2008年7月30日水曜日

雑草畑でつかまえて

「ガソリンが高かったら、自転車に乗ればいいじゃない」
とうそぶき
(正直な話、ガソリンの高さが今いちよくわかってない)、

親が牛肉を食べないので(年寄りだからね)、
私自身も年に数えるほどしか牛肉を食べないから、
輸入牛肉がなくったって、
県産牛肉さえあれば困らないと、
こっそりと思っていたり、

冷凍食品も特にここのところ買うこともないので、
冷凍食品問題にも特に影響がなく、

あまり揚げ物も私は作らない
(外食や、スーパー惣菜では食べるけど)ので、
植物油が高騰してもまだどうにか
大丈夫かなという感じだったり、

なるべくバターは使わない料理にしているので、
(もともとあまり作んないけど、
お菓子とかでは、可能な限りオリーブオイルや
ショートニングに代替する。
もしくは油を使わないお菓子。
そして普通の料理は植物油系使用)
バターが品薄状態でも特にダメージはなく、

ウナギやフグなんて滅多に食わないしなー。
偽装されてたっつったって、もともと買わないしー。
高級料亭も行かないしー。

「コンビニ? いや別に
24時間も営業してなくても構わないけど」

なんて、ワイドショーのコメンテーターにだけは
きっと呼ばれないだろうのんきな生活をしている私でも、
ここ最近の物価高ニュースには
危機感を感じている今日この頃である。


そんな最近、梨木香歩の『からくりからくさ』(新潮文庫)
を読んでいたら、庭の雑草や野草を
料理するシーンがよく出てきた。

ところで私は、密かな野望(?)としてずっと
「・・・ハコベを食べてみたい・・・」
というのがあった。

だって昔飼ってたジュウシマツとかインコとかが
あんなにおいしそうにムシャムシャ食べてたんだから、
意外と食べたら旨いんじゃないか?クセはなさそうだし。
天ぷらかなんかどうなんだろう?

そう、ずっと思っていたのだが、
この小説内で

********************

けれど、ハコベは春の七草でも有名でありながら、
どんなに洗ってもほこりっぽく、
少量でも入っていると食べづらい。

********************

てんぷらはいちばんおいしいけれど、
結局その野草の持つ風味が薄くなってしまって
最初の頃は皆好んだが、
次第に面白味がなくなった。
それに野草を揚げたあとの油は
アクですっかり疲れてしまい、
次には使いものにならなくなる。
だから、野草をてんぷらにするときは、
充分使い回した後の油で、
どうにも我慢できない個性の野草を使う。

(共に『からくりからくさ』梨木香歩・著/新潮文庫より)

********************

という記述があり、ちょっと弱気になった。
しかし、「野草を食べてみたい」という思いは、
より強くなり、ときどき本屋で
摘み草料理の本を立ち読みしていたのである。

私は、畑で野菜を作る器量はなく、
ガーデニングをする美的センスもない。
山菜を採りに行ける体力もない。
そこでたどり着いたのが、

雑草を摘んで食べる。
という発想である。

・・・・・・・・・・。

ああぁ、ひかないでください、ひかないでください。
普段は本屋で、2008年あなたの恋と運命
とかいう雑誌も立ち読みするような、
いたってふつうの女の子です!
(↑ この年で、それはそれで痛い)
そんな目で私を見ないで下さい!!

いやね、本読んでたら、ツユクサや宵待草の花を摘んで、
透明ゼリーに混ぜてみたり、
サラダの上に散らして彩りにしたり、
スミレの花を、ヨーグルトムースに混ぜてみたりとか。

あと、「からすのえんどう」は美味しいとか、
タンポポの花をてんぷらにしたりとか、
ニセアカシアの花をシロップ漬けにしたりとか、
イヌタデは、炒って塩を振ると美味いとか、
食べてみたいと思いませんか?
ジャムができるほど桑の実摘みたい!とか、

思いませんか!?

私だけっすか!

あそう。

でまあ、どうしてこういうのにこんなに
惹かれるのかと思ったのですが、
これって、子供時代のままごとの記憶なんですよね。
ままごとの植物は食べられなかったんだけど、
これは「食べられるままごと」なんですよ!

子供の頃、リカちゃん人形とか、
こえだちゃんのお家(でしたっけ?)とか、
シルバニアファミリーとかってのは買ってもらえなくて、
周りの野原での毎日のままごとは、
全部、そのへんの雑草でした。

あ。ちょっとだけウソをつきました。

野原じゃないですね。
うちの周りは寺ばっかりだったので、

墓地でままごとしてました!

いやまあ、墓地っていっても、
今みたいな区画整理されてるようなんじゃなく、
野原や丘と墓が渾然一体となったような。
あ、よけい怖いですか。そうですか。

で、そんなところで、ミズヒキをしごいて赤飯にしたり、
オオバコの繊維を抜いて(←ほんとヒマだねー、コドモは)、
いっぱい集めてラーメンにしたりとか、
墓地の、処分されたお花の中から、
でかい白菊の花びらをむしって白飯がわり
(シロツメクサとかもね)にしたりとか、

こんだけたくさん摘んじゃって捨てるだけのつくし、
どうにかして食えないものか、とか、

水気の多い葉っぱをぐちゃぐちゃ揉んで水に入れて、
緑のジュースに見立てたりとか。
あと、食べられないけど美味しそうに見える
ヨウシュヤマゴボウの実や、
ヘビイチゴの実はままごとのデザートで。

そういうこと、したことありませんか?

いやぁ、もう25年ぶりのままごと!
しかも、食える!!
ちょっともう、やりたくてうずうずですよ!!
まだチャレンジしてないんだけどね。

金が無くてヒマな30代女性を野放しにしておくと、
こういう危険思想に走り出すという良い例です。

ここ数日、街を歩くたび雑草を見ると、
「・・・これ、たしか食えんじゃね?」
という発想しか湧いてきません。どうしたものか。


【参考文献】

『からくりからくさ』(梨木香歩・著/新潮文庫)

『道草料理入門』(大海勝子・著/文化出版局)

『草手帖』(かわしまよう子・著/ポプラ社)

『おばあちゃんの手当て食 自然の力で癒す食の処方箋』
(梅崎和子・著/家の光協会)

その他、立ち読みのアバウトな記憶より

2008年7月29日火曜日

そしてかなしくうたうもの

年に一度の
「私って、庭師の才能あるかも?」
と思う季節がやってきた。

とにかく今、気になっているのは、
玄関前のギョリュウというでかい木。
葉っぱはヒバみたいで、幹はクネクネ曲がってて、
高さは優に3~4メートルはありそう。

もう長いこと手入れをしてなかったので、
玄関前が幽霊屋敷状態である
(屋敷・・・は誇大表現か。幽霊民家?イヤだなそれは)。
毎日のように、うっかり蜘蛛の巣が
顔にかかる生活はたまらない。

が、勝手にバサバサ切ると、あとからクライアント(母)の
苦情が面倒なので(←庭師の才能ないじゃん)、
今年は、いちいちお伺いを立てながら鋏むことにした。

「これ切っていいの? 何? どっち?」
「あ、それは切らないの!」
「これいらないじゃん、切ろうよ」
「ダメそれは!」
「ジャマじゃん」

と、近所中にでかい声で、我が家の親子の不仲さをアピール。

雨上がりなので、下から枝を鋏む時は葉っぱの水しぶきを浴び、
蜘蛛の巣が顔にかかり、枯葉や枯れ枝が髪に降り注ぎ、
顔中のこぎりの木屑でいっぱいになったりしつつ、
何故かしつこくやって来る、
でかい蜂にギャーギャー騒ぎながら、
でっかい脚立に上ってわしわし剪定していたところに、
近所のおじさんが、なんかの集金の領収書を持って現れた。

おじさん 「じゃじゃじゃ! 大丈夫っかー。やってやろうか?」
さわの  「いやー、大丈夫ですよ、これくらいなら」

元公共施設職員、脚立作業はお手のものである。
(まあ、その時はホールとかギャラリーとかで自然相手じゃないけど)
しかし、見慣れてない人には驚く若い女の姿かもしれない。
そして、上記のような身なりである。

おじさん 「早く結婚して、ダンナにやってもらうんだなー」
さわの  「はっはっは」
さわの母 「こういうのは、嫁かれねんだ、ハァ」

故郷は 遠きにありて 思うもの

そして同じく、

肉親も 遠きにありて 思うもの

毎日顔を突き合わせている肉親ほど、
イラッとくる存在はない。

2008年7月27日日曜日

昆虫王国盛岡

子供たちが夏休みに入り、
バイト先の施設では、紙パックを使った
紙漉き体験コーナー(今月末まで)があるため、
お客さんに説明する前に、ひと通り把握のために
自分でも紙漉きでポストカードづくりをしたり、

環境学習の推進員さんが持ってきたという
カブトムシの幼虫が次々と成虫になり、
飼育ケースに入れてみんなであーだこーだと
わいわい言ってたりと、

こんなんでほんと、バイト代もらっていいんでしょうか。

・・・と、不安になりそうなくらい夏休み気分満喫である。
まあ、日々の暮らしの方がよっぽど「毎日が夏休み」だが。

やはりいつの時代も子供たちはカブトムシが大好きだ。
特になんの説明がなくても、
すぐに飼育ケースに気づいて寄ってくる。

しかし、全く関心を持たずに
ずっと、ペットボトルで作ったおもちゃで
遊び続ける男の子がいたので、
「キミは、カブトムシにあんまし興味ないようだね」
と言うと、息子より紙漉き体験にはまって楽しんでいた
そばにいたお母さんが説明してくれた。

お母さん 「この子、トラウマになっちゃったんですよ」
さわの  「トラウマ?」
お母さん 「知り合いが、男の子だからって喜んで
       カブトムシの幼虫を20匹もプレゼントしてくれたんです」
さわの  「20匹!」
お母さん 「全部は孵らないだろうって言われてたんですけど、
       それが全部孵っちゃって・・・」
さわの  「いやぁ、一匹のカブトムシを高いお金で買う
       都会の子供たちに聞かせてあげたい話ですね(笑)」

お母さん 「それが、うっかりフタなんか開けちゃったりして、
       部屋中飛び回ったりするともう・・・」
さわの  「あぁ20匹が・・・・・そうなるともう、
       でかいゴキブリと、かわんないかもしれませんね・・・」
お母さん 「それでもう、『カブトムシはいらない』って。
       『次はクワガタ一匹でいい』って言ってるんです」

なんともゼイタクな話というか、哀れというか。

その他にも、家にクワガタが飛んできたから、
捕まえて飼っている(クワオとクワエ夫婦)という男の子に、
住所を訊いてみたらけっこう盛岡の街なかだったり、
まあ、なんだかんだいって盛岡、
まだまだ自然に恵まれていますねぇ。

しかし、そんな昆虫の王者は意外と体が弱くて、
スイカの皮やると、おなか壊して弱って死んじゃうらしい。

弱っ!!

ったく、最近の若い虫(モン)はひ弱になりおって。
王者のクセに、100均の昆虫ゼリーとか食って
喜んでんじゃねーよ!

と、昆虫ゼリーに頭を突っ込んだまま、
至福の時を過ごして身動きひとつしないカブトムシに、
気合のひとつも入れたくなったりもする。
が、カブトムシも、私如きには言われたくなかろう。

2008年7月25日金曜日

経験豊富

いつもの、医大循環器科外来。
今日はやはり、この話題しかないでしょう。

さわの 「いやー、昨日の地震はすごかったですねー!」

そう、盛岡は昨日の深夜0:27、震度5弱の大地震。
ふだんは震度4程度じゃ、
そうそうビビらない盛岡市民も(盛岡は地盤が硬い)、
さすがに震度5弱はマジで怖かったです。

すっかり目が覚めてしまい、深夜に友人たちと
安否の連絡メールのやり取りをしてしまいました。
(↑ 電話会社にはいい迷惑な行為)
メールを送信したとたん、テレビでアナウンサーが、
「緊急以外のメールの使用はお控えください」
と言っていて、ちょっと罪悪感。

さわの 「つくづく、今入院してなくて良かったと思いましたよ」
A孫子 「(笑)」
さわの 「点滴の針刺されたまま、
      上階で震度5弱に遭うのはヤですね!」
A孫子 「カテーテルの管刺さったままの患者さんがいたんだけど、
      さすがに怖かったって言ってたよ」

循環器科のカテーテル検査とは、
脚の付け根の太い動脈のところに小さな穴を開け、
カテーテルの管を導入し、そのまま動脈内部を通して、
心臓(もしくは疾患部位)まで到達させ、専用の造影剤を流して、
血管の撮影をするという(バリウム検査の血管版)、
やったことのない人にとってはそりゃもう、
おぞましいっつーかなんつーか、
ほぼ手術並みの気合いの要る検査である。
しかも、部分麻酔。きゃー。

さわの 「え! だって地震、深夜だったじゃないですか
      (カテーテルの管は普通、検査が終わったらすぐに抜く)」
A孫子 「その日、終わるのが遅くて、管抜くのだけ
      次の日に持ち越しになったんだよね。
      ふだん飲んでる薬の関係もあったし」
さわの 「えぇ!? だって、管抜くのなんてすぐじゃないですか」
A孫子 「あぁ、その患者さんはステントだったから」

ステントというのは、専用のカテーテルの管で、
狭くなった血管を広げる治療である。
(詳しくは知らないけど)。
私は血管造影の検査しかしたことがないので、
このへんの細かい違いはよくわからないが、
おそらく、私の経験している管とはまた違うのだろう。

さわの 「そ~れ~は、怖いですね!!!!!」
A孫子 「これは経験したことないでしょ(←なぜか挑発的)」
さわの 「いやいや、カテーテルの経験だったら負けませんよ!
      救急車で来てそのままカテーテル直行ってのもありますし。
      どんだけ経験豊富かっていったら、これまでにやった
      カテーテルの回数、もう覚えてないくらいですから」

そんな経験は、いらない。

A孫子 「じゃ、次の外来は8月・・・日で」
さわの 「うわ。前の日私、誕生日ですよ先生!
      36歳になっちゃいますよ! 36歳ですよ!?
      ・・・・・って、F崎先生に言っといて下さい。
      『初めて(第二内科に)入院したとき
       22歳だったいずみちゃんは、
      来月36歳になりますって言ってた』って」
A孫子 「(苦笑)」
さわの 「ていうか、F崎先生もあの時まだ20代だったのかー」

しばし遠い目をするさわの。

さわの 「・・・私も、長生きしてしまいましたねぇ」
A孫子 「ナニ言ってんの。まだまだでしょ」
さわの 「もう、5年おきに手術とか嫌なんですけど
      (2回しかしてないけど)」
A孫子 「最近してないじゃない」
さわの 「でも去年、入院はしたし・・・(ぶつぶつぶつ)」

さわの 「そろそろ医大も、万能細胞でどうにかしてください」

私の知識のハンパっぷりが、この台詞でよくわかる。

2008年7月23日水曜日

さわのと行く、鉄子の旅

昨年、こんな日記を書いていた。

http://www.kalium.net/zessan/diary/sawano/diary.cgi?date=2007.08.31


と、いうことで、大募集。

「さわのと行く、岩泉線ただただ往復日帰りの旅」

いくら「ほの鉄成分」の私でも、
押角駅に下りるのは、ちょっと勇気がいるので、
(時間をつぶす術を持たないので)、
まっすぐ岩泉駅まで行きたく思います。


【スケジュール】

盛岡駅 13:51発(山田線)

茂市駅 15:34着・15:40発(山田線から岩泉線乗換え)

押角駅 16:03着

岩泉駅 16:33着・17:20発
(現地滞在時間、正味50分足らず!)

押角駅 17:50着

茂市駅 18:12着・18:31発(岩泉線から山田線乗換え)

盛岡駅 20:44着


片道2,210円です。
まだ、いつ行こうか決めてません。
ていうか、特になんにも決まってません。
あー、ヒマそうだから駅弁は買っときたいなー。

そして、雨天中止。
(列車に乗ってるだけなのに?!←だって景色楽しめないじゃん)
混むのがイヤなので(←・・・混むか?)平日希望。

そんな耐久レースに興味のある方、ご一報ください。

でも、なまじハンパな気持ちで参加されて、
「つまんねー!」とか思われても責任は取れませんので
(だって、私も今までやったことないからなんとも言えない)、
それなりにどんな状況でも楽しめる方限定。

あと、さわのさんとこの長時間一緒にいて、
会話が持つ方。
もしくは、本かなんかてきとーに読んでてくれて、
無駄に気を遣わなくてすむ方。

たぶん帰りは茂市過ぎたあたりからは真っ暗で、
地下鉄乗ってるのと変わんないと思う。
(もっと早い時間のダイヤ組めよなー、JRさんよぉ~)
龍泉洞に行く時間もありません。

あ、鉄ヲタはいらない。

誰もいなさそうだったら(その可能性のほうが濃厚)、
てきとーに、ここ1、2ヶ月のうちに
一人で行ってきまーす。たぶん。

気が変わったら、そのまま乗り換えないで
宮古に行っちゃったりして。
広告で見る、三陸鉄道の旅も気になってるんだよなー。

2008年7月20日日曜日

深く学ぶということ

昨日のホタルウォッチングで印象的だったのが、
女性のガイドさんに、参加の子どもたちが
そばにいないときにオトナ達が言われた言葉である。
それは、

「子どもたちのすることに簡単に
『かわいそう!』って言わないように気をつけてください」

という言葉。
子どものすることは、時に大人の目からすると
残酷なことも多いのですが、
そこですぐに「かわいそう!」と言ってしまうと、
その言葉の強さだけが残ってしまい、
その体験をしないまま、
言葉だけが変な形で心に残ってしまう。

子どもには、その自分の手で直接行った
その手の感覚を覚えることが必要である、と。
そして初めて、それが残酷なことであると、
体で覚えるのである、と。

これね、意外と無意識に言いそうになっちゃいますね。
そして、すごくこのガイドさんたちが
信用できると思わせる考え方だなぁと思った。

帰り際も、捕まえたホタルはうちに持って帰ってもいいですよ。
と、言われて驚いた。

「大丈夫、大丈夫。みんなが捕まえたくらいで、
ここのホタルは絶滅しないから(笑)」

いやぁ、なんか、自分はまだまだ頭がやわらかくないなぁ、と、
つくづく思わされた。
(まあ、参加人数とか、その土地の環境とか
いろいろな要素を鑑みての発言だと思うが)

♪ みんなみんなー 生きているんだ ともだちなんだー ♪
な感じで、生き物は大事にしましょうとか、
自然環境をもっと考えていきましょうとか、
そういう大上段に構えた頭でっかちな
子どもイベントはイヤなんだよ!

とかふだん思ってる私だって、
(最近多い説教くさい絵本、どうにかしてほしい)
なんだかんだいったって、実際のところ
そういう発想のところからは逃げられてないのだなと
痛感した(いや、それはそれで大事なんだけど)。

本当にその道について深く学んでいる人は、
意外とめんどくさいことを言わない。
枝葉末節にこだわらず、もっと大きなところを見ている
ということに、最近気づき始めた今日この頃である。

「とりぱん」でネタにされていたような、
「ブラックバスを律儀にキャッチアンドリリースする親子」
とか、そういうハンパな知識の人たちが、
もしかしたら一番めんどくさい事を言うんではなかろうか。
自分も肝に銘じたい。

2008年7月19日土曜日

ホタルと妄想族

フリーの演劇人、東海林さん・千秋さんご夫妻から、
岩手自然ガイド協会設立準備会の
第225回例会 少年少女ホタルウォッチング
のご案内とお誘いを受け、雫石に行ってきた。
(今年はなんか、雫石に縁があるなぁ)。

今月はたまたま土日祝でバイトじゃない日が、
19日と21日だけだったのである。
(平日はヒマなんだけどね)
なんという奇遇。
最近、そういうご縁のイベントによくあたる。

あぁ、そうそう。

今回は、集合場所の雫石体育館までは、
東海林さんファミリーの車に乗せてもらい、
そこからホタルのいるところまでは、
元職の同僚・M嬢の車に乗せてもらっていったので、
(そしてM嬢は、前の車について運転していっただけなので)

その場所がどこだったのかというご質問には、
イジワルでもなんでもなく、
ほんとにお教えできません!

ていうか、あの場所がどこだったのか、
もう一度行きたくても行けません!

まさに桃源郷、いや、蛍源郷。

ここ10年ほど、毎年行っているイベントらしいのだが、
なにぶん、自然が相手なので、
ホタルがいるかどうかは、その年次第!
という、かなりギャンブル性の高いイベント。
(2年前に、バイト先のスタッフが
参加した時はあまりいなかったらしいという話)

がしかし、日ごろの行いがよい私たちは(?)、
例年にないたくさんのホタルを見ることができた。
(で、来年も同じくらい見れるかどうかはわからない、
っていうのがまた、ロマンティックですなぁ)。

まあ、群舞・乱舞というようなものではないが、
田んぼの草むらに、ぱやぱやぱや~・・・と、
淡く小さなイルミネーションが
いくつもいくつも点滅している感じにはいる。
ときどきはふわふわ~っと飛んでもくれる。

ちょっと感動的である。

で、私たちが連れて行ってもらったのは、
無農薬栽培の田んぼで(こちらにはヘイケボタルがいる)、
「ほら、この田んぼにはたくさんホタルがいますが、
隣の(農薬を使っている)田んぼには全くいませんね」
という説明を受けているところに、

農薬田んぼにふらふらと飛ぶ、一匹のホタル。


「・・・・・あ。いた。」


ホタル界にも空気の読めない奴はいるらしい。
(たまたま風に流されてっちゃったんだね、きっと)

まあそれはさておき、たくさんのホタルを捕って、
(ホタルウォッチングじゃなく、ホタル狩りだった!)
和紙を袋状にした中に入れて、ランプにする
ということをして遊んだのだが、

子供たちには、アスパラの枝が伸びて、
竹ぼうきの先のようになったものが渡される。
それを振り回して、飛んでいたホタルが枝に
とまったところを捕まえるのだが、

草むらのホタルは全然動かないので、
意外と草ごとホタルが捕まえられちゃったりする。
見てるだけで楽しいとか言いながら、
結局私も捕まえたら、雄雌2匹一緒だった。

それを、M嬢の和紙の包みに入れて、
次は、ゲンジボタルがいるかもしれないという、
葛根田川そばの草むらに向かって歩き出した。

M嬢 「(捕まえたホタルを入れた包みを見て)
     なんか、急に明るくなりましたねぇ」
さわの「私がさっき、メスも入れちゃったからかなぁ。
     ほら、男子校に女子一人紛れ込んじゃって、
     男子大盛り上がりみたいな?」
東海林「さわのさん、ホタルの愛の最中に捕まえたんですか。
     野暮なことを・・・」
さわの「んなこといったらみんなだって、ホタルが
     愛の告白してる時に拉致してるじゃないですか」

幻想的なホタルの光を見ながら、
下世話な会話をするオトナたち。

そんな会話をしながら今度は、ゲンジボタル探し。
こちらは、ヘイケボタルより大きくて、
点滅もゆっくり。

こちらもいるかどうかは分からないとのことだったが、
やはり日ごろの行いのよい私たちは(←しつこい)、
ゲンジボタルの飛来も堪能
(数自体は少なかったですが、数ではない感動が・・・)。

もう、参加者はこの情景にすっかり心を奪われ、
地面に座って、動く気が全くなくなってしまったのであった。
なんか、ホタルに魂を奪われるような感じだった。

「夏のデートにはこれからは花火じゃなく、ホタルだよ!」
「暗いし、人いないし、静かだし、ロマンティックだし!」
「『あ、あそこにホタル!』『え、どこどこ?』
とかいって、そばに寄っちゃったりなんかしてー」
「きゃー!」

30代妄想族、妄想大炸裂。

「でも、ホタル飛ばなかったら最悪だね。
デートとしてはギャンブル性高いな」
「『こんな真っ暗なところに連れてきて、何なのよ!』みたいな」

しかも装備が、長袖長ズボン、長靴とタオルだしね。
粋に浴衣とうちわってわけにはいかないね。

あー、でもそれでもいいんでまた行きたいなぁ~。
何度行っても、どこに行っても
新鮮に感動する自信があるので、
誰かまたどっかに連れてってください。
よろしくお願いいたします。

ガイドのTさんのところには、
このイベントの直前に、玄武にもホタルが出たという、
ホタル情報が、関係者より寄せられたらしい。
こういう情報はやっぱ、蛇の道はへびというか、
そういう人のところに集まってくるのだなぁ。

高校の後輩M嬢は、先日親子で
滝沢でホタルウォッチングしてきたそうだし、
新聞でも、ホタルウォッチングイベントの記事が
けっこうありますね、最近。

ホタルウォッチングは、
さすがに公共交通機関使っての移動で、
一人で行動はできないよなぁ。
あと、現場とホタルに詳しい案内人は必須だね。

お盆くらいまではいるらしいです。ホタル。


【今日の疑問】

ホタルの光で勉強するには、
いったいどんだけホタルが必要なんだ?

2008年7月18日金曜日

男の優しさについて考える

1年半くらい前から、特に子持ちの30代以上男性陣に、

「さわの・・・太った?」

と、言い続けられた昨年。
気がつけばその数、片手の指では足りないくらい。
そんなさわのさんでありましたが、
この一年で軽く7~8キロは痩せました。
日によってはもっといってて、高校時代の体重と変わりありません。

特にダイエットとかしてないんですけどね。
ていうか、自宅で手酌で一人酒でそのまま泥酔ですけどね。
けっこう不健康な食生活もしてますけどね。
それでも痩せたこの一年。



よっぽど私、仕事がストレスだったんですね。



まあ、それはさておき(さておくのか?)、
そんだけ痩せたってのに、誰も今度は
「さわの、痩せた?」
って言ってくれないのは何故なんですか?
(なんか深刻な病気に罹ってると思われてないだろうか、心配だ)


そしてさわのは思った。


「痩せすぎより、ぽっちゃりしてるくらいが可愛いよねー」
っていう男の存在は幻想である。
そのことを身に沁みて思ったこの1、2年であった。
そんなにさわのには痩せて欲しいんですか。太っちゃダメっすか。
(そんなに言うか?フツー、妙齢女性にさぁ!)
だって、太ったっていったって、標準体重内だったんだよ!?

そして、公務員の「セクハラ発言には慎重」、
という仕事環境は、女を油断させますね!
たいがい「さわの、太った?」
って言ってたのは、セクハラをものともしない演劇人たちである。
まあ、どちらの環境がシアワセなのかは、
決断を先延ばしにしておく。


しっかし、ストレスって、太るんだね。


まあ、毎日ドリンク剤2、3本飲んで、コンビニスイーツ食って、
深夜にコンビニ弁当食べてたり、
酒が睡眠剤代わりの毎日で、
朝起きられなくて、ギリギリまで寝てて
タクシー通勤するような生活でしたからね。

そして、痩せたい人にはアノCMをここで一曲。

「♪野菜ジュースのカロリーは~ 意外と高~い 高いよ~
  びっくらこいた びっくらこいた~ ♪」

2008年7月17日木曜日

二度見

ここ一年数ヶ月ほど風邪をひいてなかったのだが、
(↑ ここ数年は年中風邪をひいてばかりいた私にとっては記録的)
ちょっと油断したのか、先週から風邪をひいてまだ治らない。

体調を崩すとどうも私は、身体に悪い食事を欲する。
(料理をする気力がないので)。
もう、3回くらい続けてインスタント焼きソバを食べていた。
それでもっと身体が弱るというスパイラルに陥るのである。

ひき始めのころは気合を入れて、
大根湯とかハチミツ大根とか、
生姜紅茶とか(←これは毎日飲んでる)、
おばあちゃんの知恵袋的に、
薬に頼らないで直してやるぞ! とがんばってみたものの、
結局長引かせて風邪薬に頼り、しかも効かないハメに。
(ま、確かに身体は暖まったけどね、大根湯とか)

まあ、その前にこのダルダルな生活をどうにかしろっちゅう話ですが。

もういい加減ここのところ身体がグズグズになってきたので、
ちょっと身体を動かそうと、午前中に昼食買いがてら
自宅から山岸の○協まで往復徒歩、
夕方涼しくなってから北山散策路から高松の池を歩いてみた。
私は、山登りとかは全然縁がないが(できないが)、
平地歩きにはそこそこ自信がある。
30~40分の徒歩は楽勝だ。
その日の時間と体力さえあれば、
冬場に自宅から県美まで1時間歩いていく。

で、しばし休憩しつつ景色を眺め
ぷらぷらと高松の池周辺を歩いていたら、
芝生に生えている枝振りのいい木に、
近所の女子高生たちが4、5人、
木登りをして鈴なりになっていた。
平和な光景だ。



・・・・・・・・・・ん?



ぢょしこうせいが せいふくのまま きのぼり?????




思わず二度見してしまった。
東京ではまず見られない光景だ(おそらく)。
あと、女子高だってのもポイントだな。異性の目がないからな。
と、元女子高出身者は思ったりもするのであった。
(でも、さすがに制服着たまま木登りはしたことないなぁ)

そして、ちょっと羨ましかったりもするのであった。

2008年7月15日火曜日

短冊ブログ

先週、先々週の日記は何故かいつもより反応があり、

てくりの木村さんからは、家庭菜園の熟れ過ぎたキュウリの
簡単で美味しい料理法を教えてもらい、
知人ご夫婦からは、ホタルウォッチングのお誘いを受け、

感劇地図の稲邊くんからは、
「花さえ見せてもらえれば、
それがカモミールかどうか判断してあげますよ」
(↑ 稲邊くんは農学部出身)と言われ、

ご近所さんからは、
「2週間ほど留守にするので、
庭のブルーベリーよかったら摘んで食べて下さい」
と言われた。
(いや、ご近所さんは私のブログは知らないと思うが)。

ナニこれ。
いつからこのブログは「願い事が叶うブログ」になったのか?!
てことで、えーと、えーとね、うーんとね、




「世界が平和になりますように」




と、いうことでひとつ、よろしく。
ていうかさ、皆さんけっこう普段ナチュラルライフなんですねぇ。

前述のホタルウォッチングも、
せっかくなのでと、友人知人にもたくさんご案内メールを出したら、
結果としての参加希望者は多くなかったものの、
普段だと、芝居の案内なんて全然反応ないのに、
今回は「仕事で行かれない!」「夜勤で行かれない!」
という、恨みがましいメールがたくさん戻ってきた。

普段のご案内でも、それくらい反応して欲しいものである。

あぁ、そうよね。
芝居案内よりホタルよね、ふふん。
と、ちょっと卑屈になったくらいにして、
ホタルの威力に完全敗北するプロデューサーであった。

先日、何かの野草かなんかをちょっと調べようとして、
自分の持ってた簡易な本には載ってなかったので、
「そういや、お父さんの本棚になんかありそうだな」と、
十数年ぶりくらいに居間の本棚を開けてみたら、

そこには、ずらりと山野草や山菜、野鳥の本、
盛岡にまつわる随筆や資料本が
かび臭い匂いを纏ってならんでいた。

私は両親が歳とってからの娘なので
うちの父はもう、80を過ぎて、今ではあまり目も見えず、
普段はもう、ベッドと居間とトイレと風呂を
行き来するだけの日々で、この本棚はもう誰も開くことがない。

もしかしたら私は、この十数年間、
とてもとても大きな遠回りをして
結局ここに辿りついてしまったのではないか。
本棚を見て、ちょっと目眩がしそうになった。

2008年7月7日月曜日

またの名をカミツレ

先日、母が庭で採ってきた小さな白い花を花瓶に挿して飾っていた。
白い極小菊というか、ハルジョオン、ヒメジョオンっぽい白い小花というか。

うちの庭ではこれまで見たことがなかったので母に訊いてみたところ、
たぶん「カモミール」だという。
もらって植えたら増えて増えて・・・と、
天下の人気ハーブも、母にとっては雑草扱いである。

後は刈り取って捨てるだけ、みたいな感じだったので、
それもまたもったいないなと、
特にハーブティーがすごく大好きというわけでもないのだが、
捨てるんだったらお茶にでもするかと、
ケータイで検索してみたところ、

安眠効果があるとか、婦人科系にきくとか、
不定愁訴にいいとか、精神安定効果があるとか、
けっこうよさげではないですか。

なわけで、庭で花の部分だけ摘んで、
新聞紙に広げて日陰干し。
半日置いておいたところ、生乾きっぽかったが、
夜に試しにひと掴みを、
紅茶用のポットに入れてしばし蒸らしてから飲んでみた。

さすが、新鮮なハーブティーは
こんなにも美味しいものなのですね。

・・・・・などと、ブログに爽やかに書こうかという
ヨコシマな私をあざ笑うかのように、


すっっげぇ、苦ぇのなんの。


深夜になんかの罰ゲームを受けているような味である。
こんな苦いお湯が、大きいカップ2杯分できる。
なんでしょう、なんか私、アナタに悪いことしました?
ちょっと、お茶にしようと思っただけじゃないですか。
いったいこれは、何の仕打ちかしら。

次の日、再度ケータイで調査。
その結果わかったこと。


1.入れすぎ

2.煮出しすぎ

3.生は苦い


なるほど。
調査が不十分だった私が悪いと
そうアナタはおっしゃるんですね、カモミールさん。
そして、花びらとガクの部分を取り除き、
真ん中の黄色い部分だけだと苦さが和らぐという記述もあり。

悔しいので再度チャレンジ。
花びらは、乾燥させてバラバラにしてから
取り除こうかなと悩みつつ、
夕方、半乾き状態のときに、
やっぱ、今のうちに花びらむしっとこ、
という優柔不断な私をあざ笑うかのように、

半乾き状態の花から花びらをむしる行為のなんと手間なことよ!!

途中でキレてしまうんじゃないかというような
ちまちました作業を最後まで遂行できたのは、
カモミールの香りの精神安定作用のせいか(ほんとか?)。

でも、ガクを取り除くのはちょっともう、めんどう!
さわのカモミールティーの作業はここまでとする。
花びらは新鮮なうちにむしっちゃったほうが、楽ね。

この残った黄色い部分を、完全に乾燥させて、
乾燥剤を入れたビンに入れて保存。

んで、このむしった花びらはだしパックかなんかに入れて、
お風呂に入れてもいいというような事も書いてあったが、
うちの母が、西洋ハーブの匂いがあまり好きではないのと、
風呂水は洗濯に使うので、
あんまり匂いをつけるわけにもいかず、
コンポストに入れて、虫除けがわりにした。

たしかに、最初に作った時と違って、ぜんぜん苦くない。
でも、特有の香りも薄くなってないか?
こういうものなのかな。
(しかし母は、この香りだけですでにダメらしい)


そして、今更なんなんだが、ほんとにこれはカモミールなのか?


「もらいもの」という曖昧な情報の植物はこういうときに困りものだ。
とりあえず、効いてるつもりで今日も飲んでいる。

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【Wikipediaより抜粋】

イヌカミツレ

「香りがない」という意味の種名のとおりほとんど香りがなく、
ハーブとしての価値はないが、
園芸種は白花の八重咲きで花が美しいため、
観賞用に栽培されている。


カミツレモドキ

カモミールではないが、ヨモギギク属のナツシロギクは
かつてカミツレ属(マトリカリア属)に分類されていたため、
園芸上マトリカリアと呼ばれている。

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うーむ。
まあ、今のところおなか壊したりとかしてないけど。

そしてそんな私の行動を見た母は、毎日薪にくべるかの如く、
大量にこのカモミールらしき草を刈ってくる。
どうしたものか。
まあ、つくって飲んでんだけど。

2008年7月6日日曜日

なんか狩りツアー

今月、土日を中心に前のバイト先よりバイトしない?との話があり、
ちょっと出勤し始めている(ボランティアじゃなくバイトのほう)。

メールで打診のあった日が、ほぼ土日で、
「全部大丈夫です」と即答するのも、
あまりにもサミシイ人っぽい(←事実だけど)ので、
手帳を見ながら一生懸命スケジュールを反芻してみたものの、
やっぱり今月は土日に何の予定もなかった。

サミシイ。

悔しいことに、今月は土日終日ほぼ全部バイトだ。

そんなサミシイ日曜の午後、
バイト先の事務室に、さくらんぼ狩りツアーのちらしがあり、
さくらんぼとかブルーベリーとかいちごとか蛍とか、


なんか狩りたい!
(↑ ここだけ読むと物騒)


と、10歳以上も年下の女性スタッフにくだをまく。
りんごとか梨とかじゃなく、もっとちまちましたものが狩りたい。
花見(宴会じゃなく見るだけのね)は一人でもできるが
(↑ それを他人が例えサミシイと思って眺めていようと)、
さすがにこの一人上手な私でも、
「ひとりでさくらんぼ狩り」に行くほどの度胸はない。

ええ、小岩井ロックフェスに一人で行ったこともありますよ。
北海道や長野や四国・瀬戸内地方を一人旅したことも、
旅先でカウンターで鮨を食べたこともありますよ。
東京なんて、しょっちゅう一人でふらふらしてきますよ。
「のび太の恐竜2006」を映画館で一人で観たこともありますよ。
昨年は、古い日記を見ていただければお分かりのとおり、
いろんな場所に一人で出没してましたよ!(そして現在進行形)
でもね、


「さくらんぼ狩り 一人で参加」


は、さすがのこの私でもハードルが高いっすよ!
そして私の友人には一人としてアウトドアな奴がいないんですよ!
(たとえいても一緒に山登りとかできないしな、ふだん)

そしてもっと気になってた(2、3週間前くらい?)のが、
散歩するときに、そこかしこで桑の実が熟してたんだけど、
誰も採らないから、道路に落ちてぐちゃぐちゃになってて、

あああぁぁぁぁぁ、もったいない!!

こっちも、一人で道端の桑の木に登って
桑の実を採って食べていたら、
すこぶる怪しいおねぃさんになってしまうので、
ひどく悶々としながら桑の木を眺めているのであった。

と、いうことで、なんかの狩りツアー賛同者大募集中。

ただし、土日以外(あぁっ・・・・・!!)

↑ いねーーよ!!

2008年7月2日水曜日

夏野菜の季節

先日のてくりさんのBook Cafeのお手伝いで、
岩井沢ギャラリーに行ったとき、
お客様に提供されるランチのお惣菜を
ちょっといただきながらみんなでごはんを食べた。

その時に、デザートとしていただいたプチトマトがとても美味しく、
誰かが「これは何が入ってるんですか」と尋ねると、
「メイプルシロップよ」との、奥さまのお返事。
「おおおぉぉぉ~!」
と、盛り上がる一同。

「たぶん、ハチミツでも美味しいわよ」
ということで、うちでも作ってみた。


1.プチトマトを買ってくる

2.プチトマトのへたをとって湯剥きする。

3.深い容器に入れ、ハチミツをたっぷりかける

4.冷蔵庫で一晩寝かす

5.寝る前か、朝起きたときに一度、全体を混ぜ、も少し寝かす

6.できあがり


・・・・・果たしてこれを、「料理をした」と
言えるのかどうか定かではないが、
とても美味しいので、皆さんもお試しあれ。
さくらんぼみたくなります。

この際できれば、藤原養蜂場のとか、
ちょいお高めのハチミツがオススメ。
お好みでレモン汁を入れるなりミントの葉を散らすなり。

あぁ、もちろん、メイプルシロップでもどうぞ。
そちらが本来の姿(?)です。
貧乏性なので、プチトマトにメイプルシロップどばどばは、
もったいなくて、私には勇気がありませんでした。

そしてちょっと考えた。

母の家庭菜園で毎年、腐るほどできるキュウリ。
あれがどうにかなんないか。
もろきゅうと浅漬けとサラダと和え物だけだとなー。
キュウリがスイーツになったら、
もっと我が家の消費が進むのではないか。

そしてさわのさんの大胆な挑戦。

「キュウリのハチミツ漬け」
(↑ あー、なんか画面の向こうのすごい引き潮を感じる)

いやさぁ、ほら、もともとは瓜だし。
甘くなれば、安いメロンくらいの味にはなんじゃないの?
シロップ漬けのプリンスメロンぽくなるとか。
フキだって砂糖漬けにして「アンゼリカ」って
製菓材料になってるくらいだし。
(アレって、まだ売ってるんですか?)

と、いうことで、ピーラーでキュウリの皮を剥き、
一口サイズに切って、ちょっとだけ塩をふって水出し。

少し水が出てきたら、水気を絞って、
水洗いして塩味をとり、容器に入れてハチミツをたっぷりかける。

それだけだと心配なのでレモン汁も入れて、味に保険をかける。

それだけでも心配なので、冷蔵庫に二晩置いてみる。


で、試食タイム。
・・・うん、不味くはない。不味くはないが、やっぱ


キュウリの味


だったね。
キュウリ嫌いには厳しい味かもね。
「甘いキュウリ」だね。

このキュウリくささをとるにはどうすればいいんでしょう。
ワインとかブランデー(製菓用の)?
もっとレモン汁たくさん??
チャレンジ料理が得意な方、
ぜひ、私の屍を越えてください。
いや、屍、ってほどの味じゃないとは思うけど。
でも、キュウリだね。そこがね。

つーかキュウリはやっぱ、もろきゅうだね。

2008年7月1日火曜日

深夜食堂

「深夜食堂」というマンガがあります。(作・安倍夜郎)
ビックコミックオリジナルに連載中なのですが、
(今日のタイトルをクリックすると、小学館のサイトに飛びます)
ただ今第一集が発売中で、
この中に出てくる料理がまた、たまらなく美味しそうなのです。


赤いウインナーで作ったタコさんウインナー

昨日のカレー

ねこまんま

ポテトサラダ

ナポリタン

ラーメン(袋のインスタントラーメン)


いやぁ、ちょっとね、買いに行っちゃいましたよ、
赤いウインナー。
まだ売ってるんですね、これ。
きっとまだ根強い人気を誇っているんだろうなぁ。

で、驚いたのが、
「たこさんになるウインナー」
が売られてるということ。

切込みが入ってて、フライパンで炒めると
だんだん開いてきてたこさんになると。

そこまで至れり尽くせりじゃなくてもさー!
さすが、このカユいとこにまで手が届くモノづくりの得意な日本人。
あと、カルシウムだとかDHAが入ってるだかいうものも。

と、いうことで私は、いたって普通の赤いウインナー購入。
(↑ ひねくれもの)

いやー、なんかね、この年になると別に、
美味いかっていわれればどうなのかなって味なんですけど、
なんか妙にクセになる味ですね。
つい、数日のうちに立て続けに2回も買ってしまいました。

で、よくよく考えてみたら、我が家のお弁当では
「たこさんウインナー」じゃなかったんですよね。
ナナメ切込みが幾筋か入ってるタイプの弁当でした。
(りんごはうさぎになってたけど)

で、母曰く
「私は嫌いだったから、そんなに赤いウインナーは買わなかった」


じゃあ、なんなんだこの、捏造された郷愁は。


あと、ねこまんまも実際には昔やったことなかったし、
(まだ単行本には未掲載の)バターかけしょうゆご飯も、
このマンガを読んでから、ついやってしまいました。
めちゃめちゃ栄養不足な今日この頃です。

これって、実際経験してない「三丁目の夕日」が
懐かしい感覚みたいなもの?