外来で診始めてから私は一年で
7~8キロほど、見るたびに痩せていく。

危険な患者っぽいな。

しかも、心臓の調子が・・・とか、
外来に来ると、この患者はいつも何かと心配性だし、
心労で身体も動かさず、食欲もなく・・・
毎月不健康に体重が落ちてって、大丈夫なのか?
と、内心思われているに違いない。

しかし、私にとっては、これまでがあまりにも
不健康な生活過ぎて、急激に体重が増えただけで、
今は、元々の体重に
徐々に戻りつつあるに過ぎない。
(むしろ、まだ多いくらいだ。ていうか最近時々ヤバい)

いやまあ、確かにうちの中にずっといたりすると
「別に朝ご飯いらないなー・・・」「おやついらないなー」
って思うから、当たってることは当たってるんだけど。
でも、そんなに不健康そうなのかなー。

とはいえ、K林先生なんかは、入院して会って第一声、
「・・・太った?」
だったけど、きっと、F崎先生も、新N先生もきっと、
心の中では同じことを思っていたんだろうなー・・・。

健康的に痩せて見えるようになるには
どうすればいいんでしょうね。


あ、運動か。

って、だからこれから冬の季節、何をすればっ。

2008年11月20日木曜日

モノ・オペラ「声」公演情報【その2】

※ただ今作成中のフリーペーパー記事より

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主人公は、実はこんなことを歌っている

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「私があなたにお芝居をしている? 私が!
私を知っているでしょう? 
私は自分を抑えて我慢することはできないのよ」  

「私は気狂いになりたかった、
そして気狂いじみた幸せが欲しかった」

「もしあなたが私を愛していなくて、
そして器用な人だったら、
電話というものは恐ろしい武器になるところだった。
痕跡も残さず、音も立てない、そんな武器に」
  
「それはね、私がたった今、あなたに嘘をついたからなの。
電話で15分前から、私はあなたに嘘をついているの」  

「でも、わかって欲しいの、私苦しいの。
この電話線が私たちを結び付けている最後のものなのよ」

「今、私には吸える空気がある、
あなたが私に話しかけているから」

「もしあなたが心の優しさから私をだましたなら、
そして私がそれに気づいたら、
私はそのことで、あなたにもっと愛情を抱くでしょう、と」

「神様、彼がかけ直して下さいますように、
神様、彼がかけ直してくださいますように、
神様、彼がかけ直して下さいますように・・・」

「私、首に電話線のコードを巻いている。
あなたの声を首に巻きつけている」

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さて、今回のオペラ。
男に捨てられ、多量の睡眠薬を飲んで
昏睡状態に陥っていた一人の美しい女が、
昏睡から目覚め、

待ちわびていた男からかかってきた電話に向かって、
延々と45分くだをまき続ける(?)オペラ
・・・と、言ってしまえばミもフタもないわけですが、

訳詞(翻訳:柳沢由起子)を読むと、
さすが詩人、ジャン・コクトー。
美しい台詞があらゆるところにちりばめられています。

そして、こういった恋愛心理というのは、
恋する女性(男性も?)の
王道中の王道をいってるのではないでしょうか
(ちょっと危険なところもありますけどね・・・)。

遠い存在のようなオペラの主人公が、
少し身近に思えてきませんか?

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モノ・オペラ「声」公演情報【その1】

さて、昨日も書きましたが、
図書館とネットカフェにこもっています。

まだ、収支予算案すら作成してない状態ですが、
ただ今、私がナニをここで作成してるかといいますと、

八時の芝居小屋公演「モノ・オペラ『声』」
(右のサイドバーを参照ください ※11月20日現在)
の、公演情報フリーペーパーの作成です。
文字情報だけの、軽易な輪転機モノ(予定)です。
(大もとのちらしは既に出来上がって、
配布開始になっています。デザインの木村さん、多謝!)

そろそろ、印刷して流さないとな、と焦ってるところで、
とりあえずは、一部分をここに掲載したいと思います。

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はちしばオペラ・・・を観に来ませんか? 【その1】

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もりげき八時の芝居小屋、通称「はちしば」。
盛岡で10年以上続いている、
地元・盛岡演劇人による舞台企画です。

今回、こちらの制作委員会プロデュースで、
初めてオペラを取り上げることにしました。

出演は、岩手音楽界を誇るプロの声楽家と
ピアニストのお二方ですが、
それを支えるプロデューサー(私)は、
未経験どころか、ズブのオペラ観劇素人です
(だって、入場料高いんですもの・・・)。

ならば、そこを逆手にとってしまいましょう!

ふだん、そこそこ盛岡で演劇に
慣れ親しんでいる私ですら、
こんなに敷居が高いと感じる
「オペラ」なるもの。イメージとしては

「派手!」

「人いっぱい!」

「声でかい!」

「演技過剰!」

「ナニ言ってんのかわかんない!」

「観客がハイソな感じ」

「・・・ナゼ、声楽家はみな体格がいいのか?」

というところ。
普段クラシック鑑賞ですら全く・・・と言う方に至っては
「敷居」どころか、「そびえ立つ壁」
みたいなものではないかと推察されます。

そんな方々にも興味を持っていただくには、
私のようなシロウト目線からの、
このオペラの公演内容を
お伝えすることから始めるべきなのではないだろうか?
そう、考えたわけです。

普段「ネタバレ」などというものに
デリケートである芝居の世界にいるわけですが、
ありがたいことにオペラは、
「全部ストーリーを把握してきてから観たほうが、
より楽しめるよ」
が基本のようです。

ストーリーを知った上で、
今回の舞台の出演者や演出の仕方を楽しむという、
いわば歌舞伎や落語と同じですね。

まあ、あまりベラベラ説明しすぎるのも
「野暮」って気もしなくもないですが、
今回のオペラは、
シンプルな50分程度の一人舞台ですし、
せっかくなのでこれを機会にちょっとだけ、
私の知った「オペラ」そして、
今回の「モノ・オペラ『声 ~La voix humaine~』」
について、何度かに分けて
お伝えしていきたいと思います。

公演までの2ヶ月の間、
しばしのお付き合いを願えれば幸いです。

「モノ・オペラ 声」担当プロデューサー
          ◆沢野いずみ(盛岡絶賛系)

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2008年11月19日水曜日

「MUGO・ん・・・色っぽい」

盛岡弁研究所、第二弾です。
今日、ぼんやり風呂に入ってるときに、
破壊的な訳詞ができる歌を発見しました。

でも、かなりディープなので、
これが全部わかって笑える人は、
よほどのネイティブかと思われます。
(いくら盛岡生まれでもこれは、
若い人には、ほとんど外国語かと)

個人的にはぜひ、松本源蔵さんと小野寺瑞穂さんと、
畑中美耶子さんとおきあんごさんのどなたかに
赤字添削指導をして欲しい。
あと、菊池幸見アナウンサーとか。
(↑ 盛岡弁(南部弁)指導や舞台で有名な方々)

で、なんで連日こんなブログを
アップしてるかというと、
ただ今、八芝1月の制作事務仕事をしようと、
ネットカフェに来てるんですが、
なかなか進まなくて、毎日現実逃避です。


仕事しろってな。


あと、「いくじなし」と「さびしがり」の
盛岡弁のわかる方、募集中。

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「MUGO・ん・・・色っぽい」

作詞:中島みゆき
作曲:後藤次利
 歌 :工藤静香
翻訳:盛岡絶賛系


言(そ)われねぇのス 言(そ)われねぇのス

言(そ)いてぇ事(ごと)だば
なんぼだり ほんでくてねンたけ 溢れでら

おれハァ 心(こごろ)ば せわすねぇんちゃ

言(そ)いてぇごとだば
おめはんには あどからあどから 溢れでら

おれハァ 意外(いげぇ)に せわすねぇんちゃ

ンだっとも いざとなったば おしょすぐなる
遠いどごがら なんぼも 声ば かげてたんども

まなぐとまなぐで 通じ合う
ぺっこばり んだ 色っぺぇ

まなぐとまなぐで 通じ合う
そったな 仲さ なりてぇむしぇ

MUGO・ん いくじなし だぇん
MUGO・ん さびしがり だぇん

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2008年11月18日火曜日

「赤いスイートピー」「港のヨーコ・ヨコハマ・ヨコスカ」

先日ご紹介した相馬弁研究所の、
相馬弁ヒットメドレーが、周囲でかなり大うけし、
そこで必ず話題になったのが、

「これ、盛岡弁で誰かやってくれないかなー」

と、いう事だった。
「誰かやって」じゃなくここはやっぱ、私が先陣をきって!
・・・・・と、思って色々画策してみたのだが、

これ、意外と難しいよ!?

まず、ある程度誰でも知ってる有名な歌で、
サビの部分に印象的に盛岡弁が乗りやすくて、
歌詞の語数にうまく盛岡弁を合わせられる曲。

んもう、選曲の時点でハードル高っ。

影武者所長、すげぇ。

そんなわけで、構想からずいぶん日にちが経ってしまい、
なおかつ季節感まるで無視になってしまったが、
途中でちょっと挫折。

もっと上手く訳せる方、ご一報ください。

こういうの、こんさんとか上手そうだなー。
「気が弱い」と「素敵な人」の盛岡弁ってなんだろう。


********************

「赤ぇスイートピー」

作詞:松本隆
作曲:呉田軽穂
訳詞:盛岡絶賛系


春色の汽車さ 乗はって
海さ 連れてってけて くなんせ

煙草のかまりっこする シャツさ
わんつかばり おっかがりてぇがら

なして
知り合った日がら 半年ば 過ぎたっども
おめはんば 手っコぁ 握らねぇ

I will follow you
おめはんさ ついてゆぐたぁい

I will follow you
ぺっこばり 気が弱いけんども
素敵な人だはんて

こごろの岸辺さ 生(お)がってら
赤(あげ)ぇ スイートピー


********************

「港のヨーコ・ヨコハマ・ヨコスカ」


作詞:阿木耀子
作曲:宇崎竜童
訳詞:盛岡絶賛系


ぺっこばりも前だったば 憶えでいたったんども
一年前だばハァ まんず わがねぇなはん

髪毛(かみけ)の長ぇおなごだばハァ
こごさば たんと いだからなっす

おもさげねんども 他ば あたってくれねがぇんすか

おめはん あの姉(あね)っコの なんだぇん?

港のヨーコ・ヨコハマ・ヨコスカ

********************

2008年11月14日金曜日

投書はしないけど、ブログには書いてる

医大循環器科定期外来。
最近どうもよく息切れするようになって・・・
と、半月ほど前にトレッドミル検査
(ベルトコンベアの上を歩いて、心電図と血圧測る検査ね)
をしてもらったのだが、
検査の結果、息切れの理由は、


運動不足。


と、結論付けられる。

A孫子 「心拍数が170~180とか上がっても、
      血管の狭窄もないし、普通の人より
      ちょっと心臓の動きが弱いくらいで問題なし!」


運動不足ですか・・・。


運動不足って言われてもねぇ、
今さらナニ運動すればいいんだっていうか。
ていうか、けっこう動いてるよねぇ?私。
あ、そうでもないか、
ふざけたイベントしてる時くらいか、よく動いてるのは。

さわの 「あー、でも私、運動しているときに心筋梗塞って、
      なったことないんですよね、そういえば。
      心筋梗塞の理由の殆どはストレス由来だから」

切ない私の現実。


A孫子 「次の外来は・・・5、6週間後だと、
      お正月前でけっこう込むんだけど・・・いい?」
さわの 「あぁ、私は本持ってきて(待ち時間に)読んでるんで別に。
      ・・・大丈夫ですよ、『2時間待たされた』とか
      投書したりしませんから(笑)」
A孫子 「してもいいけどね(笑)」

いいんですか。心が広いな。
私だったら「こっちだって、好きで待たせてんじゃねーよ!」
とかってムカつくけどな。
(ま、投書がきっかけで改善のために
病院が動き出したりもするからね、いいんだけど)

帰り際に、一階の掲示板の
投書とその回答コーナーを見ていたら、
これまでは、苦言とか要望ばっかり掲示してあったのに、
今回は、入院中お世話になった感謝の投書が、
いくつか掲載されていた。
個人的には、こっちの方が読んでて気持ちがいいですな。

まあ、バランスの問題っていうか、
褒めてばっかりの掲示で偏ってても気持ち悪いけど、
そうよね、投書って、感謝を書き綴ったっていいんだもんね。

2008年11月11日火曜日

初代モンスターと寿命の気配

先日、主治医だったK地先生と入院時のことを書いたら、
その後、当時の様々な状況が洪水のように思い出されて、
一人いるときにしばし、情緒不安定になりかけた。

もうなんか、今、目の前にK地先生が現れたら、
感情のブレーキも効かずに
大泣きしちゃいそうな勢いだった。

この、おでってオープン時に就職したことと、
二度目の心臓の緊急手術、
そして、その5年前の入院時の出来事は、
その後の7年間の全力疾走のような、
ぴんと張り詰めたゴムひものような
精神状態の日々に紛れ、
なかなかゆっくりと思い出されるような事ではなかった。

ああ、私、あのころ大変だったよな・・・。

と、思ったら、なんというか、たまらない気持ちになった。
最近、かーるさんに久しぶりに会って、
20歳前後のころの事を思い出したり、
マーブル局公演を観て、
ID公演の頃を思い出したりとか、
前職の事業の、
おでってリージョナル劇場を観にいって、
「あぁ、私はここで7年間鍛えられたんだな・・・」
と、感慨深くなったりとか、
人生が走馬灯のように思い出される日々が続き、


・・・・・もしかして、寿命?


と、密かに戦々恐々としている今日この頃である。

それにしても、K地先生。

たぶん、これまでにお世話になった主治医の中で、
一番、人間として見られたくない姿を見られている、
主治医のトップであろうと思う。

なによりまず、痛くてボロ泣きしてたり、
手術前で精神的にヘロヘロになってたり、
朝方の発作で、寝起きの顔で苦しんでたり、
すっぴんだし、病衣だし、風呂入れないし、
時々、鼻に酸素の管付けられてるし、
いつもベッドでゴロゴロ寝転んで本読んでるし、
血管拡張剤や精神安定剤でぼんやりしてるし、
およそ日常的でない精神状態だし、
うちに帰りたいとだだをこねるし、
「センセー、少しは世間話に付き合ってくださいよー」
って言ってたり、
もうね、ほんとね、心底ね、


今のワタクシの姿を見ていただきたい!


この、ちょっとは落ち着いた、
オトナの36歳のワタクシを!

キビキビと仕事をこなす姿を。
八芝制作委員会の会議でバリバリ発言してる姿を。
舞台公演のプロデューサーなんか
しちゃったりなんかしてる姿を。
才気あふれるワカモノ達を愛づり、支援し、
街で「あっ、さわのさーん!」なんつって、
親しみの笑顔で声をかけられたりも
しちゃってる、ワカモノ思いなワタクシを。
ときどき愉快にどんぐり拾いなんかも
しちゃってるワタクシを。

あぁっ、もうなんか、入院中の私は誤解ですっ!!

(それはK地先生に限らず、これまでにお世話になった
全医療者にたいして、声を大にして言いたい)

それにしても、医療関係者に
入院中の姿しか知られてないのって、
フェアじゃなくないっすか?!

だって、あちらはみな、仕事中の
カオでこちらと対応してるわけでしょう?
でもって、こっちは、
非日常空間なわけですよ、病院ってのは。
(病院経験豊富なこの私でさえ)

モンスター患者と呼ばれる人たちを
擁護するわけじゃないけど、
モンスターにだって、十分なりえる精神状態に
置かれる状況なわけですよね。
だって、怖いもの。あらゆることが。

もうね、絶対ね、私の印象は、
「ワガママでめんどくさい女の子」(当時)ですよ。
22歳の小娘だから「しょうがないなぁ、全く(苦笑)」
で済まされた様々な発言は、
36歳ですっぴんだったら
後ろからケリを入れられてますよ。

いやいや、さわのさん、アナタ、
この歳になっても、普段、A孫子先生の外来で、
この忙しいお医者さんつかまえてどうでもいい
世間話してるじゃないですか、
と、おっしゃる皆さん、
言っときますけどね、甘いですね。

私がA孫子先生にこれまでにかけた迷惑は、
K地先生に暴言(?)を言った
十分の一にも満たないっすね!
(↑ どんな事をしてきてるんだよ、私は・・・)

ていうか、たぶん、そんなにA孫子先生には
迷惑かけてない、と思う・・・たぶん・・・おそらく・・・。
・・・いや、年度内に二度も入院したとか、
薬がなかなか効かなくて入院長引いたとか、
昼に薬飲み忘れてよく余るとか(←おい!)、
そーんなもんだと、思うんですよ。

入院中に、
「先生、まだ仕事なんですか?! お疲れ様です・・・」
とは言えど、決して

「先生、ぜんぜん回診に来ないじゃないですかー」
「薄情じゃないっすかー」
「えー、もう行っちゃうんですかー。相変わらず冷たいしー」
とかは、このご時世、
お医者さんには申し訳なくて言えません!

まあでも、そういうことが言えて、
お医者さんともよく会話ができて、
まだ今より多少はいいご時世でした。

そういう会話できるゆとりが少しでもあって、
お互いの人となりが多少なりとも
理解できるような環境にあれば、
医療訴訟とかモンスター患者とか
いわれているような、
お互いに溝のできるような出来事も、
ちょっとは変わるのかもしれないけどなぁと、
思ったりもします。

いやまずはその前に、
つくづく、今のワタクシを見てほしい・・・。
いやほんと、マジで。

2008年10月31日金曜日

優しい嘘

なんとなしに、心臓病や循環器病関連の情報を
ケータイでネットサーフィンしていたら、
とてもお世話になった昔の主治医のK地先生が
いっぱい対談してしゃべってる(いや、活字だけど)サイトがあった。

K地先生が、こんなにしゃべってる!(いや、活字だけど)

私の中では、そう口数の多くない、
いつも笑顔だけど、いたってクールな若きエリート医師
というイメージが強かったので、
いくつかの対談を読んでいるとあぶりだされてくるその、
熱血漢で体育会系でパワフルなイメージが
まだうまく私の中では繋がらない。

私が最初の心筋梗塞で岩手医大に入院したのは、
22歳の時で(前から定期的に薬だけはもらって飲んでいたが)、
その時の、一般病棟に移ってからの主治医の先生の一人で、
その半年後に再発作を起こして入院したときの、
手術のため心臓外科(当時・第三外科)に移るまでの、
循環器科(当時・第二内科)の主治医の先生でもあった。

まだ30歳前だったんだね・・・K地先生も・・・。

その頃にお世話になったK地先生とか、F崎先生とか、
K林先生とか、新N先生とかいう、
当時20代の先生方に出会ったことが、
お医者さんをとても身近なお兄さんのような
イメージに私を変えた。

まあ、ある意味、私がモンスター患者のはしりである(?)。
(ちゃんと医者を尊敬しろっちゅうハナシである)

当時から私はこんな性格なので、
回診に来るK地先生やF崎先生をつかまえては、

「センセー、ヒマっ!!」

とか、クダをまいて世間話につき合わせていたので、
今でもF崎先生なんかは、
私が入院した病室に現れるときは、第一声、
「相変わらず、ヒマそうだね」
と、言ってやって来る。

で、最初の入院をした時、退院するときに
お礼の手紙を残していったのだが、
やはり当時からこの性格なので、
いかに手紙で笑いをとるかが信条だった私は、
(ほんと、今と全く変わってないな・・・)

「ゼヒ、将来は偉くなって、今度入院したときには、
『私、○○先生が主治医だったことがあるんですよ』
と言ったら、他の患者さんに驚かれて羨ましがられるような
先生になっていてください」

みたいな事を書いて(もう記憶が定かではないが、
たぶんそういうような内容だった気がする)
残して退院してきた。
どうもそれが、よっぽどウケたのか(いろんな意味で)、
入院したり、病院で会ったりすると今でも、

「F崎も、偉くなったよ(笑)」
「Mさんも、もうすっかり偉くなってねー(笑)」

と、お互いに「(笑)」つきで報告してくれていたが、
冗談じゃなく、ほんとにお世話になった先生方が、
どんどん偉くなっていっててびっくりする。
(ていうか、どんな印象を残してるんだ、私は一体・・・)

その後、K地先生もF崎先生も、循環器科ではなく、
高次救急センターの専門の先生になったので、
本来、そう接点も多くはなくなっていたにもかかわらず、

8年前(最初の入院から5年後)に、
胸の痛みが著しくて救急に行ったとき、
当直の先生に「心電図に変化がありません」とか言われ、
一度家に帰されて、
でも、絶対この調子のおかしさはただ事ではないと、
再度、救急に行ったとき担当した先生と揉めて
怒鳴ったりして、苦しくて横になっていた時に
忽然と現れて、
心電図を見て一発で異常を発見して、
循環器センターに搬送の手配をしたのはK地先生だった。

ただ、当時私は前職のおでってに就職したばかりで、
しかも、おでってがオープンして2週間目位のときだった。
さんざん、「だって絶対、おかしいんですってば!!」
とか言って、対応した先生ともめておきながら、

K地先生がやって来たときには小康状態だったので、
治まったから、うちに帰りたいと言い出し、
やっと仕事が決まって、しかもオープンして2週間目で、
今、入院してるわけにはいかないのに・・・と、
切々と訴え、頭を抱えて混乱していると、
とても困ったような顔をしながらも、

「いずみちゃんさぁ、
一応、『ちょっと』検査のためだけでも入院しようよ。ね?
それで問題なかったら退院しようよ」

と、こんこんと説得して、
(どう考えても、問題のある状況なのは目に見えていた)
私を循環器センターに移した。
気づいたらいつのまにかその2週間後に
緊急手術の予定まで組まれていた。

ちなみに、その5年前の入院のときも、
一旦、退院して自宅療養しつつ手術の期日を決める、
というような話の流れだったのに、
いつになっても退院の話にならないと思い、
K地先生に「いつ退院していいんですか?」と訊くと、
やはり困ったような顔をして、

「んー、もうちょっと待ってくれないかな?」

といわれ続けてずるずると入院していたら、
気づいたら、入院している間に緊急で
手術をする予定が組まれていた。


K地先生は、いつも私に優しい嘘をついてくれる先生だった。


今の時代、それはインフォームドコンセントの見地から、
どういう判断をされるのか、
これを読んだ人がどういう感想を
もたれるのかもわからないが、
(もし、それを問題だと言われるなら、
それは私の文章表現の拙さの問題である)
私は、あのときのK地先生の優しい嘘を、
今でも感謝の気持ちでふと、思い出すときがある。

そんなK地先生が今、専門にしているのは、
心肺蘇生法、AED(自動対外式除細動器)を
広く一般に広める事らしい。

もう、岩手を出られて別の病院に異動されてるので、
K地先生とはもう、お会いする機会もないかもしれないが、
もし、外で私が倒れて意識を失ったときは、
岩手でK地先生が広める事に腐心していた、
この「AED」にお世話になることになるかもしれない。

今、盛岡市内のいたるところにこの、
K地先生のお守りの置き土産が設置されている。

最初に手術をした後、私はながいこと、
「なんでこんな、世の中に何の役にも立ってない、
何者でもない私が、
高い医療費や高度な治療技術を駆使されてまで、
生かされている必要があるのだろうか」
というようなことを考えては、とても切ない思いをしていた。

その答えの出ないまま、まだ私は、
K地先生をはじめとした、
多くの医大の医療関係者の方々にお世話になって、
たくさんのエキスパートの知恵と技術の結晶で
生かしていただいた身体を、
時々酒やストレスで酷使したりもしつつ、
今日もくだらないことばかりして、
へらへら笑いながら日々を送る。

********************

そんなK地先生(←もうあまりイニシャルにする必要もないが)が、
対談連載をしているサイト
「いのちをつなぐ ひとをつなぐ こころをつなぐ」です。 ↓

http://j-pulse.umin.jp/push3/inochi/index.html

2008年10月21日火曜日

どんぐりと私

どんぐり拾いにはまってしまった。

事の発端は、バイト先で子供たちが工作をする材料として、
まつぼっくりやどんぐりや木の枝などをおいているのだが、
昨年集めた材料が、一年たってもう底をつきかけており、
今年も新たに、どんぐりやまつぼっくりを
集めなければならない季節ということで、
先日志願をして、スタッフのKさんと本宮の中央公園に、
どんぐりを拾いにいった。

これが、めちゃめちゃ楽しい。

できれば何度でも拾いたい。

と、いうことで、こういう時は、てくりの高橋さんである。
午前中にメールで「どんぐりを拾いにいきませんか?」
とお誘いをすると、
ケータイの向こうで大受けしている雰囲気と、
速攻で「行きます!」という返事が返ってきた。

そして、今日の午後には行く予定に。

なんてフットワークの軽い高橋さん。
そんなに喜んでいただいて、
ワタクシとしても誘いがいがあるってもんですよ。

事情通によると(← なんのだ)、
どんぐりシーズンもそろそろ終わりらしい。
ここは急いで行かねばならない。
気合い十分で中央公園に向かうと、
「まだまだいけまっせ~」てな感じで大量収穫。

子供のころに見たベレー帽かぶった細長いどんぐりは、
なんとなくもう、シーズン終了であまり拾えなかったが、
まん丸いでっかいどんぐりは、今が旬!て感じでした。

それにしても、なんで食えもしないのに、
あんなにどんぐり拾いって楽しいんでしょうね。

そうそう。

本宮のこども科学館の近くに、
「どんぐりの森」ってのがあるらしいと、
地図で知った私たちは、中央公園に行く前に、
その、謎の「どんぐりの森」を探しに行きました。
そしたらですね、どんぐりの森、

これからどんぐりの森になる予定の土地だったんです!

どういうことかっていうとですね、
広大な敷地に、どんぐりの木の苗がびっしり植えられていて、
今後も植樹を続けていく予定らしく、
プランターでは、数種類のどんぐりが植えられて、
苗が育てられてました。

いいっすねー、どんぐりを植える盛岡市!

華々しく、ソメイヨシノの植樹とかじゃなく、
役に立ちそうな野菜の栽培とかでもなく、
地味な(いえ、壮大な)どんぐりの森計画!

高橋さんは「その計画、参加したい!どうすれば・・・!」
と、自分がそこに参加できないことを悔しがり、
私は「この税金の使い方は、許す!!」
と、上から目線で税金の使い道を承認。

なんか、宮沢賢治の「虔十公園林」みたいですねー。
(あの話は、木を切っちゃうけど。どうか切らないでね、盛岡市)
十年後が楽しみです。

ところで、「どんぐりのせいくらべ」っていうけど、
どんぐりって、一つ一つ、ぜんぜん違うのね。

盛岡タイムスさんの、2006年の記事より。↓
(記事によると市の税金じゃなく、ロータリークラブのお金でしょうかね?
いや、でもこういう事なら税金使ってくださってもよろしくってよ、盛岡市)
http://www.morioka-times.com/news/2006/0607/26/06072609.htm

てくりの高橋さんからみた「どんぐり拾い」は、
てくりさんのサイトのスタッフ日記「10月22日」をどうぞ。
私たちが収穫したどんぐりの画像も載っています。↓
http://www.tekuri.net/

2008年10月18日土曜日

誇り高き制作

午前中に、盛岡劇場で感劇地図最新号の発送作業、
午後に、燐光群盛岡公演のちらしを、
黒テント盛岡公演のパンフに折込みさせていただくため、
いわてアートサポートセンターに。

事務室前には、同じく燐光群さんの盛岡公演の、
盛岡の制作協力隊であるカシワギさんや
劇団ゼミナールの睦さん、
香港活劇姉妹のあやぞうさん、
そして、センターのスタッフのいなべ君、
盛劇のN根山さんといった面々を始め、
様々な劇団の(主に)制作さんたちが集う。

「制作って、何をする人なんですか?」
と、よく聞かれるのだが、
演劇界においては
(劇団によって多少の違いはあると思うが)、
公演の金銭管理及び収支決算の把握だったり、
劇団員や稽古日程のスケジュール管理だったり、
情報宣伝戦略をたてたり、
ちらし印刷の手配をしたり、
チケットの管理をしたり、
公演当日の受付まわりをしたり、
必要な書類を作ったり、
対外的な窓口の担当をしたりする等など、
劇団のマネージャーというか、
会社の総務や経理や営業というかまあ、
「何でも屋」みたいなスタッフである。

そんな、制作スタッフが集って、
今日は黙々と、ちらし折込み作業。
ふと、いなべ君がつぶやいた。

いなべ「・・・もし、今何かの事故でここが爆発したら、
      盛岡演劇界、大打撃を受けますね(笑)」

これぞ演劇制作人の矜持である。
たとえ、演劇制作というものが、
一般的によく知られてない地味な仕事だとしても、
ワレワレ制作人は、そう思って芝居を作っておりますことよ。

2008年10月15日水曜日

さわの、炊き出しに行く

先日の日記にもちらっと書いたが、
二戸に、東京藝大大学院映像研究科2年の、
十文字さんの修了作品を撮ってる映画撮影隊の
炊き出しお手伝いに行った。

自慢じゃないが最近の私は、慌しさにかこつけ、
バイトの時、昼ご飯代わりに
コンビニの肉まん食べて、
「うま・・・」
と思ってたり、
ネットカフェで公演用ちらしデータ作成しながら、
コンビニおにぎりとティーバッグの紅茶で
食事を済ませているような食生活であった。

ヒトサマにご飯作って差し上げるような
食生活なぞ送っておらん。

職場にお弁当持参で出勤するなんて、
ここ10年くらいしてないし、
ほーむぱーちーもしないし、
どっかに、自分の作った料理を持って伺う
なんてこともまずしないので、
(いやー、なんかキャラじゃないしー)
私が料理するなんていうイメージを持っている
友人知人はほんとに少ないんではなかろうか。

よく、こんな私に声をかけてきたものよ、十文字さん。
(つーか、ほんとに人いなかったのね・・・)

とはいえ、これくらいの年にもなれば、
そこそこ生活に困らないくらいの料理はできる。
料理の本を読んだりするのも好きだ
(↑ 読むだけかい)。

ま、なにかしらお役には立てるでしょ、
と、気楽に引き受ける。

がしかし、そうはいっても、
状況がまったくわからない。
ただただ、おにぎり作るだけなのか、
炊事担当の指示を仰ぎながら、
野菜切ったり、肉切ったりするような感じか?
もしかしたら、ひたすら食器やなべ洗い?

先方の食材も全くわからない。
いきなり「この材料で作って」と言われて
「了解っすー!」と、作れるような
食材と調味料が揃っているのかもわからない。

「盛岡から一日だけ、
わざわざ食事をつくりに来てくれる人」
と、妙に高いハードルができていたらどうしよう・・・・・

不安なので、一応、普段使いの料理の本は持参した。

10時半くらいに金田一温泉の炊事場に到着すると、
すでに味噌を入れてるのに、
ぐらぐら煮立ってる、20人強分の
ワカメの溶けかかってる味噌汁が。


ああ、なんかここなら私レベルの料理の腕でも
お役に立てそうな気がする・・・・・。


そして、何かと用事を作っていなくなる
炊事担当の女の子。

私には、着いてすぐ調理器具洗いと
食材確認と、20人強の料理作りの
洗礼が待ち構えていた。
(ご飯は炊いてあった)

野菜の種類は困らないだけある。
でも如何せん、

生姜が無い(チューブのやつはあった)。
にんにくが無い。
ベーコンが無い。
小女子(じゃこ系)がない。
だし系(コンソメとか鶏がらスープの素とか)が無い。
(↑ ほん○し)はあった。
練り物系(ちくわとかかにかまとか)が無い。
ゴマが無い。

料理をする人間ならわかっていただけると思うが、
生姜がないと、かなりごはん系おかずの
バリエーションが狭まる。
そしてなにより時間が無いので
手間ひまかける料理は作れない。

そして、料理をする場所(金田一温泉)と、
ご飯を食べる場所(撮影場所・二戸市内)が離れている。
できた料理は車で運ぶ。
アツアツのできたて料理を食べてはもらえない。
給食の配食と同じシステムである。

そんな状況下、
チューブ入りおろし生姜というキツイ食材を、
みりんとゴマ油に助けられ、
炊事場のだし昆布を拝借し、
孤軍奮闘しながら、あと30分とか1時間とかもう、
ギリで時間の無い中20人強分の
なすと豚肉のしょうゆ味の煮物を作っていると、
作品にヒロイン役で出演する、
劇団青年団の真生ちゃんが手伝いに来てくれた。

もう、真生ちゃんの姿が天使に見える。

真生ちゃんに手伝ってもらいながらなんとか、
マヨネーズとツナ缶で味付けした
小口切りのきゅうりの和え物と、
ほうれんそうのおひたしを作る。
(↑ もう、料理というレベルでもない)。

真生ちゃんは、ゆかりと干しえび
(炊事場の冷蔵庫に眠っていたのを拝借)を使って、
ポテトサラダを手際よくつくっていた。
(ハムもベーコンも無いので、
私はポテトサラダ作りを断念していた)。
真生ちゃんはほんとうに料理が上手い。

どうにかギリで食事らしくなって安堵しつつ、
これを持って、車に乗って撮影場所に向かったら、

「わ! 今日はおかずがいっぱいある!」
「ほうれんそうのおひたしがある!」
「きゅうりが薄い!」

と、予期しないところを喜ばれる。
人生のうちで、ほうれんそうのおひたしを作って
こんなに喜んでもらえる事は、もう二度とないと思う。

撮影場所では、カントクの十文字さんと、
劇団ゼミナールの恵ちゃん(現在、東京でプロのメイクさん)
に会うことができた。
いやぁ、午前中の疲れが癒されました。

食器洗いと夕飯作りは、少し早めに動き、
真生ちゃんが、昼の残ったご飯でかにぞうすいを。
私は、不足分のご飯を炊いたあと、
真生ちゃんレシピによる浅漬けを作り、
二戸市内に戻って、夜の撮影(真生ちゃん出演シーン)を
ちょっと見学させてもらって、
いわて銀河鉄道に乗って盛岡に帰還した。

もう、ほんとに疲労困憊だったので、
うちに帰って食事を作るどころではなく、
ワインと、かぼちゃのたね(つまみ)だけ食べて、

泥酔。

いやー、私、外ヅラがいっすねー。
私が料理が得意と勘違いした撮影隊の皆さん、
「ごはん美味しかったです」とかメールもらっちゃって
ごめんなさいねー。

でも、駅まで車で送ってくれた運転係の、
それまで始終不機嫌そうだった男の子が、
最後に「さわのさんが、料理作ってくれるのって、
今日だけなんですよね・・・」と言ってくれて、
なんか、青春映画のワンシーンに参加したような、
そんな気分になりました。


【今日の感想】

「給食のおばちゃん、マジリスペクト」(←DAIGO風)

********************

そんな十文字さんが昨年つくった映画が、
もりおか映画祭で上映されます。
クロージング上映「櫻の園」の後の上映となる、
映画祭のほんとの大トリな作品です。
ゼヒ、観にいってください。

10月26日(日)21:00より
映画館フォーラムにて(90分)

「八咫鏡」(やたのかがみ)

監督:十文字香菜子
出演:山田辰夫、烏丸せつこほか

入場料:前売1000円、当日1500円

サイトはこちら ↓

http://morioka-eigasai.com/

********************

2008年10月12日日曜日

感慨

昨日11日(土)19:30からは、ユニット・マーブル局の
「スタンリー!!」(作・演出:中村剛造)
を、観劇(於:風のスタジオ)。

今日12日(日)19:00からは、劇団トラブルカフェシアターの
「小津の國の妖術師」(作・演出:遠藤雄史)
を、観劇(於:もりげきタウンホール)。

ちょっとスケジュール的にいっぱいいっぱいだったので、
本当は芝居を観たいような精神的余裕はなかったのだが、
この二つだけはどうしても観ておきたかった。

もう5年以上も前になる(たぶん)が、
当時、盛岡のいくつかの高校演劇部の子たちと縁があり、
任意の「ID」という演劇集団
(高校生たちの演劇のユニットとでもいえばいいのか・・・)
の、まあ、なんというか下支えみたいなことをしていた。

集団の代表は高校生たち、メンバーも全部高校生たち。
でも、高校生だけで活動してるとイロイロ難しいことも多いから、
会議をするときの施設を借りる責任者になったりとか、
自分たちでうまくできないような、
書類作成とかの手続きとか、
知り合いの演劇人を呼んでワークショップをしてもらったりとか、
夜にガストでご飯食わせて話聞いたりとか、
まあ、そんなことをしていたのである。

で、活動が進むにつれ、このメンバーで公演がしたいと、
彼らが希望を持ち始めた。
ほんとであれば稽古場の問題とか、予算の問題とか、
学校や親の承諾とか、
どうにもならなかったところだが、
「おでって市民企画」という、助成のおりる企画に書類提出し、
(稽古場代と、ホール・機材使用料が無料)
「A  Little Snow Flower」という、
高校生のオリジナル台本による芝居を一本作った。

その時に、高校一年で参加していたのが、
現・マーブル局主宰のごう君である。

なので私は今でもごう君を見ると、
「あっ、ごう君、金髪!」と驚き(今は黒髪に戻った)、
「あっ、ごう君、タバコ吸ってる!」と驚き、
「あっ、ごう君、車運転してる!」と、いちいち驚く。

そして、今でもごう君は私に会うと、
最初に会ったときと同じように、
おびえたウサギのような瞳で(体型的には今やプレーリードッグ)
挙動不審な横ジグザグの動きをとりつつ、
「あぁっ・・・・・さわのさん・・・・・!」
と、おどおどしながら声をかけてくれる。

それにしても、あの時は本当に盛岡の演劇関係者をはじめ、
さまざまな方々にお世話になった。
聞いて驚け、ってなメンバーだが、
脚本指導には、架空の劇団のくらもちさん、
舞台監督指導には、劇団・風紀委員会の隆春さん、
照明指導には、演劇集団九月とアウラーの昌弘さん、
音響指導には、元・劇団ゼミナールの庄司さん、
舞台美術指導には、舞台美術家・彫刻家の長内先生、

その他にも、ワークショップや、稽古のアドバイスだとかに、
青森のハタサワさん(現・渡辺源四郎商店)、
劇団ゼミナールの斎藤さん、
現代時報の高村くんにも来ていただいた。
実行委員では、元劇団遊伎座の千佳さんに代表をお願いした。
アヤシイ団体と思われないために
お名前をお借りした方々も何人もいる。

公演も、たくさんの演劇人が観に来てくれた。
そして、観劇初体験の女子高生たちを大泣きさせて、
目を腫らして、鼻をぐずぐず言わせながら
会場を出てくる女子高生たちを見た、
ホール(3階)の下にある観光情報プラザのスタッフに、
「・・・さわのさん、一体、どんな芝居つくったの???」
と言われたのもなつかしい思い出だ。

そして、この芝居作りに一番心を砕いてくれたのが、
殺陣指導として何度も稽古場に足を運んでもらった、
劇団トラブルカフェシアター(TCT)の遠藤くんであった。

当時、高校生たちはTCTの芝居が大好きで、
作る芝居も、ものすごく影響を受けていたのである。
遠藤くんの協力がなかったら成り立たなかった舞台であった。

そんな二人が、同時期に公演をしている。
どちらも、けっこうな入りのお客さんである。
なんかこう、言葉にならない感慨があった。

不思議なことに、その後IDからTCTに入団した子はいない。
TCTのような舞台を今、作っている子もあまりいない。
みなそれぞれの仲間を見つけ、
自分たちの芝居を模索しているようである。

そしてTCTは、(けっこう外野の声があるとは思うがそれでも)
あの頃から揺るぐことなく、
当時のIDの高校生たちをときめかせた、
そして、自分たちの求める芝居を作り続けている。
なんといっても、構成劇団員の入れ代わりが少なく安定している。
お客さんの数も安定している。
すごいことだと思う。

ごう君の作る舞台は、学芸会を観る親気分ではない、
久しぶりに「2回観たい」と思った、若手の芝居だった。

そして、ほんとうに
「ああ、あの時むちゃくちゃ大変だったけど、
でもIDやって良かった・・・ごう君を高校一年から見てきて良かった」
と、芝居に対する感想と、
そんな感慨とがごちゃまぜに入り混じった、
なんだかよくわからない気分になった。

今度は月末に、ID出身の夏央里ちゃんや、
野村くんの作る舞台がある。
来年3月には、やはりID出身の前川さんが
旗揚げする劇団の公演がある。

ほんとうに、嬉しい。

あぁ、そういや私、いろんな男子高校・大学生たちと、
二人でご飯食べたりお茶飲んだりしてるけど、
ごう君と二人ではまだメシ食ったことはないなぁ。

******************************

ID公演については、この辺りの(↓)
私の古い日記を順に遡って読んでいただければ、
どういうものだったのかが少しお分かりいただけると思います。

http://www.kalium.net/zessan/diary/sawano/diary.cgi?date=2004.02.02

2008年10月7日火曜日

東北芸人検定

先日ご紹介したブログ「相馬弁研究所」(6月14日参照)
の影武者所長(架空の劇団のくらもちさんの大学時代の親友)から、
直々にケータイにメールをいただいた。

どうも、世を忍ぶ仮の姿での仕事先で異動があって、
それが極秘任務を帯びているので、
面白いこといっぱいあるのに、ブログで書けない!
・・・というストレスを、何故か私に訴えてこられるのである。

で、メールの最後には、
「・・・っつうゴドでオレが今日○○に来てゴド、
明日○○に行ぐゴドは絶対ナイショだど!」
と、書いてある。


しばし考える。


吉本の芸人が、泣いて「あっ、その話はしないで!」
と言うときは、翻訳すれば「そのネタでオレをいじって!」
と同義語である。

たけし軍団がちょうどプールの淵にいるときに、
殿に向かって「後ろから蹴らないでくださいね! 頼みますよ!」
と言うときは、「殿、どうか私をプールに蹴り入れて下さい」
と、殿に目で訴えているのである。


そこで、今回のメールである。


相手は、gooブログ東北ランキングで
いつもトップを誇る、芸人魂炸裂の影武者所長である。

これは、「お願い、さわののブログに書いて」
っていう、所長の心の叫びなのか?
私に、オレの芸人魂を理解しろと!

そうはいっても、所長の世を忍ぶ仮の姿は
意外とお堅い職業である。
これはかなりリスクの高いチャレンジだ。
芸人魂の不足するさわのは、
そんな上記の疑問を、真っ正直に所長に吐露した。
しばらくして、所長からこんなメールが届いた。


「絶対言うなよ!
絶対、くらもちになんか言うなよ!!」


そうですか、所長がそこまで言うなら・・・。

さて、そこでさわのがとった行動は、次のうちどれでしょう。
複数回答可(芸人検定4級問題)。


(1)真面目な東北人なので、言うとおり絶対に誰にもナイショにした。

(2)所長の芸人魂に感銘し、くらもちさんにだけは言った。

(3)文字通り、くらもちさんだけには言わなかった(他には広めた)。

(4)気づいたら、所長自らブログに書いてた。

******************************

そんな影武者所長の「相馬弁研究所」より、
さわののお奨め「相馬弁ヒットメドレ~」をどうぞ。↓

http://blog.goo.ne.jp/kage-yh7/c/1aff71f55dd980bace5b3315d451bb6f

「Let it be.(うるがしとげ)」
ほか名曲がたくさんです(笑)。

2008年10月5日日曜日

「尻に火がつく」を和英検索したら「the pressure is on」だって。

3週間ほどブログを更新してなかった割には、
「さわの、また入院か?」
という心配をされてなかったような気がするのは、
水面下では、かなり電話やメールや
打合せをしていたせいかもしれない。

家にケータイを忘れたまま仕事に出て、
「うわー、今日なんか大事なメールとか来てなきゃいいなー」
とか思いながら急いで家に帰ったのに、
一件も着信が入ってなかったりして、
それはそれでちょっと傷心モードだったりもする毎日を
ふだんは送っていたりもする、
ちょっぴりさびしんぼうな私にとって、
これだけ色々な連絡でメールが入り乱れている最近ってのは、
実はけっこう珍しい。

先月まで遊びすぎていたツケが回ってきました。
尻に火がついています。
ていうかもう、尻、大やけどです。

あぁ、まだ八幡平頂上(バスで)リベンジできてないのになぁ。
気仙沼か大船渡にさんまツアーも行ってないなぁ。
岩泉線今度は紅葉鑑賞ツアーもまだだしなぁ。
まだまだ遊び足りてない気もするんだけど、
って、そんな事言ったらいろんな人に怒られそうだなぁ。

今、メインで動いているのは、
来年一月の八時の芝居小屋のプロデュースと、
ちらし作成案件。

ほかに、随時「いわて演劇通信 感劇地図」の、
編集委員内ML連絡がまわっていて
(そろそろ次号発行されます!)、

あとは、元・盛岡自主制作映画祭代表(3代目?)の、
十文字さんが、進学した東京藝大大学院の映像専攻の、
修了展の映画製作のために、
今月の10日(11日だったかな?)から、
1週間から10日くらいかけて、
二戸で映画撮影をするんだそうで、
スケジュールの都合で一日しか協力できないんだけど、
これの映画制作隊の炊き出しに参加いたします。

これ、まだまだ炊き出しに人が足りないらしいんで、
15日から17日あたりにかけて、
丸々一日、二戸でご飯作るお手伝いしてもいいよ
っていう心優しい方は、さわのまでご連絡ください。
(あんまり知らない人まで来られると、
収拾がつかなくなるので、さわのの知り合い限定で募集)
ちなみに私は15日に参加します。

そして、12月14日には、東京の劇団「燐光群」さんが、
全国ツアーの一つに盛岡を入れてくださってて、
盛岡劇場メインホールで公演をされるのですが、
こちらの盛岡での制作協力隊として、
柏木さんと、劇団ゼミナールの睦さんと、
劇団香港活劇姉妹のあやぞうさんと一緒に、
盛岡公演の宣伝で陰ながらのお手伝いをいたします。

これらの連絡メールや着信が錯綜している今日この頃です。

今日、電話をいただいた燐光群の制作の古元さんから、
「さわのさん、よくケイタイのメールであれだけたくさん打ちますね」
と、しみじみ呆れられました。

あ。でもこのブログは、
今、日本で一番危険な場所の一つとも言われている、
漫画&ネットカフェで打っております。
焼き出されないように気をつけたいです。

漫画を一切読まず、オンラインゲームもせず、
ネットカフェでワードやエクセルしてる人ってのも
私くらいなものであろう。

2008年10月4日土曜日

大御所への道

来年1月にプロデューサーを担当する
もりげき八時の芝居小屋の打合せで、
今回演出を依頼した、架空の劇団のくらもちさんに
少し確認をとりたい事項がいくつかあったので、
架空の劇団の稽古前30分を
ちょっと都合して欲しいと連絡、
今日の18:30に、架空の劇団の稽古がある盛劇で
打合せをお願いした。

しかし、バイト帰りに盛岡駅方面から松尾町の盛岡劇場まで、
ちょっと時間が間に合わなかったので、
30分に「ちょっと遅れます」とメールしたら、
くらもちさんから、「おれもこれから出るから」と返信が。
30分ほど遅れて到着したくらもちさんは、

「いや~、家族でバーベキューしてて、うっかりしてたよー」
「稽古あるのに、うっかりビール飲んじった!」

などとごきげんでほろ酔い登場。
そして、言っててはたと自分で気づいたらしい。


「・・・・・酒飲んで、稽古に遅れてくるって、
俺、こんさんみたいじゃん!!」


こんさんとは、その昔、劇団天井桟敷で、
寺山修司の最後の弟子(たしか)だったと言われる、
岩手の大御所の劇作家・おきあんごさんのことである。

そして「こないだ、こんさん見たよ」という目撃情報は、
大方が八幡町界隈の飲み屋さんエリアで、
だいたいがいつもいい感じに酩酊されていらっしゃるお方である。
というか、飲み屋さんじゃなくても会うとたいていほろ酔いである。

もう御大として落ち着いててもおかしくないのに、
披露宴の出し物とかでは、
全身黒タイツを着て、江頭の真似とかしているような、
若手演劇人にも大いに愛されている大御所である。

しかし、愛されているのと
本人に似ちゃいたいかどうかは別問題らしい。

「やばい。気をつけないと、こんさんになっちゃうぞ、俺」

くらもちさんもそろそろ、
岩手演劇界の大御所街道まっしぐら。
それはそれでまあ、めでたいんじゃないっすかね。


あ。打合せはちゃんとできましたよ。

2008年10月3日金曜日

主治医の告白

医大の定期外来日。
診察室に入ると、先生が
でかい医療用マスクをしていた。

さわの 「先生、風邪ですか?」
A孫子 「違うよ」
さわの 「あ。外来ではマスク着用が義務付けられたとか
     (↑ なんでだよ)」
A孫子 「いや、ちょっと具合悪いだけ」

あまり触れられて欲しくないようなので、
ふーん、と思いスルーしつつ、
だったら今日はあまりムダ話をしないようにしようと
思いながら診察を受けていたのだが、
(↑ 医者の体調を気遣う患者ってどうよ?)
やはり、ねぇ、そのマスクは気になるじゃないですか。

さわの 「・・・ほんとに大丈夫なんですか?」
A孫子 「ん。ただの二日酔いだから」


二日酔いかよ!


という事は、そのマスクは酒臭い息バレ防止だったのか。
ていうか、そんなに飲んだのか?

さわの 「え、先生、普段お酒飲むヒマあるんですか。
      (深夜に患者の様態急変とかで呼ばれない?)」
A孫子 「飲まなきゃ、やってられないんだよ!(笑)」


さわやかな笑顔と声で、
患者にそんな告白をしないで下さい。

ちなみに、夜に病院から呼び出されたりすることは
あまりないんだそうです。
なので患者の皆さん、様態が急変しても
主治医が酔っ払って現れて
処置することはありませんのでご安心ください
(でも滅多に主治医呼び出さないなら、
逆に当直の先生は一人で大変だね)。

このカテゴリーは「闘病ブログっぽい」
という名前をつけていたのだが、
そろそろ「お医者さんって、大変よね」という名称に
変更したほうがいいような気もする今日この頃である。
(ぜんぜん闘病してないし、私)

でも先生は、二日酔い診療の方が、
いつもより陽気だ。

2008年9月12日金曜日

今日の対人運

占いサイトで、今日の「対人運」を読んでいたら、
こんなことが書いてあった。

「(前略)
また、じゃっかんオタク気味なところが出やすいので、
周りに引かれないように気をつけてください
(後略)」

あぁ、やはり最近の鉄道シリーズは考えたほうが・・・。

2008年9月5日金曜日

二戸ブーム到来

先月28日に、さわの生誕36年記念の一環として、
いわて銀河鉄道バースデーパスツアーを敢行し、
二戸に行ってきた、我々(私とてくりの高橋さん)であったが、

なんと、次の日に「二戸の大崩崖、一部崩壊」のニュース。

先日の山田線&岩泉線・炎の弾丸ツアーでは、
行く途中に、山田線の線路に小石が落ちていて緊急停止など、
行く先々で事件が起こるので、
そのうちここのブログを知った県内観光団体から、

「頼むから、うちには来てくれるな」

と言われるような、縁起の悪い人間と
世間から認定されるのではないかとしばし落ち込んでいたのだが、
今日、昼休憩時にケータイで「ほぼ日」のサイトを読んでいたら、
なんと、短期新連載が、

「雑穀の人。
 ~岩手県二戸、高村英世さんの畑で。~」
(↓ 下記サイト参照)
http://www.1101.com/store/zakkoku/index.html

マジっすか?! ほぼ日で!?

速攻で、てくりの高橋さんに「二戸ブーム到来」と、
メールしたのはいうまでもない。

もうですね、私のとっての「ほぼ日」はですね、
オシャレな女性が、
「流行通信」や「フィガロ」や「ELLE」なんかで、
最新の流行情報をチェックして信仰するのに匹敵する、
さわの的流行最先端サイトですよ!

「ほぼ日」で、二戸の雑穀文化が扱われるって事はですね、
さわの眼鏡を通して見れば、
『フィガロ』で、「南プロヴァンス地方のスローフード特集」
くらいなオシャレな域に、
二戸の雑穀が扱われてるって事なんですよ!

さわの、ただ今流行の最先端を邁進中!

(話は変わりますが、日本人のこの
欧米コンプレックスっちゅうか、
「なんでもヨーロッパのものはかっちょいい」
っていう意識は、いつになったら薄まるんでしょうねぇ。
コーカサス地方のケフィア食わなくても、
湯田や葛巻や田野畑の飲むヨーグルトでもいいじゃん。
て思うのは私だけ? 私だけっすね)

いやぁ、雑穀がオシャレに取り扱われる時代ですねぇ。
雑草も芋も、食っとくもんですねぇ。
農業が、アグリビジネスとかって、
カタカナになっちゃう時代っすねぇ。

これだけ毎日、食の危機が叫ばれる時代、
地味で愚直で、馬鹿正直で宣伝下手といわれる岩手が、
もしかしたら、一番トップに立てる時代なのかもしれませんねぇ。
長生きはするもんだ。

そうそう、てくりの高橋さんも、
私たちの二戸紀行をブログにアップされています。
こちらのてくりさんのサイトの ↓、

http://www.tekuri.net/

「スタッフ日記」の「9月1日」をご覧ください。
同じことを別の人が書くと、こうも印象が違うのかという、
模範的な例です。

ていうか、私の二戸紀行文では、
ぜんぜん、二戸の良さが伝わってなかった!
ということが、高橋さんのブログを読むと
一目瞭然です。

2008年9月3日水曜日

ラッキーアイテムは演歌

占いサイトに
「年下の異性に縁が」
「ラッキーアイテム:演歌」とあった。


・・・・・ジェロ?


などと思いつつ、夜に劇団ゼミナールの公演のちらし折込に、
cartaさん主催のアン・サリーコンサートのちらしをもって、
風のスタジオに向かう。
(※コンサートの詳細はこちらをどうぞ。↓
http://carta.blog.shinobi.jp/

その日、一緒に折込作業を行ったメンバーには、
風スタのスタッフ・稲邊くん、
ゼミナールの村松さん、
TCTの菅野くん、
遅れて到着の劇団・勿忘草の古屋くん。

折込作業前には、東山堂で鳥瞰図作家の中田さんに、
その後、もりげきに向かう途中、
現代時報の高村くん、
もりげきに到着してから、マーブル局のごうくん
と遭遇。


今日街で遭遇した男性陣、みな年下。


しまった。
ここはやはり、演歌を歌いながら歩くべきだった。
(あ。もりげき事務室のおじさんは年上か)

2008年9月1日月曜日

可愛いサンダルをはいた少女

岩手という地域は(他の東北地方もそうだと思うが)、
自分たち自身が「田舎者」という
差別(?)をずっとされてきているので、私をはじめ、
「差別問題」というものの深さについては
よく知らない人が多いような気がする。
(無知というのはまたそれはそれで問題があるのだろうが)
また、私の中では、

え、プエルトリコ出身なんですか?!
も、
え、スウェーデン出身なんですか?!
も、
え、カンボジア出身なんですか?!
も、
え、礼文島出身なんですか?!
も、
え、中国出身なんですか?!
も、
え、ギリシャ出身なんですか?!
も、
え、鳥取出身なんですか?!
も、
え、アラスカ出身なんですか?!
も、

「そんな遠いところから、岩手に?!」
という驚きのテンションにおいては
まったく同系列の反応なのだが、
日本とアジアの長い歴史において、
そうともいっていられない反応の気遣いを
しなければいけないらしい国もある、
ということは、なんとなく頭での理解はしていた。

先日、バイト先で終日
こどもまみれになって仕事をしていたのだが、
その中の一人の小学校低学年の女の子が、
なぜか私によくなついてくれていて、
ポッキーをくれたり、カウンターの受付に来て、
おしゃべりをしていたりとそばに寄ってきていた。

もうすぐお母さんが迎えに来る時間がせまり、
ちょうどたまたま、二人っきりになった時、
その女の子が、とてもさりげない風を装いながら
意を決したような顔をして、私にこう言った。

「あのね、あたし、中国人なんだよ」

あー、そうなんだー。
オリンピックは、中国応援したの?
メダルたくさんとってすごかったよねー。

こちらもそんな、さりげない会話を返しつつ、
頭の中では、
「うわ、私、今日なんか知らず知らずのうちに、
世間話で周囲の大人と、中国批判とか
この子が聞こえるようなところでしてなかったよな?!
大丈夫だよな? 大丈夫なはずだ!・・・と思う。たぶん」
と、必死にその日の記憶を総動員して冷や汗をかいた。

もしかしたら彼女は、ふだんの生活の中において、
「中国人」であるということで、
周囲から、とても哀しい思いを受けているのかもしれない。
そうではなくても、毎日のニュースからも、
周囲の何気ない世間話からも、
たくさんのネガティブな中国の話が流れている。
それをきっと、彼女は子供ながらに理解をしている。

あのとき私は、もしかしたら「そうなんだー」と、
軽く返すべきではなかったのか?
もしかしたら、もっと暖かい言葉を彼女は求めていたのか?
いまだに答えはわからない。

たぶんこれからも私は、無自覚か自覚的かにかかわらず、
知らない人も大事な人も、傷つけることもあるだろうし、
すべての人を傷つけないで生きていくことは可能だ
と思っているほど傲慢でもない。
もともとが口の悪い人間である。もう、どうしようもない。

人を傷つけてしまった自分が一番傷ついている
なんてことは、口が腐ってもいうつもりはない。
(もしどこかでそんな発言をしていた過去があったらスミマセン)
願わくは、自分が他人を傷つけてしまった言葉には
覚悟と責任を持つ人間になりたい。

そのような前提を踏まえたうえで、
それでも、できることなら可能な範囲で、
あまり人を深く傷つける人間にはなりたくないなぁと思う。

きっと私はこれからも、
中国という国家それ自体においては、
あまり好きにはなれないような気がする。
だってチベット好きだし。
批判的な気持ちも、
そう簡単には拭い去ることはできないと思う。

それでも、このことを考えるときは、
あのときの彼女の、
大事な秘密を他人に打ち明けるときの、
ものすごい覚悟を決めたような、
それでいて必死になにげなさを装った表情と、

「あのね、あたし、中国人なんだよ」

という言葉を思い返していきたいと、
ここ最近なにかにつけ思い返して考えている。

2008年8月30日土曜日

結局・・・

********************

やっぱ、30日放映でした。すみませーん!!
そして私はこの日、バイトしてて
テレビが見れませんでした。あぁ・・・。

********************

先日のブログにも書きました、
やす子の「南部よしゃれ全国大会」一般・唄の部最優秀賞の、
IBCテレビでの放映の件なんですが、
スミマセン、テレビCMで、

30日

って、言ってたような気が・・・。
(ちゃんと見てなかったんで定かじゃないんですが。
「あ、やす子映ってる!」と、思ってる間に終わっちゃった)
地元在住の、テレビ見ようと思ってた方、
非常に申し訳ないですが、
当日の新聞のテレビ欄、キッチリ確認よろしくお願いいたします・・・。

つーか、本人とかIBCの江幡さんとか、
確認する気になればいくらでもできるだろうに、私。
アバウトでものぐさな性格で非常にご迷惑をおかけしております・・・。

2008年8月28日木曜日

センチメンタル・ジャーニー

誕生日なのである。

さわのはまだ36だから~♪

と、いうことで、今日は「いわて銀河鉄道」(IGR)の企画切符
「バースデーパス」を利用してみた。

なにかにさそわれて~ あなたにさらわれて~
センチメンタル・ジャーニー ♪
なのである。

ちなみにこの「バースデーパス」。
盛岡-目時間のIGRが、
誕生日当日、500円で乗り放題
(同伴者3人までも500円)という、
衝撃的にお得なフリーパス。

たとえば、通常、いわて沼宮内駅まで片道900円、
二戸駅まで片道2030円、
青森県境(ここから青い森鉄道に変わる)の、
目時駅までだと片道2300円。

これがなんと、乗り降り自由でこの日は500円!

IGRホームページによると、開業5周年記念で、
11月30日まで(購入は11月29日まで)のようです。
興味のある方は下記のIGRホームページをどうぞ。

そして、これから11月30日までに誕生日を迎える方、
ぜひ私と500円で、IGR沿線を旅してみませんか?
(つーか、同伴者として500円で一緒に旅させてください)

※いわて銀河鉄道のサイトはこちら ↓
http://www.igr.jp/

さて、そんな誕生日ツアーを密かに募っていたところ、
参戦となった、今日私のお供をしていただくのは、
年下のヒトヅマ・ミニコミ誌「てくり」スタッフの高橋さん。
てくりさんのブログをふだん書かれている方です。

なぜか最近の旅行はみな、いつも違う
幸せなヒトヅマとの二人旅の多いさわのである。
これからは、私のことは盛岡のドン・ファンと呼んでください。
いやその前に、この幸せオーラを浴びとけ、浴びとけ、私。

そんなわけでせっかくなので、やはりなるべくお得に
遠いところまでいきたい。
金田一温泉、二戸、一戸、奥中山高原・・・

まあ、この中では二戸がそこそこ見るところが多いでしょう。
ここまでで2030円。往復4060円。
うひゃー。これが500円で!?

時間が余ったら、一戸駅で降りて、イチノベパンの直売所とか?
奥中山高原はやっぱ、そっからバス移動必須で、
駅前にはふらっと見るようなとこはないかなぁ。
そんな感じで二人で二戸情報を集めていざ、
10:10に盛岡駅発で向かったのだが、


そのまま二戸に、18:23まで滞在しちゃいました。


二戸満喫です。
満喫過ぎます。

馬仙渓、男神岩・女神岩、大崩崖(みな、道路からの見学ね)
なにゃーと(観光プラザと展望タワー)で雑穀ソフト、
つぶっこまんま(雑穀料理のおいしいお店)で昼食、
シビックセンター(福田繁雄、田中館愛橘の記念館)、
丹市パン(盛岡でいうところの福田パンみたいなパン屋さん)、
愛宕の清水と周辺のお店探訪

・・・って、重要観光地・九戸城跡行ってないじゃん!
ていうくらい満喫です。
(かなり歩き倒しましたが、それでも時間が足りなくて、
タイムアウトになってしまいました)

それはまあ、私たち二人が基本的に
「どんな場所でも楽しむことには自信がある」
という性格によるところも大きいのと、
(私たち二人は「田舎のスーパーのチェック」ですら面白がる)
最近、岩泉だ石神の丘だ雫石だ
というようなところばかり行っているので、感覚的に、

二戸、都会じゃん。

という感覚に陥ってしまっている最近の私の
それはそれでどうかと思う状況のせいも大きいのだが、
まあでも、往復4060円の交通費を、
「二戸テーマパーク入場料」と考えるとちとお高い気もするが、
「入場料500円のテーマパーク」と考えると
ものすごくお得感満載だ。

ほかにもIGRでは、なにゃーと市(7、20日に行われる二戸の市)
にあわせたセット券とか、
フェザンの買い物券付のセット券とかいろいろ
かなり交通費が安くなる券があるみたいなので、
機会があれば、皆さんも行ってみてください。
はっきりいって、私たちはまだ行き足りてません。

まあさすがに、往復4060円
とかって考えちゃうと高いんだけどね。
でも、お得なセット券使ってであればまた行きたい。
ちょっと気になる、なにゃーと市。

ちなみに、盛岡でいろいろ集めた二戸とその周辺情報、
(高価そうな観光パンフやネット情報)より、
駅に着いてからさりげなく置いてある地味パンフの方が、
よっぽど歩くのには役に立ちました。

ビバ! 地元情報!

で、帰ってきてからは金宝堂で、
感劇地図編集委員の前川さんと合流して、
3人で夕飯を食べた後、
前川さんと2人で、マスコミ試写会
(感劇地図編集委員名義で)の、
『パコと魔法の絵本』
という映画を観てきました。

あぁ、なんてゴージャスな誕生日なのかしら。
(つーか次の日、体力的にけっこうキツかった)

ちなみにこの「パコ~」は元々は芝居が原作で、
後藤ひろひとの『MIDSUMER CAROL~ガマ王子VSザリガニ魔人~』
(つくづく、ふざけたタイトルだ・・・)
という舞台の映画化です。

実は私、この頃ほとんど映画を観てなくて、
思い起こせば最近映画館で
『めがね』『かもめ食堂』『西の魔女が死んだ』
くらいしか見てなくない?
あー、とうとう『マジックアワー』映画館で見逃しちゃったー!
ぽにょもまだ行けてないんだよなー
なくらい映画情報に疎いのですが、


しらないうちに、邦画がとんでもないことになってました。


ちなみに監督は『下妻物語』や
『嫌われ松子の一生』の中島哲也監督です。
(と書くと、「あぁ、なるほど・・・」と思う人も多いのかもしれない)

いやー、全然なんの知識もなく、
これといった期待もなく(←スミマセンっ!)
タイトルを見ただけの段階では、
新作のディ○ニー映画かなんかと思い、
その後、テレビで流れるCMを見つつ、
「んー、普段ならまず見ないタイプの邦画だな」
とか思ってすらいて(←ほんとスミマセンっっ)、
でもまあ、後藤ひろひとの芝居原作は気になるな・・・
くらいの興味で観にいったのですが、

想定外の面白さでした。

いやー、やっぱ食わず嫌いはいかんですよねー。
そしてやはり、阿部サダヲは必見です。
子供と一緒に楽しめるエンタテインメント作品って感じでした。
てなわけでなんか、わけがわからないながら
とても充実して楽しい誕生日でした。

なんか全然センチメンタルなジャーニーじゃなかったなぁ。

2008年8月25日月曜日

言っときますけど私、テツでもなければアニヲタでもないっすから!

こんな情報を入手しました。

********************

ジブリの絵職人 男鹿和雄展

会期:平成20年9月20日(土曜日)~11月4日(火曜日)
    午前9時~午後5時(入館は午後4時30分まで)
    ※会期中無休

会場:仙北市立角館町平福記念美術館
    (秋田県仙北市角館町表町上丁4-4
     電話:017-54-3888)

入館料:一般 700円(前売り・団体割引料金 600円)
      高校生 500円(前売り・団体割引料金 400円)
     小学生・中学生 200円 ※団体は20名様以上

※秋田県仙北市のイベントガイドによる詳細はこちら ↓

http://www.city.semboku.akita.jp/event/event.php?id=130

********************

「となりのトトロ」とか「もののけ姫」とかの、
背景の自然を描いている人の美術展だそうです。

昨年、東京都現代美術館の企画展チラシを見て、
ものすごく行きたかったのですが、
なにぶん、失業中の身。
断腸の思いであきらめていたら、
どうやら現在、全国の美術館の企画展巡回中らしいです。

岩手には来ないみたいですが、これ、角館! 近い!!
(秋田の出身の方のようです)
あぁ、去年東京までわざわざ行かなくてよかった・・・。

でも、どうにか田沢湖線を乗り継いで
片道1000円ちょいで、行けないものかと足掻いてみたのですが、
そこはさすが、どうやっても「新幹線こまち」で
行かねばならぬというようなダイヤに組まれていた。
(往復で5000円強くらい)。

で、こまちでの盛岡-角館間は、
あっという間過ぎて
ちょっと物足りないんですよねー(40分くらい?)。

あ。
だから、テツじゃないってば。

うーむ、盛岡-角館間の長距離バスないかな・・・。

もちろん、車の助手席に乗せてくれるという
殿方がいらっしゃるというなら、
それはそれで乗ってあげないこともなくってよ。
(すいませんすいません。言い過ぎました)

角館駅からは徒歩25分くらいということのようですが、
この美術館に行ったことのある人の話によると、
会場までは、有名な武家屋敷を通っていくので、
観光しながら歩いているうちに着くので、
そんな長い距離という感じではないそうです。

どうもね、「盛岡-気仙沼ツアー」は、
岩泉線に比べて友人知人の食いつきが悪いので、
先に「さわのと行く、男鹿和雄展と角館ツアー」を募集しようかな。
(お。急に旅行っぽくなってきたぞ)

この「気仙沼ツアー」の人気の薄さを推理してみたのですが、
概ね、こんなところでしょうか。

(1)やっぱ、岩泉線は別格でちょっと乗っときたい
(2)東北本線の車窓はつまらない
(3)気仙沼でグルメって・・・フカヒレ? ちょっと高ぇ・・・
   (いやまぁ、この辺の企画は大船渡で旬のさんまでもいいんだけど)

こちらの企画も、今度は土日祝でホリデーパス使用2200円で、
継続して募集中です。(大船渡でさんまツアーでも可)
なんか今年は県北ばっか行ってて、県南にあまり縁がないなぁ。

あ、花巻市東和の萬記念美術館では、
同時期くらいにタツノコプロの原画展らしいです。

だからぁ、アニヲタじゃないってばぁ。

2008年8月20日水曜日

かーるさん来盛

岩泉線一日で往復 炎の弾丸ツアーは
20:44に盛岡駅着で、無事終了。
普通は、ここで疲れて家に帰るところでしょうが、

ここから、飲み会に合流しました。

いや~、久しぶりだな、こんなハードスケジュール。
しかも、明日は朝からバイト。
しかも、てくりの木村さんご所望(&自分用)の、
岩泉のK商店の味噌2キロ持ったまま、
盛岡駅から、肴町まで徒歩移動。

実は、架空の劇団のくらもちさんの、
劇団かっぱ時代の友人であるかーるさんが、
学会(研修会?)で、神戸から来てるので、
今日、一緒に飲む予定だと先日聞いたので、
それは是非とも混ざりたいと!

かーるさんを始め、くらもちさんの同期のかっぱOBである
東條さん(今や、世界をまたにかける大阪府立大准教授)とか
影武者所長さん(東北ブログランキング一位)とかは、
私が高校に入ったのと同時に、大学を卒業して
岩手を出られているので、
実際のところ、直接お会いしてるのは数えるほど、
という方々ばかりなのだが、

かーるさんは、卒業後に企業に入った後、
思うところがあり(たぶん)、仕事をやめ
岩手大の人文社会学部に戻ってきて勉強し、
その後、甲南大の大学院に進んでいる。

その、短い岩手滞在(一年かな?)時に、
架空の劇団でお世話になったのがかーるさんである。
もう15年以上前だ。
(高校3年か、浪人時代あたり)

やたらと圏外になる(山田線だからね)ケータイのメールで、
20:44に盛岡に着くけどまだ間に合うかと連絡すると、
ぴょんぴょん舎で食事が終わったから、
改札に迎えに行くよとのこと。

「きゃーーーー!!! かーるさん!!」
と、改札で騒ぎつつ、
新婚かーるさんの奥さんへの挨拶もそこそこに、
なぜか、岩泉の味噌と岩泉線を熱く語る。

で、そこから、なぜか肴町まで移動。

実は、当時くらもちさんとかーるさんと、
劇団・風紀委員会の徳田さん(劇団かっぱの後輩)の3人が、
同じアパートに一緒に暮らしていたのである。

その徳田さんにも会いたいということで、
肴町の風のスタジオで公演稽古(仕込み)中の
徳田さんを迎えに行くことに。

かーるさん、くらもちさん、ゆきさん(劇団かっぱ同期)、
浄さん(その後、架空の劇団に入団)、
徳田さん(劇団かっぱのかーるさんたちの4年後輩)、
かーるさんの奥さん、
さわの(高校時代、架空の劇団に一時期在籍)

の、7人で大吉で飲む。
次から次へと繰り広げられる大学時代の思い出とかが、
すごく面白くて、なんか関係ないのに
好意でクラス会に混ぜてもらったような感じでもあった。

が、会話の端々でわかる、
下ネタと人の不幸と噂話が大好きで、
セクハラ発言魔人のくらもちさんが、
かーるさんの親友ってのは、ツマとして不安じゃないだろうか。
同じ女性として、そこんとこが気になる。

さわの 「(奥さんに)なんか、かーるさんの知らなかった一面を見て
     心配になりませんか?
     『あー、こういう友達のいる一面が・・・』みたいな」
徳田  「いや、くらもちさん(みたいな性格)が2人いたら大変だよ?
      いいんだよ、こういう正反対の性格同士だから合うんだよ。
      割れ鍋にとじ蓋みたいな?」

と、いう私たちの会話で、かーるさんを知らない人は、
かーるさんの人柄と人徳度を想像してください。
そんなかーるさんの笑顔は、当時と全然変わってませんでした。
とても懐かしい夜でした。

やっぱり私、鉄子かもしれない・・・

先日、ブログ内で募集をかけた(?)岩泉線ツアー(↓参照)に、
http://morioka-zsk.blogspot.com/2008_07_01_archive.html#7599300152052448581

東海林(妻)こと、千秋さんが参戦を表明。
千秋さんと私のスケジュール調整をし、20日決行とした。

せっかくなので、こういうしょうもない面白そうなことが
好きそうな人にもご案内メールでいくつかお声をかけたが、
残念ながら、平日丸一日ということもあり、
追加参戦はなかったものの、
「ナニやってんの」っていうような返信はなく、

「都合が合えばやりたいのに・・・!」
という返信はいくつか来ていた。
さすが、私のチョイスした送信相手のミナサマである。

と、いうことで、まだまだ企画があります。
8月末までに(丸一日岩手県内JR普通列車乗り放題で
2200円という、ホリデーパスが平日も使えるのが8月末まで)
是非とも決行したいのが、


盛岡-気仙沼 日帰り往復
岩手県南・宮城県北と、
ガソリン高騰に喘ぐ漁師さんを
勝手に応援キャンペーン
“たまには魚介グルメも楽しみたいぞ 炎の弾丸ツアー”


盛岡-一関間は東北本線、
一関-気仙沼間は大船渡線です。
これだけの距離往復でも2200円です。
実は、岩泉線ツアーよりスケジュール組みに余裕があります。
(まだちゃんとは調べてないけど、
おそらく岩泉線より大変なものはないだろう)

なお、このパスのフリーエリアは、
東大館、岩泉、宮古、釜石、盛、南気仙沼、花泉、ほっとゆだ
なんてところまで網羅してます。
場所によっては片道でモトがとれるので、
2枚買って一泊してもそこそこお得です。
気になる人は、自力で調べてみてください。
つーか、盛岡駅にたくさんちらしが置いてあります。

ああ、もちろん、8月末以降も土日祝には使えます。
単に私が、混雑がイヤなので平日使える期間に行きたいから
こんな無謀な時期設定になってるだけで。


以上、ちょっと鉄子情報でした。


ああ、ここまででだいぶ長くなってしまった。
と、いうことで「雨天順延」予定だったのだが、
だんだん気分が盛り上がってきてしまったため、
多少の雨でも、「運休」にさえならなかったら
(↑ 山田線はこれが怖い)行くことに決め、
(途中で運休になったら、帰りはヒッチハイク覚悟で)
当日午前中の大雨にドキドキしつつ、いざ、盛岡駅へ。

そしたら、午後から快晴!

列車の窓から見える青空!
東海林ダンナさまが、「さわのマジック」とおっしゃってたらしいが、
どっちかっつーと、「千秋マジック」だよなぁ、と、
行く先々でご年配テツな方々に
ナンパ(?)されてる千秋さんを見て思うさわの。

それにしても、想像以上にテツ(鉄道マニア)が多い。

岩泉線なんて想像以上にけっこう座席は埋まってたけど、
あれ、8割方テツだったんじゃないか。
いや、茂市駅までの山田線もかなりテツ密度高し。
なんかこう、車窓を気もそぞろに真剣に見てる感じが、
絶対、地元民じゃない。

しかし、度を越して真剣に「電車でGO!」な感じで、
列車の最前の窓を占拠している数人の、
全然テツっぽい風体じゃない(ビジネススーツ)
年配おじさまご一行が気になる。
(私たちは2両目に乗ってた)

千秋さんと「宮古まで出張?」「だったら車で行くでしょ」
「いや、実はテツで、出張にかこつけて列車移動にしたとか」
と、ボソボソ(でも声のでかい私たち)言っていたら、
後ろに座っていた、青春18切符で東京から
夫婦で旅行してるというおじさんが解説してくれた。
(車掌さんに訊いたらしい)

どうやらあの「電車でGO!グループ」は、
JR支社長と駅長と、おつきの社員の視察!
(腕に腕章付けてた)

でかい地震もあったしねぇ。
大雨も降るしねぇ。
そうですか、視察ですか。
全員、一切座席に座らず、
ずっと立ちっぱなしで「電車でGO!」でした。
(私たちは茂市駅で降りましたが、たぶん宮古駅までずっと)

と、その時、列車が緊急停止。

きゃー、なになに!
いやーん、私たちってつくづくネタを呼ぶ女!

どうやら線路に小石が落ちてて、
緊急停止の作動をしたらしい。
特に大きな衝撃もなく、
「なんか、列車止まったな」な感じだったので、
そんなに心配はなかったのだが、
予定では茂市駅から岩泉線に乗り換え時間が数分しかない。

あー、岩泉線に間に合わなかったら宮古まで行って、
ウミネコにパンあげて帰ってきますかー、
なんて話をしていたら、
車掌さんが全員に、今日の行き先を尋ねて回っている。

そして、乗り継ぎのある駅に連絡をして、
列車に待ってもらうよう、連絡しましたとのこと。
アナウンスもこまめに流れて、丁寧な説明だったし、
「お客さまにお怪我はありませんでしたか」的な
アナウンスもあったりして、
いやー、なんか丁寧だなーといたく感心していたのだが、
そういや、よくよく考えてみればこれって、

支社長視察マジック?(←マジックじゃないだろう)

いやまあ、人の好意は素直に受けましょう。
ありがとう、山田線の車掌さんと運転手さん。
とてもキモチよく山田線を満喫できました。

そして、岩泉線からはやや小降りの雨。
想定外で、霧にむせぶ山並みの美しさを満喫。
いやー、雨天順延にしなくてよかった。

『鉄子の旅』でおなじみの「押角駅」も体験。
マンガではやたらとその山っぷり、何も無さっぷりを
強調していたが、
これくらいだったら、岩手じゃ当たり前っすよ。
通り過ぎてきた浅岸や大志田のあたりもこうだったし。
作者のキクチさんはやたらと飽きていたが、
私はこういう景色は全然飽きないなぁ。

いやあ、行く前は、人生に一度の体験でいいと思ってたけど、
なんかまた予定たてようかなぁ。
でも、できれば明るいうちに
盛岡に帰れるダイヤを組んで欲しいなぁ。
帰りが、全くの地下鉄状態だし。

盛岡に帰ってきて、列車の窓から見える、
煌々と明かりの灯るアイーナの建物をみて、
「都会だ! 都会だ!」
と、騒ぐ私たち。

いやいやいや、むしろ普段ここの住人ですから!

2008年8月13日水曜日

お盆もオリンピックもあまり関係なく

10日に、「岩手演劇通信 感劇地図」の発送作業をしたのだが、
11日に、なにげに目を通していたら、
執筆者の名前の間違い発見!!!
何!? どうして?! どこでこうしてこうなって???!!!

ってまあ、初歩的な入力ミスと校正チェックミスなんですけどね。
本当にどうも申し訳ありませんでした。

これだから発行モノってのは大変ですよ。
でまあ、昨日から感劇地図編集委員内でメールの嵐。

訂正シールを浄さんに作成してもらい、
館内の配架を一時止めてもらい、
もりげきのH部さんにはメール便発送を戻していただき、
シール貼りできる人間が
(お盆の帰省時期でこれまた人がいない)
時間を見つけてもりげきに集い、黙々とシール貼り作業。

その数、1500弱。
(訂正前のを手にしちゃった方々スミマセン。でも、ある意味貴重)。

今日は15時から18時半過ぎまで、
このシール貼り作業をもりげきの空いてる部屋を
お借りして黙々と行った後、

友人F嬢の帰省祝い&
やす子の「南部よしゃれ全国大会」一般の部優勝祝い飲み会開催。
byステラモンテ。

相変わらず、30代女5人衆(中学の同窓)、
しょうもない話で飲み食いする。

ふつう、これくらいの歳の女が5人も揃って酒を飲めば、
だいたいは、いわゆる「コイバナ」とか、
男の話とか、ねちっこい下ネタとか、
微笑みの下での、水面下でのドロドロした
心理かけひきやなんかのイメージですが、
そんな男性陣の妄想を一掃するかのように、

友人F嬢とやす子はずっと、
「芸能人ヅラ疑惑」
を熱くチェックし合っているのであった。

そして私は、ピアニスト善子に、
「ブログ読んだよ! ひどーい! びみしんぼとかさー!」
と、責められていた。

さわの 「だって、あのパンフはしみじみ驚くよね」
やす子 「さわのと二人で
      『これ、お父さんに添削してもらったんじゃないの?』
      って、いってたんだもんね」
さわの 「『善子がこんなにいっぱい難しいこと書いてる』とかさ、
      あー、もう、あのパンフ、今日持って来ればよかったなー。
      (友人F嬢とS嬢に)あれ読めば絶対、
      善子の成長に感慨深いから!」

この容赦ない言いっぷりが、中学の同窓の特徴である。

それにしても、どうしてみんなあんなに
芸能人のヅラチェックに詳しいんだ。
ていうか、そんなにみんな普段、テレビを凝視してるのか。

********************

上にも書きましたが、「動物哀歌」公演で民謡で出演してもらった、
吉田やす子が、10日(日)に雫石町野菊ホールで行われた、
南部よしゃれ全国大会 一般・唄の部最優秀賞を受賞しました。
大会の様子は、9月4日15:30よりIBCテレビで放映されるそうです。
ラジオでは、IBCラジオで9月5日の18:10分からだそうです。
(IBCニュースエコーのサイトより)

↑ この放映時間、違うかもしれません!
   テレビCMで30日って言ってたような気がする・・・。
   スミマセン!
   地元の方は当日の新聞のテレビ欄で確認ください~(汗)。
   (8月27日 沢野記)

そして同じく、「動物哀歌」で構成・演出・出演で大変お世話になった、
青森のハタサワさんが、
一昨年まで顧問としてかかわっていた(現在は弘前の高校に異動)
県立青森中央高校演劇部に昨年書き下ろした作品『河童』が、
同じく10日に、群馬県で行われた高校演劇の全国大会で
最優秀賞を受賞しました。
(こちらの舞台は昨年12月に盛岡公演があり、
もりげき八時の芝居小屋 県外劇団紹介枠として上演されました)

高校演劇の全国大会で最優秀賞になるってのが、
どんだけすごいことかってのは、岩手の演劇部経験者なら
ものすごくよくわかっていただけると思いますが、
そんな最優秀賞を2回もとってるだけでなく、
全国大会出場常連なハタサワさんでございます。

お二人とも、おめでとうございます!

********************

2008年8月10日日曜日

一応、世を忍ぶ日々

バイト先で、先日の
「八幡平頂上に行けなくて石神の丘に行った話」
とかを面白おかしく話していたら、
スタッフのIさんに言われた。

「おもしろーい!!
本とかブログとか書けばいいのにー!!」

・・・うん。
実はもう、ここに書いてるんだよね。
と、ココロの中でこっそり思った。

まだ、素性はバレてないらしい。
(でも、「・・・さわのさんって、何者なんですか?」
とは言われる)

2008年8月7日木曜日

こ(いずみさん、)い(わてで)話(す)。

今日、赤塚不二夫の告別式で弔辞を読んでいたタモリが、
「私も、あなたの数多くある作品の中のひとつです」
と、言っていたのが、とても深く心に残った。

********************

さて、今日は
小泉誠トークライブ in 盛岡
「地方とデザイン」
(主催:(有)岩井沢工務所)
というのを聴いてきた。

小泉誠さんというデザイナーのお名前は、
岩井沢工務所さんやHolzさんのブログでは
目にしていたものの特に深い知識はなく、
今日のイベントも、
他の出演者が知ってる人ばっかりだったので、
そっちの方が興味があって(スミマセン)、
ほんとに軽いキモチで(まったくもってスミマセン)、
cartaさんを通して予約をお願いした。

そうしたらコレ、
ほぼ初日の電話予約で完売だったらしいですね!
(入場定員40名限定)

ほんと、スミマセン! こんなのが予約しちゃってました!!
うらやましい。初日完売なんて、
そんなイベントのプロデュースをしてみたい・・・・・。

でもって、ほんとすごいデザイナーさんなんですねぇ。
話はとにかくいろいろ興味深かったんですが、
その話は、他の行った方のブログなどで
たぶん語られると思うのでそちらへお任せするとして
他の話を。

私はふだん、ワークショップとかよりも実は、
講演会とかトークショーとか、
ただただ話を聴くだけ、ってのが結構好きで、
糸井さんの「ほぼ日」のサイトが好きなのも、
もしかしたらこの、

「その道のすごい人の話を聴く」

という企画が主軸のひとつにあるから
なのではないかと思っている。
面白いもんねぇ、ホンモノの人の話は。

で、そういう需要ってもっとあるんじゃないかなぁと、
今回、このトークライブを聴きに行って思った。

200人だ300人だ、1000人だ2000人だ
って人を集めるんじゃなく、
今日みたいに、40人限定、
1ドリンクとお菓子付で1000円。
なかなかいい感じである。

でまた、会場の岩井沢工務所さん
(最近改築してすごくキレイ)が、
造りが品のいいギャラリーみたいで、
(事務机とかはどっかに片付けてて、
まったくのミニホール状)
ほかのイベントにも色々応用が利きそうである。

でも、周辺が普通の住宅街とお店なので、
音楽ライブとか演劇とかは、周辺に迷惑かな、
やっぱ、こういうトークライブ向きかな。という感じ。

まあ、私もこんなブログやってて
こういう事いうのもなんなんですが、

今、みんな自分が語りたい時代で、
ブログが花盛り(?)だったりとか、
自分を表現するとか、ディスカッションの勉強とか、
ディベートに強い人が勝つとか、
なんかそういう時代だったりもするんだけど、

「人の話に耳を傾ける文化」

って、とてもこの先大事なことのような気がします。
ふだん自分と違う考え方とか、
暮らし方をしている人の言葉に興味を持つとか。

私もこういう機会でもないと、
一流の家具デザイナーさんの仕事とか考え方とかって、
ふだん接する機会もないし。

演劇関係の人のポストパフォーマンストークとかは、
普通の人よりは聴いてる方だとは思うんだけど、
それだけだと、世界が狭くなっちゃいますからね。

で、そういう需要って、実はすごくあるんじゃないかなぁ?
そして、ふだんそれぞれ
バラバラな出来事(だと思われている事)が、
いろいろともっとどこかで
ほんとは繋がってるんじゃないかなぁ。
というようなことをモザイクみたいに考えた夜でした。

********************

小泉誠トークライブ in 盛岡 「地方とデザイン」

×Holz Furniture and interior 平山貴士
×喫茶 carta 加賀谷真二
×(有)岩井沢工務所 岩井沢賢一

日時:2008.8.7/start18:30
会場:(有)岩井沢工務所 事務所
    (盛岡市本町通1-15-29)
参加費:1000円(1drink付)

主催:岩井沢工務所

※小泉誠さんのサイトはこちら ↓

http://www.koizumi-studio.jp/studio_home.html

※岩井沢工務所さんのブログはこちら ↓

http://iwaizawa.exblog.jp/

********************

2008年8月5日火曜日

恋人の聖地は山あり谷あり

「そうだ、八幡平頂上に行こう」

と、まるでJR東海で、
京都に行くようなコピーが昨日、私の頭をよぎった。
今日はいい天気である。

10年近く前に、親子3人でバスで
八幡平頂上まで旅行したことがあるのだが、
そんな大そうなもんじゃなかったし、
料金もそんな高くなかったような気がする。
(片道1300円くらい?)

バスに揺られて景色をのんびり見るだけで、
別にそこから登山だトレッキングだってんじゃなく、
またバスに乗って盛岡まで帰ってくるだけである。
片道2時間もありゃあ、充分なんじゃないか?

と考え、水筒に熱いお茶、タオル、
途中で福田パンとチョコレート購入、
あと、もしかしたら寒いかもってなことで上着を持って
お気楽な気持ちで、昼過ぎに駅で訊いてみた。


「今から八幡平頂上に行くバスありますか?」
「ありません」


取り付く島もなく、
木で鼻をくくったような物言いのおばさんに、
内心ちょっとキレかける。

たしかにさー、そうだったのかもしんないけどさー、
ほかに言い方ってもんがあるんじゃないわけぇ?
サービス業として、盛岡の玄関口としてどーよ、それ。

しかし、喧嘩と議論とクレームが大の苦手なタイプの、
盛岡生まれ盛岡育ち、おまけに一人っ子の3重苦。

さっさとその場を離れ、
「今日一日、バスになんか乗ってやんないんだもんねー」
と、意味のない反抗を胸に、
電車でどっか別のところにいくことに決めた。

たしか今、はまさんが石神の丘美術館での企画展によばれ、
数人で作品展をしているはずである。
うっかりしてると行きそびれかねないので、
今のうちに行っておこう!

と、いうことで、いわて銀河鉄道で「いわて沼宮内駅」へ。

というものの、本当は石神の丘、
今年からどうも行きづらかったのである。
なぜかというと、今年の4月に石神の丘美術館は、

「恋人の聖地」

に、認定されたのである。
(NPO法人地域活性化支援センター認定。岩手県初)
恋人と一緒じゃないと行きづらいじゃないっすか。
かといって、私に恋人ができるまで待っていたら、
はまさんの展示が終わってしまう(当たり前だ)。
背に腹はかえられない(?)。

それにしても、今日は暑い。
いわて沼宮内駅から、徒歩で石神の丘美術館に着き、
しばしクーラー休憩。

企画展示室を見た後、
久しぶりに屋外展示場も見るか!
はまさんの作品もあるみたいだし。
と、外に出た途端、


そこに、はまさんがいた。


さわの 「あれ、今日いたの?!」
はま  「こないだの雨で、絵の具が落ちちゃって直してたんです~」
さわの 「なんだー! 知らないでさっきまでずっと中で涼んでたよ!」

いくら展示中の作家だからといって、
毎日会場に常駐しているわけではない。
しかも今日は平日。
展示中の作家に会えるなんて、そうそうあることではない。

はま  「さわのさん、早いですねー!!(8月2日からの会期)」
さわの 「・・・いや、今日来る予定じゃなかったんだけどね・・・」

ありがとう、無愛想なバス乗車券売り場のおばさん。
上記のクレームは読まなかったことにしてください。

せっかく想定外で石神の丘に来たことだし、
美味しい地産地消レストランで
「春みどり(=岩手町特産キャベツ)ラーメン」
が食べたいからと、
(結局、「春みどり冷菜麺」というのを食べてきました)
作品の修復作業中のはまさんに福田パンを進呈し、

いざ、屋外展示場へ。

屋外展示場といっても、この石神の丘美術館、
ほとんど山登りといっていい広さとアップダウンである。
もちろん、各所に彫刻が点在しているのだが、
鬱蒼と茂る木々からセミの鳴き声が響き渡り、
「野草は持ち帰らないでください」
という看板が随所に。

美術にキョウミのない方には、
ラベンダー畑やブルーベリー畑の方が有名でしょうか。
岩手山や姫神山を眺望できるスポットもあり、
まさに「恋人の聖地」。
どうぞコイビトと遊びに行ってみてください。
(カップルで行くと入場料半額)

ただし、
「えー、靴が土で汚れるしぃ~」
「やだー、ムシ嫌いだしぃ~」
「つ~か~れ~たぁぁぁ~~~!!」
とかいうコイビトには向かないかもしれません。

美術館というよりも、山です。

かくいう私も、そんなつもりで
今日、外に出てこなかったもので、
汗だくになりながら、タオルを首に巻きつけ、

顔の周りを飛び回る小さい虫を手で払いながら、
「虫除けスプレーがほしい~!!」
「・・・あ、トンボだ! あ、キレイな蝶~♪」
という自分のキモチに自己矛盾を感じつつ、

前にこんなんあったっけ? と思いながら、
つい、ふらふらと「石神山頂上」という矢印を進みつつ、
なんで私は今、山登りしてんだ???
そんな・・・そんなつもりじゃなかったのにっ!!!
と、ヘロヘロになりながら場内制覇。
(バスで八幡平頂上に行くよりハードだった・・・)

とうとう、街なかの方にもあったはずの作品を
見て歩くまでは体力と時間が足りませんでした。
(私の体力では、ってことで、普通の人は大丈夫か?)
もう一回くらい行かないとなー。

ちなみに、郵便局内の展示とかは、
土日に行くと見れないらしいんで、
まあ、普通のオシゴトしてる人は難しいかもしれませんが、
全体を見る場合は平日がおすすめです。
美術館の方は会期中は無休です。

あ。あと、今時期は暑くて死にそうです。
天気のいい日、しかも風の気持ちいい日がベスト。
行くのはお盆過ぎてからの方が、いいんじゃないかなー。
雨の日だけは避けましょう。

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ISHIGAMI ART WALK part2
石神の丘 アートウォーク2008
「いわての現代美術と出会う、夏。」

板垣 崇志
宇田 義久
小畑 裕子
佐藤 一枝
濱 千尋
広野 じん

会期:2008.8.2~2008.9.23/9:00~17:00
会場:石神の丘美術館(岩手町五日市10-121-21)
入場料:一般300円

※詳細は下記のサイトまで ↓

http://museum.ishigami-iwate.jp/index.htm

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2008年8月3日日曜日

雑草畑でつかまえて 実践編

ついに、雑草料理に挑戦のときがきた。
手始めに、ツユクサ。

正午ちょい前に庭に出たのだが、
ツユクサの花は午前中で
ほとんどがしぼんでしまうとのことで見つからず、
手で摘める程度に柔らかい葉の先だけを
両手に軽くいっぱい程度摘み、茹でてみることに。

水に晒しがてら、ちょこっと齧ってみたのだが、
ざらざらしてちょっといがらっぽい。
水に晒す回数と時間を多くしてみる。
でも、気になる感じはちょっと拭えず、
おひたし向きではないなぁという感じだった。

もし、試してみたいという方は、
ほんとに柔らかい葉の先オンリーにこだわり、
茹で時間はキモチ長めに、
水に晒す回数と時間も多めに。
(↑ そこまでして食いたいか?という疑問には
この際無視させていただく。いいの、こういう企画なんだからっ)

なので、ちょっと食感がイマイチなこともあり、
やや細かめに刻み(とりたてて葉に味はない)、
冷蔵庫に残っていたソフトサラミも細かく刻んで、
ツユクサを凌ぐ量で混ぜあわせた上、
マヨネーズで和えてみた。

全然、野草を食す風流な感じがない。

昼にこれと、母の家庭菜園で採れた
ジャガイモを茹でて塩をつけて食べていたら、


「・・・・・戦時中?」


という言葉が脳裏をよぎった。

戦時中と違うのは、意外とこれは、
今の時代には贅沢な食生活かもしれない
(とれたて野菜と無農薬野草をシンプルに食す)
という、ライフスタイル思想における時代の変化。


ほんとか?

2008年8月1日金曜日

善子カンタービレ

滝沢善子音楽活動10周年記念コンサート vol.2
「2台のピアノによる『音のイマージュ』」

を聴きに、マリオス小ホールへ。
善子とはもう、幼稚園来の付き合いなのだが、
(一緒に遊ぶようになったのは、中学校くらいからだけど)
そんなころからの付き合いなもんだから、
いくら彼女が、

「ミュンヘン国立音大に入学」
「ケルン国立音大に移る」
「P.ヒンデミット財団、ムーゼ社主催による
オーディション等に合格」
「ヨーロッパ各地で演奏活動多数」
「現在、岩手大学教育学部音楽科非常勤講師」

なんていうクラクラするような経歴の持ち主であろうと、
私たち昔馴染みには、「元祖盛岡ののだめ」である。
彼女が、中学か高校のころ看板を見て、

「なーに、あれ、『びみしんぼ』って」

と、「美味しんぼ」の看板を指差したのは、
今でも私たちの間で語り継がれている素敵な思い出だ。

そして、今でも盛岡八幡宮の極寒の初詣には、
超薄着にタイトミニスカートと
ピンヒールの細い靴で現れるイカシた奴である。死ぬ気か。

そんな奴なので、善子のコンサートを聴きに行った、
私と吉田やす子(「動物哀歌」公演で民謡で出演してもらった、
こちらも凄いプロ民謡歌手です。そして同じく中学の同窓)
の二人は、渡されたパンフとプログラムノートを見つつ、

「・・・善子がこんなにいっぱい文字書いてる・・・」
「善子がこんな難しいこといっぱい書いてる・・・」
「『ご来場御礼のご挨拶とさせていただきます』なんて、ほんとに善子!?」
「お父さん(=音楽の先生)に添削してもらったんじゃ・・・」

などと、さんざん酷いことをいいながら
客席で善子の成長に感動する。
(前日までかかって徹夜で書いてたんだそうな)
こんな私たちの会話は教え子には聞かせられない。
ごめんね、善子。これまでいっぱい、

「指先に脳みそのある女」
とか、
「ピアノのイタコ」
とか言ってて。

文章のみならず、私たちはその演奏にも
いたく感動して帰ってきたことですよ。
「アーメンの幻想」(O.メシアン)すごかったなー・・・・・。

こんな凄い演奏されちゃったら、
どんなナマイキな教え子だってぐうの音もでないね、と、
やす子と語り合って帰ってきたのでありました。

そんな善子は、来年1月14日と15日に、
私がプロデューサーを務める
「もりげき八時の芝居小屋」の制作委員会プロデュース

オペラ「声」
(原作:ジャンコクトー/作曲:フランシス・プーランク)

で、ピアノを演奏してもらいます。
ふだん、クラシックに縁のないという方、
この機会にゼヒ、善子のイタコ姿をご堪能ください。
と、いうことでこちらもどうぞお楽しみにお待ちください。
そろそろ、こちらの準備にも取りかからねば!

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滝沢善子音楽活動10周年記念コンサート vol.2
「2台のピアノによる『音のイマージュ』」

ピアノ:滝沢善子、油井暁子

日時:2008.8.1 start19:00
会場:盛岡市民文化ホール・小ホール
料金:一般前売2000円(一般当日2500円)

Program

《1》D.ミョー
   2台のピアノのための組曲「スカラムーシュ」
《2》長谷川恭一
   a child is born
《3》O. メシアン
   アーメンの幻想

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2008年7月30日水曜日

雑草畑でつかまえて

「ガソリンが高かったら、自転車に乗ればいいじゃない」
とうそぶき
(正直な話、ガソリンの高さが今いちよくわかってない)、

親が牛肉を食べないので(年寄りだからね)、
私自身も年に数えるほどしか牛肉を食べないから、
輸入牛肉がなくったって、
県産牛肉さえあれば困らないと、
こっそりと思っていたり、

冷凍食品も特にここのところ買うこともないので、
冷凍食品問題にも特に影響がなく、

あまり揚げ物も私は作らない
(外食や、スーパー惣菜では食べるけど)ので、
植物油が高騰してもまだどうにか
大丈夫かなという感じだったり、

なるべくバターは使わない料理にしているので、
(もともとあまり作んないけど、
お菓子とかでは、可能な限りオリーブオイルや
ショートニングに代替する。
もしくは油を使わないお菓子。
そして普通の料理は植物油系使用)
バターが品薄状態でも特にダメージはなく、

ウナギやフグなんて滅多に食わないしなー。
偽装されてたっつったって、もともと買わないしー。
高級料亭も行かないしー。

「コンビニ? いや別に
24時間も営業してなくても構わないけど」

なんて、ワイドショーのコメンテーターにだけは
きっと呼ばれないだろうのんきな生活をしている私でも、
ここ最近の物価高ニュースには
危機感を感じている今日この頃である。


そんな最近、梨木香歩の『からくりからくさ』(新潮文庫)
を読んでいたら、庭の雑草や野草を
料理するシーンがよく出てきた。

ところで私は、密かな野望(?)としてずっと
「・・・ハコベを食べてみたい・・・」
というのがあった。

だって昔飼ってたジュウシマツとかインコとかが
あんなにおいしそうにムシャムシャ食べてたんだから、
意外と食べたら旨いんじゃないか?クセはなさそうだし。
天ぷらかなんかどうなんだろう?

そう、ずっと思っていたのだが、
この小説内で

********************

けれど、ハコベは春の七草でも有名でありながら、
どんなに洗ってもほこりっぽく、
少量でも入っていると食べづらい。

********************

てんぷらはいちばんおいしいけれど、
結局その野草の持つ風味が薄くなってしまって
最初の頃は皆好んだが、
次第に面白味がなくなった。
それに野草を揚げたあとの油は
アクですっかり疲れてしまい、
次には使いものにならなくなる。
だから、野草をてんぷらにするときは、
充分使い回した後の油で、
どうにも我慢できない個性の野草を使う。

(共に『からくりからくさ』梨木香歩・著/新潮文庫より)

********************

という記述があり、ちょっと弱気になった。
しかし、「野草を食べてみたい」という思いは、
より強くなり、ときどき本屋で
摘み草料理の本を立ち読みしていたのである。

私は、畑で野菜を作る器量はなく、
ガーデニングをする美的センスもない。
山菜を採りに行ける体力もない。
そこでたどり着いたのが、

雑草を摘んで食べる。
という発想である。

・・・・・・・・・・。

ああぁ、ひかないでください、ひかないでください。
普段は本屋で、2008年あなたの恋と運命
とかいう雑誌も立ち読みするような、
いたってふつうの女の子です!
(↑ この年で、それはそれで痛い)
そんな目で私を見ないで下さい!!

いやね、本読んでたら、ツユクサや宵待草の花を摘んで、
透明ゼリーに混ぜてみたり、
サラダの上に散らして彩りにしたり、
スミレの花を、ヨーグルトムースに混ぜてみたりとか。

あと、「からすのえんどう」は美味しいとか、
タンポポの花をてんぷらにしたりとか、
ニセアカシアの花をシロップ漬けにしたりとか、
イヌタデは、炒って塩を振ると美味いとか、
食べてみたいと思いませんか?
ジャムができるほど桑の実摘みたい!とか、

思いませんか!?

私だけっすか!

あそう。

でまあ、どうしてこういうのにこんなに
惹かれるのかと思ったのですが、
これって、子供時代のままごとの記憶なんですよね。
ままごとの植物は食べられなかったんだけど、
これは「食べられるままごと」なんですよ!

子供の頃、リカちゃん人形とか、
こえだちゃんのお家(でしたっけ?)とか、
シルバニアファミリーとかってのは買ってもらえなくて、
周りの野原での毎日のままごとは、
全部、そのへんの雑草でした。

あ。ちょっとだけウソをつきました。

野原じゃないですね。
うちの周りは寺ばっかりだったので、

墓地でままごとしてました!

いやまあ、墓地っていっても、
今みたいな区画整理されてるようなんじゃなく、
野原や丘と墓が渾然一体となったような。
あ、よけい怖いですか。そうですか。

で、そんなところで、ミズヒキをしごいて赤飯にしたり、
オオバコの繊維を抜いて(←ほんとヒマだねー、コドモは)、
いっぱい集めてラーメンにしたりとか、
墓地の、処分されたお花の中から、
でかい白菊の花びらをむしって白飯がわり
(シロツメクサとかもね)にしたりとか、

こんだけたくさん摘んじゃって捨てるだけのつくし、
どうにかして食えないものか、とか、

水気の多い葉っぱをぐちゃぐちゃ揉んで水に入れて、
緑のジュースに見立てたりとか。
あと、食べられないけど美味しそうに見える
ヨウシュヤマゴボウの実や、
ヘビイチゴの実はままごとのデザートで。

そういうこと、したことありませんか?

いやぁ、もう25年ぶりのままごと!
しかも、食える!!
ちょっともう、やりたくてうずうずですよ!!
まだチャレンジしてないんだけどね。

金が無くてヒマな30代女性を野放しにしておくと、
こういう危険思想に走り出すという良い例です。

ここ数日、街を歩くたび雑草を見ると、
「・・・これ、たしか食えんじゃね?」
という発想しか湧いてきません。どうしたものか。


【参考文献】

『からくりからくさ』(梨木香歩・著/新潮文庫)

『道草料理入門』(大海勝子・著/文化出版局)

『草手帖』(かわしまよう子・著/ポプラ社)

『おばあちゃんの手当て食 自然の力で癒す食の処方箋』
(梅崎和子・著/家の光協会)

その他、立ち読みのアバウトな記憶より

2008年7月29日火曜日

そしてかなしくうたうもの

年に一度の
「私って、庭師の才能あるかも?」
と思う季節がやってきた。

とにかく今、気になっているのは、
玄関前のギョリュウというでかい木。
葉っぱはヒバみたいで、幹はクネクネ曲がってて、
高さは優に3~4メートルはありそう。

もう長いこと手入れをしてなかったので、
玄関前が幽霊屋敷状態である
(屋敷・・・は誇大表現か。幽霊民家?イヤだなそれは)。
毎日のように、うっかり蜘蛛の巣が
顔にかかる生活はたまらない。

が、勝手にバサバサ切ると、あとからクライアント(母)の
苦情が面倒なので(←庭師の才能ないじゃん)、
今年は、いちいちお伺いを立てながら鋏むことにした。

「これ切っていいの? 何? どっち?」
「あ、それは切らないの!」
「これいらないじゃん、切ろうよ」
「ダメそれは!」
「ジャマじゃん」

と、近所中にでかい声で、我が家の親子の不仲さをアピール。

雨上がりなので、下から枝を鋏む時は葉っぱの水しぶきを浴び、
蜘蛛の巣が顔にかかり、枯葉や枯れ枝が髪に降り注ぎ、
顔中のこぎりの木屑でいっぱいになったりしつつ、
何故かしつこくやって来る、
でかい蜂にギャーギャー騒ぎながら、
でっかい脚立に上ってわしわし剪定していたところに、
近所のおじさんが、なんかの集金の領収書を持って現れた。

おじさん 「じゃじゃじゃ! 大丈夫っかー。やってやろうか?」
さわの  「いやー、大丈夫ですよ、これくらいなら」

元公共施設職員、脚立作業はお手のものである。
(まあ、その時はホールとかギャラリーとかで自然相手じゃないけど)
しかし、見慣れてない人には驚く若い女の姿かもしれない。
そして、上記のような身なりである。

おじさん 「早く結婚して、ダンナにやってもらうんだなー」
さわの  「はっはっは」
さわの母 「こういうのは、嫁かれねんだ、ハァ」

故郷は 遠きにありて 思うもの

そして同じく、

肉親も 遠きにありて 思うもの

毎日顔を突き合わせている肉親ほど、
イラッとくる存在はない。

2008年7月27日日曜日

昆虫王国盛岡

子供たちが夏休みに入り、
バイト先の施設では、紙パックを使った
紙漉き体験コーナー(今月末まで)があるため、
お客さんに説明する前に、ひと通り把握のために
自分でも紙漉きでポストカードづくりをしたり、

環境学習の推進員さんが持ってきたという
カブトムシの幼虫が次々と成虫になり、
飼育ケースに入れてみんなであーだこーだと
わいわい言ってたりと、

こんなんでほんと、バイト代もらっていいんでしょうか。

・・・と、不安になりそうなくらい夏休み気分満喫である。
まあ、日々の暮らしの方がよっぽど「毎日が夏休み」だが。

やはりいつの時代も子供たちはカブトムシが大好きだ。
特になんの説明がなくても、
すぐに飼育ケースに気づいて寄ってくる。

しかし、全く関心を持たずに
ずっと、ペットボトルで作ったおもちゃで
遊び続ける男の子がいたので、
「キミは、カブトムシにあんまし興味ないようだね」
と言うと、息子より紙漉き体験にはまって楽しんでいた
そばにいたお母さんが説明してくれた。

お母さん 「この子、トラウマになっちゃったんですよ」
さわの  「トラウマ?」
お母さん 「知り合いが、男の子だからって喜んで
       カブトムシの幼虫を20匹もプレゼントしてくれたんです」
さわの  「20匹!」
お母さん 「全部は孵らないだろうって言われてたんですけど、
       それが全部孵っちゃって・・・」
さわの  「いやぁ、一匹のカブトムシを高いお金で買う
       都会の子供たちに聞かせてあげたい話ですね(笑)」

お母さん 「それが、うっかりフタなんか開けちゃったりして、
       部屋中飛び回ったりするともう・・・」
さわの  「あぁ20匹が・・・・・そうなるともう、
       でかいゴキブリと、かわんないかもしれませんね・・・」
お母さん 「それでもう、『カブトムシはいらない』って。
       『次はクワガタ一匹でいい』って言ってるんです」

なんともゼイタクな話というか、哀れというか。

その他にも、家にクワガタが飛んできたから、
捕まえて飼っている(クワオとクワエ夫婦)という男の子に、
住所を訊いてみたらけっこう盛岡の街なかだったり、
まあ、なんだかんだいって盛岡、
まだまだ自然に恵まれていますねぇ。

しかし、そんな昆虫の王者は意外と体が弱くて、
スイカの皮やると、おなか壊して弱って死んじゃうらしい。

弱っ!!

ったく、最近の若い虫(モン)はひ弱になりおって。
王者のクセに、100均の昆虫ゼリーとか食って
喜んでんじゃねーよ!

と、昆虫ゼリーに頭を突っ込んだまま、
至福の時を過ごして身動きひとつしないカブトムシに、
気合のひとつも入れたくなったりもする。
が、カブトムシも、私如きには言われたくなかろう。

2008年7月25日金曜日

経験豊富

いつもの、医大循環器科外来。
今日はやはり、この話題しかないでしょう。

さわの 「いやー、昨日の地震はすごかったですねー!」

そう、盛岡は昨日の深夜0:27、震度5弱の大地震。
ふだんは震度4程度じゃ、
そうそうビビらない盛岡市民も(盛岡は地盤が硬い)、
さすがに震度5弱はマジで怖かったです。

すっかり目が覚めてしまい、深夜に友人たちと
安否の連絡メールのやり取りをしてしまいました。
(↑ 電話会社にはいい迷惑な行為)
メールを送信したとたん、テレビでアナウンサーが、
「緊急以外のメールの使用はお控えください」
と言っていて、ちょっと罪悪感。

さわの 「つくづく、今入院してなくて良かったと思いましたよ」
A孫子 「(笑)」
さわの 「点滴の針刺されたまま、
      上階で震度5弱に遭うのはヤですね!」
A孫子 「カテーテルの管刺さったままの患者さんがいたんだけど、
      さすがに怖かったって言ってたよ」

循環器科のカテーテル検査とは、
脚の付け根の太い動脈のところに小さな穴を開け、
カテーテルの管を導入し、そのまま動脈内部を通して、
心臓(もしくは疾患部位)まで到達させ、専用の造影剤を流して、
血管の撮影をするという(バリウム検査の血管版)、
やったことのない人にとってはそりゃもう、
おぞましいっつーかなんつーか、
ほぼ手術並みの気合いの要る検査である。
しかも、部分麻酔。きゃー。

さわの 「え! だって地震、深夜だったじゃないですか
      (カテーテルの管は普通、検査が終わったらすぐに抜く)」
A孫子 「その日、終わるのが遅くて、管抜くのだけ
      次の日に持ち越しになったんだよね。
      ふだん飲んでる薬の関係もあったし」
さわの 「えぇ!? だって、管抜くのなんてすぐじゃないですか」
A孫子 「あぁ、その患者さんはステントだったから」

ステントというのは、専用のカテーテルの管で、
狭くなった血管を広げる治療である。
(詳しくは知らないけど)。
私は血管造影の検査しかしたことがないので、
このへんの細かい違いはよくわからないが、
おそらく、私の経験している管とはまた違うのだろう。

さわの 「そ~れ~は、怖いですね!!!!!」
A孫子 「これは経験したことないでしょ(←なぜか挑発的)」
さわの 「いやいや、カテーテルの経験だったら負けませんよ!
      救急車で来てそのままカテーテル直行ってのもありますし。
      どんだけ経験豊富かっていったら、これまでにやった
      カテーテルの回数、もう覚えてないくらいですから」

そんな経験は、いらない。

A孫子 「じゃ、次の外来は8月・・・日で」
さわの 「うわ。前の日私、誕生日ですよ先生!
      36歳になっちゃいますよ! 36歳ですよ!?
      ・・・・・って、F崎先生に言っといて下さい。
      『初めて(第二内科に)入院したとき
       22歳だったいずみちゃんは、
      来月36歳になりますって言ってた』って」
A孫子 「(苦笑)」
さわの 「ていうか、F崎先生もあの時まだ20代だったのかー」

しばし遠い目をするさわの。

さわの 「・・・私も、長生きしてしまいましたねぇ」
A孫子 「ナニ言ってんの。まだまだでしょ」
さわの 「もう、5年おきに手術とか嫌なんですけど
      (2回しかしてないけど)」
A孫子 「最近してないじゃない」
さわの 「でも去年、入院はしたし・・・(ぶつぶつぶつ)」

さわの 「そろそろ医大も、万能細胞でどうにかしてください」

私の知識のハンパっぷりが、この台詞でよくわかる。

2008年7月23日水曜日

さわのと行く、鉄子の旅

昨年、こんな日記を書いていた。

http://www.kalium.net/zessan/diary/sawano/diary.cgi?date=2007.08.31


と、いうことで、大募集。

「さわのと行く、岩泉線ただただ往復日帰りの旅」

いくら「ほの鉄成分」の私でも、
押角駅に下りるのは、ちょっと勇気がいるので、
(時間をつぶす術を持たないので)、
まっすぐ岩泉駅まで行きたく思います。


【スケジュール】

盛岡駅 13:51発(山田線)

茂市駅 15:34着・15:40発(山田線から岩泉線乗換え)

押角駅 16:03着

岩泉駅 16:33着・17:20発
(現地滞在時間、正味50分足らず!)

押角駅 17:50着

茂市駅 18:12着・18:31発(岩泉線から山田線乗換え)

盛岡駅 20:44着


片道2,210円です。
まだ、いつ行こうか決めてません。
ていうか、特になんにも決まってません。
あー、ヒマそうだから駅弁は買っときたいなー。

そして、雨天中止。
(列車に乗ってるだけなのに?!←だって景色楽しめないじゃん)
混むのがイヤなので(←・・・混むか?)平日希望。

そんな耐久レースに興味のある方、ご一報ください。

でも、なまじハンパな気持ちで参加されて、
「つまんねー!」とか思われても責任は取れませんので
(だって、私も今までやったことないからなんとも言えない)、
それなりにどんな状況でも楽しめる方限定。

あと、さわのさんとこの長時間一緒にいて、
会話が持つ方。
もしくは、本かなんかてきとーに読んでてくれて、
無駄に気を遣わなくてすむ方。

たぶん帰りは茂市過ぎたあたりからは真っ暗で、
地下鉄乗ってるのと変わんないと思う。
(もっと早い時間のダイヤ組めよなー、JRさんよぉ~)
龍泉洞に行く時間もありません。

あ、鉄ヲタはいらない。

誰もいなさそうだったら(その可能性のほうが濃厚)、
てきとーに、ここ1、2ヶ月のうちに
一人で行ってきまーす。たぶん。

気が変わったら、そのまま乗り換えないで
宮古に行っちゃったりして。
広告で見る、三陸鉄道の旅も気になってるんだよなー。

2008年7月20日日曜日

深く学ぶということ

昨日のホタルウォッチングで印象的だったのが、
女性のガイドさんに、参加の子どもたちが
そばにいないときにオトナ達が言われた言葉である。
それは、

「子どもたちのすることに簡単に
『かわいそう!』って言わないように気をつけてください」

という言葉。
子どものすることは、時に大人の目からすると
残酷なことも多いのですが、
そこですぐに「かわいそう!」と言ってしまうと、
その言葉の強さだけが残ってしまい、
その体験をしないまま、
言葉だけが変な形で心に残ってしまう。

子どもには、その自分の手で直接行った
その手の感覚を覚えることが必要である、と。
そして初めて、それが残酷なことであると、
体で覚えるのである、と。

これね、意外と無意識に言いそうになっちゃいますね。
そして、すごくこのガイドさんたちが
信用できると思わせる考え方だなぁと思った。

帰り際も、捕まえたホタルはうちに持って帰ってもいいですよ。
と、言われて驚いた。

「大丈夫、大丈夫。みんなが捕まえたくらいで、
ここのホタルは絶滅しないから(笑)」

いやぁ、なんか、自分はまだまだ頭がやわらかくないなぁ、と、
つくづく思わされた。
(まあ、参加人数とか、その土地の環境とか
いろいろな要素を鑑みての発言だと思うが)

♪ みんなみんなー 生きているんだ ともだちなんだー ♪
な感じで、生き物は大事にしましょうとか、
自然環境をもっと考えていきましょうとか、
そういう大上段に構えた頭でっかちな
子どもイベントはイヤなんだよ!

とかふだん思ってる私だって、
(最近多い説教くさい絵本、どうにかしてほしい)
なんだかんだいったって、実際のところ
そういう発想のところからは逃げられてないのだなと
痛感した(いや、それはそれで大事なんだけど)。

本当にその道について深く学んでいる人は、
意外とめんどくさいことを言わない。
枝葉末節にこだわらず、もっと大きなところを見ている
ということに、最近気づき始めた今日この頃である。

「とりぱん」でネタにされていたような、
「ブラックバスを律儀にキャッチアンドリリースする親子」
とか、そういうハンパな知識の人たちが、
もしかしたら一番めんどくさい事を言うんではなかろうか。
自分も肝に銘じたい。

2008年7月19日土曜日

ホタルと妄想族

フリーの演劇人、東海林さん・千秋さんご夫妻から、
岩手自然ガイド協会設立準備会の
第225回例会 少年少女ホタルウォッチング
のご案内とお誘いを受け、雫石に行ってきた。
(今年はなんか、雫石に縁があるなぁ)。

今月はたまたま土日祝でバイトじゃない日が、
19日と21日だけだったのである。
(平日はヒマなんだけどね)
なんという奇遇。
最近、そういうご縁のイベントによくあたる。

あぁ、そうそう。

今回は、集合場所の雫石体育館までは、
東海林さんファミリーの車に乗せてもらい、
そこからホタルのいるところまでは、
元職の同僚・M嬢の車に乗せてもらっていったので、
(そしてM嬢は、前の車について運転していっただけなので)

その場所がどこだったのかというご質問には、
イジワルでもなんでもなく、
ほんとにお教えできません!

ていうか、あの場所がどこだったのか、
もう一度行きたくても行けません!

まさに桃源郷、いや、蛍源郷。

ここ10年ほど、毎年行っているイベントらしいのだが、
なにぶん、自然が相手なので、
ホタルがいるかどうかは、その年次第!
という、かなりギャンブル性の高いイベント。
(2年前に、バイト先のスタッフが
参加した時はあまりいなかったらしいという話)

がしかし、日ごろの行いがよい私たちは(?)、
例年にないたくさんのホタルを見ることができた。
(で、来年も同じくらい見れるかどうかはわからない、
っていうのがまた、ロマンティックですなぁ)。

まあ、群舞・乱舞というようなものではないが、
田んぼの草むらに、ぱやぱやぱや~・・・と、
淡く小さなイルミネーションが
いくつもいくつも点滅している感じにはいる。
ときどきはふわふわ~っと飛んでもくれる。

ちょっと感動的である。

で、私たちが連れて行ってもらったのは、
無農薬栽培の田んぼで(こちらにはヘイケボタルがいる)、
「ほら、この田んぼにはたくさんホタルがいますが、
隣の(農薬を使っている)田んぼには全くいませんね」
という説明を受けているところに、

農薬田んぼにふらふらと飛ぶ、一匹のホタル。


「・・・・・あ。いた。」


ホタル界にも空気の読めない奴はいるらしい。
(たまたま風に流されてっちゃったんだね、きっと)

まあそれはさておき、たくさんのホタルを捕って、
(ホタルウォッチングじゃなく、ホタル狩りだった!)
和紙を袋状にした中に入れて、ランプにする
ということをして遊んだのだが、

子供たちには、アスパラの枝が伸びて、
竹ぼうきの先のようになったものが渡される。
それを振り回して、飛んでいたホタルが枝に
とまったところを捕まえるのだが、

草むらのホタルは全然動かないので、
意外と草ごとホタルが捕まえられちゃったりする。
見てるだけで楽しいとか言いながら、
結局私も捕まえたら、雄雌2匹一緒だった。

それを、M嬢の和紙の包みに入れて、
次は、ゲンジボタルがいるかもしれないという、
葛根田川そばの草むらに向かって歩き出した。

M嬢 「(捕まえたホタルを入れた包みを見て)
     なんか、急に明るくなりましたねぇ」
さわの「私がさっき、メスも入れちゃったからかなぁ。
     ほら、男子校に女子一人紛れ込んじゃって、
     男子大盛り上がりみたいな?」
東海林「さわのさん、ホタルの愛の最中に捕まえたんですか。
     野暮なことを・・・」
さわの「んなこといったらみんなだって、ホタルが
     愛の告白してる時に拉致してるじゃないですか」

幻想的なホタルの光を見ながら、
下世話な会話をするオトナたち。

そんな会話をしながら今度は、ゲンジボタル探し。
こちらは、ヘイケボタルより大きくて、
点滅もゆっくり。

こちらもいるかどうかは分からないとのことだったが、
やはり日ごろの行いのよい私たちは(←しつこい)、
ゲンジボタルの飛来も堪能
(数自体は少なかったですが、数ではない感動が・・・)。

もう、参加者はこの情景にすっかり心を奪われ、
地面に座って、動く気が全くなくなってしまったのであった。
なんか、ホタルに魂を奪われるような感じだった。

「夏のデートにはこれからは花火じゃなく、ホタルだよ!」
「暗いし、人いないし、静かだし、ロマンティックだし!」
「『あ、あそこにホタル!』『え、どこどこ?』
とかいって、そばに寄っちゃったりなんかしてー」
「きゃー!」

30代妄想族、妄想大炸裂。

「でも、ホタル飛ばなかったら最悪だね。
デートとしてはギャンブル性高いな」
「『こんな真っ暗なところに連れてきて、何なのよ!』みたいな」

しかも装備が、長袖長ズボン、長靴とタオルだしね。
粋に浴衣とうちわってわけにはいかないね。

あー、でもそれでもいいんでまた行きたいなぁ~。
何度行っても、どこに行っても
新鮮に感動する自信があるので、
誰かまたどっかに連れてってください。
よろしくお願いいたします。

ガイドのTさんのところには、
このイベントの直前に、玄武にもホタルが出たという、
ホタル情報が、関係者より寄せられたらしい。
こういう情報はやっぱ、蛇の道はへびというか、
そういう人のところに集まってくるのだなぁ。

高校の後輩M嬢は、先日親子で
滝沢でホタルウォッチングしてきたそうだし、
新聞でも、ホタルウォッチングイベントの記事が
けっこうありますね、最近。

ホタルウォッチングは、
さすがに公共交通機関使っての移動で、
一人で行動はできないよなぁ。
あと、現場とホタルに詳しい案内人は必須だね。

お盆くらいまではいるらしいです。ホタル。


【今日の疑問】

ホタルの光で勉強するには、
いったいどんだけホタルが必要なんだ?

2008年7月18日金曜日

男の優しさについて考える

1年半くらい前から、特に子持ちの30代以上男性陣に、

「さわの・・・太った?」

と、言い続けられた昨年。
気がつけばその数、片手の指では足りないくらい。
そんなさわのさんでありましたが、
この一年で軽く7~8キロは痩せました。
日によってはもっといってて、高校時代の体重と変わりありません。

特にダイエットとかしてないんですけどね。
ていうか、自宅で手酌で一人酒でそのまま泥酔ですけどね。
けっこう不健康な食生活もしてますけどね。
それでも痩せたこの一年。



よっぽど私、仕事がストレスだったんですね。



まあ、それはさておき(さておくのか?)、
そんだけ痩せたってのに、誰も今度は
「さわの、痩せた?」
って言ってくれないのは何故なんですか?
(なんか深刻な病気に罹ってると思われてないだろうか、心配だ)


そしてさわのは思った。


「痩せすぎより、ぽっちゃりしてるくらいが可愛いよねー」
っていう男の存在は幻想である。
そのことを身に沁みて思ったこの1、2年であった。
そんなにさわのには痩せて欲しいんですか。太っちゃダメっすか。
(そんなに言うか?フツー、妙齢女性にさぁ!)
だって、太ったっていったって、標準体重内だったんだよ!?

そして、公務員の「セクハラ発言には慎重」、
という仕事環境は、女を油断させますね!
たいがい「さわの、太った?」
って言ってたのは、セクハラをものともしない演劇人たちである。
まあ、どちらの環境がシアワセなのかは、
決断を先延ばしにしておく。


しっかし、ストレスって、太るんだね。


まあ、毎日ドリンク剤2、3本飲んで、コンビニスイーツ食って、
深夜にコンビニ弁当食べてたり、
酒が睡眠剤代わりの毎日で、
朝起きられなくて、ギリギリまで寝てて
タクシー通勤するような生活でしたからね。

そして、痩せたい人にはアノCMをここで一曲。

「♪野菜ジュースのカロリーは~ 意外と高~い 高いよ~
  びっくらこいた びっくらこいた~ ♪」

2008年7月17日木曜日

二度見

ここ一年数ヶ月ほど風邪をひいてなかったのだが、
(↑ ここ数年は年中風邪をひいてばかりいた私にとっては記録的)
ちょっと油断したのか、先週から風邪をひいてまだ治らない。

体調を崩すとどうも私は、身体に悪い食事を欲する。
(料理をする気力がないので)。
もう、3回くらい続けてインスタント焼きソバを食べていた。
それでもっと身体が弱るというスパイラルに陥るのである。

ひき始めのころは気合を入れて、
大根湯とかハチミツ大根とか、
生姜紅茶とか(←これは毎日飲んでる)、
おばあちゃんの知恵袋的に、
薬に頼らないで直してやるぞ! とがんばってみたものの、
結局長引かせて風邪薬に頼り、しかも効かないハメに。
(ま、確かに身体は暖まったけどね、大根湯とか)

まあ、その前にこのダルダルな生活をどうにかしろっちゅう話ですが。

もういい加減ここのところ身体がグズグズになってきたので、
ちょっと身体を動かそうと、午前中に昼食買いがてら
自宅から山岸の○協まで往復徒歩、
夕方涼しくなってから北山散策路から高松の池を歩いてみた。
私は、山登りとかは全然縁がないが(できないが)、
平地歩きにはそこそこ自信がある。
30~40分の徒歩は楽勝だ。
その日の時間と体力さえあれば、
冬場に自宅から県美まで1時間歩いていく。

で、しばし休憩しつつ景色を眺め
ぷらぷらと高松の池周辺を歩いていたら、
芝生に生えている枝振りのいい木に、
近所の女子高生たちが4、5人、
木登りをして鈴なりになっていた。
平和な光景だ。



・・・・・・・・・・ん?



ぢょしこうせいが せいふくのまま きのぼり?????




思わず二度見してしまった。
東京ではまず見られない光景だ(おそらく)。
あと、女子高だってのもポイントだな。異性の目がないからな。
と、元女子高出身者は思ったりもするのであった。
(でも、さすがに制服着たまま木登りはしたことないなぁ)

そして、ちょっと羨ましかったりもするのであった。

2008年7月15日火曜日

短冊ブログ

先週、先々週の日記は何故かいつもより反応があり、

てくりの木村さんからは、家庭菜園の熟れ過ぎたキュウリの
簡単で美味しい料理法を教えてもらい、
知人ご夫婦からは、ホタルウォッチングのお誘いを受け、

感劇地図の稲邊くんからは、
「花さえ見せてもらえれば、
それがカモミールかどうか判断してあげますよ」
(↑ 稲邊くんは農学部出身)と言われ、

ご近所さんからは、
「2週間ほど留守にするので、
庭のブルーベリーよかったら摘んで食べて下さい」
と言われた。
(いや、ご近所さんは私のブログは知らないと思うが)。

ナニこれ。
いつからこのブログは「願い事が叶うブログ」になったのか?!
てことで、えーと、えーとね、うーんとね、




「世界が平和になりますように」




と、いうことでひとつ、よろしく。
ていうかさ、皆さんけっこう普段ナチュラルライフなんですねぇ。

前述のホタルウォッチングも、
せっかくなのでと、友人知人にもたくさんご案内メールを出したら、
結果としての参加希望者は多くなかったものの、
普段だと、芝居の案内なんて全然反応ないのに、
今回は「仕事で行かれない!」「夜勤で行かれない!」
という、恨みがましいメールがたくさん戻ってきた。

普段のご案内でも、それくらい反応して欲しいものである。

あぁ、そうよね。
芝居案内よりホタルよね、ふふん。
と、ちょっと卑屈になったくらいにして、
ホタルの威力に完全敗北するプロデューサーであった。

先日、何かの野草かなんかをちょっと調べようとして、
自分の持ってた簡易な本には載ってなかったので、
「そういや、お父さんの本棚になんかありそうだな」と、
十数年ぶりくらいに居間の本棚を開けてみたら、

そこには、ずらりと山野草や山菜、野鳥の本、
盛岡にまつわる随筆や資料本が
かび臭い匂いを纏ってならんでいた。

私は両親が歳とってからの娘なので
うちの父はもう、80を過ぎて、今ではあまり目も見えず、
普段はもう、ベッドと居間とトイレと風呂を
行き来するだけの日々で、この本棚はもう誰も開くことがない。

もしかしたら私は、この十数年間、
とてもとても大きな遠回りをして
結局ここに辿りついてしまったのではないか。
本棚を見て、ちょっと目眩がしそうになった。

2008年7月7日月曜日

またの名をカミツレ

先日、母が庭で採ってきた小さな白い花を花瓶に挿して飾っていた。
白い極小菊というか、ハルジョオン、ヒメジョオンっぽい白い小花というか。

うちの庭ではこれまで見たことがなかったので母に訊いてみたところ、
たぶん「カモミール」だという。
もらって植えたら増えて増えて・・・と、
天下の人気ハーブも、母にとっては雑草扱いである。

後は刈り取って捨てるだけ、みたいな感じだったので、
それもまたもったいないなと、
特にハーブティーがすごく大好きというわけでもないのだが、
捨てるんだったらお茶にでもするかと、
ケータイで検索してみたところ、

安眠効果があるとか、婦人科系にきくとか、
不定愁訴にいいとか、精神安定効果があるとか、
けっこうよさげではないですか。

なわけで、庭で花の部分だけ摘んで、
新聞紙に広げて日陰干し。
半日置いておいたところ、生乾きっぽかったが、
夜に試しにひと掴みを、
紅茶用のポットに入れてしばし蒸らしてから飲んでみた。

さすが、新鮮なハーブティーは
こんなにも美味しいものなのですね。

・・・・・などと、ブログに爽やかに書こうかという
ヨコシマな私をあざ笑うかのように、


すっっげぇ、苦ぇのなんの。


深夜になんかの罰ゲームを受けているような味である。
こんな苦いお湯が、大きいカップ2杯分できる。
なんでしょう、なんか私、アナタに悪いことしました?
ちょっと、お茶にしようと思っただけじゃないですか。
いったいこれは、何の仕打ちかしら。

次の日、再度ケータイで調査。
その結果わかったこと。


1.入れすぎ

2.煮出しすぎ

3.生は苦い


なるほど。
調査が不十分だった私が悪いと
そうアナタはおっしゃるんですね、カモミールさん。
そして、花びらとガクの部分を取り除き、
真ん中の黄色い部分だけだと苦さが和らぐという記述もあり。

悔しいので再度チャレンジ。
花びらは、乾燥させてバラバラにしてから
取り除こうかなと悩みつつ、
夕方、半乾き状態のときに、
やっぱ、今のうちに花びらむしっとこ、
という優柔不断な私をあざ笑うかのように、

半乾き状態の花から花びらをむしる行為のなんと手間なことよ!!

途中でキレてしまうんじゃないかというような
ちまちました作業を最後まで遂行できたのは、
カモミールの香りの精神安定作用のせいか(ほんとか?)。

でも、ガクを取り除くのはちょっともう、めんどう!
さわのカモミールティーの作業はここまでとする。
花びらは新鮮なうちにむしっちゃったほうが、楽ね。

この残った黄色い部分を、完全に乾燥させて、
乾燥剤を入れたビンに入れて保存。

んで、このむしった花びらはだしパックかなんかに入れて、
お風呂に入れてもいいというような事も書いてあったが、
うちの母が、西洋ハーブの匂いがあまり好きではないのと、
風呂水は洗濯に使うので、
あんまり匂いをつけるわけにもいかず、
コンポストに入れて、虫除けがわりにした。

たしかに、最初に作った時と違って、ぜんぜん苦くない。
でも、特有の香りも薄くなってないか?
こういうものなのかな。
(しかし母は、この香りだけですでにダメらしい)


そして、今更なんなんだが、ほんとにこれはカモミールなのか?


「もらいもの」という曖昧な情報の植物はこういうときに困りものだ。
とりあえず、効いてるつもりで今日も飲んでいる。

******************************

【Wikipediaより抜粋】

イヌカミツレ

「香りがない」という意味の種名のとおりほとんど香りがなく、
ハーブとしての価値はないが、
園芸種は白花の八重咲きで花が美しいため、
観賞用に栽培されている。


カミツレモドキ

カモミールではないが、ヨモギギク属のナツシロギクは
かつてカミツレ属(マトリカリア属)に分類されていたため、
園芸上マトリカリアと呼ばれている。

******************************

うーむ。
まあ、今のところおなか壊したりとかしてないけど。

そしてそんな私の行動を見た母は、毎日薪にくべるかの如く、
大量にこのカモミールらしき草を刈ってくる。
どうしたものか。
まあ、つくって飲んでんだけど。

2008年7月6日日曜日

なんか狩りツアー

今月、土日を中心に前のバイト先よりバイトしない?との話があり、
ちょっと出勤し始めている(ボランティアじゃなくバイトのほう)。

メールで打診のあった日が、ほぼ土日で、
「全部大丈夫です」と即答するのも、
あまりにもサミシイ人っぽい(←事実だけど)ので、
手帳を見ながら一生懸命スケジュールを反芻してみたものの、
やっぱり今月は土日に何の予定もなかった。

サミシイ。

悔しいことに、今月は土日終日ほぼ全部バイトだ。

そんなサミシイ日曜の午後、
バイト先の事務室に、さくらんぼ狩りツアーのちらしがあり、
さくらんぼとかブルーベリーとかいちごとか蛍とか、


なんか狩りたい!
(↑ ここだけ読むと物騒)


と、10歳以上も年下の女性スタッフにくだをまく。
りんごとか梨とかじゃなく、もっとちまちましたものが狩りたい。
花見(宴会じゃなく見るだけのね)は一人でもできるが
(↑ それを他人が例えサミシイと思って眺めていようと)、
さすがにこの一人上手な私でも、
「ひとりでさくらんぼ狩り」に行くほどの度胸はない。

ええ、小岩井ロックフェスに一人で行ったこともありますよ。
北海道や長野や四国・瀬戸内地方を一人旅したことも、
旅先でカウンターで鮨を食べたこともありますよ。
東京なんて、しょっちゅう一人でふらふらしてきますよ。
「のび太の恐竜2006」を映画館で一人で観たこともありますよ。
昨年は、古い日記を見ていただければお分かりのとおり、
いろんな場所に一人で出没してましたよ!(そして現在進行形)
でもね、


「さくらんぼ狩り 一人で参加」


は、さすがのこの私でもハードルが高いっすよ!
そして私の友人には一人としてアウトドアな奴がいないんですよ!
(たとえいても一緒に山登りとかできないしな、ふだん)

そしてもっと気になってた(2、3週間前くらい?)のが、
散歩するときに、そこかしこで桑の実が熟してたんだけど、
誰も採らないから、道路に落ちてぐちゃぐちゃになってて、

あああぁぁぁぁぁ、もったいない!!

こっちも、一人で道端の桑の木に登って
桑の実を採って食べていたら、
すこぶる怪しいおねぃさんになってしまうので、
ひどく悶々としながら桑の木を眺めているのであった。

と、いうことで、なんかの狩りツアー賛同者大募集中。

ただし、土日以外(あぁっ・・・・・!!)

↑ いねーーよ!!

2008年7月2日水曜日

夏野菜の季節

先日のてくりさんのBook Cafeのお手伝いで、
岩井沢ギャラリーに行ったとき、
お客様に提供されるランチのお惣菜を
ちょっといただきながらみんなでごはんを食べた。

その時に、デザートとしていただいたプチトマトがとても美味しく、
誰かが「これは何が入ってるんですか」と尋ねると、
「メイプルシロップよ」との、奥さまのお返事。
「おおおぉぉぉ~!」
と、盛り上がる一同。

「たぶん、ハチミツでも美味しいわよ」
ということで、うちでも作ってみた。


1.プチトマトを買ってくる

2.プチトマトのへたをとって湯剥きする。

3.深い容器に入れ、ハチミツをたっぷりかける

4.冷蔵庫で一晩寝かす

5.寝る前か、朝起きたときに一度、全体を混ぜ、も少し寝かす

6.できあがり


・・・・・果たしてこれを、「料理をした」と
言えるのかどうか定かではないが、
とても美味しいので、皆さんもお試しあれ。
さくらんぼみたくなります。

この際できれば、藤原養蜂場のとか、
ちょいお高めのハチミツがオススメ。
お好みでレモン汁を入れるなりミントの葉を散らすなり。

あぁ、もちろん、メイプルシロップでもどうぞ。
そちらが本来の姿(?)です。
貧乏性なので、プチトマトにメイプルシロップどばどばは、
もったいなくて、私には勇気がありませんでした。

そしてちょっと考えた。

母の家庭菜園で毎年、腐るほどできるキュウリ。
あれがどうにかなんないか。
もろきゅうと浅漬けとサラダと和え物だけだとなー。
キュウリがスイーツになったら、
もっと我が家の消費が進むのではないか。

そしてさわのさんの大胆な挑戦。

「キュウリのハチミツ漬け」
(↑ あー、なんか画面の向こうのすごい引き潮を感じる)

いやさぁ、ほら、もともとは瓜だし。
甘くなれば、安いメロンくらいの味にはなんじゃないの?
シロップ漬けのプリンスメロンぽくなるとか。
フキだって砂糖漬けにして「アンゼリカ」って
製菓材料になってるくらいだし。
(アレって、まだ売ってるんですか?)

と、いうことで、ピーラーでキュウリの皮を剥き、
一口サイズに切って、ちょっとだけ塩をふって水出し。

少し水が出てきたら、水気を絞って、
水洗いして塩味をとり、容器に入れてハチミツをたっぷりかける。

それだけだと心配なのでレモン汁も入れて、味に保険をかける。

それだけでも心配なので、冷蔵庫に二晩置いてみる。


で、試食タイム。
・・・うん、不味くはない。不味くはないが、やっぱ


キュウリの味


だったね。
キュウリ嫌いには厳しい味かもね。
「甘いキュウリ」だね。

このキュウリくささをとるにはどうすればいいんでしょう。
ワインとかブランデー(製菓用の)?
もっとレモン汁たくさん??
チャレンジ料理が得意な方、
ぜひ、私の屍を越えてください。
いや、屍、ってほどの味じゃないとは思うけど。
でも、キュウリだね。そこがね。

つーかキュウリはやっぱ、もろきゅうだね。

2008年7月1日火曜日

深夜食堂

「深夜食堂」というマンガがあります。(作・安倍夜郎)
ビックコミックオリジナルに連載中なのですが、
(今日のタイトルをクリックすると、小学館のサイトに飛びます)
ただ今第一集が発売中で、
この中に出てくる料理がまた、たまらなく美味しそうなのです。


赤いウインナーで作ったタコさんウインナー

昨日のカレー

ねこまんま

ポテトサラダ

ナポリタン

ラーメン(袋のインスタントラーメン)


いやぁ、ちょっとね、買いに行っちゃいましたよ、
赤いウインナー。
まだ売ってるんですね、これ。
きっとまだ根強い人気を誇っているんだろうなぁ。

で、驚いたのが、
「たこさんになるウインナー」
が売られてるということ。

切込みが入ってて、フライパンで炒めると
だんだん開いてきてたこさんになると。

そこまで至れり尽くせりじゃなくてもさー!
さすが、このカユいとこにまで手が届くモノづくりの得意な日本人。
あと、カルシウムだとかDHAが入ってるだかいうものも。

と、いうことで私は、いたって普通の赤いウインナー購入。
(↑ ひねくれもの)

いやー、なんかね、この年になると別に、
美味いかっていわれればどうなのかなって味なんですけど、
なんか妙にクセになる味ですね。
つい、数日のうちに立て続けに2回も買ってしまいました。

で、よくよく考えてみたら、我が家のお弁当では
「たこさんウインナー」じゃなかったんですよね。
ナナメ切込みが幾筋か入ってるタイプの弁当でした。
(りんごはうさぎになってたけど)

で、母曰く
「私は嫌いだったから、そんなに赤いウインナーは買わなかった」


じゃあ、なんなんだこの、捏造された郷愁は。


あと、ねこまんまも実際には昔やったことなかったし、
(まだ単行本には未掲載の)バターかけしょうゆご飯も、
このマンガを読んでから、ついやってしまいました。
めちゃめちゃ栄養不足な今日この頃です。

これって、実際経験してない「三丁目の夕日」が
懐かしい感覚みたいなもの?

2008年6月22日日曜日

豊かな自然とイベント&文化のバランス

今日は、いしがきミュージックフェス2日目(無料ステージのみ)。

17:00からの現代時報公演で、
くらもちさんの愛娘・Kちゃん(小3)が初舞台を踏むので、
(元劇団・ネジの八千代さんの愛娘・Kちゃんとのダブルキャスト)
これは万難を排して観に行かねばならない。
(あ、学芸会とかですでに初舞台踏んでるかは知らないけど)

そしてKちゃんが大きくなって、思春期あたりに
もしグレちゃったりなんかした暁には、
この初舞台の様子をつぶさに伝えて
「あーーー!! その話はやめてくださいぃぃぃ~~~!!!」
と、大人しくさせるのである。

そんな壮大な計画を心に秘めつつ、
その開演までの間、何か聞けるライブは無いかなと、
マチナカをぷらぷらするものの、

フラダンスとかマウンテンバイクショーとか、
ちょうどバンドとバンドの合間の時間帯だったりとか、
なかなか今日は
「城下町に音楽があふれ出」しているところに出会えない。

そんな中でやっと、カワトクステージで出会えた
岩手大生のジャズグループはかなりのヒットだった。
大学生であれだけできるんだねぇ~。
(BLUE.SOUNDSというグループでした)。
ちょっとカッコよかった。

しかし今日は昨日と打って変わってめちゃめちゃ寒い。
なんなんだこの温度差は。

あまりの寒さに耐え切れず、
カワトクステージのトリ「蝦夷」のライブの途中で
外にいることを断念。
カワトク地下で暖をとってから、盛劇に向かう。

途中、あまりの寒さに遭難しかける。

盛劇前の自販機でお茶を探すが、
「あったか~~~い」お茶はもう無いっすか!?
飲料業界の皆さん、北国ナメちゃいけませんよ。
北国はね、7月でも「あったか~い」ドリンクが
必要な天気のときがあるんですよ!!!(←力説)

そろそろ私も意地張ってないで、マイボトルにしようかなあ・・・。


それにしても、先週12日より、
私のイベントお楽しみスケジュールはすごい。

12日(木)20:00~
もりげき八時の芝居小屋プロデュース
「極楽トンボの終わらない明日」観劇

13日(金)9:30~18:00
Book Cafeてくり準備お手伝い

14日(土)8:10~21:30
Book cafeてくり&打ち上げ

15日(日)8:10~18:00
Book Cafeてくり

20日(金)PM
岩手県立美術館「日本美術名品展」鑑賞
(↑ オススメ。ビバ日本美術!)

21日(土)12:00~19:30
いしがきミュージックフェスティバル

22日(日)15:50~16:10
いしがきミュージックフェスティバル(ちょっとだけ)
17:00~18:30
現代時報公演「ガタロ」観劇


本、演劇、音楽、美術・・・
ちょっと詰め込みすぎな感もあり。

ここ最近、重曹だとかダンボールコンポストだとか、花見だとか、
このまま進んでいくと山で自給自足生活?っぽかった感じを
無意識に潜在意識の中で大きく揺り戻しをしたような。

やっぱり私は、自分の性格的に岩手の山奥でひっそりと
自給自足の日々だけでは暮らせないような気がするし、
かといって、東京で毎日が文化&イベント生活満喫ってのは、
もう体力的にも精神的にもキツイかなあ、
このふり幅の中でのいいところのポイントを
見つけて暮らしていくことが、
私にとってのシアワセなのかもしれないなぁ、と、

昨日、マチナカにもかかわらず緑豊かな盛岡城ステージで、
木々のゆらぎと広い空を眺めながらライブを楽しみ、
中津川のほとりで川のせせらぎを聴きながらお昼ごはんを食べ、
なんとなく、そんなことを思っていたりもした。

2008年6月21日土曜日

いしがきミュージックフェスティバル08

昨日の夜に、突然高校の後輩M嬢から、
一緒にいしがきミュージックフェスティバルに行く予定だった友人が、
急に仕事が入り行けなくなったので、一緒に行きませんか?
というメールがきた。

昨年のフェスをあんなに絶賛していたにもかかわらず、
今年は全くのノーマークだった私。

だってぇー、今年はGANGA ZUMBAも来ないしぃー、
オーバーグラウンドアコースティックアンダーグラウンドも来ないしぃー、
有料ステージのラインナップ、
今年はなんか知らないミュージシャンばっかだしぃー、
お金無いしぃー、
無料ステージがずいぶん充実してるから、
無料ステージちらっと見ればいっかなー、みたいなぁー。

・・・・・今日の夜まではそんな事を思っていた私の手元には、
先週、てくりの古本市で儲けたあぶく銭が。

そして、早割りのペアチケットで買ったM嬢が、
当日券なら一人4500円のところを、3000円でよいという。

で、以前に軽く、キャンドルナイトイベントのボランティアどう?
と、言われていたのを断っていたところだったので、
(たしか、明日あさってがイベント当日)明日は余裕でヒマ人。

これも神のお導きかしら、と思い、ありがたくお誘いに乗る。
相変わらず、フットワークの軽さとミーハーっぷりには自信がある。

それにしてもM嬢と二人、12:00から19:30近くまでの参戦。
いやー、炎天下歩いた歩いた!
(盛岡城会場の)坂道何度も登った登った!
ちょっとした登山くらいの体力は使ったんじゃないか。

ペットボトルのお茶とア○エリ○ス、計1リットル飲んで、
トイレに一回も行きませんでした!

身体中、塩噴いてた。

今年こそ、ほんとに近くの循環器医療センターに担ぎ込まれて、
A孫子先生に呆れられると覚悟しました。
いや、叱られても返す言葉が無いと思ってました。

そんな私の今年の観客タイムテーブル。
すべて徒歩移動。
今日は盛岡今年初の真夏日だったらしい。

(※時間は、スケジュールタイムテーブルに書いてあったもの。
 その通りの時間帯で鑑賞していたわけではないです)

【12:00~】カワトク

 M嬢と待ち合わせ。
 地下で昼ごはんを買って、カワトクステージの前を通ると、
 今年も江幡さんが司会をしていた。
 オープニングをちょっと聞きつつ、盛岡城ステージへ向かい、
 会場の雰囲気を眺めつつ、中津川岸で昼食。

【13:40~14:10】盛岡駅ステージ

 町田直隆&PK BATTLES。
 友部正人のポエトリーリーディングイベントCD「no media」の
 どの年のだったかに参加していた若いミュージシャンで、
 詩に特徴があり、ずっと気になっていた人であった。
 今回、初めてナマで聴けて、CDも購入できて満足。

【14:30~】盛岡Club ChangeWAVE(有料)

 犬式。
 名前が面白い。と思ってちらっと寄ってみたものの、
 あまりの客の多さに、
 「そんな不純な理由で来てスミマセン!」
 と反省し、あとからあとから押し寄せる客に場を明け渡す。
 ていうか、既にこの時点で暑さと疲労でバテバテ。

【14:35~15:15】カワトクステージ

 omu-tone。
 もうとにかくバテバテで、どこか休むところを求めて歩いて、
 カワトクステージ前のベンチ。
 離れたところから聞こえてくるマリンバ?の音が心地好く。
 しかし、私たちの予定は15:05からの盛岡城ステージ。
 重い腰を上げて、立ち上がる。

【15:05~15:45】盛岡城ステージ(有料)

 GOING UNDER GROUND。
 ふだんは循環器科の洗脳で、塩分糖分控えめ生活なのだが、
 この疲労感はお茶では解決不可能と、
 アク○○アスでナトリウムとビタミンと糖分補給。
 聴こえてくるメロディーと歌声のあまりの爽やかさに、
 「おねぃさんには、この歌声は爽やか過ぎるよ・・・」
 と、M嬢と30代二人、ちょっと後ろめたい気持ちを憶える。
 (ちなみに、堀北真希が泣いてるなっちゃんのCMで、
 村下孝蔵の「初恋」のカヴァーを歌ってるひとたち)

【16:15~16:55】盛岡城ステージ(有料)

 BEAT CRUSADERS。
 前のステージで体力を温存していたので、やっと立ち上がる。
 すいません、全然知りませんでした。
 こんなに人気のバンドだったんですね。
 ふだんは、テレビ出演のときでもお面を付けて出てたりとか、
 DVDとかでも、顔の部分はお面のCGにしていて、
 ライブでしかその素顔は見られないらしいんですが、
 しょっぱなでお面を外して歌ってる姿が初対面の私には、
 シモネタコール全開の、愉快なお兄さんたちという思い出。
 「僕が本当に出たかったのは、
 フジのロックフェスと、このいしがきの二つだけでした!」
 との壮大なリップサービスが飛び出した。

【17:30~18:05】 盛岡Club Change WAVE(有料)

 ROODY’S。
 いやー、マジでカッコいいライブでした。
 ずっとライブを聴いてみたかったんです。
 それにしても山本司さん、私より何歳か年下なはずなのに、
 その雰囲気がもうすでに桑名正博や岩城滉一みたいな
 ちょいワルオヤジちっくなのはどうして。
 会場の雰囲気もなんかワイルドでアダルト。

【17:35~18:15】カワトクステージ

 SCRIPT。
 元ムーンチャイルドのヴォーカル、佐々木収さんは、
 私と同世代の盛岡一高演劇部にも在籍していて、
 当時からめちゃめちゃ女子高生にキャーキャー言われてました。
 高校演劇の盛岡地区大会の客席で
 黄色い声が飛び交っていた時代。
 そんな往年のファンがたくさん駆けつけているようで、
 後輩M嬢もステージに走ってゆきました。
 そんなカワイイ後輩の背中を眺め、
 やはりもう、体力の限界の私はベンチ休憩。

【18:25~19:15】盛岡城ステージ(有料)

 SOIL&PIMP SESSIONS。
 今日の盛岡城ステージのトリ。
 全然予備知識なく来たものの、
 トリ務めてるし、きっとそれなりにすごいライブに違いない、
 なんか、ジャズの凄い人たちらしい。
 くらいなイメージで選択。
 それがあーた、カッコよかったんですわよ。
 スカパラファンとかはハマるんじゃないかしら。
 ていうか、そんなのみんな知ってるんだったらごめんなさいねー。
 いやー、さすがトリ。さすがミュージックフェス。
 
そんでもって、
有料ステージのラインナップ、
今年はしょぼいとか言ってごめんなさい。
街に音楽があふれだしてないじゃんとかいってごめんなさい。
移動してる時間のほうが長くて、全然ライブ聴けてない
とか言いながら歩いていてごめんなさい。
なんだかんだでこんなにたくさんのライブを一日で楽しんでました。
(でもやっぱ、全会場制覇は今年も無理だった)



やっぱりことしもいしがきはたのしかったです。



でも、来年こそほんとに
循環器センターに担がれる気がしてなりません。
そろそろ大人しくしたいと思います。