2008年6月22日日曜日

豊かな自然とイベント&文化のバランス

今日は、いしがきミュージックフェス2日目(無料ステージのみ)。

17:00からの現代時報公演で、
くらもちさんの愛娘・Kちゃん(小3)が初舞台を踏むので、
(元劇団・ネジの八千代さんの愛娘・Kちゃんとのダブルキャスト)
これは万難を排して観に行かねばならない。
(あ、学芸会とかですでに初舞台踏んでるかは知らないけど)

そしてKちゃんが大きくなって、思春期あたりに
もしグレちゃったりなんかした暁には、
この初舞台の様子をつぶさに伝えて
「あーーー!! その話はやめてくださいぃぃぃ~~~!!!」
と、大人しくさせるのである。

そんな壮大な計画を心に秘めつつ、
その開演までの間、何か聞けるライブは無いかなと、
マチナカをぷらぷらするものの、

フラダンスとかマウンテンバイクショーとか、
ちょうどバンドとバンドの合間の時間帯だったりとか、
なかなか今日は
「城下町に音楽があふれ出」しているところに出会えない。

そんな中でやっと、カワトクステージで出会えた
岩手大生のジャズグループはかなりのヒットだった。
大学生であれだけできるんだねぇ~。
(BLUE.SOUNDSというグループでした)。
ちょっとカッコよかった。

しかし今日は昨日と打って変わってめちゃめちゃ寒い。
なんなんだこの温度差は。

あまりの寒さに耐え切れず、
カワトクステージのトリ「蝦夷」のライブの途中で
外にいることを断念。
カワトク地下で暖をとってから、盛劇に向かう。

途中、あまりの寒さに遭難しかける。

盛劇前の自販機でお茶を探すが、
「あったか~~~い」お茶はもう無いっすか!?
飲料業界の皆さん、北国ナメちゃいけませんよ。
北国はね、7月でも「あったか~い」ドリンクが
必要な天気のときがあるんですよ!!!(←力説)

そろそろ私も意地張ってないで、マイボトルにしようかなあ・・・。


それにしても、先週12日より、
私のイベントお楽しみスケジュールはすごい。

12日(木)20:00~
もりげき八時の芝居小屋プロデュース
「極楽トンボの終わらない明日」観劇

13日(金)9:30~18:00
Book Cafeてくり準備お手伝い

14日(土)8:10~21:30
Book cafeてくり&打ち上げ

15日(日)8:10~18:00
Book Cafeてくり

20日(金)PM
岩手県立美術館「日本美術名品展」鑑賞
(↑ オススメ。ビバ日本美術!)

21日(土)12:00~19:30
いしがきミュージックフェスティバル

22日(日)15:50~16:10
いしがきミュージックフェスティバル(ちょっとだけ)
17:00~18:30
現代時報公演「ガタロ」観劇


本、演劇、音楽、美術・・・
ちょっと詰め込みすぎな感もあり。

ここ最近、重曹だとかダンボールコンポストだとか、花見だとか、
このまま進んでいくと山で自給自足生活?っぽかった感じを
無意識に潜在意識の中で大きく揺り戻しをしたような。

やっぱり私は、自分の性格的に岩手の山奥でひっそりと
自給自足の日々だけでは暮らせないような気がするし、
かといって、東京で毎日が文化&イベント生活満喫ってのは、
もう体力的にも精神的にもキツイかなあ、
このふり幅の中でのいいところのポイントを
見つけて暮らしていくことが、
私にとってのシアワセなのかもしれないなぁ、と、

昨日、マチナカにもかかわらず緑豊かな盛岡城ステージで、
木々のゆらぎと広い空を眺めながらライブを楽しみ、
中津川のほとりで川のせせらぎを聴きながらお昼ごはんを食べ、
なんとなく、そんなことを思っていたりもした。

2008年6月21日土曜日

いしがきミュージックフェスティバル08

昨日の夜に、突然高校の後輩M嬢から、
一緒にいしがきミュージックフェスティバルに行く予定だった友人が、
急に仕事が入り行けなくなったので、一緒に行きませんか?
というメールがきた。

昨年のフェスをあんなに絶賛していたにもかかわらず、
今年は全くのノーマークだった私。

だってぇー、今年はGANGA ZUMBAも来ないしぃー、
オーバーグラウンドアコースティックアンダーグラウンドも来ないしぃー、
有料ステージのラインナップ、
今年はなんか知らないミュージシャンばっかだしぃー、
お金無いしぃー、
無料ステージがずいぶん充実してるから、
無料ステージちらっと見ればいっかなー、みたいなぁー。

・・・・・今日の夜まではそんな事を思っていた私の手元には、
先週、てくりの古本市で儲けたあぶく銭が。

そして、早割りのペアチケットで買ったM嬢が、
当日券なら一人4500円のところを、3000円でよいという。

で、以前に軽く、キャンドルナイトイベントのボランティアどう?
と、言われていたのを断っていたところだったので、
(たしか、明日あさってがイベント当日)明日は余裕でヒマ人。

これも神のお導きかしら、と思い、ありがたくお誘いに乗る。
相変わらず、フットワークの軽さとミーハーっぷりには自信がある。

それにしてもM嬢と二人、12:00から19:30近くまでの参戦。
いやー、炎天下歩いた歩いた!
(盛岡城会場の)坂道何度も登った登った!
ちょっとした登山くらいの体力は使ったんじゃないか。

ペットボトルのお茶とア○エリ○ス、計1リットル飲んで、
トイレに一回も行きませんでした!

身体中、塩噴いてた。

今年こそ、ほんとに近くの循環器医療センターに担ぎ込まれて、
A孫子先生に呆れられると覚悟しました。
いや、叱られても返す言葉が無いと思ってました。

そんな私の今年の観客タイムテーブル。
すべて徒歩移動。
今日は盛岡今年初の真夏日だったらしい。

(※時間は、スケジュールタイムテーブルに書いてあったもの。
 その通りの時間帯で鑑賞していたわけではないです)

【12:00~】カワトク

 M嬢と待ち合わせ。
 地下で昼ごはんを買って、カワトクステージの前を通ると、
 今年も江幡さんが司会をしていた。
 オープニングをちょっと聞きつつ、盛岡城ステージへ向かい、
 会場の雰囲気を眺めつつ、中津川岸で昼食。

【13:40~14:10】盛岡駅ステージ

 町田直隆&PK BATTLES。
 友部正人のポエトリーリーディングイベントCD「no media」の
 どの年のだったかに参加していた若いミュージシャンで、
 詩に特徴があり、ずっと気になっていた人であった。
 今回、初めてナマで聴けて、CDも購入できて満足。

【14:30~】盛岡Club ChangeWAVE(有料)

 犬式。
 名前が面白い。と思ってちらっと寄ってみたものの、
 あまりの客の多さに、
 「そんな不純な理由で来てスミマセン!」
 と反省し、あとからあとから押し寄せる客に場を明け渡す。
 ていうか、既にこの時点で暑さと疲労でバテバテ。

【14:35~15:15】カワトクステージ

 omu-tone。
 もうとにかくバテバテで、どこか休むところを求めて歩いて、
 カワトクステージ前のベンチ。
 離れたところから聞こえてくるマリンバ?の音が心地好く。
 しかし、私たちの予定は15:05からの盛岡城ステージ。
 重い腰を上げて、立ち上がる。

【15:05~15:45】盛岡城ステージ(有料)

 GOING UNDER GROUND。
 ふだんは循環器科の洗脳で、塩分糖分控えめ生活なのだが、
 この疲労感はお茶では解決不可能と、
 アク○○アスでナトリウムとビタミンと糖分補給。
 聴こえてくるメロディーと歌声のあまりの爽やかさに、
 「おねぃさんには、この歌声は爽やか過ぎるよ・・・」
 と、M嬢と30代二人、ちょっと後ろめたい気持ちを憶える。
 (ちなみに、堀北真希が泣いてるなっちゃんのCMで、
 村下孝蔵の「初恋」のカヴァーを歌ってるひとたち)

【16:15~16:55】盛岡城ステージ(有料)

 BEAT CRUSADERS。
 前のステージで体力を温存していたので、やっと立ち上がる。
 すいません、全然知りませんでした。
 こんなに人気のバンドだったんですね。
 ふだんは、テレビ出演のときでもお面を付けて出てたりとか、
 DVDとかでも、顔の部分はお面のCGにしていて、
 ライブでしかその素顔は見られないらしいんですが、
 しょっぱなでお面を外して歌ってる姿が初対面の私には、
 シモネタコール全開の、愉快なお兄さんたちという思い出。
 「僕が本当に出たかったのは、
 フジのロックフェスと、このいしがきの二つだけでした!」
 との壮大なリップサービスが飛び出した。

【17:30~18:05】 盛岡Club Change WAVE(有料)

 ROODY’S。
 いやー、マジでカッコいいライブでした。
 ずっとライブを聴いてみたかったんです。
 それにしても山本司さん、私より何歳か年下なはずなのに、
 その雰囲気がもうすでに桑名正博や岩城滉一みたいな
 ちょいワルオヤジちっくなのはどうして。
 会場の雰囲気もなんかワイルドでアダルト。

【17:35~18:15】カワトクステージ

 SCRIPT。
 元ムーンチャイルドのヴォーカル、佐々木収さんは、
 私と同世代の盛岡一高演劇部にも在籍していて、
 当時からめちゃめちゃ女子高生にキャーキャー言われてました。
 高校演劇の盛岡地区大会の客席で
 黄色い声が飛び交っていた時代。
 そんな往年のファンがたくさん駆けつけているようで、
 後輩M嬢もステージに走ってゆきました。
 そんなカワイイ後輩の背中を眺め、
 やはりもう、体力の限界の私はベンチ休憩。

【18:25~19:15】盛岡城ステージ(有料)

 SOIL&PIMP SESSIONS。
 今日の盛岡城ステージのトリ。
 全然予備知識なく来たものの、
 トリ務めてるし、きっとそれなりにすごいライブに違いない、
 なんか、ジャズの凄い人たちらしい。
 くらいなイメージで選択。
 それがあーた、カッコよかったんですわよ。
 スカパラファンとかはハマるんじゃないかしら。
 ていうか、そんなのみんな知ってるんだったらごめんなさいねー。
 いやー、さすがトリ。さすがミュージックフェス。
 
そんでもって、
有料ステージのラインナップ、
今年はしょぼいとか言ってごめんなさい。
街に音楽があふれだしてないじゃんとかいってごめんなさい。
移動してる時間のほうが長くて、全然ライブ聴けてない
とか言いながら歩いていてごめんなさい。
なんだかんだでこんなにたくさんのライブを一日で楽しんでました。
(でもやっぱ、全会場制覇は今年も無理だった)



やっぱりことしもいしがきはたのしかったです。



でも、来年こそほんとに
循環器センターに担がれる気がしてなりません。
そろそろ大人しくしたいと思います。

2008年6月20日金曜日

循環器科メガネ男子部

医大循環器科外来。
ひと通りのやりとり(採血検査結果とか、
血圧測定etc)が終わり、
ふと、A孫子先生に訊いてみた。

さわの 「・・・一度、お医者さんに訊いてみたい
     と思ってたんですけど、」
A孫子 「(ナニ訊かれるんだという一瞬の緊張の表情)」
さわの 「お医者さんにメガネの人が多いのは、
      やっぱ、コンタクトレンズが危ないことを
      お医者さんは授業で知ってるから
      なんじゃないですか?」
A孫子 「いや、そんなことないよ。
     別にメガネが多いわけでもないし」

さわの 「いや、だって私の歴代の主治医は
     みんなメガネですよ!」


そんな統計をとっていたんですか、さわのさん。


さわの 「T代先生でしょー、F崎先生、K地先生、
      (主治医じゃないけど)新N先生・・・で、A孫子先生」
A孫子 「それはたまたま周りにそういう・・・」
さわの 「あ。あと(中学の時の検査入院の時の主治医の)
      I川先生も!」
      (主治医じゃなくても、他にもいくらだって
      言える自信がある)
A孫子 「でも(最近の主治医グループの)
      M田先生はコンタクトだよ。
      長Nもたしかコンタクトだったはず・・・」
さわの 「逆に、裸眼の先生はいないって事ですね。
      コンタクトしてて」


真剣に、私たちはナニを語り合っているのでしょう。


さわの 「なんだ。てっきりほんとはコンタクトって危ないけど、
      コンタクト業界から圧力(?)がかかってて、
      公には言っちゃイケナイとか
      いう事があるのかと・・・・・」
A孫子 「昔のは白内障の手術ができなくなるとかも
      あったみたいだけど」
さわの 「ハードレンズとかですか?」
A孫子 「今は全然。・・・俺はね、
      目薬も点せないからメガネなだけ」
さわの 「あぁ、私も同じです(笑)」


そんな、自分に目薬が点せない主治医に、
点滴の針を刺されていたさわの(しかも巧い)。


それよりもこの時期、医療関係者に質問するんなら、
「災害時の循環器医療センターの対応策」
とか、他にもっとジャーナリスティックな
話題があったろうに、

よりによって、循環器内科の
メガネ男子率を疑問に思う私。


A孫子 「来月は、心電図検査ね」
さわの 「はーい」

2008年6月15日日曜日

Book Cafeてくり 2日目終了

と、いうわけで、楽しく参加させていただいた
Book Cafeてくり終了。

古本市ばかりでなく、イベントスタッフとしても
声をかけてくださった木村さんには
ただただ感謝の気持ちでいっぱいである。

ひさしぶりに、前職の事業担当時のような
お祭り気分と心地よい疲労感を堪能させていただいた。

実は私はふだん、フリーマーケットなどに本を出すことは無い。
(あ、考えてみればフリーマーケットに出店したことも無い)

なぜかというと、自分の読んでる本の傾向がまる分かりって、
ちょっと恥ずかしくないっすか?
むしろ、ブログのほうが何かと
文章で「さわのさん」というキャラクター設定できる分、
「さわのさん」と、本来の自分の差を楽しむことができる。

無造作に積み重ねられた本は、そうはいかないですからねぇ。

で、今回は「てくり」というミニコミ誌の読者層をターゲットとし、
もっともポピュラリティのある本、というセレクトで挑んでみた。
テーマは、

「私の中のてくり成分」

かなり熟考したつもりである。
搬入前日に入れ替えた本もけっこうある。
なので、普段の私の読書傾向そのものとはまた微妙に違うはず。

・・・・・と、思っていたのだが、他の出店者の本を見て、
やはりそれなりに私の好みというのは出るなぁ、
ということが分かって、興味深かった。
つうか、

「なんでもアリやね、この古本市」

まあ、私だってみうらじゅんの
「いやげ物」とか出してたわけなんですけど、
(↑ なぜ、東海林さだおを入れるかは悩むのに、
 「いやげ物」はオッケーだったのか、私)
2日目の後半まで売れなくて、
「あぁ・・・やっぱりてくり読者って、まじめで上品なのね・・・」
と、よよよよよと嘆いていたが、ちゃんと売れていった。

初日と、二日目で来場者の傾向が全く違ったのも面白かった。
初日は、手作り、料理、スローライフ、自然・・・
といったあたりの本がよく売れる傾向にあり、
ここでも私は、
「あぁ・・・きっと私、てくり読者に愛されてない(涙)」
と、さめざめと泣いていたら、

二日目は、若いアーティスト系と、家族連れ多数。
初日に「やっぱり売れないね」と言われていた
小説群がけっこう捌けていて、
(私の出した本じゃないが)坂口安吾の「堕落論」まで
売れていった事実に驚愕した。

子ども連れが異常に多い2日目の傾向を見て、
赤坂さんと、
「mixiの子育てグループでなんか情報でも流れたんじゃないですか?
『てくりイベントは子供づれで楽しめるよ!』みたいな感じで」
などと推理しあう。

そして、
「あぁ・・・こんなに子どもがいっぱい来るんだったら
絵本出店もアリだったか!!!」
と、慟哭する。

ターゲットを推理して、そのお客さんに合う本のセレクトをして、
どれくらいまでなら、お客さんがお金を出すか、
みたいな値段付けに悩むのって、
ギャンブルみたいな楽しさがあるなぁということを今回で学んだ。


「お願いです、リベンジさせてください!!」


******************************

そんなこんなで、今回の出店本50冊中、売れた37冊全一覧。
(ちなみに、31組36箱中一箱の売り上げ第5位でした。
5箱出店とか、2箱出店とかは、売り上げ÷箱数で計算)

この一覧の傾向にピンときた方は、
私に「なんか本くれ」と言ってください。
B○○K ○FFかどっかに、うちにある本を
大量に処分に出す前になんかあげられると、こっちもうれしい。


【地味だからどうだろう?と思っていたが、意外と売れていった本】

「東京人No.186『たてもの保存再生物語』」
「そうだ、葉っぱを売ろう!」(横石知二著)
「シネマと書店とスタジアム」(沢木耕太郎著)
「地域よ、蘇れ! 再生最前線の試み」(産経新聞取材班)
「この人ゴミを押しわけて、はやく来やがれ、王子さま。」(イチハラヒロコ)
「からだのままに」(南木佳士著)
「両手いっぱいの言葉」(寺山修司著)


【これはてくり読者層に売れるに違いない、と思い
強気の料金設定(でもたしか半額以下)にもかかわらず、
ほとんどがかなり早い段階で売れていった本】

「西の魔女が死んだ」(梨木香歩著)
「かもめ食堂」(群ようこ著)
「にほんのかわいいおまもり」
「日本美術観光団」(赤瀬川原平×山下裕二著)
「日本美術応援団」(赤瀬川原平×山下裕二著)
「おうちで楽しむにほんの行事」(広田千悦子著)
「ムーミン谷の名言集」(トーベ・ヤンソン)
「どこかに○いってしまった○ものたち」(クラフト・エヴィング商會)
「ないもの、あります」(クラフト・エヴィング商會)
「空想キッチン!」(ケンタロウ×柳田理科雄著)


【その他】

「智慧の実のことば」(ほぼ日刊イトイ新聞語録)
「いやげ物」(みうらじゅん著)
「超芸術トマソン」(赤瀬川原平著)
「カボチャの冒険」(五十嵐大介著)
「ボタニカル・ライフ」(いとうせいこう著)
「おさんぽ大王1~4」(須藤真澄著)
「勘九郎日記『か』の字」(中村勘九郎著)
「コーヒーもう一杯4」(山川直人著)
「ムーミンパパの思い出」(トーベ・ヤンソン著)
「るきさん」(高野文子著)
「家出のじかん」(鴨居まさね著)
「てぬのほそみち」(須藤真澄著)
「ももこの宝石物語」(さくらももこ著)
「旅行者の朝食」(米原万里著)
「お縫い子テルミー」(栗田有起著)
「これが私の優しさです」(谷川俊太郎詩集)
「向田邦子ふたたび」(文藝春秋編)

Book Cafeてくり 初日

先日もお伝えしました「Book Cafeてくり」、
今日からスタートです。
実は、昨日の準備からお手伝いに参加しておりまして、
いやもう、楽しいのなんの。

で、今日は8:10に、木村さんの車に乗せていただいて、
スタッフ7人で滝沢村の会場に向かう途中、
運転していたOさんが、地震に気付いた。

と、いうことで、申し訳ないことにも、
私自身はそんなに地震の揺れ自体には実感は無く、
あとからあとからニュースで伝えられる状況に、
ただただびっくりするばかりだった。

一番、地震の影響を感じたのはやはり、
電話が全くつながらなかったこと。
そして、今日来られる予定だったお客様が、
交通網の遮断で、けっこうキャンセルされていたらしいこと。

(それでも来場者数がものすごい人数だったので、
あまりピンとはきてなかったのですが、
あとから知る限り、
ずいぶん断念した方がいらっしゃったようでした)

ふだん、ケータイで写真を撮る習慣が無いのと、
ものすごい大混雑で、
写真を撮ってるココロの余裕が無かったので、
なんの絵的な報告もできない私をお許しください。

ちなみに今日は、コーヒー豆やお菓子の物販会計、
明日は、古本市の会計スタッフです。
もしかしたらお会いしていた方、こんにちは。私がさわのさんです。

もう、なにをどう紹介してよいものやら、
いっぱいありすぎてよくわかんない状態なので、
おわびに、ブックカフェがどんな感じだったかについては、
下記のサイトをご覧ください。

http://www.tekuri.net/

↑ てくりさんのサイト。こちらの「スタッフ日記」をご覧ください。

http://iwaizawa.exblog.jp/i3/

↑ こちらは岩井沢工務所さんのサイトです。

http://blog.livedoor.jp/holz/

↑ こちらはHolzさんのサイトです。


で、終了後は某鮨屋さんで打ち上げ。

「俺の中で、盛岡絶賛系ってのは、
プリン同盟と同じくらい盛岡で気になる存在でした」(by Holzさん)

と言われる。
(プリン同盟については、てくり最新号を買ってね♪)
そりゃあ絶賛系、かなり気になる存在でしたね、Holzさん。

木村さんのお嬢さんのTちゃん(5歳)に、
ビールを飲んでおぼつかない手で、
折り紙で百合の花やアヤメを折ってプレゼントしたら、
ことのほか喜んでもらえた様子。

Tちゃんが、お母さん(木村さん)に報告にいった時のこと。
木村さんが、「誰に折ってもらったの?」と尋ねると、
Tちゃんは私を指差してこういったらしい。

「あの子!」

沢野いずみ、オバサンやおねぇさんの領域をもはや越え、
5歳の子供の同世代と認定され、
なぜか得意気にガッツポーズ。

2008年6月14日土曜日

相馬弁研究所所長からのメール

※下に共通語訳載せてますから、読むの挫折しないでね。

******************************

いやいやいや、まんづまんづはぁ、なんだか、なは。

gooブログランキング東北部門第一位ば誇゛る、
福゛島の相馬弁研究所の影武者所長から
ケータイさ、メールっコぁいただきあんしてなっす、
まんづハァ、おもさげねぇごとに、
このブログはじめたづぅ、お祝いのメールっコだったのす。

ありがとあんしたなっす、影武者所長。

んでなっす、なして我さば、その影武者所長から
そったなメールが来(こ)らさったかっていうとなっす、
この方゛、はちしばの制作委員長ばしてら、
架空の劇団のくらもぢさんの、
大学時代からの親友だはんて、
こごのブログもわれの目(まなぐ)さ通していたんだっけずおん。

じゃじゃじゃ、ぺっこばかりおしょすじゃなはん~。

今も読んでらぇんすか、影武者所長さ~。

この影武者所長のブログだっともなっす、
相馬弁ばりずっぱり使っで書いてで、
ほにおもしぇがっけがら、おめはん達(たづ)も、
ぺっこばり時間あったら、お読めってくなんせ。
(今日のブログタイトルっコばクリックすればいがえんすちゃ)。

我(われ)も、30年以上もハァ、こごさ住んでら割に、
あんまし盛岡弁ほんでなくてなっす、
試しにずっぱり盛岡弁で書いてみたったっけんども、
あんまし自信は無(ね)がえんすちゃ。

おら家(え)のじさまとばさま達(たづ)ぁ使う言葉ハァ、
もうぺっこばり、じぇごたろ言葉だっとも、
ここに書いてらのは、盛岡の街ながこどばにしたぉんで、
いろいろ言葉かまされてらかもしれねっすなっす。
間違ぇハァ、まんず、ぺっこばりもお許しぇってくなんせ。

******************************

【共通語訳】

あらまあ、ほんとにどうしたことでしょう。(感動語で特に意味はなし)

gooブログランキング東北部門第一位を誇る、
福島の「相馬弁研究所」の影武者所長から、
ケータイにメールをいただきまして、
なんともありがたいことに、
このブログの開設のお祝いのメールでした。

ありがとうございました、影武者所長。

で、何故わたしなんかにその影武者所長から
そんなメールが届いたかというとですね、
このお方は、もりげき八時の芝居小屋制作委員長の、
架空の劇団のくらもちさんの、
大学時代からの親友ということもあって、
ここのブログも目を通してくださっていたらしいです。

あらあら、ちょっとはずかしいですね。

今も読んでますか? 影武者所長さ~ん。

この影武者所長のブログですけれども、
福島の相馬弁ばかり多用して書いてあって、
とても面白いですので、皆さんも、
ちょっとお時間がありましたら、お読みになってみてくださいませ。
(今日のブログタイトルをクリックするといいですよ)。

わたしも、30年以上も盛岡に住んでいる割に、
盛岡弁があまりよくわかってなくてですね、
ためしに全部盛岡弁で書いてみましたが、
あまり自信はありません。

わたしの両親が使う言葉は、
もう少しばかり、田舎言葉ですが、
ここに書いてあるのは、盛岡の中心部の方言にしましたので、
いろいろ方言が混ざっているかもしれないです。

間違いがありましたら、どうか、ちょっとだけ許してくださいね。

2008年6月10日火曜日

ウコギのほろほろを全国区に

先日(5月16日)の日記の最後に、

「山菜の中で、一番ビタミンKの多いのはシドケらしい」

と書いてから程なくして、岩手日報のコラムで、
自分がいかにシドケが好きかということを熱く語る人がいたり、
その次の日に
「シドケから抗ガン作用発見」みたいな記事が、
一面トップに載ってたりと、
ひとしきり岩手日報で「シドケブーム」到来の兆しである。
今日はシドケの抗ガン作用を
研究している人の記事が載っていた。

まさかこんなにシドケが日の目を見る時代が来るとは。

いやまあ、私はあんまし食べちゃいけないんですけどね。
(ビタミンKは、私の服用している薬の拮抗成分)

つーか子供のころ、そんな周囲に
「シドケ好き」なんていうシブい子供はいなかったはず。
(シドケって、北東北固有の山菜なんでしょうかね?)
いやぁ、ナニが流行るかわかんない時代ですからね。

昔はあんなにその辺に生えてたワラビが、
今や地場産は高級食材ですからねー。

個人的には、ウコギのほろほろが全国区になって、
ウコギのほろほろブームが来ないかと。

ちなみにウコギのほろほろっていうのは、
ウコギの若芽を湯がいてみじん切りにし、
味噌漬け(市場で売ってるようなかなりしょっぱい
おばあちゃんの手作りモノがベスト)と、
クルミも同じくみじん切りにして、
全部混ぜたものです。
これを熱々のご飯に乗せて食べます。
たったこれだけのものなのに

めちゃめちゃ旨いです。

知ってる人をあまり聞かないので、
地域的にもかなり局地的なものかもしれません。

これはちょっと、産地直送でクール宅急便すら
できないような、新鮮じゃないとダメな若芽だし、
(味噌漬けも、市販のじゃ旨くないんだよなぁ)
ここ岩手じゃないと食べられない、みたいな
高級食材になってくれないかなと。

そうなりゃ私は、今からでも
家の裏に生えてるウコギを挿し木で増やして、
ウコギブローカー目指しちゃいますけどね。
100グラム1000円とか。

問題は、これもビタミンKが多そうって事なんですけどね。

岩手医大の循環器科の研究チームの先生方、
どうか、ウコギのビタミンK含有量はお願いだから調べないで。
薄々、含有量が多い気はしてるんだけど。

2008年6月9日月曜日

きょうのいまいずみさん

こういう失業ライフを1年以上送ったりしてると、
朝起きて、

はなまるマーケット見て、
はぴふる!見て、
いいとも見て、
ごきげんよう見て、
徹子の部屋(またはスタジオパーク)見て、
ミヤネ屋(または2時っチャオ!)見て、
レディス4見て、
5きげんテレビ見て、

一日が暮れる。

なんていう恐怖の体験(?)におののく時がある。
インドアにもほどがある。

で、最近気になっていたのが、
レディス4の今泉さんなのである。

代々の司会が柴俊夫、徳光さんの息子ときて、
いきなり名前も知らない人に
バトンタッチになっていたので、てっきり、
もう一人の司会の大島さと子のアシスタントの
自局のアナウンサー(テレ東だったかな?)
だとばかり思っていた。
(よく見てるな、私も)

で、番組での会話の端々で、青森出身ということもわかり、
この地味さと自己主張の強くない感じ
(いい意味でね。脇に徹するプロっていうか)は、
やっぱり北東北のヒトっぽいね、などと、
母と、なんとなく親近感を持って眺めていたのだが、

ある日ふと、テレビ見ながら携帯でなにげに
この今泉さんって、何者?
と、思い検索してみたら、
フリーアナウンサーということが判明。

えっ、フリーアナウンサーってもっとキャラがたってて、
「私が、私が!!!」
って感じの人がなるもんじゃないの?

そして、個人ブログまで見つかった。
で、そこに書かれていた来歴がとても面白かった。

なんでも、高校は進学校だったけど、
家庭の事情(母子家庭)で大学進学はできず、
学年でただ一人の就職で、自分で調べて、
国家公務員試験受けて合格して、
4年間、国立国会図書館で勤務をし、
自分でお金を貯めてから大学に入学して、
福岡のテレビ局のアナウンサーになり、
現在、フリーアナウンサーとして
活躍されてるのだそうな。

面白い!

いや、面白いっちゅう表現は失礼かもしれないんだけど、
こういうアナウンサーがいるって、
ちょっといいなあ、と思ったのです。

最近のアナウンサーとしては、アクの強さはないし、
全く早口な感じはないし、おっとりとした感じで、
いつもほのぼのニコニコした感じで、
逆にそれがアナウンサーとしての「個性」になって、
いろいろなところで活躍されてるんだろうなぁ。
(ずいぶんいろんな番組に起用されてることを知り驚いた。
そういや、はなまるマーケットに出てたのね、この人!?)

ブログも面白いです。
(ギャグとかそういう面白さじゃなく、内容的に)
まだ全部ちゃんと読んだわけではないですが、
真剣に医療問題、社会問題を論じていたり、
ちょっと、画面で見るのとは違う顔を垣間見れます。

全く面識のない人の個人のブログなので、
リンク貼って、与り知らないところで
迷惑をかけてしまっても困るので、
リンクは貼りません。

興味を持った方は
「今泉清保」さんで検索してみてください。
ブログ名は「きょうのいまいずみ」です。

2008年6月8日日曜日

新陳代謝

ここ最近、平均すると2、3日に1回、
くらもちさんに会っている。

感劇地図の校正出し(5/24)、
八芝制作委員会会議(5/30)、
八芝1月公演の顔合わせ(6/2)、
さくらホールに文学座の芝居鑑賞ツアー(6/4)、
そして今日は、感劇地図発送作業&編集会議。

会い過ぎである。

数年前までは、カワユイ男子高校生や、
カワユイ男子大学生たちとばかり、
何かと遊んだり話したりする機会が多かったのに、
今や40過ぎの二人の子持ちとばかり
よく会ってるなんて、
なんという生活の様変わりだろうか。
(↑ 誤解を招く発言)

ああ、過ぎ去りし日の美しき思い出よ。

どうせよく会うんだったら、若いコの方が・・・・・

と、先方も同じことを思っていたのかいないのか、
今日、くらもちさんが新たな編集委員を探し出して連れてきた。
なんとまだ高校卒業したばかり
(だったか、卒業して2年目くらい?)
の女の子2人である。
一人は全然今まで、盛岡の芝居観たことないんだそうである。

くらもちさん、一体どんな詐欺トークを・・・?(←ウソ)

先日、劇団かっぱOBの稲邊くんも新規参入したので、
一気に感劇地図編集委員の平均年齢若返りである。
感劇地図にいったい、ナニが起こっているのか?

そろそろ私も真剣に、
ジャニーズアイドルの顔と名前を一致させ、
現れてはすぐ消えてゆく
最近のお笑い芸人の顔と名前を一致させて、
平成生まれのワカモノたちの話についていけるよう、
勉強しなければいけない時期が訪れたようである。
(↑ その覚悟の方向性は合ってるんですか、さわのさん)

2008年6月4日水曜日

秘密のケンミンSHOW-岩手と茨城編-

岩手の人は何かというと、
「あそこは南部藩だからね」とか、
「あの人はほら、伊達藩だから性格が○○で(笑)」
みたいなことをよく言います。

青森の人もよく、出身地によって
津軽藩と南部藩で、確執(?)が起こったりしますね。
まあ、多少シャレっぽいところもありますが。

ちなみに、岩手では大まかに言うと
県北から花巻、遠野あたりまでが旧南部藩領、
それ以南が旧伊達藩領です。


で、今日は北上のさくらホールまで芝居を観に、
くらもちさんの車に乗せてもらって、
6人くらいで鑑賞ツアーを組んで行ったのですが、
なにかで南部藩と伊達藩の話になった後、
ふと、茨城出身のくらもちさんに訊いてみました。


さわの  「茨城って、こういう南部と伊達みたいな
       藩でどうこういう話ってあるんですか?」
くらもち 「茨城はあまりそういうのは、ないなあ。
       あ、でも、成田山にお参りしないとかはあるよ」
さわの  「?」
くらもち 「あと、菖蒲湯には入らないとかな」
さわの  「・・・それって、何の歴史からきてるんですか?」

くらもち 「ん? 平将門」

さわの  「将門!! 古っ!(笑)」
くらもち 「平安時代からの恨みだからな(笑)」
さわの  「岩手で『平泉ではよくも・・・くそぅ、頼朝め』
       とかってのはないですからねぇ」
くらもち 「でも、こっちでもアテルイとかあるだろ」
さわの  「いやあ、アテルイの話題は、近年じゃないですか?
       私の子供のころはあまりアテルイとか、
       今ほど詳しくは習いませんでしたよ」


しかし、こうして考えてみると、
京都の人たち(朝廷方面)ってのは、
関東以北の人間に、潜在的に無意識に
いろいろなところで恨まれてそうですね。
(生活に組み込まれて洗脳されてますからね)

将門だもんなぁ。アテルイだもんなぁ。


以前、「とりぱん」でもネタにありましたが、
うちの母も、祖母に子供のころ悪いことをすると、

「言うこときかないと、モッコ来るぞ」

と、言われたそうです。
「モッコ来る」→「蒙古来る」→「蒙古軍来襲」=「元寇」。
どんだけ怖かったんだ、モンゴル軍。
鎌倉時代の話だぞ。
(現在、その名残は相撲界に・・・という噂も)


ところで、「菖蒲湯に入らない」ってのは、
将門の何のエピソードに由来してるんでしょうね?
(訊きそびれた)。

くらもちさんが、特に詳しく説明しなかったってことは、
茨城県民にとって、この話は
知ってることが当たり前の一般歴史常識なんだろうなぁ。

2008年6月3日火曜日

引っこしのご挨拶

こんにちは。沢野日記へようこそ。

・・・と、いうことで沢野日記を移動してまいりました。
「無駄な機能が何もない、シンプルなブログで、
いっぱい文字が載せられるのがいい」
と、相談したらこのブログ機能を紹介されました。
RiZMのナカムラさん、どうもありがとうございました。

ほんと、各方面から「サイトどうにかしろ!」と言われてまして、
こんな感じでいかがっすか?
でもコメント欄付けるのはイヤなの。
コメントのコメント付けが煩わしいの。直接お話がしたいの。
画像はどーしよっかなー。
文字だけブログもそれはそれでアリっぽいかなとか。

まあ、あとはおいおい考えていくということで、
よろしくお願いいたします。
なんか不備があったら、こっそり耳打ちしてください。

ただ今、沢野日記の2008年からの分は、
(イベント情報とかはときどき外しましたが)
ちまちまと、コピー&ペーストしてきましたが、
絶賛系の日記って、2003年からやってたんですねー!
(サイト自体は2002年7月1日スタート。
まだブログは一般的ではない時代でした)


いやぁ、エライなぁ、私。


・・・と、能天気なことを一瞬考えつつ、我に返って、
あと4年半分この「コピー&ペースト」をやらねばならんのかと
途方に暮れました。
この作業はいったい、いつ終わるのか。

まあ、近々の日記もそろそろ通常営業に戻しつつ、
昔の日記も移設しつつ、
自分で言うのもなんですが、昔の日記「は」面白いので、
カテゴリ機能も付けたことですし(これは欲しかった)、
もう少しデータが増えたら、昔の日記もご愛顧いただきたいなと。

で、「更新頻度が少ない!」という不満は、
ここで解消いただければと(←おいおい)。

では、なんだか取り急ぎ感満載で非常に恐縮ですが、
今後もどうぞよろしくお願いいたします。

2008年6月2日月曜日

オペラの顔合わせが、なぜか「とりぱん」話ばかり

日中に、山岸のカキツバタ群落に行ってきた。満開。
これで、念願の
「行った事ない花見シリーズ 盛岡編」
はさしあたって終了。

今年の個人的花見賞(?)は、
規模的には東北農研の菜の花畑と、
雫石川園地の桜並木かなぁ。
いやあ、お見事でした。

県内シリーズだと、
一関のあじさい園と北上の展勝地は行った事あるから、

あとは、軽米のチューリップと、
花泉のぼたん園と、湯田のカタクリと、
煙山ダムそばの菜の花畑と、
小岩井の一本桜あたりが有名どころでしょうかね。

沿岸はなんだろう?
椿が有名なのは大船渡?釜石?
ツツジは早坂高原? コスモスは御所湖?
意外と、県内の花の観光名所知らないんだよなぁ。


さて、夜は来年1月の八芝公演の顔合わせを
金宝堂で楽しく飲みながら行う。

はちしばリーフレットがもう各所に出回ってるので、
もう大まかなところは公表オッケーだと思いますが、
来年1月半ばに、
もりげき八時の芝居小屋制作委員会プロデュースで、
ジャン・コクトーのオペラ「声」を上演する予定です。

プロデューサーは、ワタクシ・沢野、
演出はくらもちさんにお願いしました。
ピアノは友人のピアニスト・滝沢善子、
出演はMさんという声楽の女性の方。

45分の一人芝居ならぬ、一人オペラです。

くらもちさんと、善子、そしてさわののこの3人は、
大の「とりぱん」ファン。

軽い挨拶(とはいえ、殆どが面識のあるメンバー同士)
がすむと、あとは全然関係ない話で盛り上がるのは、
こういう場の常である。

私たちはMさんに、熱く「とりぱん」を説明しながら、
「ヒヨちゃんが」とか「つぐみんが」などと、
野鳥をとりぱんで呼ばれている愛称で話し出す。

いくら「モーニング」が全国誌とはいえども、
ここまで市民が野鳥を
「とりぱん」的愛称で呼んでいるのは、
盛岡以外にはそうはあるまい。

そしてそれだけでは済まないのが、
地方在住有名人の宿命である。

善子  「もしかして、とりのなん子さんの家、うちの町内!」
くらもち「お母さん、メガネかけてる?」
善子  「かけてる!」
さわの 「娘さん、背が高い?」
善子  「いやぁ・・・娘さんは見たことが・・・」
くらもち「お兄さんは小学校の先生?」
さわの 「いや、今は教育委員会らしいですよ」
善子  「子供は(ていうか、うちらの同世代だけど)
      見たことないんだよなぁ」
さわの 「でもね、どうも出身校がうちらと同じっぽいんだよ、
     制服の形が。年も同じくらいっぽいし」

こういう詮索を、盛岡の各所でされてるんだろうなぁ、とりのさん。
(顔出しNGの方で、地元メディアにも一切顔を出されない)

どうか、こういうのに嫌気がさして、
盛岡よりもっと奥深くに引っ越していかないことを
切に願うばかりである。
(でも、こういう詮索って、やめられないのよね・・・ごめんなさい)




あ。

はちしば、よろしく。
ついうっかり「とりぱん」の話題だけで盛り上がってしまった。