2008年2月29日金曜日

セクハラ発言されづいてる今日この頃

内丸のカフェ「冨澤バルーン」が、
3月14日で閉店するということで、
閉店パーティー(?)に行ってきた。

やっぱこの不況下、盛岡はやたらカフェが多いし、
経営が厳しかったのかなぁと、
勝手な想像でひどく残念に思っていたところ、
どうやらオーナーの冨澤さん(←美人)の寿閉店(?)らしい。
(昨年末に結婚したダンナさんの転勤が決定)

実はめでたい閉店パーティーなのである。
店内は、これまでにこのカフェで
作品展を行ったアーティストたちによる作品で埋め尽くされ、
中田さん作成の冨澤バルーン年表まであり、
IBCニュースエコーで放映された冨澤バルーン閉店の
ニュースの上映会(?)を行う。

なかなかの盛況だ。

仙台からは桃生くんが駆けつけ(というか、首謀者なの?)、
鳥瞰図作家の中田さんや、
龍伝の佐々木龍大さん等、
冨澤バルーンのお馴染みメンバーが顔を揃えた。

就職の決まった桃生くんと仕事の話をしていると、
背後のほうで中田さんが、
「食っていう字は、人に良いと書くんだよ!」
などと劇団かっぱの稲邊くんに
熱く語っている声が聞こえてきて笑う。

・・・と、他人事で面白がっていたら、
酔ってテンションMAXの中田さんに捕まった。

中田 「さわのさんはぁ! 一体何者なんですか!」
さわの「何者って・・・」
桃生 「アイドルですよね(笑)」
さわの「そうそう、アイドルだから(笑)」
中田 「アイドルかぁ。
     さわのさんには、いろいろ聞きたいことがあるんですよ!」

アイドルは認めるんですね。

中田 「いやぁ、なーんか面白い人見つけちゃったなぁと思ってさあ。
     ねぇ、さわのさんのことって知りたくない?」
桃生 「いや、別に俺は知ってるし・・・」
中田 「まったそうやって、俺より優位に立とうとして!」
さわの「いや、別に聞かれたことは何でも答えますよぉ、私は」
桃生 「さわのさんと話したことのない話題は、
     恋愛話くらいかな」

そうきましたか。

さわの「あー・・・それは友達同士でも話すことないかな・・・」
中田 「じゃあ、今付き合ってる人はいるんですか?」
さわの「いたらね、金曜の夜にこんなところに一人で来てないから!」

アイドル、その実態は負け犬キャラ。

中田 「俺ね、絶賛系の沢野日記、
     けっこう前の方まで読んだんですよ」
さわの「あぁ、それはどうも・・・」
中田 「さわのさんね、全然年下と結婚、大丈夫だから!
     どうすか、年下は!」

大丈夫って、何が。

つーか、なんで私は金曜の夜に
10歳ほど年の離れた男の子たちに囲まれて、
こんなセクハラ発言を受けなければならないかっちゅう話ですよ。
まあ、10年前にはこういう会話をするとは想像もつきませんでした。
若者たちよ、ありがとうありがとう。でもね、

ほっといてもらえませんか!!

おひとりさま生活、こう見えて楽しいっすから!!

さわの「・・・そんなに私、結婚しなきゃダメなわけ?」
中田 「いや別に。でも、日記読んでたら
     結構そういう話題が出てくるから、
     『あぁ、この人、結婚したいんだなぁ・・・』って思った」

全ての元凶は自分にあったらしい(まー、あの、ネタなんすけどね)。

そしてこないだ、ドラックストアでMONGOL800の、
「ほら あなたにとって 大事な人ほど すぐそばにいるの~」
という曲が流れてきたとたん、

「いねぇよ!」

と、店の中心で愛の不在を(心の中で)叫んだことは、
彼らには絶対にヒミツにせねばなるまい。


2007年6月19日の日記
↑ 上記の話題のネタ元はこれでした。

2008年2月27日水曜日

地球に優しく、人には厳しく

コンポスト、というものをご存知でしょうか?

いわゆる、生ゴミ処理機ってやつですね。
最近は電動処理機がいくつも出てきて気になっているが、
5万とか6万とかすごくお高め。
だからって、普通に地面に穴を掘って
(もしくは専用容器―コンポスト―を買って)
処理をしようと思えば、

「生ゴミのにおいが凄い」

「ウジがわく」

「猫やネズミに荒らされる」

と、
「自給自足ってのはなぁ、
そんな生易しい考えでは暮らしていけんのだよ!」的な、
環境を語るときに
「ものすごい努力」
を強いられるイメージの象徴のような存在、それがコンポスト。

とはいえ、あの日々大量に出る生ゴミ、
「エコ」とか「環境に優しく」云々という前に、
生来の貧乏性気質から、
あの野菜くずや茶殻なんかがもったいない・・・。
と、常日頃思っていたワタクシ。
生ゴミって、その8割だか9割だかが水分だけなんだそうですね。

そんな今日、バイト先に突如出現した、その名も
「ダンボールコンポスト」
環境学習の紹介コーナーの企画展示の一つとして、
こんなものがお目見えしました。

展示説明には、3ヶ月で20キロくらいは出る生ゴミが、
このダンボールの中に素材を入れたコンポストを使って
3ヶ月おくと、乾燥して(分解されて)なんとたったの300グラムに!
(↑通販番組風)
紹介例として挙がっている写真では、
重たげなメロンの皮が、
3ヵ月後にはドライフルーツのような姿。

おおおぉぉぉぉぉ!!!

しかも、臭いが劇的に少ない!

臭いがしないので、猫やネズミも寄ってこない!

うおおぉぉぉぉぉ!!!!!

ちょっとこれは気になりませんか、奥さん。
偽エコ人間のワタクシもちょっと興味をそそられました。

段ボール箱は、普通のそのへんにあるやつです。
これを底を二重底にします。
で、展示してあるものは、
専門団体に注文して取り寄せた素材を使っているのですが、
ホー○ックかなんかに普通に売ってる
腐葉土みたいなもの(ピートモス)でもいいらしくて、
これに、もみ殻(=もみ殻くん炭。これも普通に売ってる)と、
米ぬかを混ぜるだけ。

この素地に、どんどん生ゴミを日々投入して、
混ぜ込んでいくだけです。

まあ、糠床みたいな感じですね。

処理が遅いときは、
米のとぎ汁とか、油かすとか入れると分解が進むらしい。
で、3ヵ月後には堆肥になってくれて、
それを畑に混ぜ込めば、
自家製肥料のできあがり、らしい。
(↑「らしい」ばかりでスミマセン。
なにぶん、今から始めるので)

でまあ、そうは言っても肉魚の生ゴミや、
調理済みのものの生ゴミは、
ちょっと匂いそうだし虫も寄ってきそうで抵抗はあります
(まだ試してないけど)。

でも、日々の野菜くずと果物の皮と、
コーヒー・紅茶殻だけでも、
かなりの処理量になるんではないだろうかと。

興味のある方は、
「ダンボールコンポスト」
かなんかで検索してみてください。
たぶん、出てくる、と思います。

さわの 「これは面白そうですねぇ。
      成功したら家でもやってみたいです」
Uさん 「ね? 早く生ゴミ作りたくなるでしょ?」(←本末転倒)
さわの 「展示だからやっぱり、
      見栄えのする生ゴミ(?)がいいですね」
Uさん 「ミカンとかリンゴとか、今からみんなに買ってこようかなぁ」

さわの 「いや、やっぱここは(展示例と同じく)メロンじゃないっすか?」

地球に優しくなろうとすると、隣人に厳しくなる。
その萌芽が、私にも芽生え始めているようである。

2008年2月22日金曜日

赦すということ

八時の芝居小屋2月公演「百年」
(於・盛劇タウンホール)を観てうちに帰り、
何とは無しにぼんやりNHKを見ていた。

途中から見たので、タイトルその他詳細は忘れたが、
80歳前後の旧日本兵のおじいちゃんたちと、
同じ世代の旧アメリカ兵のおじいちゃんたちを集めて、
ハワイで野球で交流会をするとかいうドキュメンタリーだった。

片一方は、南の島で銃撃を受け、
食べるものも底をつき、 多くの仲間を、
地獄のような惨状の中で失ってきている。
方やもう一方も、ハワイで多くの仲間を奇襲攻撃で失っている。

とにかく、憎しみだけで捉えてきた同士である。

その歳月、67年。

最初はものすごくぎこちない日本のおじいちゃん達が
通訳を介して、当時の状況を米兵のおじいちゃん達と
訥々と話し合い、
お互いに、当時の相手の状況を知り、
野球の試合を終える頃までには、
お互いに握手をし、
笑顔で話し合う様には、うーんと思った。

特に、感動を煽るようなものでもなく、
淡々としたドキュメンタリーだったのだが、
60年以上も深い憎しみを抱いていた相手を赦す気持ちって、
いったいどういう思いなんだろうなあと、
その想像もつかなさに思いを馳せた。

いや、馳せたからって単純にわかることではないんだけども。

もうちょっと、ちゃんと見ておけば良かったなぁ。

なんかもう、その「歳月の果ての赦し」
ばかりが記憶に残ってしまい、
ドキュメンタリーそのものをきちんと見ないでしまった。
普通のドラマや舞台だったら、よっぽどじゃないと

「ウソくせぇ」

と、思っちゃうかもな内容だったにもかかわらず、
今もまだ、どうしたわけか心にひっかかっている。

2008年2月21日木曜日

セクハラの定義

岩手演劇通信「感劇地図」編集会議&発送作業
in盛劇(河南公民館)会議室。

編集委員の前川さん(花も恥らうぢょしだいせい)と、
となり同士でわいわいお話をしていたら、
前川さんの反対隣に座っていた、
くらもちさん(40代2人の子持ち)が、
前川さんの顔を見て、しみじみとこう言った。

くらもち「前ちゃんさぁ、やっぱ若いから肌きれいだよなぁ~」

なぜそれを、「私が」前川さんの隣にいるときに言う!

なんすか、私にケンカ売ってんすか?!
ひどい、ひどすぎる。 女性センターに訴えてやる
とさめざめと泣いていると、
すかさずくらもちさんが言い放った。

くらもち「俺は、前ちゃんの肌を褒めただけで、
      さわのの事なんかひとっことも言ってないぞ!
      なんでそれで俺がセクハラで訴えられなきゃないんだよ!
      納得がいかないぞ、俺は。」

さて、皆さんはどう思いますか?

とりあえず、この話を数人の30代以上女性に話したところ、
100%全員に賛同を得たので、
訴えたら勝てる自信はあるような気がします。

でも、ここに書いちゃった事で、 くらもちさんは、
世界の30代以上女性全てを敵に回したような気もするので、
とりあえず溜飲は下げておくことにする。

2008年2月14日木曜日

フェアトレードのチョコってすごく美味いらしいっすよ。

バレンタインデーである。

例年、あげる本命がいないにもかかわらず、
あのカワトクのチョコレート売り場の熱気には参加してみたく、
義理チョコだとか自分チョコだとかを
買うのをかかさない私だが、
今年はちょうど、バイト先の仕事日だったので、
こちらにチョコを持参した。

まあでも、女性の方がずっと多い職場なので、
みんなでチョコ食べましょう的な、
すでに義理チョコの域すら超えた人類愛チョコである。

うちは母校は女子高だったので、
バレンタインデーには 友達同士でその日は
「なーにが、バレンタインだー」
とか言いつつ みんな(←つーか、私の周りだけかも?)で
チョコ食べてたもんである。

そんな懐かしさを思い出す。

しかし、持ってく前は少なからず不安だった。
環境を考える人たちの職場である。
地球に優しい人たちの職場である。

フードマイレージとか、
フェアトレード(←言葉がわかんない人は自分で調べてね)とか、
いろいろこだわってる人たちだったらどうしよう・・・。

「ごめんなさい、うちの職場では、
 フェアトレード製品のチョコしか食べないことにしてるの」

みたいな。
買ってったチョコは、んもう、
めちゃめちゃいたいけな貧困層の労働者から
搾取してそうなカカオを使ったチョコっぽいしー。
成分だって、なんかいろいろわけわかんない添加物多そうだしー。

そんな話題になったら私、その場にいたたまれないかもー!
(カワトクさん、来年はゼヒ、
フェアトレード製品チョコも置いて欲しいなー)

などと思っていたのだが、そんなことは全然なかった。
なんか私、「そういう関係の人たち」にものすごく偏見持ってた?

「昼は絶対、手作りお弁当持参」 とか、

「中身はマクロビオティックな感じでー、
玄米と有機野菜でバランスよくー」 とか、

「この職場でコンビニ弁当とペットボトルは買えねー!」 とか?

「マイはし持ってないと袋叩きに遭う」 みたいな?


なんかずっと、普通の職場でした。


それよか、よっぽど私のほうが、
「間伐材で作った割りばしの使用済みを集めて、
薪として再利用するのと、
割りばしを使わない飲食店が、
使用済みのはしを洗剤で洗って消毒して水を汚すのとでは、
どっちが地球にかかる負荷は少ないっすかねー」


とか、すげぇ、うざい。


そして、そんな鬱陶しい話題を、
若い男性コーディネーターさんにふっかけてる自分に、
婚期の遅れの理由が、なんとなくわかったような気がした。

2008年2月13日水曜日

ミーハー、初心に還る

今年の正月は、元旦早々独身35歳女4人連れで、
盛岡八幡宮に初詣に行った。
(↑と、書くとものすごく痛々しいが本人たちはいたって楽しい)

お参りをしてから、中の喫茶店に入ると、
なんとそこにはテレビ岩手「5きげんテレビ」の平井さんが!!

目ざとく見つけた友人・やす子(「動物哀歌」公演に民謡で参加)が、
すかさず握手してもらっているのを見ていた残りの我々にも、
平井さんは、嫌な顔一つせず
(ご家族と一緒のプライベートにもかかわらず)、
あのテレビの通りの変わらない明るさで、
あちらから次々と握手をしてくれた。

「いや~、うち帰ったらお母さんに自慢しよう!」
「新年早々縁起がいいなぁ~」
などと盛り上がり、
そんなミーハーな盛り上がり話を 数日後の新年会
(このメンバーにプラス1人)ですると、
その場にはいなかった友人Fに冷静に言われた。

友人F 「ナニ言ってんの、さわの。
      あんた普段IBCの平ちゃんと仕事してんでしょ?」

そうでした。 うっかりしてました。

私は「じゃじゃじゃTV」や「まい土!平徳商店」とか
「ガンダイニング」などで お茶の間の人気者の
ブラウン管(←死語)の向こう側にいた「平ちゃん」と、
一緒に舞台を創り、打ち上げでビールを飲んだりしてました。
いけませんね、そういう初心のミーハー魂を忘れては。

県美さんから届いた、「動物哀歌」公演の
熱い感想をくれた小学生の女の子の手紙には、

「おかあさんはへいちゃんとあくしゅしたかったのにできませんでした」
(↑終演後にキャストの客出ししなかったんで)

とか書かれるような、
そんな地元の人気者と仕事してんですよね、私はね。

初心に戻らねば。

で、今日盛劇(河南公民館)の会議室で、
「もりげき八時の芝居小屋制作委員会」会議が19時からあり、
テーブルの向こう側で世間話をしている、
同じく制作委員のIBC岩手放送の大塚さん
(「なんだりかんだり読みがたり」担当プロデューサー) を見ながら、
「うわー、わたし今、『IBC“トップ40”の大塚さん』と
一緒に会議してる・・・」 と、今更ながら改めてしみじみ思った。
(「トップ40」=往年の地元人気ラジオ番組)

今更「大塚さん、サインください!」っちゅうのもななんか変だし、
このモヤモヤしたミーハー心を、
私はいったいどうすればいいのだ。

いや~、目の前にアノ「大塚さん」がいるんですよ!!

あ、あと仕事で以前、テレビ岩手の鈴木直志アナウンサーに
お世話になったときも、仕事スマイルの裏では、
「きゃー、鈴木直志さんだー! テレビのまんまだー」
と、ずっと思いながらお話していた(とても優しい方だった)。
きっと、岩手出身者だったらこの気持ちをわかってくれるに違いない。

・・・よね?

そんな感じで、今日の八芝制作委員会会議では、
来年度、また八芝の舞台のプロデューサーをすることが決まった。
そしてまた、「チャレンジ枠」。

さわの 「・・・なんか私、毎年チャレンジさせられてるような気がする・・・」

再び、盛岡演劇界とあまり接点のない企画の
プロデューサーをさせていただきます。

なんか、冗談で言い始めた「敏腕プロデューサー」の肩書きが、
どんどん「スターにしきの」における「スター」のような
意味合いに なってきているような気がする今日この頃である。

2008年2月8日金曜日

たまにはちょっと、いい話でも

先日、ワカサギ釣りに行くために 日曜を臨時休業する旨を
自身のブログで伝えていたcartaさんが、
東京方面から来たお客さんに、
「昨日はワカサギ釣りに行ってお休みだったんですよね?」
「それを教えてもらって、今日(その日曜の次の日)来たんですよ」
と、言われたという話をブログに書いていた。
「どなたかわかりませんが、ありがとうございます」と。

それね、実は私だったんです。

黙ってればカッコいいのにねー。
いやー、人間が未熟なもんでつい「それ、あたし!」と、
今日cartaさんに行ったときにバラしてしまいました。

若い女性の二人連れだったのですが、
特にアウトドアやスキーをしに来たとか、
賢治・啄木が好きとか詳しいとかいうわけではないという。
なんか、イキオイで

「そうだ、盛岡に行こう!」

という事になったらしい。
話を聞いてる限りでは、
盛岡の「何か」に思い入れがあるという感じでもなさそう。
しかも1泊じゃなくて、数日滞在するらしい。

「お願いですから、次は5・6月の気持ちのいい季節に来てください(涙)」
「スキーしに来たわけでもないのに、
なぜよりによってこんな寒いときに・・・」
(ちなみに、まだ雪まつりも雪あかりイベントも開催されてない頃。
あ、雪まつりは始まってたかな? ちょっとあやふや)
などと言いつつ、お二人の好みを聞き出しながら、
ふと、
「盛岡は、スタバがつぶれる街として有名なんですよ(笑)」
「それくらい、それぞれお気に入りの喫茶店をみんな持ってるんですよ」
みたいな話になった時、二人ががぜん身を乗り出した。

「私たち、カフェめぐりが好きなんです!」

そうなったら私の得意分野ですから!(笑)

もう、環境問題そっちのけで盛岡中心部のカフェトーク炸裂ですよ。
(もちろん、冷麺も、便利な100円バスもお話しましたが)
中ノ橋、紺屋町、上の橋、菜園、内丸あたりの主な喫茶店の場所に、
地図に印をつけて、
それぞれの喫茶店の特色を紹介して送り出しました。

「道がわかんなくなったら、そのへん歩いてる人つかまえて聞けば、
きっと誰でも教えてくれますよ。盛岡の人は親切ですから」

というアバウトな説明(でも間違ってないと思う)で送り出したのですが、
cartaさんに行ったことは確実にわかって、ひと安心。

そんな経緯をcartaさんでしたら、
そのお二人の話には後日談があって、
cartaさんでそのお二人は今度は

「どこか美味しいお店はありませんか?」

と、質問したらしい。
そこでcartaさんは、川向かいの「くふや」さんを
教えてあげたのだそうな。

そうしたらそのお二人は、
このわらしべ長者みたいな ご紹介繋がりツアーの
出来事がとても楽しかったらしく、
(↑る○ぶとかマッ○ルとか持ってなさげだった。すごいな、それも)
また、盛岡のこういう面白さを興味深く思い、
くふやさんで食事した後にcartaさんに寄って、
感謝のお手紙を遺して帰っていかれたのだそうな。

ええ話やなー。

ってね、ここで私が黙ってればもっとカッコいいんですけどね。

でも、スキー場とか温泉とか聞かれなくてよかったー。
そうなったらもう、私は全くお手上げ状態でわかんないので、
こういう展開にはならなかったんでね。

縁って、面白いですよね。

2008年2月7日木曜日

不自由好き仲間

仕事帰りにフェザンをふらふら歩いてたら、
鳥瞰図作家の中田さんと彼女さんと遭遇した。

このお二人とは、なぜだかわかんないがよく街なかで遭遇する。
しかも、いつも同じ場所とかイベントでとかではなく、
近所のスーパーだとか、カワトクだとか、フェザンだとか、
ほんとに油断した風情で歩いているときに限って、会う。
なんでだろうね? と言うと中田さんは、

中田 「ほら、さわのさんも俺たちも車持ってなくて、
     よく街を歩いてるから。
     テリトリーが似てるんですよ」

と、こともなげに答えた。

「車の人は街なか歩かないし」
「車の人はイ○ンみたいな郊外店に行っちゃうんじゃないですかねぇ」

なるほど。ちょっと目からウロコ。

ちなみに中田さんは本を買うときに、
某大手全国チェーンの本屋では一切買わず、
その某本屋で、気にいった本を見つけると題名などをメモして、
近所の小さな本屋で発注するのだそうな。

小難しく言えば「地域経済に貢献する小さな運動」である。

しかも、そういう小さな本屋の特徴とか個性とかまで把握してる。
その話を聞いて、しばし感動。
いやぁ、私も某ネット通販サイトは使わないで、
極力地元本屋で買いますけどね、
(↑私の場合そういう高尚な理由じゃなく、
どっちかというと  直に手に取って中身を見てみないと
本が買えない性質なだけ  とも言いますが)
どうしても大きな本屋に気持ちがなびいちゃうんですよね~。

これって、今の便利生活に慣れちゃってると、
めちゃめちゃめんどくさいですよ、きっと。
簡単には真似できないなー。すごいなー。

それにしても、なんで私の知り合う人たちはみな、
こういう面白い発想の人たちが多いんだろう。
でもこのような現代社会で生活を送る上では、
お互い不自由な性格の仲間たちばかりなような気もしないではない。