2009年8月29日土曜日

「高橋直也展」に行く

「動物哀歌」や「モノ・オペラ 声」の公演時に、
舞台美術でお世話になった直也くんが、
初個展をする(30日で終了しました)ということで、
花巻の湯本美術展示館まで行ってきた。

直也くんとはもう、8、9年くらいの付き合いになり、
それこそもう、大学2年か3年生くらいの頃から知ってて、
近所のスーパーでレジのバイトしてたのなんかも見てるので、
新聞記事で年齢が(29)とあって、遠い目になる。

そんな直也くんは今や、高校の美術教師になり、
教え子を何人も
高文連の美術部門で全国大会に出場させたり、
岩手大学の芸美に入学させたり、
この話の流れでは関係ないけど
今年の4月には結婚なんかしちゃってもう、
おねーさんは、びっくりさ!

だが、今までは合同展の企画などは主宰者として
いろいろよくやっているが、
個展をするのを見たことがなかったので、
自分が表現者であるというスタンスよりも、
表現者を育てたり、プロデュースしたりという方が
好きなのかとずっと思っていたので、
個展の知らせにすごくびっくりした。

なので、来ちゃいましたよ、湯本!

まず、東北本線で「花巻空港駅」に到着し、
駅前のバス停で、土日はバスが運休という事実に驚愕。
(花巻駅まで行ってからの方が、バスがあったようである)
しかも、平日一日2本だけ!!

会場は、駅から徒歩で40~50分程度。
盛岡市内であれば余裕で歩く距離ですが、
見知らぬ土地なのでタクシーです。
湯本体育館のところで降りて1300円。
メーターにドキドキですよ。

会場では、展示館のオーナーに、
タクシーで来たと話すと、とても驚かれ、
「次に来るときは、ここに電話してください!
私が迎えに行きますからっ!!」
と、説得され、直也くんには、

「まさか、車以外でここに来る人がこんなにいるとは・・・」

と、半ば呆れられる。
(私の来る前に来たお客さんも、車で駅へ送ってきたらしい)

よきことではないですか。
それだけ直也くんの作品見たいって事っしょ?
ま、でも、普段から萬美術館や石神の丘美術館に、
列車で行くような私でも、今回はちょっとひるみましたね。
直也くんの初個展じゃなかったら行かなかっただろうなぁ。

これからは、恋人(ていうかもう、奥さんね)の
個展プロデューサーから、
「夫婦展」の当事者にシフトしていくのですね。
そちらも楽しみにしています。
この度はおめでとう。

だというのに、手ぶらで行った挙句、
帰りは駅まで送ってもらってどうもすみません。
(↑ 失礼な客の私)

2009年8月28日金曜日

こっそり生誕37年

仕事を終え家に帰る途中、
本屋で藤子F不二雄全集の「ドラえもん 2」等を買い、
(↑ 意外と買うのに勇気が要る)
ワインと、スーパーの惣菜などを買って家に帰り、
ダラダラと酒を飲んで酔っ払いつつ
買ってきた「ドラえもん」を読み、
そろそろ寝ようかと、ヘロヘロの状態なところに、
大笑いしている母に声をかけられた。


「・・・・・もしかして、今日いずみ、誕生日だった?
(うひゃひゃひゃひゃ)」


ああ、そうですとも。
両親に気づかれないまま、今日が終わるかと、
わざと黙っておりましたとも。

母よ、その笑いは、
「娘の誕生日、気づかないなんて私ったら・・・」
という自虐の笑いだったのですか、それとも、

「いい年して、誕生日に誰とも一緒に
ご飯も食べて帰って来ないなんて・・・」
という嘲笑だったのですか。

いやもう、37歳なんで、気づかずにそっとしといてってば。
うわ、37だってよ。マジかよ。

2009年8月26日水曜日

ヒトヅマとの短い逢瀬は

平日の昼下がりに私とデートしてくれる
キトクなヒトヅマといえば、
ご存知、てくりの高橋さん。

今日は、雫石のお店・まつぼっくりまで、
ジェラートを食べに連れてってもらいました。

いやー、ふだんドライブデートなんかするこたぁないですから、
平日の午後に、こんなに山奥のアイス屋さんが
大混雑なんて、思いもしませんでしたよ。
皆さん、ドライブ満喫ですね。
車を持ってる人はいぃなあ。

・・・はっ!!
私の思想に乱れがっ!!(←単に免許持ってないだけです)

これからも皆さま方の助手席でがんばります。
どうぞよろしく。
その代わり、「助手」席にいても、
なんの助手にもなりません。
いやむしろ、足手まといです。
私が座ると「邪魔席」です。

隣でずっと、
「あ、今変な店が・・・」とか、
「この庭の花、珍しい!」とか、
運転の妨げになる情報しか伝えてません。
高橋さん、いつもいつもスミマセン。

そんなこんなで、雫石の山々を見てココロ潤し、
帰る途中に、てくりの木村さん情報だという、
雫石に新しくできた喫茶店に立ち寄る。

これがまた、とってもステキな喫茶店で、
滅多に来られない場所だし、
せっかくなのでデザートも食べたいなぁと
思いながら席に着くと、注文の前に、
「申し訳ありません、今日はケーキが終わってしまいました」
とのこと。

こんな山奥の平日の午後(←しつこい)、
ケーキ売り切れとな?!
なんだ、なんなんだこの、みんなの情報収集力は!
すごいなぁ、人気なんだなぁ、ちょっと残念だなぁ、
などと思いながらコーヒーを頼むと、

お店の方が「今日は申し訳ありません・・・」と、
ちょっとした、チョコレートだとかお菓子を、
サービスで持ってきてくださった。
その他、お店の隅々に気遣いが行き渡っている。
大きな窓からは、山々の眺めが素晴らしい。

なんでも、東京の知る人ぞ知る超有名喫茶店で
修行されてきたご夫妻とかで、
コーヒー通な方が唸るような味らしいのですが、
どシロウトな私たちは、
「コーヒーの味はわかんないけど、すっごい気に入った!!」
という感想を持って帰ってきたのでありました。
(↑ すいません、美味し○ぼみたいなコメントができなくて)

小岩井の有名な一本桜のある道路を、
松ぼっくりのお店に向かって車を走らせていくと、
右手に「風光舎」という看板が見えてきます。

という情報だけで、皆さん、がんばってたどり着いてください。

cartaさんとか、六分儀さんとか、
ふだん私のよく行く喫茶店というのは、
もちろん味もとっても大事なんだけど、
行き着くところはやはり、
「お店の方の人柄」であるのだなあと、今日つくづく思った。




というまとめ方をしておいてなんなんですが、
今日のドライブで最終的に出た結論は、

さわのさんは、何気に「しらす好き」。

そんな話題は、また、別の機会に。

2009年8月16日日曜日

舟っこ流しを最初から見る

お盆満喫ライフ最終日は、やはり盛岡人ならこれです。

「舟っこ流し」

(※ちなみに、こんなの ↓)
http://www.iwatetabi.jp/event/detail/03201/27.html

これ、地元の人間でも最初から最後まで見た人って、
少ないんではないかと思われます。
19:00からの花火大会は見る人も多いと思いますけどね。
私も若いころは、中高時代の友人たちと
「花火見に行こう!」と誘い合って、
花火はよく行ったものです。

もう最近は、そんな友人たちも
県外に行っちゃったりとか、
結婚、出産、子育て、仕事でとか、
もうなかなか「花火見るためだけ」に
集まる機会も少ないですが。

でまあ、話は戻りますが、
これはあくまでも「花火見る」のが目的。
大体は、舟っこ流しが終わりかけくらいを
待ち合わせ時間にしてから、
会場の明治橋のたもとにたどり着くので、
今までは燃え尽きた舟の残骸しか
見ることはなかったわけです。

ま、ね。
地味なイメージだしね。
(↑ 地元民が言うな)

それを、あーた、始まりの読経から見てきましたよ!

この日は、劇団ゼミナールの20周年記念公演を観てから、
その足で盛岡劇場から明治橋へ。
16:00過ぎくらいに自転車置く場所と
お茶の自販機を探してふらふらしていると、
それぞれの町内会で作った「舟っこ」が、
盛岡秋祭りの山車みたいに曳かれてやってくるんですよ!

うわ、燃える前の舟っこ、初めて間近でみたかも!
私は南大通側の川原で見てたんですが、
仙北町側だと、本部があるので
もっとたくだん、でっかい舟っこが勢ぞろいしてて、
「あー、双眼鏡が欲しい!!」
と、身もだえしました(でも、この日は風下で煙そうだった)。

いやー、5、6艘くらいかとずっと思ってたんですが、
あれ、毎年16艘も燃やしてたんですね!?
(↑ ほんとに私は観光協会に7年もいたのだろうか・・・)
しかも、結構危険なのね!?

なんつーかこう、牧歌的に、
木枠と紙のはりぼての舟を、
お経唱える中で燃やす、お盆の行事。

などとずっと思ってましたが、
火薬バチバチ・花火ガンガンで、
いくら水の中で舟引っぱってるとはいえ、
ほんとにあれ、火傷する人いないんですか?!

「熱っ! あっつ!!」「やべ、やべ、やべ!!」
という声がかなり聞こえてきましたよ?!

長いこと私は、大阪のだんじり祭りの映像を、
テレビで見るたびに、その危険な絵面に、
「こういうテンションは岩手にはないな」
と思ってましたが、いやいやいや、
こっちの方がよっぽど危険ですよ。
だって、裸に大火に火薬で、大きな川に入水ですよ!
よく今まで死人が出ませんでしたよ!
繰り返しますが、16艘ですよ!

今日はいつもより「!」をばら撒きでお送りしております。

いやー、まぁでも全体的にオトナの祭りなので、
(お盆、送り火、読経などなどのイメージ)
さんさ踊りの時などにわらわらと湧いてくる、
「キミたち、普段はどこに生息してるんだ???」
という風情の危なげな若いおにーちゃんもあまりいず、
若いカップルも少なく(←花火前になると急速に増える)、
盛岡の良き風景という感じでした。
(あと、山梨の南部藩の投げ松明ってのもやってました)

でも、さすがに16:00から見るのは早かったかなぁ。
16:30から開会と読経のあと、
17:30からの舟に流すスタートまでには
かなり時間が空くので、
一人で時間を潰せない方は飽きるかも。
(しかも、夕方とはいえ日差しがまだ強い)
17:30ちょい前くらいから見るか、
その空き時間の間にビールとつまみを買いに行くか、
てな感じでしょうか。

花火大会が終わるのが19:50くらい。
それくらい時間のある方、来年はゼヒ!

2009年8月15日土曜日

ちょっとトウのたった、ひまわり娘

♪ 誰のぉ~ ためにぃ~ 咲いたのぉぉぉ~
  それはぁ~ アナタのためよぉぉぉ~ ♪

ということで、行ってまいりました、煙山ダムのひまわり畑。
(私は花見に行ったら、ナツメロを歌わないと
ブログを書けない身体になってしまったのか・・・?
でも、この部分しか歌詞よく知らない)

場所の詳細は、こちらの岩手の観光サイトをどうぞ ↓
http://www.iwatetabi.jp/spot/detail/03322/1155.html

一週間くらい前の岩手日報に、
「お盆あたりが見ごろ」と書いてあったので、
今年のお盆はゼヒ行きたいと思ってて、
ほんとは昨日行こうかと思ってたのですが、
ちょうどいい時間帯で往復できるバスがなくて、
今日に延ばしました。
つくづく、車の免許がないと不便。

ていうか、そういう社会にするとあとがタイヘンよぉ。
公共交通機関をちゃんと残さないとね。
ということを、我が身で体感しつつ暮らしております。

で、岩手県交通の矢巾温泉線、
「バストラルバーデン行き」、
バスセンター(中三向かい)バス停より、11:05発。
片道710円。

やっぱ、なんというか、
温泉に県交通バスに乗ってく人なんかいなくて、
矢巾町に入ったあたりから、ほぼ貸切バス状態。
南昌病院前で、お見舞いの人らしき人が一人降りたら、


私一人。


そりゃ、運転手さんも声かけるってなもんです。
心配そうに「終点まで?」
と訊かれたので、
「はい。煙山ダムのひまわり畑を見に行こうと思って」
と答えると、運転手のおじさんは、
ひまわり畑の存在を知らなかったらしく、
しかも私の異常に軽装を見て非常に困惑し、
「煙山ダムに来たことは?」
「いや、初めてです」
の私の答えに困惑最高潮。

「・・・あれが、煙山ダムだよ」
「かなり歩くと思うよ・・・」

と、やたら心配されて降ろされたのでありました。
そこで私もちょっとは
「・・・軽率だったか・・・?」
と心配し、脳裏を最近の登山者の
遭難事件がよぎったりもしつつ、

しかし、マンガ「岳-みんなの山-」の三歩さんの
「よくがんばった!」という言葉が
走馬灯のように駆け巡る暇もなく、
バス停降りてすぐの
「マースやはば」脇の道路のところには、


「ひまわり畑」の簡易案内板が。


しみじみと、バスで来る人って
(バスの運転手さんが知らないくらい)
ほんとにいないんだなぁ・・・
と、実感するのでした。

で、道路をてくてく歩いていくと、
ずらっと「ひまわり畑」の幟がはためき、
駐車場入り口にも、目立つような看板が。
賞味、徒歩5~10分程度。
(ま、さすがに歩いてる人いなかったのは確かだけど)

でまたこの、ひまわり畑、壮観でした!

ただし、菜の花畑との違いは、
ひまわりは成人の身長くらいあるので、
一面のひまわり畑を見渡すには、
畑内に設置された、パイプで組まれた台に上らないと、
その全貌が見えないという問題が。

ひまわり畑の真ん中に立とうとすると、
ひまわりのほうが背が高くて、
茎しか見えません。
あと一つ問題は、


「クマ出没注意」


の看板が、ひまわり畑の脇に堂々と。
人がいっぱい見に来てる時間帯をオススメいたします。
(この日は結構な数の家族連れが。
くっ・・・ここでも家族連れだらけ・・・)

そんなこんなで、南昌山ハイキングもせず、
矢巾温泉にも浸からず、
木陰でデパ地下のおにぎりを頬張り、
(でも、そこから上に上がると、日陰のところはないけど
ダムの水面を渡る風が涼しくて気持ちよかった!)
汗びっしょりの身体で13:30のバスに乗って
14:10過ぎに盛岡に帰ってきた私は、
肴町アーケード内に停めてた自転車で、
岩手県立美術館の
「細見美術館展」に向かったのでありました。

(書ききれなかったけど、こちらもオススメです。
つくづく日本美術は日本のマンガ・アニメの世界の祖先。
とくに今回は「とりぱん」風味炸裂)


うふ。お盆満喫!


(こんなに楽しいのに、
どこか抹香臭くなるのはどうしてだろう)

2009年8月14日金曜日

マンガ百花繚乱展(石神の丘)

昨日より久々に4連休。
ビバ、お盆。

と、いうことで医大の定期外来
(だって空いてるんだもん・・・)。

金曜の午前にもかかわらずガラガラの待合室。
去年も今年もこの時期に、
「先生、お盆休みないんですか?」
「だって、病院開いてるし」
という会話を交わし、お盆もお医者さん大変ね。
と思って今日来ましたが、見つけましたよ!


「○○先生は、出張のため13日は外来はお休みです」


の張り紙を!!
そして、
「ぜーったい、出張じゃないでしょ!」
「お盆休みでしょ、○○先生と▲▲先生は!!」
と食い下がって、
がっつりA孫子先生に無視されてきました。
(いや、本当にお盆のために、
地域病院の出張診療対応だったらごめんなさい)

ま、そんなこんなで昼前には外来も済んだので、
今日は午後から久々の小旅行を。
(もちろん鉄道利用の旅/盛岡駅-いわて沼宮内駅)

というわけで行ってきました、
「マンガ百花繚乱―いわての漫画家50の表現―展」
(岩手町:石神の丘美術館)

詳細はこちらの美術館のサイトへ ↓
http://museum.ishigami-iwate.jp/

「とりぱん」や「伝染るんです」
「六三四の剣」「リトルフォレスト」
などなどの原画を見てきました。

私はマンガに全然詳しくないんですが、
それでもかなり面白かったです。
こんなに石神の丘美術館に
人がたくさん入っているところを初めて見ました。
(ていうか、そんなに頻繁に
足を運べる距離じゃないんで
なかなか来られないんですが)

芸術監督が斎藤純さんになってから、
ポピュラリティとのバランスの取れた
企画展が増え始めて、
(とはいっても、企画展はまだ2つめくらい?)
芸術音痴な私としては、とても来やすいです。
前回の「印象・いわて―7人の画家の表現―」
もとてもよかったです。
でも、


「恋人の聖地」


っつーのは、どうにかしてくんねぇかなぁ。
一人で行きづれーし。
だからといって、どっかの観光地で、

「おひとり様の聖地」

が出来たって、ぜってぇ行かねーけどな。

お盆、それは意外とクリスマス並みに
一人で行動するのが難しい季節。

隣の産直は幸せそうなファミリーだらけでもう!
(それでも意地で、春みどり(特産キャベツ)の
ソフトクリームは食べてきた。一人で)

2009年8月6日木曜日

裏表紙の男

バイト帰りのヘロヘロの体を引きずって、
エスカレーターに乗って下に向かっていたら、
反対側のエスカレーターを上ってくる青年の顔に見覚えが。

「あああぁぁぁぁぁっ! ナルキくんっ!!!」

そう、そこには、先日のてくりに
私が記事を載せていただいた時、
同じ号で裏表紙にエッセイを書いていた竹村育貴くんが。

思わず、エスカレーターを逆流して駆け上がってみたものの、
ヘロヘロの私がエスカレーターの速度に勝てるはずもなく、
ナルキくんがニコニコしながらこちらのエスカレーターに来て、
一緒に下の階に下りてきてくれた。

もう、最近の私のブログしかご存知ない方は、
私とナルキくんの繋がりがまったく分からないと思いますが、
私はですね、ナルキくんが
大学2、3年生の頃から知っとるんですよ。

今から6、7年くらい前、この盛岡絶賛系は、
まだブログというものの無い時代、
盛岡の面白い人たちに依頼をして、
コラムやエッセイを書いてもらっていたサイトでした。

その時に、サイトのDMを作って、
舞台公演時にパンフ折込してもらったり、
喫茶店やお店に置かせてもらってたりしてまして、
その時のDMイラストを3種類ほど
手がけてくれたのがナルキ君でした。

最初は、劇団ゼミナールの安曇くんにお願いをして、
(ちなみに安曇くんは、てくりさんの記念すべき
第一号の表紙の写真を撮った青年でもあります)
「2種類作って見せてくれる? そのうちの1枚を使わせて」
と言ったところ、彼のデザイナー魂に火をつけてしまったらしく、

「一枚は自分が作り、もう一枚は別の人間に作らせるので、
その2枚からさわのさん、選んでほしい」と。
オトコとオトコの、デザイナーの対決であると。

その時に安曇くん(岩手大学の特美)が連れてきたのが、
一年後輩のナルキくんでした(当時2、3年生くらい)。

ま、面白かったのでどちらも使わせていただいて、
同時に印刷して、同時に配布したんですけどね。
で、その後も継続で2回ほどお願いして作ってもらいました。

それがねぇ、二人ともこんな凄い才能のワカモノだったとはねぇ。

さわの 「また機会があったら、何かお願いしてもいい?
     ・・・・・なるべく安値でどうか、ひとつ」


ビンボーで、すまん。


ナルキくんの作品は、以下のサイトでご覧になれます。
盛岡絶賛系のDMも2点掲載されてます。
IBC岩手放送の番組ロゴもあるので、
知っている方もいらっしゃるのでは。
私の代わりに、誰か高値で発注してください。

http://www.naruking.com/works/

2009年8月4日火曜日

弱点

ただ今バイト先では、とてもめんどくさい
書類の受付とチェックなどの業務を大量にやっていて、
海千山千な業者のおじさんたち相手に、

「このメーカーの型番の最大出力は何キロワットで」とか、
「建物の所有者の承諾書と登記簿謄本が必要で」とか、
「契約書の内訳書の業者の代表印が契約書の印と違います」
なんていう、脳内消耗度が異常に高いことをやっている。

しかし、私の座っている窓口自体は、
子供たちがよく来る公共施設の窓口も兼ねているため、
夏休みに入ってからは、受付に来た小さい女の子に、

「うちのふくこうちょうせんせいが、
かわで、たくさんイモリをとってきて、
ぜんぶのクラスに、プレゼントしてくれたので、
いま、きょうしつで、いっぱいイモリをかっている」

という話を熱く語られていたりする毎日である。
(一体、さわのさんは今、どこでバイトしてるんだ???
と思った方は、直接さわのに耳打ちしてください。
こっそりアナタだけにお答えいたします)

今日は、全く日本語がわからない
欧米系っぽい青年旅行者に、
ペラペラと英語で話しかけられたため、
開き直って堂々と、

「アイ キャント スピーク イングリッシュ。
プリーズ ジャパニーズ スピーキン」

と答えたら、背後のスタッフ達にウケられた。
いや、だってねぇ。わかんないんだもん、しょうがないじゃん。
ここは日本だ。少しは日本語で会話しようと努力したまえ。

その代わり、あなたの国に行くときは、
ちゃんと「地球の歩き方」と「会話練習帳」は持って行くよ。
(今、パスポートすら持ってないけど、私)

ちなみにそのおにぃさんは、
「コンバンハ!」
と言って近づいてきたので(昼ごろです)、
さわのの100万ドルの笑顔で、
「コンニチハ!」
と、訂正してあげた。

「これが私の優しさです」((C)谷川俊太郎)

とりあえず、インターネットという単語を強調していたので、
施設内の一般利用者向けの
検索用パソコンを使わせてあげたら、
どうにか目的は果たせたようなので、良かった良かった。

なんだかもう、いろんな意味で、
毎日鍛えられてるような気がする。
では最後に、


【今日の豆知識】 さわのは、英語が話せない。

2009年8月1日土曜日

祝・昇進

IBCの「じゃじゃじゃTV」を見ていたら、
大船渡からの中継で、江幡さんが
「支社長」というたすきをかけて映っていました。

江幡さん、昇進おめでとうございます。
いや、IBCの「平ちゃん」が、支社長っすか!びっくりですよ!!

昔の沢野日記では「過労死に一番近い男」として、
ずいぶんとフューチャー(?)させていただきましたが、
前の職場で、仕事をお願いしたりとか、
私のプロデュースの舞台にノーギャラで出ていただいたりとかで、
いろいろお世話になって身近で見てみたら、
ほんと、江幡さんは将来偉くなる人だろうと思っておりました。

こういう人をIBCさんは大事にしないといかんと思いますよ、えぇ。
江幡さんがどれだけよく働くかについては、
原稿用紙20枚は軽く語れる自信があります。
なにせ「過労死に一番近い男」ですから。

江幡さん、「島耕作」みたいにどんどん昇進して、
代表取締役でもなった暁には、
ぜひとも和かなとか大清水多賀とか
駒龍とか銀河離宮とかでおごってください。
もちろん私の肩書きは「プロデューサー」で。
今から楽しみにしております。

そんな江幡さんには、先日、八芝の100回記念公演の、
「なんだりかんだり読みがたり」の会場でバッタリお会いし、

「てくり読みましたよ。良かったですね~さわのさん・・・写真が」

と、言われました。
その後すぐ、「あ。写真が、って言い方はまずいか」
と、動揺していた江幡さんでありました。