2009年3月31日火曜日

20年度演劇鑑賞記録

年度末なので、今年度に観た芝居一覧。
ブログには殆ど書いてませんでしたが、
一年に23本芝居観ていたようでした。

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八時の芝居小屋4月「隣にいても一人」(盛岡編)(4月)
八時の芝居小屋4月「隣にいても一人」(青森編)(4月)
劇団赤い風「犬神」(5月)
八時の芝居小屋6月「極楽トンボの終わらない明日」(6月)
現代時報「ガタロ」(6月)
いわてアートサポートセンター「出征兵士の手紙」(8月)
劇団香港活劇姉妹「リンゴキッドは電気ブランの夢を見るか」(8月)
劇団ゼミナール「そろそろHAVE A BREAK」(9月)
八時の芝居小屋9月「5648-085」(9月)
マーブル局「スタンリー!!」(10月)
劇団トラブルカフェシアター「小津の國の妖術師」(10月)
moonlighter「地下2.5次元」(10月)
おでってリージョナル劇場「街盛岡祭賑」(11月)
架空の劇団「SAN」(11月)
劇団燐光群「戦争と市民」(12月)
八時の芝居小屋12月「雪渡り」(12月)
盛岡演劇鑑賞会例会「6週間のダンスレッスン」(たぶん1月)
愛の激情(仮)「名探偵・菊池誠一郎[指紋バージョン]」(2月)
愛の激情(仮)「名探偵・菊池誠一郎[足跡バージョン]」(2月)
劇団モリオカ市民「わたしのじゃじゃ麺」(2月)
ユキノウラ企画「マトン」(3月)
劇団ゼミナール「芸人のジレンマ」(3月)
劇団コトナコナタ「ボクラノココロガキエタヒ」(3月)

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演劇関係じゃない人にとっては、
いっぱい観てるなー・・・と思われるのかもしれませんが、
スケジュール帳と照らし合わせてみると、

「わー、見逃した芝居、たくさんあるなー・・・」

と、いうのが、感劇地図編集委員としての反省です。
ちょっと、若手の芝居を観るのが少なかったかな。

ごう君やぬまべ君といった、
新進気鋭の若手演劇人が育ってきている最近、
もしかしたら、ほかにもこの世代の何か
新しい胎動を見逃しているかも、
と、ちょっと心配です。

どうしてもね、なんか疲れてると
安定してそうな芝居ばっか選んじゃうんだよね。
あと、付き合いとかまあ、いろいろね。

で、そんな中で印象に残ったのは、
ごう君のマーブル局の「スタンリー!!」と、
劇団コトナコナタの「ボクラノココロガキエタヒ」でした。

どちらも、「こういうのダメ! 受け付けない!」って人には、
まったくもって拒絶反応出そうという点で似ています(笑)。

でも、ワカモノはね、そういう芝居の方が、好きです。

なかなか縁がなくて、観る事ができませんでしたが、
これに同世代の古屋くんの劇団忽忘草も入れると、
より、この世代が際立つような気がします。

色々賛否に揉まれたり、嫌われたりしながら、
すくすくと育っていって欲しいと、おねぃさんは思います。
ワカモノは、いつの時代も尖がっていて欲しいものです。

ごう君は、一度、「詩のボクシング」かなんかに出場して、
即興詩を作る力をつけるといいんじゃないかな。
そういう方面の台詞作りが似合いそうです。
ぬまべ君は、劇作家協会の新人戯曲賞かなんかに、
コツコツと応募を始めてみるのもいいんじゃないかなと。
こちらはストーリーテリング向き。

まあ、そんな事を思う次第であります。

4月からは、どんな芝居に出会えるでしょうか。
なんつって、うまくまとめてみたりなんかして。

2009年3月22日日曜日

「ハロー・グッバイ」

一部のマニアの間で人気のある(?)盛岡弁研究所の、
盛岡弁ヒットメドレー(元ネタ:影武者所長の相馬弁研究所)。

「赤いスイートピー」「港のヨーコ・ヨコハマ・ヨコスカ」
http://morioka-zsk.blogspot.com/2008_11_01_archive.html#1978711529568479221

「MUGO・ん・・・色っぽい」
http://morioka-zsk.blogspot.com/2008_11_01_archive.html#9114695709309419385

なかなか量産できないネタなのですが、
やっと新作ができました。
新作っていっても、
なんかどうしても昔の歌になってしまうのですが、
昔の歌って、シンプルで詞が美しいんですよね。
松本隆の作詞とか、すごいよ。やっぱ。
(今回は違う作詞家のだけど)

「行ったり来たり」は
うまく盛岡弁に置き換えられないか思案中。

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「ハロー・グッバイ」

作詞:喜多條忠
作曲:小泉まさみ
歌手:柏原芳恵
翻訳:盛岡絶賛系


お茶っコのぅんめぇ 喫茶店
白い皿っコさ グッバイ・・・バイ・・・バイ

したっけ カップさ ハローの字っコが
お茶っコ飲むたび おンでったり来らさったり

でぎるコトだば 生まれ変われるんだば
おらハァ こんたな めんけぇ カップさ なりてぇ

お前(め)ェはんは 銀のスプーンっコで
おらィの心ば くるくる かます

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盛岡演劇界の影の立役者

岩手演劇通信「感劇地図」編集会議
@盛劇(河南公民館)会議室。


9:00 start


早ぇよ!
眠いよ!!
身体もたねぇよ!!!
(理由は前日のブログ参照)

なにはともあれ、なんとか年度末までに、
無事、年度最終号が発行されそうな予定。
収支決算もなんとなく目処が立つ(ようだ)。

出席者は、くらもちさん、きよしさん、
前川さん、麻湖ちゃん、私、
市文化振興事業団からM浦さんが出席。
お疲れ様でした。
ていうか、来年度もとりあえずこんな感じで、ひとつ。

「今年度はなんとかM浦さんの胃を痛くさせずに済んだな」


私たちはもしかしたら、
M浦さんのために感劇地図を
発行し続けているのかもしれない。


会議が終わり、M浦さんがくらもちさんに声をかけた。

M浦 「くらもちさん、はちしばの今年度の決算ですが・・・」

M浦 「来年度のはちしばリーフレットの件ですが・・・」

M浦 「そろそろ、はちしば100回記念公演についても・・・」

M浦 「今年度中に一度はちしばの会議があると・・・」

感劇地図編集会議の次は、どうやら
八時の芝居小屋制作委員会会議が待っている。


私たちはもしかしたら、
M浦さんの胃を痛めないために、
はちしばを創り続けているのかもしれない。

2009年3月21日土曜日

古元さん来盛と、妙な磁場を持つ街

昨年盛岡公演をされた、東京の劇団・燐光群の、
制作の古元さんが、夜行バスで今日盛岡に着き、
夜に盛劇タウンホールに、
盛岡の劇団ゼミナールの舞台を観に来て、
盛岡に一泊、明日は、仙台で
「仙台劇のまち戯曲賞」のリーディング上演と、
最終選考会を聴いて、夜行バスで帰る、
強行スケジュールで東北にいらっしゃるらしい。

せっかくいらっしゃるんなら、
ふだん盛岡に来たときは、劇場に籠りっきりで、
外に出ることもないだろうからと思い、
自分の予定が余るようなら、観光案内しますので、
ご連絡ください(ただし、徒歩とバスとレンタサイクル)。
というような内容のメールを、
盛岡に到着して疲れているであろう午前中に送ると、


「早朝から平泉に直行してしまいました」


という返信。
なんなんだ、そのパワフルさは!

さすが、ハードな全国ツアー・海外公演慣れしている
劇団の方は、基礎体力が違うよ!
自分と同じ体力でモノを考えてはいかんとしみじみ思った。

しかも、劇団ゼミナールの公演を観たあと、
ゼミナールさんたちの飲み会に混ざり、
深夜1時過ぎに退席した私よりも
後まで残ってましたからね!

で、明日は9:30位の仙台行きのバスで出発予定。
私は絶対、「燐光群制作」になったら、
数日で倒れると思う。

そんなパワフル・古元さんにすら盛岡は、
盛岡はおかしい!
こんなにそこらじゅうに演劇人がいっぱいいるなんて!
市民や行政が演劇や演劇人に理解がありすぎる!
他ではありえない!
と、力説されてしまうような妙な街であるらしい。

いや、別に「演劇」だけ突出してるんじゃなく、
「美術」も「モダンダンス」も「文芸」もレベル高いんですよ、
弱いのは「芸能」方面ですかね、
というと、もっと驚いた表情になった。

まあ、たしかにこうしてみると盛岡、
変な磁場がある土地ではあるような気はする。

2009年3月20日金曜日

「ETV50あつまれ!キッズソング50」という再放送だったらしい。

午前中、家でテレビを見ていたら、
NHKで、「みんなのうた」の
50年史みたいなのをやっていたので、
つい、目が釘付けになってしまった。

じゃじゃまる、ぴっころ、ぽろりも、
はに丸も、ゴン太君ものっぽさんも、
どーもくんも、いちにのさんすうのタップも、
しらないけど最近の
おかあさんといっしょのキャラクターたちも
勢ぞろいしているばかりでなく、
局を超えて、ガチャピンとムックも登場。
歴代の歌のおにいさん・おねえさんも出演。
(古くは田中星児さんとか)
「にほんごであそぼ」からは、神田山陽さんが登場。

アレだね、これは子供のための番組じゃないね。
まさしく「オトナの番組」だね。

大貫妙子の「メトロポリタン・ミュージアム」とか、
遊佐美森の「まっくらもりのうた」なんていう、
レアな曲も! うわ、懐かしい!!

堺正章の「北風小僧の寒太郎」とか、
ダークダックスの「クラリネットこわしちゃった」とか、
(↑ これは同時代ソングではないかな。もっと上世代)
水森亜土の「南の島のハメハメハ大王」とか、
「山口さんちのつとむ君」とか。

歌っている人が豪華だってのもあるけど、
昔のやつって、イラストがすごくモダンで、
オシャレだったりもすることに、大人になって気づいたり。

「南の島のハメハメハ大王」と、
ひょうきん族で、たけちゃんマンとブラックデビルが歌う、
「カスタネットマンのうた」は、
仕事に疲れた大人になってからの方が
よく口ずさんでいる気がする。

私は、
研ナオコが歌う「アスタ・ルエゴ~さよなら月の猫~」
小椋佳の「えんとつそうじの男の子」
って歌が好きだったんですが、
これ、知ってる方、どれくらいいますかね?

あと、「ひげなしゴゲジャバル」の歌は、
「猫ふんじゃった」と双璧をなす(?)猫受難の
もの哀しい歌です。
(なんかみんな猫が出てくる歌のような気が・・・)

・・・って、いったい今、このネタで
私と共感している人は、どれくらいいるのか?
ここまで書いてきてから不安になってきた。

NHKの懐メロ番組をしみじみ聴く、
父母の気持ちがよくわかる歳になってきた。
でも中身はキッズソングだけど。

2009年3月15日日曜日

県産品マニア

菜園の県産品ショップ、らら・いわてで、
いかの煮干と、さんまの煮干というのがあったので、
つい、買ってしまった。
(いかは、ホタルイカくらいの小さなイカ)
いや、さんまの煮干は気になるでしょう。
さんまだよ?

が、しかし、全くもってなんの料理の出汁に
使えばいいのかわからないので、
とりあえず、うちに買って帰って母に丸投げした。

とりあえず母は、普通の煮物を作ってみた。
美味い。

美味いが、はたしてそれが
さんまの出汁である必要性はどこにあるのか。
まあ別にふだん、いわしの煮干だろうと、
さば節だろうとそう意識せずに
おいしく食べているわけだが。

あぁ、心乱すさんまの煮干。

あと、最近気になっているのが、
県産の乾燥きくらげ。
スーパーで売ってる中国産のよくあるやつと違い、
肉厚で、一枚(?)がすごくでかい。
中華丼に数枚入っていたら、きっと
中華丼というよりきくらげ丼になってしまう。
しかし、値段もまさしく高級品。

ああ、心揺さぶる乾燥きくらげ。

なにげに県産品ショップは、
変なものの宝庫なので要注意です。

2009年3月7日土曜日

春色の空にまんまと騙される

窓の外を見ると、今日は春らしいとてもいい天気!
そろそろおさんぽの季節かしら。
・・・と、思ってちょっとスーパーに
買い物に行こうと外に出たら、


すっげぇ、寒い!!!!!

あ。細かい雪が降ってきた・・・・・。


騙されたー。
春っぽい空の色に騙されたー(泣)。

と、いうことで、しばらく更新が停滞していた
ブログを書きにネットカフェに。

てくりの高橋さん、業務連絡です。

「大のオトナが一人でやるには勇気がいるけど、
一緒にやる人がいるならちょっとやりたいシリーズ
~春の部~」
(※ちなみに秋の部は「どんぐり拾い」)
が一つ、決定しました。


「4つ葉のクローバーを真剣に探す」


です。
時期が来たら連絡しますので、覚悟しといてください。
あと、皆さまにお願いです。

クローバーに一面覆われた広場をご存知の方、
何とぞさわのまでご一報を。
善子情報では青森県美がいいらしいんですが、
もっと近場でいいとこあったらよろしくお願いいたします。

あー、早くお散歩がしたい。

2009年3月6日金曜日

年度末恒例行事

医大循環器科定期外来日。
そして、年度末。
そして、珍しく白衣(正装っぽく見える)のA孫子先生。
毎年恒例ですが、やはり訊いてみなければ。

さわの 「・・・まさか、4月になったらいなくなってませんよね?
     (正装で担当の患者に最後の挨拶みたいな、なんか)」
A孫子 「(笑)今のところは異動の予定はないなぁ」
さわの 「白衣なんか着てると心配するじゃないですか」


白衣を着てると心配な医者って、一体・・・。


さわの 「最近、お医者さんって白衣着ませんよねぇ」
A孫子 「だってジャマだし暑いし」
さわの 「まあ、確かに」

私の「医者の白衣萌え」が、まったく機能しない、
最近のドクターファッション事情である(?)。
白衣着てるお医者さんって、臨床現場にいない
年配の偉い先生ばっかりなイメージだし。
あとは、むしろ医学生とか?
いや、あの青い治療着もカッコいいんですけどね。
要は、「命を救ってもらう感」が萌え基準なのか?

地方医療現場の危機が声高に叫ばれている中、
のん気に「白衣萌え」な話題ですみません。

それにしても、
地方のお医者さんがどんどんいなくなる、
というニュースをよく読むので、
都市部に流出してんのかなとか思いきや、
かといって、首都圏とかの方が、
患者たらい回し問題とか切実で、
超有名医療センターでも医者の
大量辞任問題とかあったり、

いったい、流出するお医者さんって、
どこに消えちゃうんでしょうね?


・・・・・神隠し?


そんなに地方からお医者さんが減って
困ってるってんなら、
何かお手伝いしてあげたいのは
やまやまなんですが、
手に職のない私にお手伝いできるような事が
何一つ思い浮かばない。
ていうか、

「まずは入院してくれるな」

と、知ってる先生たちには言われそうな気もする。

2009年3月3日火曜日

アートフェスタいわて2008

美術関係者じゃないのに
なんだか美術づいてる今日この頃、
今日は、岩手県立美術館の企画展
「アートフェスタいわて2008」岩手芸術祭推薦作家展
の、開会式に行ってきた。

ちなみに、開会式でピアノを弾いていたのは、
「モノ・オペラ 声」の我らがピアニスト・善子である。

でもって、昨年岩手芸術祭の版画部門で
最優秀賞を受賞した、
「モノ・オペラ 声」連動企画写真展の
我らが黒澤さんの作品(写真じゃなく版画でね)も
展示されている。

でもって、美術展の会場の真ん中で、
日報学芸記者のSさんには、
先日の「モノ・オペラ 声」の事を訊かれ、
すっかり「声」モード(?)に
なってしまった今日なのであった。

とはいえアートフェスタ、面白かったですよ。
岩手の美術界の重鎮の作品から、
全国的な知名度を誇る美術家から、
昨年芸術祭で入賞した学生さんの作品まで、
日本画、洋画、版画、彫刻、工芸、
書道、写真、デザイン、
現代美術、水墨画に至るまで、
ありとあらゆる種類の、ありとあらゆる年代の、
岩手のアーティストの作品が一堂に会しているので、
さながら、岩手の壮大でハイクオリティな
文化祭といった感じです。
(まあ、まだまだたくさんいらっしゃる美術家の
ごく一部の方々ではあるんですけど)

普段、美術館やギャラリーで、
地元作家さんの作品を見る機会が全くなくて、
誰の作品をどう見ていいか、という方には、
音楽でいえば
「コンピレーションアルバム」
を聴くみたいな感覚でよろしいんじゃないかと。

ちなみに、3月22日(日)まで、
岩手県立美術館で開催中です。
一般入場料は500円。
月曜休館で、10:00~19:00です。

その後、善子と談笑していたら、
学芸員のYさんとお話する機会があり、
「日本美術の展覧会をするときは、
日本美術応援団(赤瀬川原平と山下裕二のユニット?)
をトークショーに呼んでほしい」とか、
「企画展で明和電機を呼んでほしい」とか、
「仏像が来る時はみうらじゅんのトークショーを」とか、
かなりむちゃ企画を投げかけてきた。

いや、日本美術応援団のトークくらいなら、
実現性ありそうじゃない?
賛同する方はぜひとも、美術館に赴いて、
アンケートに書いてきてください。
「お客様のご要望」が多ければ、もしかして?
山下裕二のギャラリートークなら、
ちょっと行きますことよ、ねぇ、オクサン。

あ、ちなみに「日本美術応援団」てのは、
こんな本です。↓

http://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480039255/

そんなしゃべくり倒しのテンションで、
午後からバイトに向かったら、
なんだか今日は、やたらとテンション高い仕事をしていた。
ただの事務補助だったのに。

2009年3月1日日曜日

特美と芸美とイワブチ君と

盛岡大学文学部の美術ゼミナール生の
卒業制作展(県水産会館5階)、

岩手大学教育学部の芸美の
卒業制作展(県民会館展示室)、

岩手大学の芸美の大学院生の
修了制作展(旧石井県令邸)の、
3つの卒業制作展をはしごして見て歩く。

岩手大学の芸美(昔は特美)の卒業制作展は、
中学か高校時代に、当時上田公民館でやっていた頃から、
途中、見てない時代も何年かはあるものの、
もうかれこれ20年以上は見てきているような気がする。

私自身は全く美術の門外漢で、
高校時代の選択科目は書道の方だったし、
専門的に美術を学んだりしたこともないので、
いわゆる「美術作品の見方」というようなものは、
全くわからないのであるが、
なまじ、卒業生よかずっと作品展には
足を運んでいるんじゃないかと最近よく思う。

まだ知り合った頃は特美の大学1、2年生くらいで、
近所のスーパーでバイトしていた直也くんが、
今や多忙な高校の美術教師で、
教え子が何人も大会で大きな賞を獲り、
岩大の芸美に在学中だったりもしている
なんて話を聞くともう、
ちょっと遠い目になってしまう。

県民会館の展示ホールを出て、
濱さんの修了制作展に向かおうと
ロビーを歩いていたら、
「さわのさん!」
と、青年から声をかけられた。


なんと目の前には、岩渕くんが!!


今は東京で助監督などの仕事をしているイワブチ君は、
直也くんと安曇くんの特美の同期で、
大学在学中に、盛岡自主制作映画祭
「MOVIN3」を立ち上げた、初代代表の男のコである。
7、8年くらい前かな?
かなりの動員数を誇った、
多くの盛岡市民を巻き込んだ熱いイベントだったが、
2、3年前に惜しまれつつ終了した。

その最後の映画祭代表が、
今年の芸美の卒業制作展にも出品していた、
田中健太朗くんである。
(最近、岩手日報でも記事になってましたね)

3代目くらいの代表には、
昨年から今年にかけて
岩手で一躍時の人になった、
東京藝大大学院で映画を学ぶ十文字さん
(日報の新春学芸インタビューにまで出るとはね!)
なども在籍し、活躍している。
そんなすごい、学生主体の映画祭があった。

いやぁ、それにしても、
まさかイワブチ君にバッタリ会えるとは!

ちなみに、イワブチ君の卒業制作作品は、
盛岡のホームレスを体当たり取材した
なにげに物議を醸していたらしい
ドキュメンタリー作品であった。

こうしてみると私、盛岡人の定点観測してる感じがするなぁ。

岩手大学の特美・芸美というのは、
ちょっと、独特の人材を輩出する
面白い学生さんたちのいる学科です。
正式名称は、
岩手大学教育学部芸術文化課程、かな。
(もっと長い名前だったような気もする・・・)
昔は教育学部特設美術科って言ってました。

ちなみに、「モノ・オペラ 声」の
舞台美術を手伝ってもらった
濱さんの作品が見られる岩大芸美の大学院生の
修了制作展は、3月15日(日)まで、
旧石井県令邸(盛岡市清水町7-51)で開催中です。

そして、直也くんが代表を務める「つくる展」という、
芸美の卒業生・在学生有志が開催する美術展が、
3月13日(金)~3月18日(水)まで、
岩手県民会館展示ホールで行われます。
月曜休館で10:00~19:00です。
「モノ・オペラ 声」でお世話になった
濱さんや黒澤さんも出品する予定なはず、です。

なんか、年度末、美術関係がパワー炸裂ですね。

あぁ、それにしても、イワブチ君に会うなんて!