2008年8月30日土曜日

結局・・・

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やっぱ、30日放映でした。すみませーん!!
そして私はこの日、バイトしてて
テレビが見れませんでした。あぁ・・・。

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先日のブログにも書きました、
やす子の「南部よしゃれ全国大会」一般・唄の部最優秀賞の、
IBCテレビでの放映の件なんですが、
スミマセン、テレビCMで、

30日

って、言ってたような気が・・・。
(ちゃんと見てなかったんで定かじゃないんですが。
「あ、やす子映ってる!」と、思ってる間に終わっちゃった)
地元在住の、テレビ見ようと思ってた方、
非常に申し訳ないですが、
当日の新聞のテレビ欄、キッチリ確認よろしくお願いいたします・・・。

つーか、本人とかIBCの江幡さんとか、
確認する気になればいくらでもできるだろうに、私。
アバウトでものぐさな性格で非常にご迷惑をおかけしております・・・。

2008年8月28日木曜日

センチメンタル・ジャーニー

誕生日なのである。

さわのはまだ36だから~♪

と、いうことで、今日は「いわて銀河鉄道」(IGR)の企画切符
「バースデーパス」を利用してみた。

なにかにさそわれて~ あなたにさらわれて~
センチメンタル・ジャーニー ♪
なのである。

ちなみにこの「バースデーパス」。
盛岡-目時間のIGRが、
誕生日当日、500円で乗り放題
(同伴者3人までも500円)という、
衝撃的にお得なフリーパス。

たとえば、通常、いわて沼宮内駅まで片道900円、
二戸駅まで片道2030円、
青森県境(ここから青い森鉄道に変わる)の、
目時駅までだと片道2300円。

これがなんと、乗り降り自由でこの日は500円!

IGRホームページによると、開業5周年記念で、
11月30日まで(購入は11月29日まで)のようです。
興味のある方は下記のIGRホームページをどうぞ。

そして、これから11月30日までに誕生日を迎える方、
ぜひ私と500円で、IGR沿線を旅してみませんか?
(つーか、同伴者として500円で一緒に旅させてください)

※いわて銀河鉄道のサイトはこちら ↓
http://www.igr.jp/

さて、そんな誕生日ツアーを密かに募っていたところ、
参戦となった、今日私のお供をしていただくのは、
年下のヒトヅマ・ミニコミ誌「てくり」スタッフの高橋さん。
てくりさんのブログをふだん書かれている方です。

なぜか最近の旅行はみな、いつも違う
幸せなヒトヅマとの二人旅の多いさわのである。
これからは、私のことは盛岡のドン・ファンと呼んでください。
いやその前に、この幸せオーラを浴びとけ、浴びとけ、私。

そんなわけでせっかくなので、やはりなるべくお得に
遠いところまでいきたい。
金田一温泉、二戸、一戸、奥中山高原・・・

まあ、この中では二戸がそこそこ見るところが多いでしょう。
ここまでで2030円。往復4060円。
うひゃー。これが500円で!?

時間が余ったら、一戸駅で降りて、イチノベパンの直売所とか?
奥中山高原はやっぱ、そっからバス移動必須で、
駅前にはふらっと見るようなとこはないかなぁ。
そんな感じで二人で二戸情報を集めていざ、
10:10に盛岡駅発で向かったのだが、


そのまま二戸に、18:23まで滞在しちゃいました。


二戸満喫です。
満喫過ぎます。

馬仙渓、男神岩・女神岩、大崩崖(みな、道路からの見学ね)
なにゃーと(観光プラザと展望タワー)で雑穀ソフト、
つぶっこまんま(雑穀料理のおいしいお店)で昼食、
シビックセンター(福田繁雄、田中館愛橘の記念館)、
丹市パン(盛岡でいうところの福田パンみたいなパン屋さん)、
愛宕の清水と周辺のお店探訪

・・・って、重要観光地・九戸城跡行ってないじゃん!
ていうくらい満喫です。
(かなり歩き倒しましたが、それでも時間が足りなくて、
タイムアウトになってしまいました)

それはまあ、私たち二人が基本的に
「どんな場所でも楽しむことには自信がある」
という性格によるところも大きいのと、
(私たち二人は「田舎のスーパーのチェック」ですら面白がる)
最近、岩泉だ石神の丘だ雫石だ
というようなところばかり行っているので、感覚的に、

二戸、都会じゃん。

という感覚に陥ってしまっている最近の私の
それはそれでどうかと思う状況のせいも大きいのだが、
まあでも、往復4060円の交通費を、
「二戸テーマパーク入場料」と考えるとちとお高い気もするが、
「入場料500円のテーマパーク」と考えると
ものすごくお得感満載だ。

ほかにもIGRでは、なにゃーと市(7、20日に行われる二戸の市)
にあわせたセット券とか、
フェザンの買い物券付のセット券とかいろいろ
かなり交通費が安くなる券があるみたいなので、
機会があれば、皆さんも行ってみてください。
はっきりいって、私たちはまだ行き足りてません。

まあさすがに、往復4060円
とかって考えちゃうと高いんだけどね。
でも、お得なセット券使ってであればまた行きたい。
ちょっと気になる、なにゃーと市。

ちなみに、盛岡でいろいろ集めた二戸とその周辺情報、
(高価そうな観光パンフやネット情報)より、
駅に着いてからさりげなく置いてある地味パンフの方が、
よっぽど歩くのには役に立ちました。

ビバ! 地元情報!

で、帰ってきてからは金宝堂で、
感劇地図編集委員の前川さんと合流して、
3人で夕飯を食べた後、
前川さんと2人で、マスコミ試写会
(感劇地図編集委員名義で)の、
『パコと魔法の絵本』
という映画を観てきました。

あぁ、なんてゴージャスな誕生日なのかしら。
(つーか次の日、体力的にけっこうキツかった)

ちなみにこの「パコ~」は元々は芝居が原作で、
後藤ひろひとの『MIDSUMER CAROL~ガマ王子VSザリガニ魔人~』
(つくづく、ふざけたタイトルだ・・・)
という舞台の映画化です。

実は私、この頃ほとんど映画を観てなくて、
思い起こせば最近映画館で
『めがね』『かもめ食堂』『西の魔女が死んだ』
くらいしか見てなくない?
あー、とうとう『マジックアワー』映画館で見逃しちゃったー!
ぽにょもまだ行けてないんだよなー
なくらい映画情報に疎いのですが、


しらないうちに、邦画がとんでもないことになってました。


ちなみに監督は『下妻物語』や
『嫌われ松子の一生』の中島哲也監督です。
(と書くと、「あぁ、なるほど・・・」と思う人も多いのかもしれない)

いやー、全然なんの知識もなく、
これといった期待もなく(←スミマセンっ!)
タイトルを見ただけの段階では、
新作のディ○ニー映画かなんかと思い、
その後、テレビで流れるCMを見つつ、
「んー、普段ならまず見ないタイプの邦画だな」
とか思ってすらいて(←ほんとスミマセンっっ)、
でもまあ、後藤ひろひとの芝居原作は気になるな・・・
くらいの興味で観にいったのですが、

想定外の面白さでした。

いやー、やっぱ食わず嫌いはいかんですよねー。
そしてやはり、阿部サダヲは必見です。
子供と一緒に楽しめるエンタテインメント作品って感じでした。
てなわけでなんか、わけがわからないながら
とても充実して楽しい誕生日でした。

なんか全然センチメンタルなジャーニーじゃなかったなぁ。

2008年8月25日月曜日

言っときますけど私、テツでもなければアニヲタでもないっすから!

こんな情報を入手しました。

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ジブリの絵職人 男鹿和雄展

会期:平成20年9月20日(土曜日)~11月4日(火曜日)
    午前9時~午後5時(入館は午後4時30分まで)
    ※会期中無休

会場:仙北市立角館町平福記念美術館
    (秋田県仙北市角館町表町上丁4-4
     電話:017-54-3888)

入館料:一般 700円(前売り・団体割引料金 600円)
      高校生 500円(前売り・団体割引料金 400円)
     小学生・中学生 200円 ※団体は20名様以上

※秋田県仙北市のイベントガイドによる詳細はこちら ↓

http://www.city.semboku.akita.jp/event/event.php?id=130

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「となりのトトロ」とか「もののけ姫」とかの、
背景の自然を描いている人の美術展だそうです。

昨年、東京都現代美術館の企画展チラシを見て、
ものすごく行きたかったのですが、
なにぶん、失業中の身。
断腸の思いであきらめていたら、
どうやら現在、全国の美術館の企画展巡回中らしいです。

岩手には来ないみたいですが、これ、角館! 近い!!
(秋田の出身の方のようです)
あぁ、去年東京までわざわざ行かなくてよかった・・・。

でも、どうにか田沢湖線を乗り継いで
片道1000円ちょいで、行けないものかと足掻いてみたのですが、
そこはさすが、どうやっても「新幹線こまち」で
行かねばならぬというようなダイヤに組まれていた。
(往復で5000円強くらい)。

で、こまちでの盛岡-角館間は、
あっという間過ぎて
ちょっと物足りないんですよねー(40分くらい?)。

あ。
だから、テツじゃないってば。

うーむ、盛岡-角館間の長距離バスないかな・・・。

もちろん、車の助手席に乗せてくれるという
殿方がいらっしゃるというなら、
それはそれで乗ってあげないこともなくってよ。
(すいませんすいません。言い過ぎました)

角館駅からは徒歩25分くらいということのようですが、
この美術館に行ったことのある人の話によると、
会場までは、有名な武家屋敷を通っていくので、
観光しながら歩いているうちに着くので、
そんな長い距離という感じではないそうです。

どうもね、「盛岡-気仙沼ツアー」は、
岩泉線に比べて友人知人の食いつきが悪いので、
先に「さわのと行く、男鹿和雄展と角館ツアー」を募集しようかな。
(お。急に旅行っぽくなってきたぞ)

この「気仙沼ツアー」の人気の薄さを推理してみたのですが、
概ね、こんなところでしょうか。

(1)やっぱ、岩泉線は別格でちょっと乗っときたい
(2)東北本線の車窓はつまらない
(3)気仙沼でグルメって・・・フカヒレ? ちょっと高ぇ・・・
   (いやまぁ、この辺の企画は大船渡で旬のさんまでもいいんだけど)

こちらの企画も、今度は土日祝でホリデーパス使用2200円で、
継続して募集中です。(大船渡でさんまツアーでも可)
なんか今年は県北ばっか行ってて、県南にあまり縁がないなぁ。

あ、花巻市東和の萬記念美術館では、
同時期くらいにタツノコプロの原画展らしいです。

だからぁ、アニヲタじゃないってばぁ。

2008年8月20日水曜日

かーるさん来盛

岩泉線一日で往復 炎の弾丸ツアーは
20:44に盛岡駅着で、無事終了。
普通は、ここで疲れて家に帰るところでしょうが、

ここから、飲み会に合流しました。

いや~、久しぶりだな、こんなハードスケジュール。
しかも、明日は朝からバイト。
しかも、てくりの木村さんご所望(&自分用)の、
岩泉のK商店の味噌2キロ持ったまま、
盛岡駅から、肴町まで徒歩移動。

実は、架空の劇団のくらもちさんの、
劇団かっぱ時代の友人であるかーるさんが、
学会(研修会?)で、神戸から来てるので、
今日、一緒に飲む予定だと先日聞いたので、
それは是非とも混ざりたいと!

かーるさんを始め、くらもちさんの同期のかっぱOBである
東條さん(今や、世界をまたにかける大阪府立大准教授)とか
影武者所長さん(東北ブログランキング一位)とかは、
私が高校に入ったのと同時に、大学を卒業して
岩手を出られているので、
実際のところ、直接お会いしてるのは数えるほど、
という方々ばかりなのだが、

かーるさんは、卒業後に企業に入った後、
思うところがあり(たぶん)、仕事をやめ
岩手大の人文社会学部に戻ってきて勉強し、
その後、甲南大の大学院に進んでいる。

その、短い岩手滞在(一年かな?)時に、
架空の劇団でお世話になったのがかーるさんである。
もう15年以上前だ。
(高校3年か、浪人時代あたり)

やたらと圏外になる(山田線だからね)ケータイのメールで、
20:44に盛岡に着くけどまだ間に合うかと連絡すると、
ぴょんぴょん舎で食事が終わったから、
改札に迎えに行くよとのこと。

「きゃーーーー!!! かーるさん!!」
と、改札で騒ぎつつ、
新婚かーるさんの奥さんへの挨拶もそこそこに、
なぜか、岩泉の味噌と岩泉線を熱く語る。

で、そこから、なぜか肴町まで移動。

実は、当時くらもちさんとかーるさんと、
劇団・風紀委員会の徳田さん(劇団かっぱの後輩)の3人が、
同じアパートに一緒に暮らしていたのである。

その徳田さんにも会いたいということで、
肴町の風のスタジオで公演稽古(仕込み)中の
徳田さんを迎えに行くことに。

かーるさん、くらもちさん、ゆきさん(劇団かっぱ同期)、
浄さん(その後、架空の劇団に入団)、
徳田さん(劇団かっぱのかーるさんたちの4年後輩)、
かーるさんの奥さん、
さわの(高校時代、架空の劇団に一時期在籍)

の、7人で大吉で飲む。
次から次へと繰り広げられる大学時代の思い出とかが、
すごく面白くて、なんか関係ないのに
好意でクラス会に混ぜてもらったような感じでもあった。

が、会話の端々でわかる、
下ネタと人の不幸と噂話が大好きで、
セクハラ発言魔人のくらもちさんが、
かーるさんの親友ってのは、ツマとして不安じゃないだろうか。
同じ女性として、そこんとこが気になる。

さわの 「(奥さんに)なんか、かーるさんの知らなかった一面を見て
     心配になりませんか?
     『あー、こういう友達のいる一面が・・・』みたいな」
徳田  「いや、くらもちさん(みたいな性格)が2人いたら大変だよ?
      いいんだよ、こういう正反対の性格同士だから合うんだよ。
      割れ鍋にとじ蓋みたいな?」

と、いう私たちの会話で、かーるさんを知らない人は、
かーるさんの人柄と人徳度を想像してください。
そんなかーるさんの笑顔は、当時と全然変わってませんでした。
とても懐かしい夜でした。

やっぱり私、鉄子かもしれない・・・

先日、ブログ内で募集をかけた(?)岩泉線ツアー(↓参照)に、
http://morioka-zsk.blogspot.com/2008_07_01_archive.html#7599300152052448581

東海林(妻)こと、千秋さんが参戦を表明。
千秋さんと私のスケジュール調整をし、20日決行とした。

せっかくなので、こういうしょうもない面白そうなことが
好きそうな人にもご案内メールでいくつかお声をかけたが、
残念ながら、平日丸一日ということもあり、
追加参戦はなかったものの、
「ナニやってんの」っていうような返信はなく、

「都合が合えばやりたいのに・・・!」
という返信はいくつか来ていた。
さすが、私のチョイスした送信相手のミナサマである。

と、いうことで、まだまだ企画があります。
8月末までに(丸一日岩手県内JR普通列車乗り放題で
2200円という、ホリデーパスが平日も使えるのが8月末まで)
是非とも決行したいのが、


盛岡-気仙沼 日帰り往復
岩手県南・宮城県北と、
ガソリン高騰に喘ぐ漁師さんを
勝手に応援キャンペーン
“たまには魚介グルメも楽しみたいぞ 炎の弾丸ツアー”


盛岡-一関間は東北本線、
一関-気仙沼間は大船渡線です。
これだけの距離往復でも2200円です。
実は、岩泉線ツアーよりスケジュール組みに余裕があります。
(まだちゃんとは調べてないけど、
おそらく岩泉線より大変なものはないだろう)

なお、このパスのフリーエリアは、
東大館、岩泉、宮古、釜石、盛、南気仙沼、花泉、ほっとゆだ
なんてところまで網羅してます。
場所によっては片道でモトがとれるので、
2枚買って一泊してもそこそこお得です。
気になる人は、自力で調べてみてください。
つーか、盛岡駅にたくさんちらしが置いてあります。

ああ、もちろん、8月末以降も土日祝には使えます。
単に私が、混雑がイヤなので平日使える期間に行きたいから
こんな無謀な時期設定になってるだけで。


以上、ちょっと鉄子情報でした。


ああ、ここまででだいぶ長くなってしまった。
と、いうことで「雨天順延」予定だったのだが、
だんだん気分が盛り上がってきてしまったため、
多少の雨でも、「運休」にさえならなかったら
(↑ 山田線はこれが怖い)行くことに決め、
(途中で運休になったら、帰りはヒッチハイク覚悟で)
当日午前中の大雨にドキドキしつつ、いざ、盛岡駅へ。

そしたら、午後から快晴!

列車の窓から見える青空!
東海林ダンナさまが、「さわのマジック」とおっしゃってたらしいが、
どっちかっつーと、「千秋マジック」だよなぁ、と、
行く先々でご年配テツな方々に
ナンパ(?)されてる千秋さんを見て思うさわの。

それにしても、想像以上にテツ(鉄道マニア)が多い。

岩泉線なんて想像以上にけっこう座席は埋まってたけど、
あれ、8割方テツだったんじゃないか。
いや、茂市駅までの山田線もかなりテツ密度高し。
なんかこう、車窓を気もそぞろに真剣に見てる感じが、
絶対、地元民じゃない。

しかし、度を越して真剣に「電車でGO!」な感じで、
列車の最前の窓を占拠している数人の、
全然テツっぽい風体じゃない(ビジネススーツ)
年配おじさまご一行が気になる。
(私たちは2両目に乗ってた)

千秋さんと「宮古まで出張?」「だったら車で行くでしょ」
「いや、実はテツで、出張にかこつけて列車移動にしたとか」
と、ボソボソ(でも声のでかい私たち)言っていたら、
後ろに座っていた、青春18切符で東京から
夫婦で旅行してるというおじさんが解説してくれた。
(車掌さんに訊いたらしい)

どうやらあの「電車でGO!グループ」は、
JR支社長と駅長と、おつきの社員の視察!
(腕に腕章付けてた)

でかい地震もあったしねぇ。
大雨も降るしねぇ。
そうですか、視察ですか。
全員、一切座席に座らず、
ずっと立ちっぱなしで「電車でGO!」でした。
(私たちは茂市駅で降りましたが、たぶん宮古駅までずっと)

と、その時、列車が緊急停止。

きゃー、なになに!
いやーん、私たちってつくづくネタを呼ぶ女!

どうやら線路に小石が落ちてて、
緊急停止の作動をしたらしい。
特に大きな衝撃もなく、
「なんか、列車止まったな」な感じだったので、
そんなに心配はなかったのだが、
予定では茂市駅から岩泉線に乗り換え時間が数分しかない。

あー、岩泉線に間に合わなかったら宮古まで行って、
ウミネコにパンあげて帰ってきますかー、
なんて話をしていたら、
車掌さんが全員に、今日の行き先を尋ねて回っている。

そして、乗り継ぎのある駅に連絡をして、
列車に待ってもらうよう、連絡しましたとのこと。
アナウンスもこまめに流れて、丁寧な説明だったし、
「お客さまにお怪我はありませんでしたか」的な
アナウンスもあったりして、
いやー、なんか丁寧だなーといたく感心していたのだが、
そういや、よくよく考えてみればこれって、

支社長視察マジック?(←マジックじゃないだろう)

いやまあ、人の好意は素直に受けましょう。
ありがとう、山田線の車掌さんと運転手さん。
とてもキモチよく山田線を満喫できました。

そして、岩泉線からはやや小降りの雨。
想定外で、霧にむせぶ山並みの美しさを満喫。
いやー、雨天順延にしなくてよかった。

『鉄子の旅』でおなじみの「押角駅」も体験。
マンガではやたらとその山っぷり、何も無さっぷりを
強調していたが、
これくらいだったら、岩手じゃ当たり前っすよ。
通り過ぎてきた浅岸や大志田のあたりもこうだったし。
作者のキクチさんはやたらと飽きていたが、
私はこういう景色は全然飽きないなぁ。

いやあ、行く前は、人生に一度の体験でいいと思ってたけど、
なんかまた予定たてようかなぁ。
でも、できれば明るいうちに
盛岡に帰れるダイヤを組んで欲しいなぁ。
帰りが、全くの地下鉄状態だし。

盛岡に帰ってきて、列車の窓から見える、
煌々と明かりの灯るアイーナの建物をみて、
「都会だ! 都会だ!」
と、騒ぐ私たち。

いやいやいや、むしろ普段ここの住人ですから!

2008年8月13日水曜日

お盆もオリンピックもあまり関係なく

10日に、「岩手演劇通信 感劇地図」の発送作業をしたのだが、
11日に、なにげに目を通していたら、
執筆者の名前の間違い発見!!!
何!? どうして?! どこでこうしてこうなって???!!!

ってまあ、初歩的な入力ミスと校正チェックミスなんですけどね。
本当にどうも申し訳ありませんでした。

これだから発行モノってのは大変ですよ。
でまあ、昨日から感劇地図編集委員内でメールの嵐。

訂正シールを浄さんに作成してもらい、
館内の配架を一時止めてもらい、
もりげきのH部さんにはメール便発送を戻していただき、
シール貼りできる人間が
(お盆の帰省時期でこれまた人がいない)
時間を見つけてもりげきに集い、黙々とシール貼り作業。

その数、1500弱。
(訂正前のを手にしちゃった方々スミマセン。でも、ある意味貴重)。

今日は15時から18時半過ぎまで、
このシール貼り作業をもりげきの空いてる部屋を
お借りして黙々と行った後、

友人F嬢の帰省祝い&
やす子の「南部よしゃれ全国大会」一般の部優勝祝い飲み会開催。
byステラモンテ。

相変わらず、30代女5人衆(中学の同窓)、
しょうもない話で飲み食いする。

ふつう、これくらいの歳の女が5人も揃って酒を飲めば、
だいたいは、いわゆる「コイバナ」とか、
男の話とか、ねちっこい下ネタとか、
微笑みの下での、水面下でのドロドロした
心理かけひきやなんかのイメージですが、
そんな男性陣の妄想を一掃するかのように、

友人F嬢とやす子はずっと、
「芸能人ヅラ疑惑」
を熱くチェックし合っているのであった。

そして私は、ピアニスト善子に、
「ブログ読んだよ! ひどーい! びみしんぼとかさー!」
と、責められていた。

さわの 「だって、あのパンフはしみじみ驚くよね」
やす子 「さわのと二人で
      『これ、お父さんに添削してもらったんじゃないの?』
      って、いってたんだもんね」
さわの 「『善子がこんなにいっぱい難しいこと書いてる』とかさ、
      あー、もう、あのパンフ、今日持って来ればよかったなー。
      (友人F嬢とS嬢に)あれ読めば絶対、
      善子の成長に感慨深いから!」

この容赦ない言いっぷりが、中学の同窓の特徴である。

それにしても、どうしてみんなあんなに
芸能人のヅラチェックに詳しいんだ。
ていうか、そんなにみんな普段、テレビを凝視してるのか。

********************

上にも書きましたが、「動物哀歌」公演で民謡で出演してもらった、
吉田やす子が、10日(日)に雫石町野菊ホールで行われた、
南部よしゃれ全国大会 一般・唄の部最優秀賞を受賞しました。
大会の様子は、9月4日15:30よりIBCテレビで放映されるそうです。
ラジオでは、IBCラジオで9月5日の18:10分からだそうです。
(IBCニュースエコーのサイトより)

↑ この放映時間、違うかもしれません!
   テレビCMで30日って言ってたような気がする・・・。
   スミマセン!
   地元の方は当日の新聞のテレビ欄で確認ください~(汗)。
   (8月27日 沢野記)

そして同じく、「動物哀歌」で構成・演出・出演で大変お世話になった、
青森のハタサワさんが、
一昨年まで顧問としてかかわっていた(現在は弘前の高校に異動)
県立青森中央高校演劇部に昨年書き下ろした作品『河童』が、
同じく10日に、群馬県で行われた高校演劇の全国大会で
最優秀賞を受賞しました。
(こちらの舞台は昨年12月に盛岡公演があり、
もりげき八時の芝居小屋 県外劇団紹介枠として上演されました)

高校演劇の全国大会で最優秀賞になるってのが、
どんだけすごいことかってのは、岩手の演劇部経験者なら
ものすごくよくわかっていただけると思いますが、
そんな最優秀賞を2回もとってるだけでなく、
全国大会出場常連なハタサワさんでございます。

お二人とも、おめでとうございます!

********************

2008年8月10日日曜日

一応、世を忍ぶ日々

バイト先で、先日の
「八幡平頂上に行けなくて石神の丘に行った話」
とかを面白おかしく話していたら、
スタッフのIさんに言われた。

「おもしろーい!!
本とかブログとか書けばいいのにー!!」

・・・うん。
実はもう、ここに書いてるんだよね。
と、ココロの中でこっそり思った。

まだ、素性はバレてないらしい。
(でも、「・・・さわのさんって、何者なんですか?」
とは言われる)

2008年8月7日木曜日

こ(いずみさん、)い(わてで)話(す)。

今日、赤塚不二夫の告別式で弔辞を読んでいたタモリが、
「私も、あなたの数多くある作品の中のひとつです」
と、言っていたのが、とても深く心に残った。

********************

さて、今日は
小泉誠トークライブ in 盛岡
「地方とデザイン」
(主催:(有)岩井沢工務所)
というのを聴いてきた。

小泉誠さんというデザイナーのお名前は、
岩井沢工務所さんやHolzさんのブログでは
目にしていたものの特に深い知識はなく、
今日のイベントも、
他の出演者が知ってる人ばっかりだったので、
そっちの方が興味があって(スミマセン)、
ほんとに軽いキモチで(まったくもってスミマセン)、
cartaさんを通して予約をお願いした。

そうしたらコレ、
ほぼ初日の電話予約で完売だったらしいですね!
(入場定員40名限定)

ほんと、スミマセン! こんなのが予約しちゃってました!!
うらやましい。初日完売なんて、
そんなイベントのプロデュースをしてみたい・・・・・。

でもって、ほんとすごいデザイナーさんなんですねぇ。
話はとにかくいろいろ興味深かったんですが、
その話は、他の行った方のブログなどで
たぶん語られると思うのでそちらへお任せするとして
他の話を。

私はふだん、ワークショップとかよりも実は、
講演会とかトークショーとか、
ただただ話を聴くだけ、ってのが結構好きで、
糸井さんの「ほぼ日」のサイトが好きなのも、
もしかしたらこの、

「その道のすごい人の話を聴く」

という企画が主軸のひとつにあるから
なのではないかと思っている。
面白いもんねぇ、ホンモノの人の話は。

で、そういう需要ってもっとあるんじゃないかなぁと、
今回、このトークライブを聴きに行って思った。

200人だ300人だ、1000人だ2000人だ
って人を集めるんじゃなく、
今日みたいに、40人限定、
1ドリンクとお菓子付で1000円。
なかなかいい感じである。

でまた、会場の岩井沢工務所さん
(最近改築してすごくキレイ)が、
造りが品のいいギャラリーみたいで、
(事務机とかはどっかに片付けてて、
まったくのミニホール状)
ほかのイベントにも色々応用が利きそうである。

でも、周辺が普通の住宅街とお店なので、
音楽ライブとか演劇とかは、周辺に迷惑かな、
やっぱ、こういうトークライブ向きかな。という感じ。

まあ、私もこんなブログやってて
こういう事いうのもなんなんですが、

今、みんな自分が語りたい時代で、
ブログが花盛り(?)だったりとか、
自分を表現するとか、ディスカッションの勉強とか、
ディベートに強い人が勝つとか、
なんかそういう時代だったりもするんだけど、

「人の話に耳を傾ける文化」

って、とてもこの先大事なことのような気がします。
ふだん自分と違う考え方とか、
暮らし方をしている人の言葉に興味を持つとか。

私もこういう機会でもないと、
一流の家具デザイナーさんの仕事とか考え方とかって、
ふだん接する機会もないし。

演劇関係の人のポストパフォーマンストークとかは、
普通の人よりは聴いてる方だとは思うんだけど、
それだけだと、世界が狭くなっちゃいますからね。

で、そういう需要って、実はすごくあるんじゃないかなぁ?
そして、ふだんそれぞれ
バラバラな出来事(だと思われている事)が、
いろいろともっとどこかで
ほんとは繋がってるんじゃないかなぁ。
というようなことをモザイクみたいに考えた夜でした。

********************

小泉誠トークライブ in 盛岡 「地方とデザイン」

×Holz Furniture and interior 平山貴士
×喫茶 carta 加賀谷真二
×(有)岩井沢工務所 岩井沢賢一

日時:2008.8.7/start18:30
会場:(有)岩井沢工務所 事務所
    (盛岡市本町通1-15-29)
参加費:1000円(1drink付)

主催:岩井沢工務所

※小泉誠さんのサイトはこちら ↓

http://www.koizumi-studio.jp/studio_home.html

※岩井沢工務所さんのブログはこちら ↓

http://iwaizawa.exblog.jp/

********************

2008年8月5日火曜日

恋人の聖地は山あり谷あり

「そうだ、八幡平頂上に行こう」

と、まるでJR東海で、
京都に行くようなコピーが昨日、私の頭をよぎった。
今日はいい天気である。

10年近く前に、親子3人でバスで
八幡平頂上まで旅行したことがあるのだが、
そんな大そうなもんじゃなかったし、
料金もそんな高くなかったような気がする。
(片道1300円くらい?)

バスに揺られて景色をのんびり見るだけで、
別にそこから登山だトレッキングだってんじゃなく、
またバスに乗って盛岡まで帰ってくるだけである。
片道2時間もありゃあ、充分なんじゃないか?

と考え、水筒に熱いお茶、タオル、
途中で福田パンとチョコレート購入、
あと、もしかしたら寒いかもってなことで上着を持って
お気楽な気持ちで、昼過ぎに駅で訊いてみた。


「今から八幡平頂上に行くバスありますか?」
「ありません」


取り付く島もなく、
木で鼻をくくったような物言いのおばさんに、
内心ちょっとキレかける。

たしかにさー、そうだったのかもしんないけどさー、
ほかに言い方ってもんがあるんじゃないわけぇ?
サービス業として、盛岡の玄関口としてどーよ、それ。

しかし、喧嘩と議論とクレームが大の苦手なタイプの、
盛岡生まれ盛岡育ち、おまけに一人っ子の3重苦。

さっさとその場を離れ、
「今日一日、バスになんか乗ってやんないんだもんねー」
と、意味のない反抗を胸に、
電車でどっか別のところにいくことに決めた。

たしか今、はまさんが石神の丘美術館での企画展によばれ、
数人で作品展をしているはずである。
うっかりしてると行きそびれかねないので、
今のうちに行っておこう!

と、いうことで、いわて銀河鉄道で「いわて沼宮内駅」へ。

というものの、本当は石神の丘、
今年からどうも行きづらかったのである。
なぜかというと、今年の4月に石神の丘美術館は、

「恋人の聖地」

に、認定されたのである。
(NPO法人地域活性化支援センター認定。岩手県初)
恋人と一緒じゃないと行きづらいじゃないっすか。
かといって、私に恋人ができるまで待っていたら、
はまさんの展示が終わってしまう(当たり前だ)。
背に腹はかえられない(?)。

それにしても、今日は暑い。
いわて沼宮内駅から、徒歩で石神の丘美術館に着き、
しばしクーラー休憩。

企画展示室を見た後、
久しぶりに屋外展示場も見るか!
はまさんの作品もあるみたいだし。
と、外に出た途端、


そこに、はまさんがいた。


さわの 「あれ、今日いたの?!」
はま  「こないだの雨で、絵の具が落ちちゃって直してたんです~」
さわの 「なんだー! 知らないでさっきまでずっと中で涼んでたよ!」

いくら展示中の作家だからといって、
毎日会場に常駐しているわけではない。
しかも今日は平日。
展示中の作家に会えるなんて、そうそうあることではない。

はま  「さわのさん、早いですねー!!(8月2日からの会期)」
さわの 「・・・いや、今日来る予定じゃなかったんだけどね・・・」

ありがとう、無愛想なバス乗車券売り場のおばさん。
上記のクレームは読まなかったことにしてください。

せっかく想定外で石神の丘に来たことだし、
美味しい地産地消レストランで
「春みどり(=岩手町特産キャベツ)ラーメン」
が食べたいからと、
(結局、「春みどり冷菜麺」というのを食べてきました)
作品の修復作業中のはまさんに福田パンを進呈し、

いざ、屋外展示場へ。

屋外展示場といっても、この石神の丘美術館、
ほとんど山登りといっていい広さとアップダウンである。
もちろん、各所に彫刻が点在しているのだが、
鬱蒼と茂る木々からセミの鳴き声が響き渡り、
「野草は持ち帰らないでください」
という看板が随所に。

美術にキョウミのない方には、
ラベンダー畑やブルーベリー畑の方が有名でしょうか。
岩手山や姫神山を眺望できるスポットもあり、
まさに「恋人の聖地」。
どうぞコイビトと遊びに行ってみてください。
(カップルで行くと入場料半額)

ただし、
「えー、靴が土で汚れるしぃ~」
「やだー、ムシ嫌いだしぃ~」
「つ~か~れ~たぁぁぁ~~~!!」
とかいうコイビトには向かないかもしれません。

美術館というよりも、山です。

かくいう私も、そんなつもりで
今日、外に出てこなかったもので、
汗だくになりながら、タオルを首に巻きつけ、

顔の周りを飛び回る小さい虫を手で払いながら、
「虫除けスプレーがほしい~!!」
「・・・あ、トンボだ! あ、キレイな蝶~♪」
という自分のキモチに自己矛盾を感じつつ、

前にこんなんあったっけ? と思いながら、
つい、ふらふらと「石神山頂上」という矢印を進みつつ、
なんで私は今、山登りしてんだ???
そんな・・・そんなつもりじゃなかったのにっ!!!
と、ヘロヘロになりながら場内制覇。
(バスで八幡平頂上に行くよりハードだった・・・)

とうとう、街なかの方にもあったはずの作品を
見て歩くまでは体力と時間が足りませんでした。
(私の体力では、ってことで、普通の人は大丈夫か?)
もう一回くらい行かないとなー。

ちなみに、郵便局内の展示とかは、
土日に行くと見れないらしいんで、
まあ、普通のオシゴトしてる人は難しいかもしれませんが、
全体を見る場合は平日がおすすめです。
美術館の方は会期中は無休です。

あ。あと、今時期は暑くて死にそうです。
天気のいい日、しかも風の気持ちいい日がベスト。
行くのはお盆過ぎてからの方が、いいんじゃないかなー。
雨の日だけは避けましょう。

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ISHIGAMI ART WALK part2
石神の丘 アートウォーク2008
「いわての現代美術と出会う、夏。」

板垣 崇志
宇田 義久
小畑 裕子
佐藤 一枝
濱 千尋
広野 じん

会期:2008.8.2~2008.9.23/9:00~17:00
会場:石神の丘美術館(岩手町五日市10-121-21)
入場料:一般300円

※詳細は下記のサイトまで ↓

http://museum.ishigami-iwate.jp/index.htm

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2008年8月3日日曜日

雑草畑でつかまえて 実践編

ついに、雑草料理に挑戦のときがきた。
手始めに、ツユクサ。

正午ちょい前に庭に出たのだが、
ツユクサの花は午前中で
ほとんどがしぼんでしまうとのことで見つからず、
手で摘める程度に柔らかい葉の先だけを
両手に軽くいっぱい程度摘み、茹でてみることに。

水に晒しがてら、ちょこっと齧ってみたのだが、
ざらざらしてちょっといがらっぽい。
水に晒す回数と時間を多くしてみる。
でも、気になる感じはちょっと拭えず、
おひたし向きではないなぁという感じだった。

もし、試してみたいという方は、
ほんとに柔らかい葉の先オンリーにこだわり、
茹で時間はキモチ長めに、
水に晒す回数と時間も多めに。
(↑ そこまでして食いたいか?という疑問には
この際無視させていただく。いいの、こういう企画なんだからっ)

なので、ちょっと食感がイマイチなこともあり、
やや細かめに刻み(とりたてて葉に味はない)、
冷蔵庫に残っていたソフトサラミも細かく刻んで、
ツユクサを凌ぐ量で混ぜあわせた上、
マヨネーズで和えてみた。

全然、野草を食す風流な感じがない。

昼にこれと、母の家庭菜園で採れた
ジャガイモを茹でて塩をつけて食べていたら、


「・・・・・戦時中?」


という言葉が脳裏をよぎった。

戦時中と違うのは、意外とこれは、
今の時代には贅沢な食生活かもしれない
(とれたて野菜と無農薬野草をシンプルに食す)
という、ライフスタイル思想における時代の変化。


ほんとか?

2008年8月1日金曜日

善子カンタービレ

滝沢善子音楽活動10周年記念コンサート vol.2
「2台のピアノによる『音のイマージュ』」

を聴きに、マリオス小ホールへ。
善子とはもう、幼稚園来の付き合いなのだが、
(一緒に遊ぶようになったのは、中学校くらいからだけど)
そんなころからの付き合いなもんだから、
いくら彼女が、

「ミュンヘン国立音大に入学」
「ケルン国立音大に移る」
「P.ヒンデミット財団、ムーゼ社主催による
オーディション等に合格」
「ヨーロッパ各地で演奏活動多数」
「現在、岩手大学教育学部音楽科非常勤講師」

なんていうクラクラするような経歴の持ち主であろうと、
私たち昔馴染みには、「元祖盛岡ののだめ」である。
彼女が、中学か高校のころ看板を見て、

「なーに、あれ、『びみしんぼ』って」

と、「美味しんぼ」の看板を指差したのは、
今でも私たちの間で語り継がれている素敵な思い出だ。

そして、今でも盛岡八幡宮の極寒の初詣には、
超薄着にタイトミニスカートと
ピンヒールの細い靴で現れるイカシた奴である。死ぬ気か。

そんな奴なので、善子のコンサートを聴きに行った、
私と吉田やす子(「動物哀歌」公演で民謡で出演してもらった、
こちらも凄いプロ民謡歌手です。そして同じく中学の同窓)
の二人は、渡されたパンフとプログラムノートを見つつ、

「・・・善子がこんなにいっぱい文字書いてる・・・」
「善子がこんな難しいこといっぱい書いてる・・・」
「『ご来場御礼のご挨拶とさせていただきます』なんて、ほんとに善子!?」
「お父さん(=音楽の先生)に添削してもらったんじゃ・・・」

などと、さんざん酷いことをいいながら
客席で善子の成長に感動する。
(前日までかかって徹夜で書いてたんだそうな)
こんな私たちの会話は教え子には聞かせられない。
ごめんね、善子。これまでいっぱい、

「指先に脳みそのある女」
とか、
「ピアノのイタコ」
とか言ってて。

文章のみならず、私たちはその演奏にも
いたく感動して帰ってきたことですよ。
「アーメンの幻想」(O.メシアン)すごかったなー・・・・・。

こんな凄い演奏されちゃったら、
どんなナマイキな教え子だってぐうの音もでないね、と、
やす子と語り合って帰ってきたのでありました。

そんな善子は、来年1月14日と15日に、
私がプロデューサーを務める
「もりげき八時の芝居小屋」の制作委員会プロデュース

オペラ「声」
(原作:ジャンコクトー/作曲:フランシス・プーランク)

で、ピアノを演奏してもらいます。
ふだん、クラシックに縁のないという方、
この機会にゼヒ、善子のイタコ姿をご堪能ください。
と、いうことでこちらもどうぞお楽しみにお待ちください。
そろそろ、こちらの準備にも取りかからねば!

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滝沢善子音楽活動10周年記念コンサート vol.2
「2台のピアノによる『音のイマージュ』」

ピアノ:滝沢善子、油井暁子

日時:2008.8.1 start19:00
会場:盛岡市民文化ホール・小ホール
料金:一般前売2000円(一般当日2500円)

Program

《1》D.ミョー
   2台のピアノのための組曲「スカラムーシュ」
《2》長谷川恭一
   a child is born
《3》O. メシアン
   アーメンの幻想

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