2008年5月23日金曜日

てくり3周年記念イベントのご紹介

てくり3周年記念イベントのご紹介お知らせです。

盛岡のミニコミ誌「てくり」さんが、3周年記念イベントとして、
「B o o k  C a f e てくり」というイベントを開催いたします。
詳細は次のとおり。

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(※以下、てくりさんのサイトより抜粋して転載いたします。 
もっと詳しい情報は、てくりさんのサイトをご覧くださいね)

■日時平成20年6月14日(土)10:00~17:00
             15日(日)10:00~15:30 
※入場無料

■場所岩井沢家ギャラリー(滝沢村滝沢字葉の木沢山355-2)

■りんご箱古本市盛岡りんごの木箱を本棚に、
およそ1,000冊の古本たちがお待ちしています。
出品者は、木村衣有子さん、仙台のbook cafe 火星の庭さん、
マシェリ編集部さん、作家の斎藤純さん等など。

■オリジナルコラボ品「福田パン×てくり」エコバッグ販売

てくり2号で特集した盛岡のソウルフード「福田パン」。
今回の『りんご箱古本市』のために、
福田パンおじさんマークがプリントされた
古本用エコバッグを製作しました。
古本お買い上げの方へのみ限定100枚販売します。

■喫茶cartaさんの出張カフェ

■出張Holzさん/
南部鉄器でつくられた家型のペーパーウエイト
「IEMONO-イエモノ-」
(イベント限定色も有るかも)など、
オーナー自身で手がけるオリジナルグッズを販売します。
椅子の座り心地もお試しいただけます。

■出張中村工房さん/
岩手が誇るホームスパンマフラー各種を展示販売。

■コーヒー豆、いろいろ。/
ねるどりっぷ珈琲の機屋さんにお願いして、
「てくりブレンド」と「もりおかブレンド」をつくっていただきました。
他にも十一月さん、cartaさん、クラムボンさん、豆太郎さんの
オリジナル珈琲豆も一堂に!

■5月にオープンしたばかりの本町菓子店さん。
フィナンシェ他こんがり焼き菓子各種

■福田パン、ちょっと小さめだからいっぱい食べられる!
3分の2サイズあんマーガリンほか

■藤原養蜂場さんのはちみつ各種。
めずらしい夏萩やキンカン、山ぶどうのペーストなど

■松本りんご園さんのリンゴジュース。
ミックスされていない純粋な5品種の味が楽しめます

■岩井沢家特製ランチ膳(お昼時間帯のみ)。

■紙町銅版画工房さんのちいさな銅版画カード各種

■てくり3周年記念「マリンバとプリンの夕べ」
↑こちらのチケットは発売から2、3日で完売したそうです。

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・・・で、こんなソウソウたる面々を前にして言うのは
ものすごく勇気が要るのですが、
腹をくくってここで言わせていただきます。

不肖ワタクシ・沢野、このりんご箱古本市にお誘いを受け、

出店いたします。

(一出店グループにつきりんご箱ひと箱に収まる量で、
だいたい30冊程度らしいです)

まーじっすか?!
なんでさわのさん、こんなおされなメンバーの中に混じってんですか?!
ぜってー、場違いじゃないっすか。
いや、何かの間違いかもしれませんから、
も一度問い合わせてみたほうがいいっすよ。

はいはいはい。
そんな皆さんの反応は百も承知で、ほんとに木村さんに
メールで確認し直してしまいましたよ、私は。

なんですか。女芸人が、ジャニーズの人気アイドルに
「俺と付き合って」
と言われたみたいな?
うそ、うそよ、あたしのことからかってんでしょ?
そうよ、きっとそうよ。
そんな事言って、本命はあの人気モデルなんでしょ、みたいな?

声をかけていただいたのはひと月以上も前なのですが、
数日前に出店要項とDMを直接いただくまでは、ほんとにいつか、
「ごめんなさい、声をかけすぎて出店者が定員オーバーになったので、
さわのさん、悪いけどやっぱお客さんで来てくださーい♪」
とかいう連絡が来るんじゃないかという想像も拭いきれず、
「さわの参加表明」を日記に書くのを控えてました
(↑もっと人間を信じましょう、私)。

そして、次々と明らかになるイベントの詳細。

まじっすか、まじっすか、木村さん!

私に声かけて、後悔しておりませんか。
だって他はこのメンバーですよ!?
私、しがない貧乏事務員と専業主婦の一人娘っすよ。

うちの父なんて昔、地元の某高級飲むヨーグルトを飲ませたら、
「カ○ピスの方が旨いな」つってたような人間っすよ。

うちの母なんか、私がきちんと出汁をとって味噌汁作ってたのを、
ある日、時間がなくて「ほん○し」使って出したら、
「今日の味噌汁は出汁がきいてるね」って言ったんっすよ
(↑私の出汁のとり方が下手だったんでは?
という疑惑はここでは無視しておく)。

そんなDNAの結晶ですよ、私は!

(私は、いつもグルメな事を言いそうになると、
決まって上記の2つの思い出を胸に、
「おいおい、思いあがっちゃあいかんよ、
いずみちゃん」と思うことにしています)

虎の威を借り、他人のふんどしで相撲をとって
名前を知られているプロデューサー、
その、「あんた、なんでここにいるの?」との思われ具合については、
叶姉妹にもひけをとらない自信があります。

そんなわけで、当日会場では「とりぱん」のつぐみのつぐみんのように、
「いえっ、ワタクシ、ここのはじっこで
リンゴの皮いただければ十分でごさいますっ・・・」
という雰囲気で、おどおどしながらこっそり、
そして意外と図々しく混じってこようと思っています。

ほんとは、私なんかが宣伝しなくても、
当日は大混雑間違いなしのイベント、
むしろ関係者シークレットイベントくらいにしないと
入りきらないんじゃないか
という気もしないでもなく、
頭の片隅では宣伝に躊躇もしていたのですが、

「あたくし、てくりイベントにお呼ばれしてますことよ、おほほほほ」

というせせこましくもいじましい性格との
キモチせめぎ合いに勝てなかった
ちいさなちいさな私を、神よ(そしててくりの皆さま)お許しください。

いえ、このイベントの足手まといにならないよう、
心をこめて本をセレクトして臨む所存でございます。
皆さまも、楽しみにしていてください。

おととい、ざっくり本を選んでみたのですが、
りんご箱3箱分くらいになり、
これからどうやって減らそうかと途方にくれました。

ミニコミ誌「てくり」
↑ てくりさんのサイトはこちら。

2008年5月18日日曜日

秘密の松園

今日はほんとは、青森のハタサワさんとこの芝居を観に行こうかと
ずっと思っていたのだが、
ここ最近の度重なる想定外出費(現在進行形)に
頭を悩ませていたところに、
数日前にハミガキしながらセキをして
プチぎっくり腰になるに至り(←痛い。いろんな意味で)、
往復5時間以上のバス乗車と、
一時間半のパイプいす観劇(たぶん)をリアル想像して断念。

ああ・・・観劇前に青い海のそばをレンタサイクリングの甘い誘惑が・・・(涙)。
くぅ、お天気の5月の青森・・・さぞかしキモチいいんだろうなぁ・・・。

そんな今日は「国際博物館の日」らしい。

シフトチェンジしたさわのさん、
今日は岩手県交通乗車で片道350円(本町通3丁目-博物館前)、
盛岡市松園の岩手県立博物館にやって参りました
(雫石より遠いのか・・・(盛岡駅-雫石駅、片道320円))。

なんでも、今日は入館料が無料。
そしてバックヤードツアーがあるらしい県博。
10:30、10:45、14:00、14:15の4回、各10名のツアー。

ミュージアム好きにはたまりません。
「国際博物館の日」ですよ!
さぞかし博物館は大勢の人で賑わって・・・・・

いない。

入り口の長い階段には旗ひとつひらめかず、
それらしきムードは何もない。
「あれ、ほんとに今日かな・・・ほんとに無料かな・・・(まあ、安いからいいけど)」
と思いながら長い階段を上ると出迎えてくれる岩手山!
相変わらず美しいね、ここの景色は。
そして、施設入口にひっそりと、無料とツアーイベントの張り紙。

地味だーーー!
でも、そんな君が大好きだーーーーー!!!!!

というわけで、13:30に受付でバックヤードツアーに
参加したい旨を伝えると、14:15の回のツアー札を渡された。
どうやら30分前に、既に14:00の回の申し込みは
いっぱいになったらしい。

おぉ、意外と盛況じゃないですか。
と、思ったら14:15の回は4人。

やっぱり地味だーーー!
館の運営的には他人事ながら不安だが、
個人的にはラッキーだーーー!

みなさん、博物館には興味がありませんか?
私は大好きです。

東京に行って時間の余裕があると、
えどはく(江戸東京博物館)、かはく(国立科学博物館)によく行きます。
ちなみに、えどはくのマスコットキャラクターは「えどまる君」です。
(と、思って今調べたらたてもの園の方のマスコットらしいです。宮崎駿デザイン)

なのにあまり来ない岩手の県博。
だってだって、遠いんですもの。

だから、今日のような日を逃さない手はありません。
しかもバックヤードツアー付きで無料っすよ!?
なぜに4人!
いいけど私は。こういうゆとりの方が。

でも、もったいないなー。

そんなわけで、普段入れない収蔵庫から館長室まで諸々たんのう。
兜とか刀とか古文書をはじめ、土器、剥製、昆虫標本、
古い生活機器、鉱物、骨、消毒する機械、乾燥する機械、
ボイラー室などなど時間が短すぎる。

ほんと、館で展示されてるのって、
収蔵のごくごく一部なんだなぁ。
(ちなみに剥製の数は、東日本でもトップクラスだそうです。
うふっ、今展示されてないオオカミ見ちった♪)

「よく、いつも同じ展示物でつまらないと言われるんですが、
けっこう変えてるんですよ」

そうなんでしょうねぇ、この物量ですもんねぇ。
でもシロウトには、あの剥製とこの剥製の違いとか、
あの鎧とこの鎧が展示換えされてても、
全然わかんないっす!

そして、土器の収蔵品説明に飽きる小学男子(←おそらく鉱物好きで参加)。

わかる、わかるよその気持ち。
だからねぇ、博物館ってのはオトナの娯楽なんすよ。
「未だに使用目的が意味不明の平べったい楕円形土製品」
なんてのは、キミにはまだ早すぎるよ。
あと20年経ったらまた来な。

そして、説明する学芸員さんたちがみな、
中小企業の勤続30年の経理のおじさんっぽい感じがまた、いい。
(皆おそらく県のトップクラス学芸員に違いない。
だってここは県立博物館だもの)

すこぶる地味だーーーーー!!
でもやっぱり大好きだーーーーーー!!!!!

個人的には、ここにはとことんこのままでいて欲しいのはやまやまですが、
なにぶんこのご時勢ですので、
予算削減やら閉鎖やらの憂き目に遭ってはかなわないので、
(ほんとに今日は「国際博物館の日」なのか? 人が・・・)
閉鎖の事態になってから署名運動なんかする前に、
是非ともときどきこっそりと遊びに来て入館者増に貢献して欲しいものです。

今どき、生物、化学、歴史、地理、古文、美術、地学、家庭科エトセトラ
全てが一緒くたな施設ってそうはないですよ。

そして、天気のいい日は2階のガラス窓一面の岩手山!
デートスポットにお勧めです
(↑ただし、相手の好みを把握してから誘うのが無難です)。

そして帰りには、めったに来れないし・・・と思い、
松園水辺公園に足を延ばす。
盛岡のほぼ中心部生まれの人間は、
高松の池以上の水溜りを見ると興奮します。

それにしても、こんな素敵な公園に、ナゼ恋人たちがいないのか。
私の気に入るデートスポットは、
一般ワカモノには受け入れられないのか。

そして、そんなデートスポットに今日もひとり。

それにしても松園って、ほんとに松の園なんだなぁということを、改めて認識。

2008年5月16日金曜日

神聖そして、不憫な職業

医大循環器内科に検査と外来処方。
別名、医科大学助教との世間話のつどい。

さわの 「この時期の◆◆◆(先生の診療出張先の某県北)は
      キレイでしょうねぇ~
      ・・・去年も言ったような気がしますけど」
A孫子 「仕事でずっと行ってればもう、そういう気持ちにはならないね」
さわの 「えー、でも△△△とか、いろいろあるじゃないですか」
A孫子 「え? 知らない。牧場じゃなく?」
さわの 「いえいえ、◎◎◎の◇◇◇がやってる
      △△△っていう施設・・・」
     (場所を特定されないよう、しばしの間、伏字でお送りいたします)
A孫子 「???」


さわの 「先生、長いこと行ってる出張先に、ほんと興味ないんですね」


A孫子 「だから、仕事しに行ってるんだってば」
さわの 「帰りに道の駅に寄ってお土産買ったりとかしないんですか?」
A孫子 「だって、病院の車で行って帰ってくるんだよ」
さわの 「?」
A孫子 「あとはタクシーとか」
さわの 「?????」
A孫子 「自分で運転して事故起こすと大変だから、
      運転される車で行くの」

いつもおっとりとした青い治療着のおにぃさん
(↑つっても、よそじ突入)だと思っていましたが、
今さらながら改めて越えられない身分の差の壁を痛感。

そうよねー。
私が職場の忙しい時期に入院したところで、
見舞いに来た上司や同僚の
微妙に怖いオーラを感じるくらいで済みますが、

お医者さん一人事故って入院なんかしちゃった日にゃあ、
その日のひと町全ての内科患者の診療と、
日々の受け持ちの患者の生死がかかってますもんねー。

報道も怖いしね。
「医師、交通事故で老人死なす」
とかなー。

「医者」じゃないね、「お医者様」だったね。

でもさわのさんウブでした。
25年強の大学病院通院歴においてその間ずっと、
「お医者さんの遠方の診療出張って大変だよなー。
ガソリン代とかちゃんと出んのかなー」
とか、よけいな心配をしておりました。
ああ、しょせん庶民の想像力ってなぁ、そんなもんよ。
でも、お願い、これだけは言わせて。

さわの 「え、てことは自分で運転しないなら、
      のんびり景色見ほうだいじゃないですか」
A孫子 「寝てる(←即答)」
さわの 「もったいなーい!」
A孫子 「だって、朝7時にこっち出発して・・・
     (↑以下、過酷な出張日タイムスケジュール説明が続くが
      冷たく割愛)」
さわの 「私だったら絶対、着くまでずっと山見てるな。
      もったいない・・・(←聞いちゃいない)」

さわの、リアル「もったいないおばけ」に変身。
その後ずっと「もったいない・・・」と言い続けた私を許して。

さわの 「あれ? でも先生たしか、
      金曜の午後も出張行ってませんでしたっけ?」
A孫子 「ああ、それは▼▼▼(某有名温泉地)の当直」
さわの 「めちゃめちゃ景色のいいとこばっか行ってるじゃないですか!!」
A孫子 「ああ、そうだね(笑)」

さわの 「でも先生たしか、土曜も病院来てましたよね
      (当直明けだったのか・・・)」
A孫子 「仕事あるからね」


不憫だ。


さわの 「・・・当直中、温泉入ったりできないんですか?」
A孫子 「病院だから(旅館行ってんじゃなく)」


つくづく不憫だ。


道の駅で山菜くらいは買わせてあげたい。
あと、せめて温泉地の足湯。

いや、まずは景色を見て感動するゆとりをあげたい。
(岩手でお医者さんやるなんて、
まずはこの身の回りの自然が最大のウリなのにねー)


つーか、私はいったいナニをしに病院に行ってるんでしょう。


【診療で聞いた、今日のお得な医療情報】

山菜の中でビタミンKの含有量が多いのは、シドケ。
(私にとっては服用薬の拮抗成分ですが、
一般の方には健康成分)

2008年5月11日日曜日

妹の記憶

ほんとは昨日の日記だけど、長いんで分けました。

と、いうことで昨日の夜は
劇団・風紀委員会のKさんとAさんの結婚を祝う会に出席。

最初、転送メールで祝う会情報が流れてきたときは、
最近の風紀の劇団員の皆さんとはあんまり面識無いし、
会に出席しても面識ない人多いかもなー、
あとで自宅にお祝い贈っとこー、
そーかー、Kさんとうとう結婚かー!(遠い目)

とか思っていたのだが、
その後、立て続けに3人ほどから、
「もしかして、さわのさんに情報流れてないんじゃ・・・?」
とのお気遣いをいただき、 終いには、
私のメールアドレスを聞いたらしい幹事から
直々にメールをいただくに至り、
腹をくくって(?)出席のお返事をする。

たとえKさんの昔の女だとしても、ここまで誘われんだろう。
(いや、昔の女なら逆にここまで誘われないであろう)
と、いうことで、

プロデューサーといえば、親も同然!!(年下だけど)

そこまでKさんの中で、
あの舞台を大事に思っていただいてたなんて、
私としても本望でございます。

そして、会に出席して気づいたのだが、
あそこに出席していたメンバーの中で、
Kさんの初舞台をナマで観てるのって、
劇団旗揚げの大学同期3人の他は、
もしかしてくらもちさんと私くらいかも?!
(ていうか、くらもちさんはその舞台の演出だったから、
実質、客として観てたのは私だけ。
あと、もし観てるとしたら隆春さんとN沼さんあたり?)

・・・と、思ったら、すごく自分が重鎮のような気が。
(かれこれもう、20年くらい前?)

ええ、これからも私は渡鬼の石井ふく子プロデューサーが、
えなりかずきを見るようなまなざしで、
Kさんを暖かく見守っていきたいと思います
(↑しつこいけど、私のほうが年下)。

(でも、その初舞台を見終わった後、Kさんにではなく、
客として見に来てた劇団かっぱOBの東條さんに
「ファンです!」
と、握手してもらった女子高生だったことはみんなにはヒミツだ)。

そして会で、元劇団・風紀委員会メンバー(旗揚げメンバー)で、
Kさんの保育園時代からの親友の
M浦さんと久しぶりに会う。

相変わらずのまったく衰えないそのパワー
(いろんな意味で)に圧倒され、
高野さんには「R-1とか出ればいいのにー!」と言われ、
くらもちさんに子ども演劇ワークショップの
講師のスカウトを受けていた。
(↑ ちなみに、県内某中学教師)

そのうち、M浦さんが盛岡演劇界に復帰するのも
遠くはないかもしれない。
いやー、面白かった、M浦さん。

そんなこんなで、私にとって
高校から20歳前後くらいにかけての記憶が
まざまざとよみがえった会だったのだが、
ここ最近、当時お世話になった

「お兄さん的存在」

の演劇人の方々から、
感劇地図に大きなスポンサー料を振り込んでいただいたりとか、
盛岡劇場付けで私宛にプレゼントをいただいたりとか、
こうして会に呼ぶのを気にかけていただいたりだとか、
皆さんにとても可愛がられていた高校時代
だったのだなぁと、 改めて思うこととなった。

最近は「ちょっと」年上のおねぃさん的立場で
ワカモノ達と接する機会が多く、
こうして自分が妹的な位置づけになることはもう少ないので、
なんかすごく懐かしいなぁと思うと同時に、

IDのメンバーとか、梵坂商店街メンバーとかの、
とっても盛岡演劇界に可愛がられた数年前の高校生たちが、
あと10年位したら、
自分たちが盛岡で可愛がられたということが、
それは本当に素晴らしい思い出だったのだということを
思い出してくれると嬉しいなあと、
ちょっと思ったりもした。

2008年5月10日土曜日

秘密の菜の花園

今日の日記タイトルはちょっとだけ松田聖子の曲
(及び少女小説タイトル)ですが、
最近の私のテーマソングは、

♪幸せをもたらすと言われてる
 どこかでひっそり咲いている~
 花を~探して~ 花を探していますぅ~♪

と、「花の子ルンルン」のテーマソングなのである
(↑ 世代が違う人、わかんない話題でごめんなさいね)。

そんなわけで今日は東北農試(東北農業研究センター)が
年に2日しか公開しない、菜の花畑を見にやって参りました!

まさに、秘密の花園です。

そしてもちろん、電車です!

今日はいわて銀河鉄道「厨川駅」下車、
片道280円(盛岡-厨川間)です!
今日もがんばって鉄子です!

いやあ、これって毎年うっかりしてると公開日時の情報を逃しちゃって、
(その年の菜の花の開花状況に合わせて
施設開放日が決まるから。たぶん)
あとから「あぁ・・・今年も菜の花畑見らんなかった・・・」
と、慟哭するのですね。

しっかし、2日間だけって!!

あと、シフト勤務生活が長かったもので、
ちょうどその日に勤務だったりとか。
今年はちゃんと、スケジュール帳に気合を入れてメモりました。

で、初めて行ったんで知らなかったのですが、
東北農試入口から菜の花畑までって、けっこうあるんですね!

そのへんちゃんと知ってる人はみんな車でやって来てて、
徒歩で向かったのは、私の他になし。

でもあの、負け惜しみじゃなくてほんと、
あの道、ちゃんと歩いたほうが楽しいですよ?
もうね、ほら私、シティーガール(盛岡の)だから、
羊の群れとか牛の放牧とかが視界に見えるだけで、

めちゃめちゃ興奮ですよ!

あんなところ、車でさらっと通り過ぎるなんてもったいない。
で、ほんとによく知らないで行ったので、
入口から歩いてすぐに見えてくる、
小学校の小さなグラウンドくらいの大きさ程度の菜の花畑
(しかも近くまで寄れない距離)を見て、

「・・・まさか、これが夢にまで見た菜の花畑・・・?」
「あー、長いことマスコミ報道に騙されてたー! これかよ!?」

などと、ひどく虚脱感に襲われながら歩いていくと、
どうもまだ案内板と誘導の人が続いている。
ん???と、なおも歩き続けていくと、
どうやらほんとの(?)菜の花畑はずっと奥らしい。
そして、視界に見えてきたのは・・・

 いちめんのなのはな
 いちめんのなのはな
 いちめんのなのはな
 いちめんのなのはな
 いちめんのなのはな
 いちめんのなのはな
 いちめんのなのはな
 かすかなるむぎぶえ

 いちめんのなのはな
 いちめんのなのはな
 いちめんのなのはな
 いちめんのなのはな
 いちめんのなのはな
 いちめんのなのはな
 いちめんのなのはな
 いちめんのなのはな
 ひばりのおしゃべり
 いちめんのなのはな

 いちめんのなのはな
 いちめんのなのはな
 いちめんのなのはな
 いちめんのなのはな
 いちめんのなのはな
 いちめんのなのはな
 いちめんのなのはな
 やめるはひるのつき
 いちめんのなのはな

(b y 「風景」 山村暮鳥)

うわー、すーごいなー!
そして目の前に岩手山!

畑の間に広めのあぜ道?もあるので、
菜の花畑のど真ん中に立つこともできます。
そして、そんなにたくさんっ! 大混雑!!
・・・ってほどの人の数でもなく、
(まあ、シート広げて飲めや歌えやってこともできないしね)
静かーな感じで、
みんなひっそりとココロの中で感動を叫ぶのでした。
そんな奥ゆかしい感じも菜の花畑にぴったりでいい感じです。

来年は皆さんもぜひ、
新聞・テレビで菜の花畑の公開情報を要チェック!

(でも畑の背後の乳牛の群れにも、もうちょっと興味持とうよ、みんな!
 牛だぜ!?)

♪ いつかはあなたの住む街へ 行くかも しれません~ ♪

東北農試の菜の花
↑ 東北農業研究センターのサイトより

「花の子ルンルン」
↑ ちなみにこんなアニメ。
  そういやこんな話だったかなぁ~。もう記憶が・・・

2008年5月8日木曜日

誕生日が同じひと

岩手県民会館展示室に、
「ターシャ・テューダー展」を見に行く。

アメリカの有名な絵本作家ということだが、
持っていたイメージとしては、
ガーデニングとスローライフで有名なおばあちゃん。
という感じである。
(ちなみに私、誕生日がターシャ・テューダーと同じなことに最近気づいた)

展示されていた作品も、知ってる絵本はないかなぁ、
という感じだったが、子供時代のどこかの時点で
きっと触れている気がする、 というような
懐かしい感じの絵柄だった。

「ピーター・ラビット」とか、「くまのプーさん」とか、
ああいう世界を髣髴とさせる感じ。

でもやっぱりこの方の真骨頂は、この
「自然と生きる、自然と暮らす」
の部分なんだろうなあと、
来場者層を見て思ったりもする。

あと、私はてっきりこの生活は、
日常生活の延長線上に過ぎないんだとばかり思っていたら、
ターシャ・テューダーの目指している暮らしというのは、
ターシャの生まれる100年前の時代を
標榜しているのだそうですね。

華やかな社交界になじまない、
自然好きなターシャは、
すでに若かりし頃は浮いた存在であったのだそうな。

「古きよきアメリカ」って本当にもう、
ずいぶん昔の時代なんだなあ。

それにしても、なんか最近私、花を見て歩いていたり、
ジャム作ってみたり、雫石が綺麗だったとか言ってたり、
重曹使ってみたり、ダンボールコンポスト始めてみたりする、
そんな自分が、そのうち山にこもって
炭焼きと陶芸でも始めないかと心配だ。

いやーん、私これでもシティーガールなのに・・・盛岡の。
(↑ 「俺は田舎のプレスリー」と同じ発想である)

ていうか、これって、歳とった証拠?

出口には、次の岩手日報事業である
「瀬戸内寂聴展」のポスターが。

いやいやいや、そこまでまだ枯れてませんよ、私!
ていうかなんか日報さん、客層ターゲット絞り込んできましたね~。
そういや、これまでにもいわさきちひろ展とか中島潔展とか。
岩手の高齢化社会現象を如実に表しているような・・・。

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自然に生きる、自然と暮らす 「ターシャ・テューダー展」

会期:2008年4月24日(木)~5月25日(日)
場所:岩手県民会館展示室(盛岡市内丸13-1)
開場時間:10:00~17:00(休館日:5月19・20日)
入場料:一般1000円

主催:岩手日報社、NHKサービスセンター、東映(株)
協賛:八幡平ロイヤルホテル
問い合わせ:岩手日報社事業局:019-653-4111

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「ターシャ・テューダー展」
↑ NHKのサイトより

2008年5月4日日曜日

桃生くんと愉快な仲間たちツアー

桃生企画第一弾「盛岡再々発見ツアー」に参加。

ツアーコンダクターの、この日記でもお馴染みの
鳥瞰図作家・中田さんとともに、
鉈屋町、清水町、大慈寺、茶畑、松尾町、
南大通、神子田町などなどを、
ひたすら中田さんの毒舌を聞きながら散策するツアーである。

10:00集合で、終わったのが13:00。
優に3時間の行程。
(その後、中津川のほとりで昼食食べて日光浴。
解散は14:30くらい?だったかな)

いやー、ゴールデンウイークの中日にヒマだね、みんな
(↑私のことは気にしないで)。

延べ10人の20代半ばのワカモノたちの中に
こっそり混ざって参加していたのだが、
みんな北海道やら青森やら福島やらの出身ばかりだそうで、
十六羅漢の石像に感嘆の声をあげる姿が、
逆にジモティーな私には新鮮だった。

が、それをおいてもこの中田さんの
街歩きのマニアックな視点。
(中田さんが私より10歳近く年下ってのが解せない)
まるで猫にでもなったかのように、
今まで歩いたことのない路地裏をひたすら堪能し、
様々なアバウト豆知識(笑)を得ることができた。

ふだん地元民しか歩かない細道やら墓地の中やらを、
こんなワカモノたちがゾロゾロ通って、
さぞかし住民の方々は驚いたことでしょう
(一応、歩いてたのはみな公道ですが)。
もしかしたらどうも、ご迷惑をおかけいたしました。

途中で休憩したステラモンテでは、
家族サービス中のくらもちさんとバッタリ会う。

さわの 「今、中田さんに連れられて
      みんなで鉈屋町界隈歩いてるんですよ」
くらもち「あー、町家とか面白そうだよな、あの辺!」
さわの 「・・・いや、町家とかそういう(高尚な鑑賞な)んじゃなく、
      ブロック塀のかたち見たり、墓地の中歩いたり・・・」
くらもち「?」

皆さんも、自分家の近所とかをひたすら細かく見て歩くと、
いろいろ新鮮かもしれませんよ。お勧めです。

うちに帰ってから、盛岡市地図を見てみたのだが、
自分がいったいどのへんをどういうルートで歩いていたのか、
さっぱりわからなかった。

たぶん、どっかの路地裏に置き去りにされたら、
帰ってこれなかったんじゃないか、私。

盛岡の路地裏、そこはとってもミステリーゾーン。

2008年5月1日木曜日

赤いスイートピーの代わりに・・・

 ♪
 春色の汽車に乗っ~て~海・・・は遠いので上米内駅に~
 連れて・・・行ってくれる人がいなかったのでひとりで~
 行ってきたのよぉぉぉ~~~
 ♪

ということで、米内浄水場にシダレザクラを見に行く。

ザンテイゼイリツとか、ガソリンネアゲとかってぇ、
よくわかんないんですけどぉ、

「ガソリンが高かったら、
自転車とバスと鉄道に乗ればいいじゃない?」

という、平成のマリー・アントワネットさわのは、
(↑ あー、今、これを読んでいる大事な友だちの
9割を失ったような気がする)
意地でも、このしちめんどくさいダイヤの
JR山田線の乗車にこだわるのである。

歩いていくにはちょっと遠い。

自転車で行くには起伏が激しい。

バスが少ない。

電車も少ない。

まさにマイカー向きな観光地
(ていうか、普段は観光地じゃなく浄水場だし)。

ああ、それでもさわのさんは公共交通機関にこだわるのね。
それにしてもこのダイヤの少なさ。
かろうじて、

盛岡駅16:30 - 上米内駅16:44
上米内駅17:47 - 盛岡駅18:02

という往復可能なダイヤ発見。
こうなりゃこっちだって意地である。

シダレザクラは、ちょうど満開直前で見頃を迎えたところでした。
昔はたしか木の下で飲食可能だったんだけど、
シダレザクラの根は、地表を這っているので、
あまり木の下をたくさんの人が通ると
木が衰弱するとかいうことで、
今はロープして進入禁止になったんじゃなかったかな
(↑曖昧な記憶)。

でも、シダレザクラはきれいだったんだけど、
浄水場1周で、20分程度で終了。
列車が出るまでのあとの40分をなんとしょう。

と、いうことで場内の水道記念館を鑑賞し、
盛岡の水道水は、東京などの都会の
10分の1程度の塩素しか使用してない、
とてもおいしい水道水だという豆知識を得る
(元の生水が美味しいため)。

外国のミネラルウォーター買ってる場合じゃねーよ、盛岡市民。
水飲みたきゃ、青龍水や大慈清水で汲んできなさい。

それにしても、中途半端な時間でもったいなかったなぁ。
来年、お時間のある公共交通機関愛好者の皆さまは、
本を一冊持ってきて、一本前の電車で来て、
シダレザクラの目の前の木のベンチで、
のんびりと読書してお帰りになることをお勧めいたします。

米内浄水場
↑ 米内浄水場のシダレザクラの紹介
(盛岡観光コンベンション協会)