2010年4月29日木曜日

新たな盛岡観光資源

うちのブログでいつもおなじみ、
「てくり」の皆さんがこの度、
「てくりbooklet 1 盛岡の喫茶店」
という、てくりの別冊っぽい冊子を発刊されてます。
(詳細・注文は以下のサイトよりどうぞ ↓)
http://www.tekuri.net/

そんなわけで、数ヶ月前にちょこっと局地的に
うちでも盛り上がってたので、
盛岡絶賛系的連動として、
以下の過去ログを再度ご案内いたします。

このときに(勝手に)名前を出した喫茶店は、
殆ど今回の「てくりbooklet」に載ってるお店ですので、
この冊子片手に皆さんも「まちぶせ」喫茶店を
審議してみてください。

てゆーか、ここに載ってる全ての喫茶店が、
“盛岡「まちぶせ」認定喫茶店”てことで
もういいんじゃないっすかね?!
パーフェクトですよ、素晴らしい。


「まちぶせ」可能な喫茶店(2010.2.7)
http://morioka-zsk.blogspot.com/2010_02_01_archive.html#6885577326718297244

「まちぶせ」審議は続く(2010.2.19)
http://morioka-zsk.blogspot.com/2010_02_01_archive.html#7563543946293042812

「まちぶせ」喫茶店増殖中(2010.2.27)
http://morioka-zsk.blogspot.com/2010_02_01_archive.html#695760073363287384

歌の登場人物たち(2010.2.28)
http://morioka-zsk.blogspot.com/2010_02_01_archive.html#6909209993976687160


ちゅうことで、今日、「都市生活カタログ」の
公演チラシを置かせてもらいに、
六分儀さんに行ったんですが(今回、表紙になってる!)、
去り際にご主人に、

「みましたよ、てくり」

と、意味ありげな笑みと共に一言伝えると、
「いや~・・・はずかしいですね・・・!!」
というご主人の言葉と、常連さんらしい人の、
「えっ、新しいてくりに載ってんの?? 何?何?」
という言葉を背にして、
愉快犯のようにお店を後にしてきました。
(つか、コーヒー飲んで来いよ!
 ↑ 次の日はちゃんと客として行きました)

その後、cartaさんにも寄って話したんですが、
この、盛岡の喫茶店文化って、
すでにもう、観光資源ですよね。
私が観光客として、駅や観光施設で
この本売ってたら、買うと思うもの。
(昔、長野に旅行に行ったときは、
長野の小さな美術館巡りの本とか買ったし)

それにしてもcartaさん、お店でいつもいつも、
他の喫茶店の話題ばかりして
ほんと失礼な客でスミマセン!
なんていうんですか、これ人間関係でいえば、

「ショウって、意外とカッコいいよね?
マサキはさぁ、面白いんだけどさぁ、ちょっとビミョー?
ジュンはなんか子供っぽいとこあるしぃ~
アツコとトモエはカズがちょっと気になってるんだって。
・・・あ、違う違う。男として見てるとかぁ~
そーゆーんじゃなくてぇ。
あたしはぁ、サトシひとすじにきまってんじゃん。
も~おぉ~、それって考えすぎだゾ!」

ていう、うざい女と、言ってることは
変わらないじゃないですか。
(↑ 柳原加奈子風に読んでみましょう)

「こないだ六分儀に行った時に・・・」とか、
「パァクはちょっと気になってるんですよね」
なんて、面と向かってcartaさんに言ってる失礼な私。

深いお詫びの意味も含め、
5月2日と3日に行われるcartaさんのイベントを
ご紹介(サイトをご覧ください。↓)しつつ、
こちらのcartaさんの新しいスペース「tent」にも、
「都市生活カタログ」のちらしを
置かせていただく予定なので、
まだ、うちのちらしをご覧になってない方、
tentでお会いしましょう。

http://carta.blog.shinobi.jp/Category/7/

ちなみに、cartaさんの今回の招待状
(↑ フライヤーと呼ぶには憚られる作品!)は必見です。
cartaさんは、5月1日~4日まで
喫茶店の方はお休みなので、
盛岡市内を探し回ってゲットしてみてくださいね。

Holzさんやraumさん、hinaさんあたりは置いてるかな?
もう無くなったかな?

2010年4月26日月曜日

隣にいる青い猫

世の中的には、漫画の神様といえば手塚治虫、
世界に誇るアニメの巨匠といえば宮崎駿、
男の子たちは「ドラゴンボール」や「ガンダム」、
「きん肉マン」あたりが
『アメトーーーク』的な盛り上がりか。

しかし、個人的に共に子供時代を
歩んできた漫画といえば、
私にとっては「ドラえもん」である。

物心ついたときには漫画があったし、
学研の「学習」と「科学」と一緒に、
「小学1年生」から「小学6年生」まで読んでいた。

誕生日だったかクリスマスだったかのプレゼントに、
小学2、3年の頃、当時短期間うちに下宿していた
大学生のお兄ちゃんが、単行本の古本を、
1~10巻くらい?まとめてプレゼントしてくれた。

アニメで、ドラえもんの声を初めて聞いたのは、
(もちろん、大山のぶ代の声で)
小学一年になるときに教育会館で見た、
「新入生おめでとう」のイベントでの、
「お座敷釣り堀セット」の巻だった。

そんな感じで、こんなオトナになった今でも、
つい、ドラえもんの本が出てると買ってしまう。
最近は、「藤子・F・不二雄大全集」というのが
月に数冊刊行され出し、
今現在、「ドラえもん・7」が発売されている。(↓)
http://www.shogakukan.co.jp/fzenshu/top.html

一巻1680円です。

ええ、もちろん買いますとも。
当たり前じゃないですか。
自宅で赤ワイン片手に、ページをめくるのは
「ドラえもん」。

イカスぜ、私。

でまあ、読んでたわけですよ、「ドラえもん 7」をね。
そうしたら、1980年3月号の「小学6年生」で、
中学に進学する読者に向けて描かれたイラストに、
こんな一文が掲載されていた。

********************

鉛筆を忘れたとき 貸してくれた友だち
病気になったとき うちまで送ってくれた友だち
いいことがあったとき
“おめでとう”と ほほえんでくれた友だち

その友だちは みんなみんなドラえもん
ねこの姿はしていないが
ドラえもんは あなたがたのそばにいつもいる
たくさんいる

そのたくさんのドラえもんを 見失うことなく
たいせつに心に抱いて
しっかりと あしたへむかって 歩いていこう

********************

いやぁ、酒飲んで油断していて
不覚にもじんとしてしまいました。
心の箴言として手帳にメモです。

ドラえもんもそうなんですけど、
絵本とか、児童文学とか、
大人になってからの方が沁みる言葉って、
けっこう多いです。

村上春樹の「1Q84 book3」、
糸井さんの「あたまのなかにある公園」、
「藤子・F・不二雄大全集 ドラえもん7」。
これが、私の今月のベスト3。
(なんてバラバラすぎる・・・)

2010年4月24日土曜日

4Bプロデューサー

9:00より、感劇地図129号発送作業
&編集会議@河南公民館(盛岡劇場)会議室。

出席者は、くらもちさん、きよしさん、
よんちょさん、いなべくん、麻湖ちゃん、私。

そして、市文化振興事業団の、おなじみ担当M浦さんが、
今年度から異動で都南公民館(キャラホール)のため、
引継ぎを兼ねて新担当のK池さんと現れた。

M浦 「こんにちは。盛岡市都南文化会館キャラホール
    ・都南公民館のM浦です」

心なしか、担当を外れて
嬉しそうに見えるのは気のせいだろうか。

こんな心労で胃の痛くなりそうな担当を、
長いことお疲れ様でした。
感劇地図担当のほかには八時の芝居小屋と、
市民劇場(劇団モリオカ市民)担当、
その他諸々演劇担当たくさん。

ああ、そりゃ大変でしたよね。

でも感劇地図も、昨年度くらいから、
どうにか発行が比較的スムーズになってきました。
(年6回発行なのに、2・3年前までは
年度末になる度に6号発行が間に合わなくて
「月刊 感劇地図」状態だった)

どうぞ安心して、これからは都南公民館工芸室の
陶芸焼き釜の修繕手続きに全力を注いでください。
でも、今度は仕事じゃなく、プライベートで
はちしば6月観に来て下さいね。

というわけで、新担当のK池さんにご挨拶。

さわの  「感劇地図編集委員のほかには、今度、
       はちしばの6月のプロデューサーでも
       お世話になります」
くらもち 「敏腕プロデューサーだから」
さわの  「「自称」敏腕プロデューサーを売りに(笑)」
くらもち 「敏腕で美人プロデューサー、な」


絶対、心がこもってないでしょう、その言葉。


くらもち 「敏腕で、美人で、貧乏なプロデューサー」
さわの  「単にBで揃えただけじゃないですか」
くらもち 「あと何かないか・・・あ。「病院好き」」
さわの  「別に、好きで病院行ってんじゃないですよ!」
くらもち 「好きじゃないかよ、病院!」
きよし  「でも、歯医者は嫌いなんだよな」
さわの  「・・・・・あー・・・・・歯医者はねー」
くらもち 「ちゃんと行けよ! 歯医者くらいよー」

歯医者さんにすら叱られてないのに、
感劇地図編集会議で、全編集委員に叱られる。

ていうか、私の書いてるブログ内容だけで、
私の人格をかたち作るのはやめてください。

さわの  「6月って、これまでに大きな心筋梗塞を
      二度もしてる月なんで、今ほんとドキドキ
      してるんですよ。いつも私の担当する八芝は
      1月とか6月とか、入院する月ばっかり・・・」
きよし  「なんでそんな時期に公演するんだよ!」
さわの  「私が決めたんじゃないですよ!
      全て、この人が悪いんですよ!!!」


私の指先にいる「この人」は、そう、
八時の芝居小屋制作委員会委員長・くらもちひろゆき氏。


そんな、私を「病院好き」プロデューサー
にしている張本人は、
自分の劇団の公演の一週間後に行われる、
八時の芝居小屋5月公演の
担当プロデューサーをするという暴挙に出ている。

ここに、第二の病院好きプロデューサーが
出現しないことを、密かに祈らずにはいられない。

2010年4月23日金曜日

通院方針

最近は、歯科治療の日々である。
それにしても、持病の循環器の方では、
入院や通院をする度に、機器やシステムの
進歩の速度を感じているが、
歯科ってのは、進歩の度合いが
よくわからないものですね。
あの、歯を削る

「キュイ~~~~~ン」

ていう音だけは、
どんなに医学が進歩しても
決して消えることはないのであろうか。
「キュイ~~~ン」を消す医療器具が発明されたら、
もう、個人的にノーベル賞をあげてもいいくらいだ。
もうね、めちゃめちゃ怖いんで、頭の中が

怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い
怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い
怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い
怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い
怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い
怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い
怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い
怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い
怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い
怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い
怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い
怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い
怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い
怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い
怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い
怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い
怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い
怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い
怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い
怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い

という言葉で埋め尽くされてしまうので、
なんか楽しいことを思い出そうと、
「キュイ~~~ン」の最中に、
昨日の「都市生活カタログ」の稽古での
霜月さんや剛くんの面白いシーンを
必死で思い出そうとしたのだが、

うっかり面白すぎるシーンを思い出して、
噴き出したりなんかすると、
口の中が大惨事になってしまうので、
うかつにものすごく面白すぎることも
思い出すわけにもいかない。


果たして人間は、奥歯を削られている最中に
何を考えていればよいのであろうか。
人生の深遠なるテーマである。


削った箇所の消毒剤が乾くまでの間、
口を半開きにした状態で待っていると、
隣の治療室から、患者さんとスタッフの女性の
(内容まではわからないが)楽しそうな
笑い声が聞こえてくる。

どういう状況で、歯の治療に来て、
スタッフとタノシイ会話ができるのか?!
雨に打たれた捨て猫のように
治療の椅子に座り、
怯えたウサギのような目で
診察を受ける私には
全くできない芸当だ。

と思ったが、ふと考えてみると、
普段、医大の診察を受けている間、
私の次の診察待ちの患者さんや、
隣の先生の診察待ちの患者さんは、
私とA孫子先生の診察室から聞こえてくる、

「ねー、今度の診察時間9時にしない?」
「えー、早すぎますよ~。そんなに混んでんですか?」
「ま、いーんだけどさぁ。10時でもさぁ~」
「あ、来月は山菜の季節ですねぇ」

などという、キャンプに行く約束でもしてるかのような
のんきな会話が聞こえてくるにつけ、

「・・・こっちは深刻な動脈瘤の話をしに来てるのに!」

と、殺意をおぼえられているのかもしれない。
人生、どこで人から恨みを買うか
わかったものではない。
気をつけねば。

治療が終わって会計を待っていると、
先ほどの笑い声の主らしき人が、
治療室ではなく、スタッフ用のドアから出てきた。
どうやら、セキュリティかなんかの会社の人が、
何かの検査に来ていたようである。

そぉだよねぇ~。

患者の笑い声じゃないよね~。

歯の治療に来て治療前に
スタッフと笑えるようになったら
人間として器がデカイよね~。

今後の歯科通院治療の暫定的目標は、
軽快で小粋なトークで歯医者さんを笑わせる、
ということにしてみようか。
(↑ 私は大学病院や歯科医院に、
ナニをしに行ってるのかっちゅう話である)

しかし、大学病院よりハードルが高いのは、
顔半分を覆っている医療用マスクと眼鏡。
そして治療中はぎゅっと目をつぶっている。

街でかかりつけの歯医者さんとすれ違っても
きっと誰だか気づかない。

2010年4月16日金曜日

「代償」に戦々恐々の日々

「都市生活カタログ」公演の初顔合わせと交流会。

なんとゼイタクなキャスティングであろうかと、
自画自賛しつつ、挨拶や説明もそこそこに、
「もう、早く読んでもらいたいんですけど、いいですか?」
と、プロデューサーが一番ウキウキして、
事前にお渡ししていた台本を読んでもらったり、
龍大さんに一曲歌ってもらったりする。

あぁ、至福のひととき。

顔合わせ後に黄金の魚でみんなで飲んだのだが、
こういう演劇の稽古の場が初めてという龍大さんが、

「今日が初めてってことは、
これから、これ以上にもっと
面白くなっていくってことなんですよね?」

と、役者を感涙させるような事を言ってくれた。
あまりに上手く事が運びすぎて、
なんかものすごい心配になる、
人生において、幸の薄いわたし。

こういう事(プロデューサー業)で、
人とのご縁とシアワセを使い果たし、
そのしわ寄せで
女のシアワセに縁遠いのかもしれない。

人間万事塞翁が馬。
禍福は糾える縄の如し。

「動物哀歌」の盛岡劇場公演版では、
公演2ヶ月前に心筋梗塞で入院していたが、
今回はなんとか、歯科治療中ということで、
禍福の帳尻を合わせてはもらえないだろうか、
芝居のカミサマ。
(あぁ・・・でもその代償が
親知らずの抜歯だったら辛いな・・・)

日々変化する医療

昔は、入院中に毎日のようにレントゲンだとか、
CTだカテーテルだと、X線検査に
あけくれていた時に、先生に、

さわの 「こんなに毎日X線浴びてたら被爆する・・・」

と、ぶつぶつ文句を言うと、先生から、
「いずみちゃんの検査程度で被爆してたら、
俺たちの方が、もうすでに被爆してるよ」
と、言われたものであるが、
最近は、X線検査によっては、不要な部位には
防御の服(?)を装着させられる。
薬の服用も、毎日のあまりの大量な薬の量に、

さわの 「こんなに一度に飲んで、
      お腹の中で爆発したりしません???」

と、訊いて失笑されていたものであるが、
今、薬の飲み合わせの危険性というのは、
ずいぶん言われるようになってきたし、
4種類だか5種類以上の薬の服用は、
相互作用がもう、未知の領域とも言われている。

昔は、入院中に自分のカルテを覗き込もうとすると、
あまり喜んで見せてはもらえなかったものだが、
今は、希望すればカルテの開示はしてもらえるし、
服用している薬の情報は、薬局で必ず渡される。

私が10年以上もかけて、(大学病院では分からなかった)
自分の身体の不調の原因を突き止め、
劇的に快癒した東洋医学や冷えという思想も、
今ではもう、普通に雑誌で特集されている、
当たり前の認識である。


とうとう医学が、私に追いついてきたのね(←上から目線)。


と、いうことで、私がずっと気になっている症状は、
最新の医学ではどうにか判明しておらんのか。
昔訊いてわからなかったことも、
10数年も経っていれば、最新医学で
もしかしたら解決してないか。


さわの 「昔っからある症状なんですけど、
     なんか、変な動悸(期外収縮?)がよくあるんですよね」
A孫子 「あぁ、心筋梗塞やったあとの患者さん
     にはよくあるんだよね・・・」
さわの 「心配ない症状だとはずっと言われてるんですけど、
     けっこう身体に大きく響いて気になるんですよ」
A孫子 「うーん・・・まだ薬は飲ませたくないんだよなぁ。
     若い患者さんには、気になる人多いんだよね・・・」


A孫子 「・・・まだ若いってことじゃない。よかったじゃん」

そんなレディーキラーな会話には騙されないぞ。


そうか、この症状だけは10年以上経っても、
まだ薬で抑えるしか方法がないのか。
あと10年経ったらまた、最新医学で解決策が
判明してるかもしれないが、
(症状を和らげるヨガのポーズが見つかるとか)
しかし、よくよく考えれば
10年後では、もう若くなくなって、
この症状が気にならなくなっているのかもしれない。

10数年前の主治医には、「心配なし!」と、
そっけなく言われるだけだったが、時代が変わり、
最新医療下においては、主治医に、
「若いってことじゃん」と、励まされる時代になった。

・・・それは、医療が変わったというより、
単に私が年齢に気を遣われるお年頃になった
というだけのような気もする。

2010年4月14日水曜日

「都市生活カタログ」

ちらしより。

********************

えっ、

ホンモノのイッセー尾形が盛岡に来て、
最新作の一人芝居をする4日後に、
「はちしば」で盛岡演劇人が旧作を公演するって、

それ、本気で言ってるんですか?!

********************

「もりげき八時の芝居小屋」
(通称・はちしば)は、
地元の劇団だけでも20以上あり、
毎週のようにどこかで
演劇公演が行われている
“演劇の街・盛岡”で組織された、
制作委員による舞台企画シリーズです。

委員は地元劇団の各代表と、
委員会から委嘱を受けた
プロデューサーで構成され、
年数回の制作委員会の企画会議により、
ラインナップが決定しています。

そのコンセプトは、平日、仕事帰りに
気軽にホールに立ち寄っていただき、
安価な舞台を市民の皆さまに
楽しんでもらおうというもの。

そんな私たちの願いが
10年以上にわたり支持され、
今年2月に行われた
第105回公演「スール」では、
第1回公演から延べ2万人の
動員を記録いたしました。

今回“はちしば”では、
(財)盛岡市文化振興事業団の
主催事業公演で、
イッセー尾形さんご本人による、
本家本元の最新作盛岡公演が行われる、
なんと4日後から3日間にわたり、
無謀にも盛岡の演劇人による
『都市生活カタログ』公演を企画いたしました。

奇跡の「イッセー尾形Week」です。

(イッセー尾形・ら(株)/森田オフィスの皆さま、
懐の深いご承諾を賜りまして、
本当に感謝しております。
この場をお借りしまして厚く御礼申し上げます)

盛岡の私たちは、「イッセー尾形一人芝居」の
1980~90年代の珠玉の名作『バーテン』や
『幸せ家族』、『ヘイ、タクシー』等々における、
爆笑の中に潜む精緻な人間観察の妙を
どこまで再現できるか、
そして私たちのオリジナリティを
どこまで追求できるかに挑みます。

盛岡版出演者は、これ以上の
キャスティングはないだろうという、
最強の布陣をご用意いたしました。

では、会場で皆さまのお越しをお待ちしております!

********************

久しぶりにプロデューサーです。

こんにちは。
今日も歯医者さんの治療で麻酔が効いてる沢野です。
昼ごはんはウィダーインゼリーとキレートレモンです。

さて、長らくお待たせいたしました!
この度、6月に八時の芝居小屋の公演を、
またまたプロデュースさせていただきます。
どうにかやっと目処がついて、
明後日の顔合わせと稽古にこぎつけました。

ちらしは今月末くらいには出来上がりますが、
まずは、こちらでご紹介を。
チケット発売開始も今月末くらいからかな。

********************

もりげき八時の芝居小屋第108回
八時の芝居小屋制作委員会プロデュース

「都市生活カタログ」

作 : イッセー尾形・森田雄三
    (『本人の希望』(早川書房)、『ナマ本』
    (小学館文庫)、『ヘイ、タクシー
    -イッセー尾形の都市生活カタログ』
     (早川文庫)よりセレクト)

出   演:霜月  漣(劇団赤い風)
       斎藤 英樹(劇団ゼミナール)
       中村 剛造(マーブル局)

演   奏:佐々木龍大(RYUDEN)

演   出:大森 健一(劇団赤い風)
舞台監督:東  隆幸(フリー)
照   明:前川 寛子(劇団コトナコナタ)
宣伝美術:木村 敦子(kids)
制 作 補:工藤千加子(劇団コトナコナタ)

制作・プロデュース:沢野いずみ(盛岡絶賛系)

********************

日時:2010年6月9日(水)~11日(金)
   各開場19:30/開演20:00

※上演時間は約60~70分程度を予定しています。
 なお、3人の役者と演奏で一つの舞台を創ります。
 日替わりキャストではありません。

会場:盛岡劇場タウンホール
   (岩手県盛岡市松尾町3-1 TEL:019-622-2258)

料金:予約・前売1000円/当日1200円

※日にち指定チケットです。全席自由ですが、
 公演当日までの販売・予約状況によっては、
 会場で予約・前売の方から優先でご入場
 いただく場合もありますのでご了承ください。
 なお、未就学児の入場はご遠慮ください。

プレイガイド(予定):カワトク、盛岡劇場、
 盛岡市民文化ホール、キャラホール、
 姫神ホール、プラザおでって

お問合せ:019-622-2258(盛岡劇場)

主催:八時の芝居小屋制作委員会
共催:(財)盛岡市文化振興事業団、盛岡市、
    盛岡市教育委員会、岩手県演劇協会、
    盛岡演劇協会

Special Thanks:イッセー尾形・ら(株)/森田オフィス

********************

でですね、今回のなんともチャレンジなところは、
ホンモノのイッセー尾形さんの一人芝居の最新作の
盛岡公演が、この前の週の土日にあるんです。
(詳細は、事業団さんのHPをご覧ください。↓
http://www.mfca.jp/index.html


チャレンジャー・うちら。


まあ、そんな様々なエピソードについては追々。
今回のプロデュースコンセプトは、

「愉快な稽古と楽しい打ち上げ」

と、公言しているのですが(!)、
ほんと面白いですので、期待してお待ちください。
私は、脚本を読みながら、
このキャストで脳内再生して、
あまりの面白さに悶絶しております。

それにしても、プロデューサー業をしなくなってから、
色々なところでプロデューサーとして
ご紹介いただく機会が多く、
ずいぶん肩身の狭い思いをしておりましたが、
久しぶりに自分の敏腕っぷりに、
自画自賛の日々を送っておりました(←何様だよ)。

ていうか、ご縁ですよね。
バラバラだったピースが次第に一つになっていく、
その面白さを、ただ今味わっております。

こちらの情報も、今後お伝えしていきますので、
よろしくお願いいたします。

2010年4月7日水曜日

ああ・・・行くまで怖かった。

治療した奥歯に被せていたモノが
取れて、穴の開いた状態だったのだが、
うっかり、歯医者に行きそびれているうちに、
だんだん行きづらくなって、


数年が経ってしまった(←おい!)。


いやー、片方の奥歯だけで噛んでても、
どうにかなるもんだね(←ならないよ)。

そんな生活が生涯続くわけもなく、
ここんとこ、なんとなく口周りが気になる。
痛いというか、もわっとするというか、
唇の炎症だけが、なかなか治らないとか。
気になりだすとこういうのは
とことん気になりだすもので、

この虫歯菌が、身体全体を蝕み始めているのでは・・・。

という想像に苛まれるようになった。
歯周病は気づかないうちになってるっていうし、
歯周病菌が、心筋梗塞だか心筋炎だかに、
影響を及ぼすとかって、なんかで言ってるし。
(↑ すごい曖昧な情報)

でも、ここまでほったらかしていると、
ゼッタイ、歯医者さんに怒られそうじゃないですか。
(いや、100%自分が悪いんですけどね)
ていうか、ものすごい悪化状態で、

「・・・これはもう、うちでは手に負えません。
医大の歯学部に紹介状を出しますので、
こちらに行ってください」

って言われちゃうとか!
虫歯放置が原因で、入院?!
特に、私なんかは心臓病持ちだし、
歯医者さん的には腰が引けそうじゃないですか。

「あなたは持病もあることですし、
普段かかっている医大附属の循環器センターと
連携の取れる歯学部の方が安心ですし」

みたいな?

怖いよーーーーー!!!!!

すっげー、怖いよーーーーー!!!!!!!

(昔、親知らずの抜歯で
そりゃもう大惨事な酷い目に遭った記憶が
まざまざと蘇り、
歯学部病院だけはどうにか勘弁してほしい私)

と、思ってるうちにまた数日。

そう、こんだけ心臓手術だカテーテル検査だ
って色々やってたりとか、
内臓系の心配事はすぐ病院に行くくせに、
(風邪とか、ちょっとした腹痛
くらいじゃ、そうそう行きませんが)


私、歯医者さんが怖いんです。


しみじみと、
「どうしてこんなになるまで病院に来なかったんだ!」
と言われちゃう患者さんの気持ちがよくわかった。

症状に気づかなかったわけではないんだ。
「症状に気づかないフリをしたい」んだね。
お医者さんに怒鳴りつけられるんじゃないかとか、
思いっきりあきれられるんじゃないかとか、
最悪の事態だった(ものすごい重病だった)とか、


いろんなことが、めちゃくちゃ、怖い。


そしてこれは結構わたし的には重要なのだが、
ふつうの医院は、一回行って
「この医者、気にくわんな」
と思えば、次にさっさと別のところに行けるが、
(↑ スミマセン。そんな経験も人生で何度か・・・)

歯医者は、思いっきり治療途中で
他の歯医者に代えるのは、ものすごく難しい。
最初に、どこの歯医者に行くかを決めるのが
かなり重要である。

盛岡はやたらと歯医者さんが多い。
「喫茶店と、歯医者の多い街 もりおか」
どこに行けばいいのか皆目見当がつかない。

10年くらい前に通院していた
近所の歯医者さんは、
かなり腕がいいらしく、治療室にいろいろな
なんかの表彰の盾や賞状が飾られてあったし、
実際、治療を受けてて、
すごく腕の良い先生だった。
受付の女性も、ものすごく感じが良かった。

でも、あの時すでに年配の歯医者さん。
ということは、あれから10歳年をとってるんだよね。
歳はね、大事なんだよね。
若すぎても心配っちゃあ心配だけど、
視力とか、細かい作業とか、
「経験」や「実力」ではどうにもならない事が、
年配の歯医者さんには考えられるんだよね。
この辺が、内科の先生とちょっと、違う。

ということで、一から歯医者さん探し。

ネットの口コミ情報とかはあまり出てこないし、
タウンページは、情報が多すぎてわけわかんないし、
もうさぁ、なんかこういうのって、
わかりやすい分類ないもんですかね。

医院は、皮膚科、耳鼻咽喉科、産婦人科、
とかって一目瞭然だし、
総合内科を謳ってるところでも、
「循環器科、呼吸器科、消化器科」
っていう順番で看板が出てれば、

「ああ、ここのクリニックは循環器に強いんだな」

とか、多少は分かる。
歯医者はなー。


みんな同じに見えるんだよなー。


せいぜい、「小児歯科」「審美歯科」とか、
「歯周病予防が専門です」
「自由診療(インプラントなど)を推してます」
みたいなところは、なんとなくわかった。

ま、そんなわけで最終的には自分の直感。
(あと、通院に真理的負担がない距離かとかも大事)
「一般歯科」だけじゃなく、
「口腔外科」まで診療科に明記してれば、
なんとなく、悪化してても外科的処置まで
責任もってやってくれるんじゃないかなとか。
(いや、よくわかんないですけどね)
ああもう、本気ですっげー怖い。

そして、結果。


とりあえず、虫歯菌に身体全体が侵されてなかった。

歯周病とか歯槽膿漏の話もされなかった。
(歯石はとったけど)

予約なし飛び込みで行ったら、
すごく予約で混んでる人気の歯医者さんだった。

受付の人が感じが良かった。

混んでるにもかかわらず、
合間を縫ってちゃんと治療してくれた・・・。


怒られなかった・・・(泣)。


どうもありがとうございます。
先生、こんな私ですが、
来週もなんとかどうぞよろしくお願いいたします。




そして今、麻酔が切れ始めて、痛い!!!

2010年4月5日月曜日

「何度でも」

だいぶ前から、フルで訳したいと粘ってたんですが、
とりあえず、途中まで。
うーん、意外と難しかった。

ドリカムの「何度でも」、
フジのドラマ「救命病棟24時」のテーマ曲ですね。
ていうか、私は見てなかったんで、
CMで流れるサビの部分を
漠然としか知らなかったんですけど・・・。

そんな、私と同じ方にはこちらの正規の歌詞を。↓

http://www.utamap.com/showkasi.php?surl=B08742

フルで訳し終わったら、
是非ともこの盛岡弁訳バージョンは、
岩手の救急ではたらく医療者の方々の
テーマソングでお願いします。

それにしても、盛岡弁の活字、難しい!
教科書に載ってた宮沢賢治の詩の一節、

「あめゆじゅ とてちて けんじゃ」

が、「こんな言葉、岩手で言わないよー!」
と思ってたのを、思い出しました。
で、長岡輝子さんの朗読で氷解したことも。

いつか、フルで訳してみたいなぁ。
レッツ チャレンジ!

********************

「何度でも」

作詞:吉田美和
作曲:中村正人、吉田美和
歌:Dreams Come True


こみ上がらさった涙っコァ なんぼ拭いだら
伝えてぇ言葉 ハァ 届くんだえん?

誰がや 何がさ 怒って(ごしゃいで)も
出口(でぐぢ)ハァ ねぇがら


なんぼでも なんぼでも なんぼでも
かがっでっで 呼ばうよ
お前(め)の 名前(なめぇ)っコ
声 ハァ ぶっ壊(か)れるまで

※※
むじぇくで ゆるぐねぐて 
むたくたやっても わがねぇ時(とぎ)も
お前(め)ごど 思い出すぉん

10,000回 わがねぐて ゆるぐねンたけ 疲(こぅぇぐ)ても
10,001回目ハァ 何が 変わらさるがも しれねぇ

口(くぢ)さする度 本当に伝えてぇ 言葉ハァ
ぽろぽろ まがって 逃げらさってく
むじぇっコな気持ぢさ 捉(つが)まっで
押っつぶされんなら

(※くりかえし)

やしぇねぇぐて むたくたとやらさる気も 無(ね)ぐなって
むっためがせねぇ時(とぎ)も
お前(め)ゴト 思い出すぉん

10,000回 わがねぐて みだぐなくても
10,001回目ハァ 何が 変わらさるかもしれねぇ

前向いで じょっぱって 胸掻(か)っちゃいで
あぎらめねンで 叫(さか)べ!

(※くりかえし)

(※※くりかえし)

********************

2010年4月1日木曜日

あの時、言えなかったことば(←ケータイ小説風)

今日の岩手日報朝刊の一面記事によると、
県の病院の常勤医の退職者が、
昨年(33人)より13人減の20人で、
どうにか新年度は、お医者さんの急速な離職に
歯止めがかかったのだとか。
(詳しくは、今日の日報朝刊をご覧ください)

これもひとえに、うちのブログの
「岩手のお医者さん、流出しちゃイヤよ」
キャンペーンのおかげである。
(↑ ウソです。エイプリルフールだし)

さて、話は変わるが、1ヶ月くらい前、
バイトしてたところの、フリースペースを利用して、
勉強していた男の子の話。

ここの机を使うのには、
受付で利用票に記入して、
机の上に、受付で許可を得た目印に、
数字が書かれたスタンドを
立てておかなければいけない。

まあ、渡すこちらは、1から順番に
利用者に渡していけばいいのだが、
「縁起担ぎ」とかあるかなと思い、
「お好きな数字をどうぞ~」
といって選んでもらっていた。

その利用者の中に、そう頻繁に
顔を合わせはしないが、
盛岡一高の男の子がいて、
「あ、やっぱ、1番がいい?」
とか、
「今日は1番がないなぁ」
などと言って、

「やめて下さいよぉ~! 一高っていうとみんなして~」

と、嫌がられていた。
ある日、珍しく、

男の子 「1番にしようかな。あ、でも理3だから3番で」
さわの 「理3って、なんだっけ?」
男の子 「医学部(志望)です」
さわの 「あそう! それはがんばってね(しみじみ)・・・」

という会話を、朝に交わしたのに、
15時くらいに、もう帰ろうとしたので、

さわの 「え。医学部志望! もう帰るの?」
男の子 「明日試験なんで、今日これから
      電車で行かなきゃないんですよ」
さわの 「電車で行かなきゃないとこなんだったら、
      岩手医大じゃないんだ。
      ・・・あ、今、国立大の二次試験の時期かぁ」
男の子 「ここはもう受かってますよ、すべり止めで。
      ていうか、ないでしょ、それは」


ほほう、ずいぶんプライドあるじゃん。


男の子 「学費だって、親にそんなに迷惑かけらんないし」
さわの 「ま。万が一残念だったときには、
     岩手でお世話になるから、よろしくね」(←ひどい)
男の子 「(苦笑)それは無いですって~!」

という会話を交わして数週間。
国公立の合格発表が終わってからも、
なんか勉強してるぞ、あの子。
「どうだった?」って、訊きづらいよな~。

そんな事を思いつつ、半月ほど経ち、
そう頻繁に顔を合わせるわけでもなかったので、
すっかり、その事も忘れていた。

そして昨日。

ちょうど、私が別のスタッフと
話をしていたときか、
なにか作業をしてる時に、
机の利用を終えて、番号のスタンドを
受付に返却に来てった男の子は、
確かあの医学部志望の子ではなかったか。

今日も一日勉強してたのか。
てことは、来年度も受験なのか?
ねえ、どうなんだ、そこんとこどうなんだ、君。
おねぃさんは、何気に気になってんだぞ。

しばらくしてから、一日の利用票を整理しつつ、
こっそりチェックしてみた。


「所属団体(学校名等): 東 京 大 学」


マジっすか?!
東大医学部(理3)合格したの?!

えー、これまで37年間お世話になった、
数多くの岩手医大出身の先生方、
これから私が書く一言を、
寛大な心でどうかお許しください。


「そりゃ、岩手医大は滑り止めって言うよな。
許す。私が悪かった」


どうか、日本のため、もしかしたら世界のために、
盛岡より大きく羽ばたいていってくださいませ。

でも、気が向いたら、お医者さんになってから
岩手に戻ってきてね。

欲を言えば、循環器医で。

「合格おめでとう!」と、直接言って
あげられなかったことが、非常に残念ですが、
こんな見ず知らずの受付のおねぃさんとも、
気軽におしゃべりのできる、
コミュニケーション能力に長けた男の子でしたので、
学力のみならず、人間的にも、
きっといいお医者さんになることでしょう。

もしかしたら、もう会うことはない
のかもしれない
君の幸運を祈ります。